捏造慰安婦は二度死ぬ…植村隆の言論弾圧に鉄槌
慰安婦の真実を封じる事実上のスラップ訴訟は“門前払い”で終わった。朝日新聞が育てた捏造記者の完封負け。170人の大弁護団は10人去り20人去り、植村隆だけが残された。
「日本兵による大規模な強かんは、国際的な関心と怒りをかった」「看護婦などの技術職のために職業訓練をしてやるといって女性たちを騙した」
国際組織アムネスティは2005年、南京嘘物語から始まる網羅的な慰安婦リポートを公表した。ホンダ決議に連なる反日謀略が米ワシントンで蠢き始めた時期と一致する。
▽米議会公聴会で嘘泣きする李容洙’07年(聯合)
このリポートは学術論文のような体裁を取り、証言や数値の記述に引用元が記される。注釈を多用して説得力を付与する技術だが、そこで目立つ引用元が「WIWCT Judgement」だ。
一般層は、何らかの裁判での「判決」と思い込むだろう。その前の「WIWCT」について調べることはしない。余りにも卑劣な騙しのテクニック。注釈の最初に一度だけ、略さない形での表記がある。
Women’s International War Crimes Tribunal
▽反日舞台劇の東京公演(file)
我が国と南北朝鮮の捏造派が総力を上げた反日イベント「女性国際戦犯法廷」の英語版タイトルだ。模擬法廷と呼称されるケースも多いが、実態は台本通り演出で進む舞台劇である。
アムネスティはこの反日芝居の協賛団体で、史実とは無縁のフィクションだとを知っていた。その上で公式リポートでは、何らかの公判資料であるかのように引用する。手法は詐欺そのものだ。
▽台本通りに進行した反日舞台劇(毎日)
北朝鮮の工作機関が主導し、NHKや朝日新聞も協賛した伝説と恥辱の東京公演。慰安婦捏造派の残党は、その20周年を記念するイベントを12月に開催することを明らかにした。
東京公演の旗振り役だった元朝日幹部の松井やよりは早く逝き、メーンの検事を演じた朴元淳は濃厚セクハラの果てに不審死。脚本を書いた挺対協はボスが起訴公判中という見事なまでの壊れっぷりだ。
▽明治学院大も後援に名を連ねる20周年イベント
それでも捏造派は政治運動を止めない。ベルリン腐れ像ゲリラ設置事件は、連中が雑菌の如くしぶといことを印象付けられた。楽観は許されず、反撃の手は消して緩めてはならない。
【ギネス級170人弁護団のつむじ風】
「櫻井よしこ氏が、記事の公正さに疑問を持ち、植村隆氏が敢えて事実と異なる記事を執筆したと信じたのには相当な理由がある」(1審札幌地裁)
朝日新聞が生んだ捏造記者・植村隆が完封負けを喰らった。最高裁は11月18日、櫻井氏と出版3社を相手取った訴訟で植村の上告を退け、請求を棄却した1審2審判決が確定した。
捏造派が鼻息荒く臨んだ法廷闘争は、取り付く島もない無惨な敗北に終わったのだ。予想外の結末でもある。初公判前に参院議員会館で開いた決起集会には特定野党の幹部らが参加し、気勢をあげた。
▽永田町の決起集会で息巻く植村隆H27年(ハフポスト)
この時、植村側の法定代理人に名乗りを上げた弁護士は、宇都宮健児ら170人。想像を絶する規模の大弁護団結成である。本来なら、負ける要素がない。
「最高裁は、権力の犬になり下がった最低裁判所だ」
旧しばき隊の顧問弁護士も、お抱えライターも脱糞する勢いで発狂している。それに対し、植村隆本人は「裁判内容では勝った」とコメント。最高裁判決まで捏造する肝の座り方は流石、元朝日の記者だ。
▽札幌市内で会見するミスター捏造H30年(産経)
1審から請求棄却の門前払いで、争点すらなかった。言論・表現活動に対する脅し、即ちスラップ訴訟と看做された可能性が高いが、この辺りの考察に関しては専門家の見解を待ちたい。
欧米発の新概念であるスラップ訴訟は、我が国では未だ研究過程。現状で司法が認定出来るものではなく、また“170人大弁護団”が脅しに加わったとすれば、その可能性だけでも法曹界を揺るがす大事件だ。
▽FCCJで会見する櫻井よしこ氏らH30年(産経)
しかも“大弁護団”は、元会長ら日弁連の中核メンバーを含む。政治力も資金力もある軍団に、櫻井氏側の女性弁護士が立ち向かう構図。苦戦を強いられても仕方のない戦場だったが、結果は圧勝である。
植村隆を教育した捏造紙は、今年2月の札幌高裁に東京本社の編集委員を送り込んだが、最高裁はベタ扱い。共同通信も速報と見紛う100文字程度の短い記事でお茶を濁し、NHKは完全抹殺した。
堂々たる「報道しない自由」の行使。慰安婦捏造問題の闇の深さを改めて実感する。ちなみに1審KO負けで弁護士50人以上が植村を見切った模様だ。
【戦中期の反日謀略を引き継ぐ覚悟】
植村裁判は、「捏造」と評した櫻井よしこ氏や西岡力教授に対して名誉毀損で訴え出たものだ。論文を掲載した出版社に賠償を求める言論弾圧でもあった。
捏造記者側が火病を爆発させた論評のポイントは主に2つある。ひとつ目が、勤労挺身隊と慰安婦を同じ職種と偽り、幼い少女が拉致されたという物語を補強したことだ。
▽量産されるシムミソン型腐れ像mini(AFP)
「『女子挺身隊』の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた『朝鮮人従軍慰安婦』のうち、1人が…」(’91年8月11日付)
植村は「誤用」であって捏造には当たらないと主張した。だが、金学順本人が話していないにも拘らず、意図的に偽って脚色したことは明らかだった。それを日本語で捏造という。
▽取材で興奮する植村隆H27年(産経)
捏造紙も前段部分について「お詫び・訂正」したが、軽微なミスなどではない。挺身隊と慰安婦の同一化は“少女狩り”というフェイクストーリーの核を成す。悲劇のヒロイン設定が誕生したのだ。
平成4年(’92)1月に訪韓した宮澤喜一は、現地で謝罪を繰り返した。これは悪徳ブローカー対策を捻じ曲げた「吉見資料」の捏造スクープと加藤談話が大きな影響を与えたとされる。
▽南鮮議会で謝罪する宮澤喜一(file)
一方、南鮮では「小学生まで性の奴隷にしたのか」と怒り声が爆発し、国民的な狂騒状態に陥っていた。宮澤がソウル入りする前日の東亜日報は社説で、こう書き飛ばした。
「12歳の小学生まで動員、戦場で性的玩具にして踏みにじったという報道に再び沸き上がってくる憤怒を抑えがたい」(’92年1月15日付け東亜日報)
元になった報道記事は同14日付けの聯合通信だ。ある日本人女性教師が富山に送り出した生徒を40数年かけて見つけ出した。その美談を「慰安婦にされた挺身隊」と書き換え、世論が沸騰したのだ。
▽労務者オヤジ像は崇拝対象にならず’18年(産経)
何度も指摘しているが、’70年代から始まった“徴用工の強制連行”は南鮮で盛り上がらなかった。貧相な労務者の親父に同情は集まらない。それに対し、悲劇のヒロインはインパクト絶大だった。
「総督府では単なるデマではなく、一種の反日謀略ではないかと疑っていたようだ」(秦郁彦著『慰安婦と戦場の性』369頁)
戦時中にも挺身隊と慰安婦を同一視する流言蜚語が飛び交いし、総督府が対策に乗り出していた。捏造派は“少女狩り”の噂がもたらす効果を熟知し、リバイバル・ヒットを狙ったのだ。
▽仏国際漫画祭の南鮮政府出品作’14年(産経)
単なる誤用ではなく、捏造との指摘も生易しい。一連の慰安婦報道は、朝日新聞が社を挙げて仕掛けた反日謀略だった。
【疑惑のテープ28年後に“発掘”】
朝日が誇る捏造記者・植村隆は’91年8月、金学順の身の上話が録音された磁気テープを元に記事を書いた。場所はソウルの挺対協事務所。このテープが実在するのか、疑う意見は今も根強い。
本人への直接取材はなく、その時点での物証は、録音テープのみだった。だが記事にテープのアップ写真は掲載されず、解説役の挺対協創設者・尹貞玉の顔写真を採用。不自然な取り扱いだった。
▽有名な植村捏造記事の左隣も気になる
この謎テープが、西岡教授を恫喝した裁判の上告審で突然、出現する。これまでの公判で植村は「テープの長さは約30分」と言い張っていたが、唐突に出現したテープは120分に渡るという。
「キーセンに売られたという事実を意図的にカットしている」
こうした西岡教授の論評を覆す意図で、テープを新たな証拠として出したのだ。取材・記事化から28年、裁判開始から4年が経つ。行方不明の貴重な証拠が最近になって偶然発見されたとでも言うのか…
▽キーセンについて語る金学順’91年8月14日(file)
だが満を持して提出した新証拠は相手にされず、高裁も門前払い。ダビング編集可能な磁気テープのオリジナル判定は難しい。それ以前に、植村が公判で語っていたテープと長さが4倍も違う。
上告審に臨んだ日弁連主流派114人の大弁護団は無能集団なのか、早く植村を始末したかったのか。金学順渾身の2時間大演説が存在するのならば、今後の慰安婦研究の一助となるよう公開して頂きたい。
▽街宣活動で絶叫する金学順(file)
2時間演説で検番に身売りされた物語の序章を省略したとは思えない。ただし、3ヵ月間の慰安所勤務中に最先端の治療を受けたり、身請け後に上海の一等地で店舗を持つなど自慢話系は割と豊富にある。
関連エントリ:H26年8月18日『世界一有名な売春婦=金学順…迷走履歴が明かす嘘八百』
西岡教授を相手取った訴訟も流れは同じで、最高裁門前払いは確定的だ。巨大弁護団も間もなく解散となるが、一時的なものに過ぎない。捏造派は政治運動の舞台として司法を利用してきた。
▽控訴審判決後に毒づく捏造記者3月3日(産経)
慰安婦の真実を封じ込める言論弾圧は終わらない。そして歴史真実派も植村陥落を受け、兜の緒を締め直すべきだ。捏造紙にとって植村は、希望退職を促すレベルの捨て駒に等しかった。
清田治文など取締役を歴任した主犯格は逃げ延びたままだ。更に、署名記事を書いた記者は実働部隊であって、参謀格は別に居る。日本嫌いの記者が個別に捏造を続けた結果などではない。
▽捏造紙東京本社前の風景H26年(file)
報道を隠れ蓑にした工作機関。戦前・戦中から連綿と続く反日謀略の指令拠点。我が国最大規模の膿は、築地の一劃で今も悪臭を放っている。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
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参考文献:
西岡力著『よくわかる慰安婦問題』(草思社文庫’12年刊)
参照:
□モラロジー研究所HP『西岡力 – 道徳と研究7 植村捏造記事裁判高裁でも完全勝訴』
□歴史認識問題研究会HP『2020年3月3日の東京高裁判決内容を解説いたします。(その1)』
□植村裁判資料室HP『本人尋問での主張(陳述書抜粋)』
□植村裁判を支える市民の会HP
□アムネスティ日本’05年10月『60年を経てなお待ちつづける: 日本軍性奴隷制のサバイバーに正義を(PDF)』
参考記事:
□ZAKZAK11月20日『元朝日新聞記者・植村隆氏の敗訴確定 慰安婦記事巡り最高裁』
□共同通信11月19日『慰安婦記事で元朝日新聞記者の敗訴確定』
□産経新聞3月3日『元朝日記者の慰安婦記事訴訟、東京高裁も控訴棄却』
□産経新聞R1年6月26日『慰安婦報道訴訟、植村氏の請求棄却 東京地裁』
□ZAKZAK’15年1月10日『元朝日の植村隆氏「不当なバッシングに屈するわけにいかない」弁護団は170人』
□JAPAN Forward19年1月28日『Uemura, It’s Pointless to Pursue Your ‘Comfort Women’ Defamation Case』
「日本兵による大規模な強かんは、国際的な関心と怒りをかった」「看護婦などの技術職のために職業訓練をしてやるといって女性たちを騙した」
国際組織アムネスティは2005年、南京嘘物語から始まる網羅的な慰安婦リポートを公表した。ホンダ決議に連なる反日謀略が米ワシントンで蠢き始めた時期と一致する。
▽米議会公聴会で嘘泣きする李容洙’07年(聯合)
このリポートは学術論文のような体裁を取り、証言や数値の記述に引用元が記される。注釈を多用して説得力を付与する技術だが、そこで目立つ引用元が「WIWCT Judgement」だ。
一般層は、何らかの裁判での「判決」と思い込むだろう。その前の「WIWCT」について調べることはしない。余りにも卑劣な騙しのテクニック。注釈の最初に一度だけ、略さない形での表記がある。
Women’s International War Crimes Tribunal
▽反日舞台劇の東京公演(file)
我が国と南北朝鮮の捏造派が総力を上げた反日イベント「女性国際戦犯法廷」の英語版タイトルだ。模擬法廷と呼称されるケースも多いが、実態は台本通り演出で進む舞台劇である。
アムネスティはこの反日芝居の協賛団体で、史実とは無縁のフィクションだとを知っていた。その上で公式リポートでは、何らかの公判資料であるかのように引用する。手法は詐欺そのものだ。
▽台本通りに進行した反日舞台劇(毎日)
北朝鮮の工作機関が主導し、NHKや朝日新聞も協賛した伝説と恥辱の東京公演。慰安婦捏造派の残党は、その20周年を記念するイベントを12月に開催することを明らかにした。
東京公演の旗振り役だった元朝日幹部の松井やよりは早く逝き、メーンの検事を演じた朴元淳は濃厚セクハラの果てに不審死。脚本を書いた挺対協はボスが起訴公判中という見事なまでの壊れっぷりだ。
▽明治学院大も後援に名を連ねる20周年イベント
それでも捏造派は政治運動を止めない。ベルリン腐れ像ゲリラ設置事件は、連中が雑菌の如くしぶといことを印象付けられた。楽観は許されず、反撃の手は消して緩めてはならない。
【ギネス級170人弁護団のつむじ風】
「櫻井よしこ氏が、記事の公正さに疑問を持ち、植村隆氏が敢えて事実と異なる記事を執筆したと信じたのには相当な理由がある」(1審札幌地裁)
朝日新聞が生んだ捏造記者・植村隆が完封負けを喰らった。最高裁は11月18日、櫻井氏と出版3社を相手取った訴訟で植村の上告を退け、請求を棄却した1審2審判決が確定した。
捏造派が鼻息荒く臨んだ法廷闘争は、取り付く島もない無惨な敗北に終わったのだ。予想外の結末でもある。初公判前に参院議員会館で開いた決起集会には特定野党の幹部らが参加し、気勢をあげた。
▽永田町の決起集会で息巻く植村隆H27年(ハフポスト)
この時、植村側の法定代理人に名乗りを上げた弁護士は、宇都宮健児ら170人。想像を絶する規模の大弁護団結成である。本来なら、負ける要素がない。
「最高裁は、権力の犬になり下がった最低裁判所だ」
旧しばき隊の顧問弁護士も、お抱えライターも脱糞する勢いで発狂している。それに対し、植村隆本人は「裁判内容では勝った」とコメント。最高裁判決まで捏造する肝の座り方は流石、元朝日の記者だ。
▽札幌市内で会見するミスター捏造H30年(産経)
1審から請求棄却の門前払いで、争点すらなかった。言論・表現活動に対する脅し、即ちスラップ訴訟と看做された可能性が高いが、この辺りの考察に関しては専門家の見解を待ちたい。
欧米発の新概念であるスラップ訴訟は、我が国では未だ研究過程。現状で司法が認定出来るものではなく、また“170人大弁護団”が脅しに加わったとすれば、その可能性だけでも法曹界を揺るがす大事件だ。
▽FCCJで会見する櫻井よしこ氏らH30年(産経)
しかも“大弁護団”は、元会長ら日弁連の中核メンバーを含む。政治力も資金力もある軍団に、櫻井氏側の女性弁護士が立ち向かう構図。苦戦を強いられても仕方のない戦場だったが、結果は圧勝である。
植村隆を教育した捏造紙は、今年2月の札幌高裁に東京本社の編集委員を送り込んだが、最高裁はベタ扱い。共同通信も速報と見紛う100文字程度の短い記事でお茶を濁し、NHKは完全抹殺した。
堂々たる「報道しない自由」の行使。慰安婦捏造問題の闇の深さを改めて実感する。ちなみに1審KO負けで弁護士50人以上が植村を見切った模様だ。
【戦中期の反日謀略を引き継ぐ覚悟】
植村裁判は、「捏造」と評した櫻井よしこ氏や西岡力教授に対して名誉毀損で訴え出たものだ。論文を掲載した出版社に賠償を求める言論弾圧でもあった。
捏造記者側が火病を爆発させた論評のポイントは主に2つある。ひとつ目が、勤労挺身隊と慰安婦を同じ職種と偽り、幼い少女が拉致されたという物語を補強したことだ。
▽量産されるシムミソン型腐れ像mini(AFP)
「『女子挺身隊』の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた『朝鮮人従軍慰安婦』のうち、1人が…」(’91年8月11日付)
植村は「誤用」であって捏造には当たらないと主張した。だが、金学順本人が話していないにも拘らず、意図的に偽って脚色したことは明らかだった。それを日本語で捏造という。
▽取材で興奮する植村隆H27年(産経)
捏造紙も前段部分について「お詫び・訂正」したが、軽微なミスなどではない。挺身隊と慰安婦の同一化は“少女狩り”というフェイクストーリーの核を成す。悲劇のヒロイン設定が誕生したのだ。
平成4年(’92)1月に訪韓した宮澤喜一は、現地で謝罪を繰り返した。これは悪徳ブローカー対策を捻じ曲げた「吉見資料」の捏造スクープと加藤談話が大きな影響を与えたとされる。
▽南鮮議会で謝罪する宮澤喜一(file)
一方、南鮮では「小学生まで性の奴隷にしたのか」と怒り声が爆発し、国民的な狂騒状態に陥っていた。宮澤がソウル入りする前日の東亜日報は社説で、こう書き飛ばした。
「12歳の小学生まで動員、戦場で性的玩具にして踏みにじったという報道に再び沸き上がってくる憤怒を抑えがたい」(’92年1月15日付け東亜日報)
元になった報道記事は同14日付けの聯合通信だ。ある日本人女性教師が富山に送り出した生徒を40数年かけて見つけ出した。その美談を「慰安婦にされた挺身隊」と書き換え、世論が沸騰したのだ。
▽労務者オヤジ像は崇拝対象にならず’18年(産経)
何度も指摘しているが、’70年代から始まった“徴用工の強制連行”は南鮮で盛り上がらなかった。貧相な労務者の親父に同情は集まらない。それに対し、悲劇のヒロインはインパクト絶大だった。
「総督府では単なるデマではなく、一種の反日謀略ではないかと疑っていたようだ」(秦郁彦著『慰安婦と戦場の性』369頁)
戦時中にも挺身隊と慰安婦を同一視する流言蜚語が飛び交いし、総督府が対策に乗り出していた。捏造派は“少女狩り”の噂がもたらす効果を熟知し、リバイバル・ヒットを狙ったのだ。
▽仏国際漫画祭の南鮮政府出品作’14年(産経)
単なる誤用ではなく、捏造との指摘も生易しい。一連の慰安婦報道は、朝日新聞が社を挙げて仕掛けた反日謀略だった。
【疑惑のテープ28年後に“発掘”】
朝日が誇る捏造記者・植村隆は’91年8月、金学順の身の上話が録音された磁気テープを元に記事を書いた。場所はソウルの挺対協事務所。このテープが実在するのか、疑う意見は今も根強い。
本人への直接取材はなく、その時点での物証は、録音テープのみだった。だが記事にテープのアップ写真は掲載されず、解説役の挺対協創設者・尹貞玉の顔写真を採用。不自然な取り扱いだった。
▽有名な植村捏造記事の左隣も気になる
この謎テープが、西岡教授を恫喝した裁判の上告審で突然、出現する。これまでの公判で植村は「テープの長さは約30分」と言い張っていたが、唐突に出現したテープは120分に渡るという。
「キーセンに売られたという事実を意図的にカットしている」
こうした西岡教授の論評を覆す意図で、テープを新たな証拠として出したのだ。取材・記事化から28年、裁判開始から4年が経つ。行方不明の貴重な証拠が最近になって偶然発見されたとでも言うのか…
▽キーセンについて語る金学順’91年8月14日(file)
だが満を持して提出した新証拠は相手にされず、高裁も門前払い。ダビング編集可能な磁気テープのオリジナル判定は難しい。それ以前に、植村が公判で語っていたテープと長さが4倍も違う。
上告審に臨んだ日弁連主流派114人の大弁護団は無能集団なのか、早く植村を始末したかったのか。金学順渾身の2時間大演説が存在するのならば、今後の慰安婦研究の一助となるよう公開して頂きたい。
▽街宣活動で絶叫する金学順(file)
2時間演説で検番に身売りされた物語の序章を省略したとは思えない。ただし、3ヵ月間の慰安所勤務中に最先端の治療を受けたり、身請け後に上海の一等地で店舗を持つなど自慢話系は割と豊富にある。
関連エントリ:H26年8月18日『世界一有名な売春婦=金学順…迷走履歴が明かす嘘八百』
西岡教授を相手取った訴訟も流れは同じで、最高裁門前払いは確定的だ。巨大弁護団も間もなく解散となるが、一時的なものに過ぎない。捏造派は政治運動の舞台として司法を利用してきた。
▽控訴審判決後に毒づく捏造記者3月3日(産経)
慰安婦の真実を封じ込める言論弾圧は終わらない。そして歴史真実派も植村陥落を受け、兜の緒を締め直すべきだ。捏造紙にとって植村は、希望退職を促すレベルの捨て駒に等しかった。
清田治文など取締役を歴任した主犯格は逃げ延びたままだ。更に、署名記事を書いた記者は実働部隊であって、参謀格は別に居る。日本嫌いの記者が個別に捏造を続けた結果などではない。
▽捏造紙東京本社前の風景H26年(file)
報道を隠れ蓑にした工作機関。戦前・戦中から連綿と続く反日謀略の指令拠点。我が国最大規模の膿は、築地の一劃で今も悪臭を放っている。
〆
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参考文献:
西岡力著『よくわかる慰安婦問題』(草思社文庫’12年刊)
参照:
□モラロジー研究所HP『西岡力 – 道徳と研究7 植村捏造記事裁判高裁でも完全勝訴』
□歴史認識問題研究会HP『2020年3月3日の東京高裁判決内容を解説いたします。(その1)』
□植村裁判資料室HP『本人尋問での主張(陳述書抜粋)』
□植村裁判を支える市民の会HP
□アムネスティ日本’05年10月『60年を経てなお待ちつづける: 日本軍性奴隷制のサバイバーに正義を(PDF)』
参考記事:
□ZAKZAK11月20日『元朝日新聞記者・植村隆氏の敗訴確定 慰安婦記事巡り最高裁』
□共同通信11月19日『慰安婦記事で元朝日新聞記者の敗訴確定』
□産経新聞3月3日『元朝日記者の慰安婦記事訴訟、東京高裁も控訴棄却』
□産経新聞R1年6月26日『慰安婦報道訴訟、植村氏の請求棄却 東京地裁』
□ZAKZAK’15年1月10日『元朝日の植村隆氏「不当なバッシングに屈するわけにいかない」弁護団は170人』
□JAPAN Forward19年1月28日『Uemura, It’s Pointless to Pursue Your ‘Comfort Women’ Defamation Case』
"捏造慰安婦は二度死ぬ…植村隆の言論弾圧に鉄槌" へのコメントを書く