史上最悪の屈中外交…証拠ビデオを即時公開せよ

要求を丸呑みした侵犯船シナ人の即時・無条件釈放。起訴目前、中共の恫喝に怯えた民主党政権の政治圧力で事態は急変した。司法の独立を無視した暴挙…これは仙谷由人の“屈中クーデター”だ。
画像

「本日、公務執行妨害罪で拘留しておりました被疑者を、処分保留のまま釈放することに決定しました」

9月24日午後2時半から開かれた那覇地検の会見に衝撃が走った。青天の霹靂、急転直下のまさかの事態。この措置は、中共側が強要していた犯人の「即時・無条件釈放」を丸呑みしたものだ。

「誰が見たって、中国の様々な圧力に対して、政府が屈した。明らかじゃないですか。これは間違いなく、間違ったサインを中国に送ることになってしまいます」
▼記者団に答える安倍元首相9月24日(FNN)
画像

安倍元首相を始め、野党各党や民主党内からも批判が噴出した。 シナ人暴行犯の即時・無条件釈放が菅政権による屈中外交の結果であったことは明白だ。

「我が国の国民への影響や日中関係を考慮すると、これ以上身柄を拘束して捜査を継続することは相当でないと判断した」

那覇地検の次席検事は、会見で外交上の「考慮」を釈放理由のひとつにあげた。政治判断があったことを表明する異例の発言だが、これは失言ではなく、せめてもの抵抗だったのかも知れない。
▼会見する那覇地検の鈴木次席検事9月24日(時事)
画像

「那覇地検が捜査を遂げた結果、 そういう判断に到達した。それはそれとして了としている」

仙谷由人は24日午後の会見で「地検の独自判断」を強調したが、上級庁の関与は既に判明している。そこに、現政権が介入したことは確実だ。

【事実上の指揮権発動で急展開】

「那覇地検だけで決められる話ではないだろう。納得できない」

海上保安庁の職員も政治介入に疑いの目を向ける。尖閣海域で命懸けの治安維持活動を続ける海上保安官にとって、今回の保釈決定は堪え難いものだったに違いない。
▼侵犯船に乗り込んだ海上保安官9月7日(海保提供)
画像

那覇地検で会見したのは次席検事だった。この時、那覇地検トップの検事正は、東京にいた。9月24日午前、最高検察庁で同検事正の他、福岡高検次席検事、更に検事総長が加わった協議が行われた。

シナ侵犯船事件をめぐる検察首脳会議である。上級庁を含めた会議開催は、既に事件が「個人の公務執行妨害」を上回っていることを物語る。中でも重要なのは、検事総長が参加した事実だ。
▼改竄事件で進退論が浮上する大林検事総長(産経)
画像

法務大臣による検察への指揮権発動。それは、個別の事件の取り調べや処分に関し、検事総長を指揮するものだ。この事件に検事総長が乗り出したことは重大な意味を持つ。

「法相として検察庁法第14条に基づく指揮権を行使した事実はございません」

新任の柳田稔法相は9月24日夕方、そう説明したが、事実上の指揮権発動とも言える政治圧力を検察首脳会議に与えた疑いが濃い。柳田法相は「検察当局は諸般の事情に鑑み判断」ともコメントしている。
▼質疑を拒絶した柳田法相9月24日(時事通信)
画像

この場合の「諸般の事情」とは「外交的な配慮」だ。そして柳田法相は24日の昼過ぎに仙谷由人と会談していたことも明らかになっている。仙谷は「別件だ」と弁明するが、暗躍していたのは確実だ。

政府関係者の中には「釈放決定には仙谷官房長官の判断が大きかった」と語る者がいるという。また同じく政府内から「官邸と検察が出した結論」という声もあがっている。
▼検察判断と主張する仙谷由人9月24日(FNN)
画像

菅直人は滞在中のNYで「釈放決定」の事後報告を受けた。スケジュール過密の外遊先から細かい指示をだすことは出来ない。留守中に政府を仕切っていた仙谷由人による“屈中クーデター”の色合いが濃厚だ。

【司法の独立を崩した反日弁護士】

シナ侵犯船の船長・簷其雄(せん・きゆう)容疑者の拘置期限は9月29日だった。そこで那覇地検石垣支部は、起訴・不起訴の判断を下す。

起訴したケースでは、裁判が開かれる公判請求の他、書面手続きだけで終わる略式命令請求という2つの道があった。略式起訴の場合は、小額の罰金刑で保釈となることが殆どだ。
▼護送される簷其雄容疑者9月8日(ロイター)
画像

今回のシナ侵犯船事件では、簷其雄が容疑を完全否認していることから不起訴や略式起訴で済まされる可能性は極めて低かった。公判は確実視され、外国人漁業規制法違反での追送検も取り沙汰されていた。

「これを不起訴にしたら日本の民主主義は死にます。アジアを守り、育てるのではなく、中国の圧力に屈するものということが判るから、日本の民主主義はそこで、死に瀕すると思います」

青山繁晴氏は22日放送のKTV「アンカー」で強く訴えた。現実は、拘置期限を5日前にしての即時無条件釈放だった。平成22年9月24日、日本の民主主義・検察の独自性は死んだ。
▼首相臨時代理でもある仙谷の会見9月24日(時事通信)
画像

「事件捜査としては、拘留期限まで5日も残して釈放するのは異例。『日中関係を考慮した』と発表したが、独自に決めたとすれば、捜査機関が外交的な判断を行ったことになり問題だ」

東京地検OBは、そう解説する。外交的判断で容疑事実を捩じ曲げることは許されない。同時に、時の政権による司法介入も言語道断。いずれにしても法治主義は、木っ端微塵に破壊された…。

しかも、仙谷由人が強権を振い、民主主義を瞬殺した可能性が高い。

【人道上の措置で政治介入に余地】

「いろいろと注文が付く前に発表しようと思った」

最高検幹部は、拘置期限5日前に釈放を決定した理由について、そう明かした。この幹部も外交的配慮が背景にあったことを認めているが「色々な注文」とは中共が連発する「嫌がらせ措置」だ。

中共側は閣僚級の拘留停止など恫喝をエスカレートさせていたが、その中、シナ殺人ギョーザの産地・河北省石家荘市で大手ゼネコン「フジタ」の社員4人が中共治安当局に連行される事件が発生した。
▼会見するフジタ幹部9月24日(時事通信)
画像

この邦人4人の人質事件が決め手になったと考えられる。4人は遺棄“化学兵器”処理事業の関連で視察中、軍事施設撮影の濡れ衣を着せられ、不当に拘束された。

外務省は9月21日午後までに4人の行方不明を把握していたが、中共の宣伝機関が大々的に公表したのは、9月23日深夜のことだった。この事件の速報に触れて、嫌な予感を覚えた…

中共では軍事機密関連の犯行で終身刑や死刑となるケースもある。つまり人道上の問題に関わる案件だ。人命が関われば、ダッカ事件のように時の政権が超法規的措置を発動しかねない。
▼釈放される日本赤軍メンバーS52年
画像

仙谷由人の水面下の動きは不鮮明だが、少なくとも人道上の問題として官邸サイドが司法に介入できる余地が生まれた。それ以前に閣僚らの発言にブレはなく、人質事件公表後に事態は急展開している。

フジタ社員の人質事件が船長逮捕の報復であることは疑いようがない。旧満州の遺棄化学兵器とは、実際は発煙筒の類いで、これも反日プロパガンダの賜物だった。
▼発煙筒処理の爆破チャンバー9月1日(産経新聞)
画像

それに関係した人質事件が、侵犯船の暴力船長釈放にダイレクトに結び付いていたなら、過去の屈中外交が新たな屈中外交を呼び起こしたことになる。絶対に恫喝・謀略に屈してはいけないという教訓だ。

検察首脳は人質事件とは無関係で「発表を早めただけ」としているが、それは先の拘置期限の延長と明らかに矛盾する。

【故意の激突が「咄嗟の行為」に一変】

「被疑者には我が国での前科等もありません」

那覇地検は会見で処分保留の一因をそう明かした。当たり前だ。犯人は正式入国したことないシナ人である。苦しい弁明だが、そこには政治圧力を受けた捜査機関側の失意も滲んでいる。
▼容疑者が拘置されていた八重山署(読売新聞)
画像

石垣簡裁は19日に拘置期限の延長を認めた。これは簷其雄容疑者が否認を続ける中、那覇地検石垣支部が更に証拠を固める為だった。捜査を継続する必要性があったから期限延長を請求していた
のだ。

19日まで捜査の継続を求めながら、直後に処分保留の方針を打ち出すことはあり得ない。「発表を早めた」という検察首脳の発言は不自然だ。また那覇地検による事件経過の説明も支離滅裂だった。

「被疑者はトロール漁船の一船長で、本件は『みずき』の追跡を免れるため咄嗟に取った行為と思われ、計画性等は認められない」
▼損傷が激しい「みずき」右舷後部9月8日(産経)
画像

シナ侵犯船は2度に渡って執拗に11管本部所属の巡視船に衝角攻撃を加えた。確信犯的な行動で、それを重く見た海保側が悪質と判断して逮捕に踏み切ったのだ。

実際に事件映像を見た前原国交相(当時)は、9月10日の衆院国交委で「こちら側の立場は明確だった」と答弁。侵犯船の行動が危険であったとの認識を示している。
▼「みずき」を視察する前原国交相9月16日(産経)
画像

それが一転して「咄嗟の行為」として“無罪認定”されたのだ。事件当時、シナ侵犯船は海保の停船命令を無視し、逆に体当たり攻撃に転じたている。この暴挙が「咄嗟の行為」に該当するのだという。

例えるなら、スピード違反で暴走する車が、停止を命令するパトカーにぶつかって来た状況だ。「咄嗟の行為」で無罪放免されることはない。更に否認が続く中で「計画性なし」と認めた根拠は何か…

事件の全貌を撮影した証拠映像のチェックが急務だ。

【証拠ビデオの封印は許されない】

「政府はこのザマで非常に誤った判断をした。中国のやり方は暴力団と同じ。衝突時のビデオを公表するべきだ。国民は知る権利がある」
▼証拠ビデオ公開を求める石原都知事9月24日(FNN)
画像

尖閣問題では一歩も引かない石原都知事は、菅政権と中共を批判したうえで、事件映像の公開を求めた。捜査段階で公開を控えるのは妥当だが、公判が吹き飛んだ今となっては何の問題もない。

映像の内容は、事件直後から一部メディアに漏れている。「よなくに」船上から撮影した映像には、前方を航行する「みずき」に侵犯船が幅寄せるように接近・激突する模様が写っていた。
▼石垣港に到着したシナ侵犯船9月8日(産経新聞)
画像

ビデオを詳しく分析した海保側によれば、進路を変えずに一定速度で航行していた巡視船に、斜め後ろから侵犯船がスピードを上げて接近。大きく舵を切って衝突したことも確認できるという。

簷其雄容疑者は取り調べに対し「ビデオは捏造だ」と主張していた。中共外交部は、巡視船が体当たりをしたと事実を歪曲。帰港した侵犯船には船首部分に謎の大きな穴が開けられていた。
▼船首に穴がある帰港後の侵犯船9月18日(NNN)
画像

容疑者の処分保留を受け、中共が「海保の犯行」とした反日プロパガンダを繰り出す恐れもある。処分保留の決定で証拠映像は那覇地検から海保側に返却された。政府の手の中にあるのだ。

「状況を見ながら対応を見守りたい」

新任の馬淵国交相は、そう繰り返すだけで公開のメドはたっていない。恐らく菅政権は批判を避ける為にビデオを封印するだろう。それは国民から真実を隠す悪質な犯罪隠匿行為だ。
▼特別機に乗り込むシナ人容疑者9月25日(読売)
画像

菅政権は「即時・無条件釈放」という中共の無謀な要求を忠実に履行した。今後は日本国民が自国政府に向かって大声で要求し続けなければならない。

証拠ビデオを即時・全面公開せよ。



  〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります

banner1

画像

参考記事:
■読売新聞9月24日『釈放に政治判断なし、検察が決定…那覇地検会見』
■読売新聞9月24日『外交配慮で釈放、「超法規的措置」指摘免れず』
■FNN9月24日『尖閣諸島漁船衝突事件 中国人船長の釈放決定受け、政界からさまざまな反応』
■産経新聞9月24日【中国人船長釈放】「われわれも悔しい」 苦情殺到で唇噛む海保職員
■FNN9月24日『尖閣諸島中国漁船衝突事件 漁船船長を釈放へ 検察幹部「検察庁だけの会議で決めた」』
■産経新聞9月24日【邦人拘束】尖閣問題と「関連ない」と官房長官 フジタの4人と認める
■朝日新聞9月24日『中国人船長釈放、仙谷官房長官が政治介入を否定』

■NHK9月18日『“故意に衝突”ビデオで裏付け』(魚拓)
■日経新聞9月22日『衝突事件、今後の展開は(Q&A)』
■NNN9月21日『中国漁船の船長「衝突の映像はねつ造だ」』

"史上最悪の屈中外交…証拠ビデオを即時公開せよ" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント