“尖閣のイージス”渋谷見参…海保に大粛清の嵐が迫る

表参道のイルミネーションに日の丸が映える。最大規模となった渋谷デモ。尖閣上陸を果たした2義士の初見参に国民有志は熱狂、喝采を送った。その中、元主任航海士に粛清の危機が迫る。
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今年最後となる尖閣死守デモの舞台は、記念すべき第1回が行われた渋谷。本拠地とも言える場所だ。集会が始まって間もなく、3,000人を突破したという。

この日の東京地方は、快晴だった。天候に恵まれたものの、多忙な師走の時期だ。参加者はやや減少に転じると予想したが、デモ行進出発時には約4,000人に到達。またレコード更新だ。
▼代々公けやき並木の集会12月18日(AFP)
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なぜ参加者が増え続けるのか…ひとつには、継続的な活動で横の繋がりができ始めたことも要素としてありそうだ。大規模な告知がないにも関わらず、ツイッターやSNSでは盛んに情報が交換されている。

そして参加者が一般市民であることは、今や常識となった。YouTubeなどに投稿される動画集を見れば、一目瞭然だ。最大の敵は反日メディアではなく「偏見」だったが、それを突破しつつある。
▼渋谷駅前に近付くデモ隊列(ロイター)
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今回の行進コースは、第1弾と同じく、NHK前から渋谷のスクランブル交差点を抜け、表参道を経由して代々木公園に戻る道程。週末はショッピング客で溢れることから、デモには効果的なエリアだ。

後続の悌団が表参道に達した時には、歳末の風物詩として復活したイルミネーションが灯っていたという。その下に数多く翻る日の丸が美しい。
▼表参道をゆくデモ隊列(やまと新聞)
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ほんの少し前まで、こうした光景が広がるなど想像もしなかったことだ。時折、冷たい風が吹く中、シュプレヒコールをあげ、ロングコースを練り歩いた全ての参加者に喝采を送りたい。

さらにデモ行進が終了しても、熱気は冷めなかった。

【尖閣2義士見参に渋谷が沸いた】

所用を終えて、筆者が渋谷に到着したのは午後5時半過ぎだった。デモが4000人規模に達したことは聞いていたが、山手線のホームからハチ公前広場を見ると、そこは日の丸で埋め尽くされていた。

第1弾デモが行われた10月2日も大群衆に驚いたが、今回はその比ではない。歩行ルート確保の為、警備当局が規制ラインを設定。聴衆が入り切れず、交差点の向う側にも日の丸が翻る事態となった。
▼道路を挟んだ向う側に並ぶ参加者
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打倒民主党政権、中井洽許すまじ…次々と登壇した論客の演説が渋谷駅頭にこだまする。聴衆からの拍手も声援も大迫力だ。往来の人々も、その熱気を感じ取ったことだろう。
▼演説する西村氏・山際氏・古谷氏
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注目を集めたのは、仲間均市議と箕底用一市議の2人だった。全国から喝采を浴びた尖閣2義士の上陸後、東京初見参。上陸劇から1週間余り、これほど早く生の声を聴けるとは…聴衆の興奮は頂点だ。

「私は石垣市議会議員として、若い世代の代表として未来を考え、上陸しました。何回でも上陸して、皆さんと共に降り立ちたいと思っています」
▼演説する箕底用一市議
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最初に演説したのは29歳の若き箕底市議。目前には大勢の聴衆、混沌とした夜の渋谷というロケーションの中、初々しさも好印象の演説だった。そして“尖閣を最も知る男”の演説が始まった。

「私はただ尖閣に行っているだけではなく、先人が築いた足跡を皆に見て貰いたいのです。そして尖閣諸島は石垣市の行政区域であり、我が日本の領土だということを、しっかり認識して貰いたいのです」
▼演説する仲間均市議
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仲間市議は尖閣を取り巻く現状、国家主権侵害の危機を訴えた。現地を知り尽くした人物による憂国のメッセージ。さらに繰り返し尖閣に上陸している理由を、こう語った。

「まず灯台の建設、避難港の建設をして貰いたい。それと同時にカツオ節工場跡を文化財に指定して貰いたい。そのような思いで私は上陸しているのです」
▼迫真の尖閣上陸リポートが語られた
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その言葉には、長年尖閣問題の取り組んできた第一人者ならではの重みがある。両義士の演説には、ひと際大きな声援が送られた。それは英雄の凱旋に等しい歓迎の舞台だった。

信念に基づいて行動した議員が絶賛されるのは当然だ。実際、2人の上陸劇は危険を顧みないものであったことも判った。

【尖閣上陸劇の映像を初公開】

「今回はボートを持って行かなかったので、初めて泳いで上陸した。波の高さは3㍍程もあり、救命胴衣を着けていたが、飛び込んだ時は死ぬかと思った」

仲間市議は、産経新聞のインタビューに対し、そう答えている。当日は波が荒く、尖閣沖への航行にも時間を要したうえ、何回か接岸をトライした末に、泳いで上陸する非常手段を選んだという。
▼街宣に登場した仲間市議
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仲間市議と箕底市議が尖閣諸島・南小島に上陸するまでの模様は、12月19日のCX系報道特番で詳細が明らかになった。仲間市議が撮影したビデオカメラの映像が公開されたのは、これが初めてだ。

カメラは仲間市議に密着し、地元で続けている空手の指導風景など横顔も紹介。そして上陸劇の当日、港に向かうシーンに始まり、船が出港する瞬間も捉えていた。
▼出港直後の2人が乗る船(同番組より)
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尖閣諸島に向かう途上、仲間市議のカメラは状況を克明に記録。漆黒の海上に突如現れた水産庁の監視船。または朝焼けの上空を低い高度で旋回する海上保安庁の飛行機…緊迫する場面も多かった。
▼海保機が低空で飛行(仲間市議提供映像)
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魚釣島の目前にまで迫るが、波は高い。海の状態は船の揺れでも確認できる。上陸を断念し、船は南小島に接近。そこで仲間市議はカメラを起動したまま海に飛び込んだ。

南小島にはカツオ節工場跡の石垣が残っていた。映像で見ると、それが大きな構造物だったことが良く判る。この南小島にも戦前は大勢の人々が暮らし、働いていたのだ。
▼カツオ節工場の入口附近(仲間市議撮影)
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さらに工場に隣接する住居跡地も撮影。そこにはレンガ積みの洗面台と思われるものや、巨大な水槽があった。数々の生活の痕跡は、この島が我が国の領土である事実を何よりも雄弁に語る。
▼住居跡のレンガ積み設備
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カメラは跡地周辺の海岸も映し出す。しかし残念なことに、そこには漂流物が山積…先人の遺したものを蔑ろにし、汚れたまま放置する様は、戦後の我が国を象徴しているかのようだ。
▼工場跡石垣の脇は漂流物で埋まっていた
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番組で放映された仲間市議撮影の映像は、尖閣沖の漁労調査活動で終わる。はえ縄に次々と掛かる魚は高値で売買されるという。本当に豊かな漁場なのだ。だが、周囲に日本漁船の影は一つもない。
▼尖閣アカマチなどを水揚げ
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竹島や北方4島の現状と比較した時、果たして我が国は尖閣諸島を実効支配していると言えるのか…疑問を投げ掛けると同時に、今後の調査活動の必要性を訴える貴重な映像だった。

【尖閣開拓の日制定…中共沈黙の背後】

「尖閣諸島が、歴史的にも日本固有の領土として、より明確に国際社会に対し意思表示し、国民世論の啓発を図るため、尖閣諸島開拓の日を制定する」

12月17日、石垣市議会は1月14日を「尖閣諸島開拓の日」とする条例を可決した。上陸調査に続く快挙だ。年明け早々、第1回目の記念日には、式典の他にイベントも予定しているという。
▼南小島住居跡の水槽(仲間市議撮影)
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島根県の「竹島の日」と同様、全国的に盛り上げたい。距離的にも大勢が式典に駆け付けるのは難しいが、祝電を送るといった方法もあるだろう。その日に国民の総意と決意を示すことが重要だ。

一部のメディアは条例の可決前、中共の「強い反発も予想」などと定型句で脅した。しかし、中共外交部は「開拓は名誉ではない」とする意味不明の短い談話を出しただけだった。
▼北小島の絶壁と魚釣島(仲間市議撮影)
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中共は武装船「漁政」の新型艦を派遣する以外、一時的ではあるが、尖閣問題の先鋭化に自ら歯止めを掛けている。10月に連発した反日学生騒乱は完全に沈静化した。

その契機となったのは、11月4日の侵犯船ビデオ一般公開である。明らかに潮目は変わった。国益に適う効果的なアクションだったのだ。しかし、投稿を名乗り出た元主任航海士に危機が迫っている。
▼解放された主任航海士11月16日(産経新聞)
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守秘義務違反の疑いで近く書類送検されるという情報が一気に“流出”。東京地検が年明に下す刑事処分は、不起訴になる公算が大きいと報道されているが、書類送検すること自体が不当だ。

元主任航海士には、一点の過失も僅かな罪もない。国家の尊厳と名誉を守る為、あの日に尖閣沖で起きた事実の一部を伝えたる為、たった1人立ち上がった義士だ。その人物を裁くなど許されない。

【党密約“違反”で海保に粛清の嵐】

関係者が明かした所によると、海上保安庁サイドは捜査機関と連動し、元主任航海士の懲戒処分を検討。協議は大詰めで、年内にも処分を決定するという。

一部メディアは「停職」以上の処分が下される見通しだと伝える。しかも、処分理由は守秘義務を怠ったことではなく、政府の限定公開方針に反してビデオを一般公開した為だという。
▼sengoku38版映像はメディアにも配布済み
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本末転倒の事態だ。侵犯船ビデオの公開を求めていた国民は8割を超える中、仙谷-菅政権はビデオを封印し続けた。さらに非公開は中共との密約に基づく民主党の決定で、政府の方針ですらない。

通常、海保職員の処分は所属する管区の本部長マターだが、今回は本庁が乗り出している。官邸から政治圧力が掛かっていることは明白。これが民主党政権の掲げる政治主導の邪悪な正体だ。
▼5管本部入る神戸市内の庁舎11月(産経)
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任意聴取の段階で「重大な犯罪」と主張した仙谷由人は、自らの問責決議を嘲笑い、逮捕回避にも関わらず、元主任航海士を断罪しようと必死だ。権力を悪用した個人的な報復を決して許してはならない。

罪に問われるのは、ビデオ隠蔽事件の主犯である仙谷だ。事件の首謀者が罪のない国民を裁く瞬間が近付いている…しかも、不当な処分は1人だけで済まない模様だ。
▼海保粛清を主導する問責コンビ11月(産経新聞)
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内部処分は、上司や海保大学校の職員ら50人に達し、鈴木長官も含まれる可能性が高いという。長官に処分を下す責任者は、馬淵国交相。同じく、問責後も居座り続ける大臣である。

尖閣防衛の最前線に立つ海保が大打撃を受け、政権中枢は誰ひとり傷付かず、制裁を主導。仙谷は「政治の文化大革命」を唱えたが、それは正しく大規模粛清・大下放を意味していた。
▼国民は真の犯罪者を知っている


粛清実行の日が直前に迫る中、黙って見過ごすことなど出来ない。今こそsengoku38氏、元主任航海士を守る為に、国民有志が再び大声を張り上げる必要がある。


  〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります

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参考動画:




参照:
仲間均市議 活動ブログ

参考記事:
■やまと新聞12月19日『国民大行動 in 渋谷  3500人のデモ』
■AFP12月18日『Anti-China protesters rally in Tokyo』
■産経新聞12月18日『尖閣上陸 石垣市議に聞く 「南小島に石積み住居・工場跡」 』

■産経新聞12月18日『免職・停職…処分に揺れる海保 「最後は政治判断」
■産経新聞12月19日『海保が50人以上の大量処分へ 保安官は辞表届を提出』
■毎日新聞12月19日『尖閣映像流出:海上保安官が辞職申し出 海保は認めず』

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