「北の核」支える在日科学者…“和製”大量破壊兵器の完成

弾道ミサイルだけではなく、北朝鮮の核開発にも在日科学者が関与していた。しかも勤務先は国立大付属の公的研究機関。日本人の血税が列島を脅かす大量破壊兵器を生み出していた…
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「春の風物詩」で済まされる問題ではない。朝鮮人民軍は3月21日午後、少なくとも5発の飛翔体を日本海に放った。飛距離は約200㎞で、3日に発射したKN-09多連装ロケット砲と同じものと分析される。
▽パレードに登場したKN-09’15年10月(KCNA)
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2月7日のテポドン2改発射に始まる北朝鮮のミサイル威嚇は、今月に入って更にエスカレート。3月10日のスカッドCに続き、18日にはノドン2発を日本海に向けて発射した。

これは2006年7月の金正日発狂ミサイル乱射劇に比肩する緊迫した事態。その中で目立つのが、国内メディアの低調ぶりだ。保育所キャンペーンに忙しく、北のミサイルなど桜前線の北上程度の扱いである。
▽ノドン発射翌日の都内デモ3月19日(捏造紙)
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発射の直後には、参院予算委で外交・安全保障の集中審議が開かれた。しかし質問に立った有田芳生はノドン連射には触れず、逆に北朝鮮批判の言論を違法化するよう訴える始末だった。

18日に発射されたノドン1基は、我が国のEEZの僅かに外側に着弾。飛距離は約800kmで、方向が南ならば九州北部や中国地方に到達していた。
▽発射地点から800kmの範囲(毎日)
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KN-09多連装ロケット砲はソウルを火の海にする新型兵器で、スカッドCは、南鮮の中南部に標的にする。だが、最大レンジ1300kmのノドンは日本列島の全域を射程に収める目の前の脅威だ。

朝鮮人民軍が保有するノドンは約200基…発射前に施設を撃破する「敵基地攻撃論」が国会で議論されることもない。北朝鮮は我が国の無防備さを嘲笑うかのようにTEL(輸送起立発射機)での運用を確立した。
▽パレードに登場した新型弾道弾KN-08(共同)
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しかも今回のミサイル乱射はまだ前段だ。グアムを射程圏にする「ムスダン」か、米西海岸にも達する大陸間弾道弾「KN-08」の初発射が警戒される。三代目は、その両方を撃つのではないか…

【総連ミサイル博士の“禁足”】

年初の核実験宣言に続く、テポドン2改の発射を受けて我が国は2月10日、北船籍の入港禁止など独自制裁の強化を発表した。変わり映えのしない措置で、ストックホルム合意以前に戻ったに過ぎない。

その中でも注目されるのは、在日朝鮮人の自由往来禁止だ。従来の制裁では、再入国禁止の指定対象を許宗萬(ホ・ジョンマン)ら総連幹部に限定していた。
▽家宅捜索で居直る許宗萬H27年3月(時事)
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不正輸入事件で昨年3月に家宅捜索を受けた在日犯罪者・許宗萬らは、最高人民会議の代議員でもある。北の“国会議員”が何故か無関係の第3国で暮らしているのだ。

これまでは「北朝鮮当局者及び補佐」が往来禁止の対象だったが、今回の制裁強化で、在日科学者や朝鮮大職員にも範囲を拡大。対象者は以前の8人から22人に拡大した。
▽金正恩に無視され失意の再入国H26年(ANN)
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指定された22人とは誰なのか…各社の3月14日までの報道で、在日科学者5人が含まれていることが判明。1人は、科協(在日本朝鮮人科学技術協会)顧問であるという。

メディアは必死に名前を隠すが余り意味がない。この科協顧問とは、平成19年1月に労働者派遣法違反で逮捕された在日犯罪者・徐錫洪(ソ・ソクホン)だ。
▽報道陣恫喝する徐錫洪H18年(ANN)
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随分と懐かしい名前である。逮捕される直前には、自宅に押し掛けた報道陣に対し、バケツを振り回すなど朝鮮人特有の凶暴性を披露して、それなりに脚光を浴びた人物だった。

「1人はロケットエンジン開発の権威とされる東大出身の博士号を持つ研究者で、北朝鮮のミサイル関連企業に関わっていた」(共同=サンスポ)

いかにも事態を矮小化させる気満々の表現だ。徐錫洪は北朝鮮・元山にある「金剛原動機合弁会社」の実質トップで、北のミサイル開発をリードしてきた超大物。宇宙工学の専門家は、こう指摘していた。

「北朝鮮のフォン・ブラウンと呼ばれている。ブラウンと同じ役割をしているのではないか」
▽フォン・ブラウン(file)
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独V2ミサイルの開発者として知られるフォン・ブラウンは、戦後は米でアポロ計画を牽引した天才だ。徐錫洪は、ブラウン博士に比する功績を北朝鮮で残したとされる。

その輝かしい異名は一方で、我が国にとって敵性人物であることを示すものだ。日本列島を脅やかす弾道弾は、我が国で培われた知識と技能によって生み出されたのである。

【東大が培った暗黒軍事研究】

住友清太郎。それが徐錫洪が使っていた偽装日本名である。旧大財閥の姓を名乗るところは、いかにも不逞朝鮮人でインチキ臭い。だが、科学者としては一流だ。

匿名報道で紹介されていた通り、徐錫洪は東大工学部卒。その後、東大生産技術研究所に入所し、博士号を取得している。推進機関の専門家で、米国の動力機械学会賞を授賞したこともあるという。
▽バケツ振り回す徐錫洪H18年(NNN)
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徐錫洪がいつ頃から総連と連携し、訪朝を繰り返すようになったのか、詳しくは判らない。しかし、ソ連製スカッドの改良に始まる北の弾道ミサイル開発に深く関わっていたことは間違いない。

北朝鮮がエジプト経由でスカッド2基を入手し、改良に着手したのは1976年頃だ。昭和7年生まれの徐錫洪は40代半ば。ミサイル開発をリードする立場にあったと見られる。
▽発射される北朝鮮スカッド改’14年6月(AFP)
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ちなみに現在の東大生研にロケット技術の研究部門はないが、東大宇宙航空研究所が分離・設立されたのは昭和39年。徐錫洪が博士号を取った後になる。

東大生研時代、徐錫洪には1年下の朝鮮人の後輩がいた。それが今回の再入国禁止措置で指定された在日科学者の1人で、北朝鮮「金剛原動機」の副社長・徐判道(ソ・パンド)だ。
▽徐錫洪自宅の強制捜査H18年11月(時事)
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この徐判道も、2009年4月のテポドン2発射前に長期間滞在するなど繰り返し訪朝していることが判明。兄弟説の真偽は不明だが、2人の徐は北朝鮮弾道ミサイル開発の歴史と共に歩んで来た。

一昨年暮れ、安倍政権が大学における軍事研究の有効活用を目指す安保戦略を閣議決定した際、東大内部から反発の声が上がった。だが、既に北朝鮮の軍事開発では“大きな実績”を上げているのだ。
▽昭和20年代の東大生研(file)
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日本列島を狙う大量破壊兵器の開発。軍事研究の是非を議論する以前の売国行為である。そして、それは東大生研だけではなかった。

【「北の核」支えた在日科学者】

新たに再入国が禁止された5人の在日科学者。2人は、東大生研が生んだミサイル開発のエリート技術者だった。残るは3人…3月20日までに配信した共同通信の記事には、驚くべき記述があった。

「科協は在日朝鮮人科学者らの親睦組織。5人には関西の国立大の原子力研究機関に在籍する研究者が含まれていることも判明した」(共同=中國新聞)

関西にある国立大の原子力研究機関に科協のメンバーが潜んでいるという。該当する機関は、主に2カ所。阪大の「核物理研究センター」と京大の「原子炉実験所」である。
▽全国原子力関連研究施設マップ
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阪大の機関は、サイクロトロンなど大型実験施設を備え、加速器を使った研究をメーンにしている。一方、京大はKUR(研究用原子炉)を運用し、より総合的な核関連技術の研究を行っている。

怪しいのは、京大原子炉実験所だ。ここには、“反原発のヒーロー”と担がれる小出裕章が昨春まで在職していた。しかも、この元助教は、原発のリスクを訴えるだけに留まらない。

「朝鮮は1910年の日韓併合以来、日本の植民地支配の犠牲となり、創氏改名、朝鮮語の禁止、天皇の崇拝などを強制された」
▽福島叩きを続ける小出裕章(ニコ動)
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核をテーマにした講演でも、いきなり歴史に踏み込んで古ぼけた捏造史観を披露。北朝鮮に原爆を作る技術はなく、弾道ミサイルについては「人工衛星を飛ばして何が悪い」と開き直る。

反日極左の“放射脳”とも違う。小出元助教の主張は、核実験宣言前の朝鮮労働党や朝鮮総連のプロパガンダと同じだ。何故こんな典型的な親北学者が我が国の先端研究施設で生まれたのか、謎でもあった。
▽大阪・熊取の京大原子炉実験所(file)
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京大原子炉実験所そのものが“汚染”されている可能性が高い。京大関係者と朝鮮総連・科協の接点を探る中、北朝鮮に出入りする1人の人物が浮かび上がった。数年前に西岡力教授が告発していたものだ。

「昨年10月に訪朝した核専門家 卞(ビョン)某 京大出身核専門家」
▽「救う会」ニュースよりキャプ
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昨年とは2008年。北朝鮮が2回目の核実験に踏み切る半年前、京大出身の専門家が訪朝していたという。フルネームは公表されていないが、姓はマイナーな「卞」である。

参照:救う会HP2009年4月7日『全国協議会ニュース』

これを手掛かりに調べた結果、京大原子炉実験所に同姓の研究者がいることが判明した。原子力基礎工学研究部門に所属する准教授・卞哲浩(Pyeon Cheol-Ho)。12年前から同所に勤務している。
▽同施設HPよりキャプ
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参照:京都大学原子炉実験所HP「核変換システム工学研究分野」

偶然の一致ではない。一方の阪大研究機関に同姓の職員は見当たらなかった。最新の実験施設を持つ我が国の公的研究機関に、科協のメンバーが入り込んでいたのである。

北の弾道ミサイル開発を担った「2人の徐」は東大生研で知識を習得したものの、職場は民間だった。しかし、北の核開発に加担した人物は、公的機関に所属…京大を揺るがす重大なスキャンダルだ。
▽科協への強制捜査H17年10月(警察庁HP)
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「北朝鮮の科学技術発展に寄与することを目指している」
科協について警察庁は、そう定義するが、科学技術とは軍事技術に他ならない。科協のメンバーは金親子が唱える先軍政治の尖兵である。また、科協は以前から特徴的なスローガンを掲げていた。

「科学に国境はないが、科学者には祖国がある」

「国立大の原子力研究機関」に所属し、再入国禁止指定を受けた人物は、我が国の公的機関で北朝鮮の為に研究を行っているのだ。京大原子炉実験所も当然、政府予算の運営費交付金で支えられている。
▽謎の球体囲む金正恩と核科学者3月(共同)
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衝撃的である。在日科学者は弾道ミサイル開発に携わっていただけではなかった。我が国や周辺国を脅かす「ならず者の核」にも在日科学者が関わり、日本人の税金が開発資金の一部になっていたのだ。



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関連エントリ:
平成18年11月30日『総連ミサイル博士の罪科…金正日へ日本の回答』
平成19年1月30日『総連ミサイル博士ついに逮捕…軍事スパイ疑惑も浮上』

参照:
□CISTEC(安全保障貿易情報センター)Journal H26年11月号掲載論文(野村旗守さんブログH27年3月6日『狙われる日本の産業技術(北朝鮮編)』)
□京都大学原子炉実験所HP2003年6月小出裕章講演録『朝鮮の核問題』(PDF)
□救う会HP2012年4月19日『全国協議会ニュース』
□酒たまねぎやHP『在日朝鮮人スパイと科協(在日本朝鮮人科学技術協会)』
□警察庁HP「先端科学技術等をねらった対日有害活動~北朝鮮による対日諸工作』

参考記事:
□NHK3月18日『朝鮮総連幹部ら22人 再入国原則禁止』
□東京新聞3月14日『北朝鮮への独自制裁拡大 総連幹部ら再入国禁止22人に』
□西日本新聞(共同)3月14日『総連幹部ら22人再入国禁止 独自制裁で対象拡大』
□サンスポ3月20日『再入国禁止の在日研究者、北のミサイル関連企業に関与』(魚拓)
□中國新聞3月20日『再入国禁止の1人関与 北朝鮮ミサイル関連企業』
(魚拓)
□産経新聞3月19日『米「ムスダン」発射警戒 新型、日本列島越えも』
□産経新聞3月18日『日本を射程圏に収めるノドンこそ脅威 乏しい危機感に警鐘』
□産経新聞3月18日『北朝鮮、2発目のミサイル発射 上空で航跡消える、失敗か』
□日経新聞3月18日『北朝鮮、国際社会に揺さぶり 弾道ミサイル発射』
□産経新聞3月4日『「核弾頭、実戦配備せよ」と金正恩氏、安保理制裁決議と米韓演習に反発』

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