歯軋りする密輸大国=南鮮…「不適切事案」リストの裏書

南鮮紙の一報から2ヵ月、追い込まれた南鮮が輸出「不適切事案」を公表した。刑事罰も企業名も“黒塗り”の半端なリスト。ホワイト国落第のお粗末な貿易管理に反日陣営も絶望する。
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「この情報を見る限り、韓国をホワイト国として扱うのは難しいのではないか」

UN対北制裁委の元メンバーだった古川勝久氏は、リストを見て唖然とする。FNNソウル支局は、戦略物資の不正輸出に関する南鮮政府資料を入手、7月10日にスクープした。

「戦略物資無許可輸出摘発現況」
▽FNNが入手した南鮮輸出「不適切事案」リスト
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そう題されたリストは今年5月、南鮮野党が情報開示を求め、産業通商資源部から提出を受けたものだ。日本版に限ると朝鮮日報が唯一、割とストレートなタイトルと刺激的な内容で報じている。

「大量破壊兵器(WMD)製造にも使える韓国の戦略物資が、第三国を経由して北朝鮮やイランなどに持ち込まれた可能性もある」
参照:朝鮮日報5月17日『大量破壊兵器に転用可能な戦略物資、韓国からの違法輸出が急増

対南輸出の見直し発表直後からネット上で話題になっていた記事である。ただし、これまでに既存メディアで言及したのは夕刊フジ1紙だけで、詳細については不明瞭な部分があった。
▽会見する世耕経産相7月9日(ANN)
会見する世耕経産相7月9日.png
「不正輸出されたのは、いずれもNSG、AGなどを通じ国際社会が厳しく統制・監視している物資だ」(7月10日FNN)

リストに記されたNSGとは、核兵器関連を含む原理力供給国の枠組みで、AGは生物・化学兵器に絡む汎用品の拡散防止。WAは、通常兵器・技術の輸出管理を定めたワッセナー・アレンジメントだ。
▽主な国際的安全保障貿易管理の枠組み(警察庁)
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「大量破壊兵器関連の規制品を巡る輸出規制違反事件がこれほど摘発されていたのに、韓国政府がこれまで公表していなかった事実に驚いている」

古川氏は、驚きを隠せない。最も“軽微”なWAにしても「新ココム」と呼ばれる規制だ。かつての我が国のココム違反事件を巡る米国のバッシングを思い起こせば、どれほど深刻な事態か、理解できよう。

【核関連巨額取引も“うっかり”と強弁】

「韓国の輸出管理は信頼できる。日本は根拠のない主張を即時やめろ」

南鮮産業通商資源部の成允模(ソン・ユンモ)は7月9日、緊急会見を開き、我が国を罵倒した。定番の逆ギレ恫喝だが、翌日のスクープ直撃で軽く吹き飛ばれた格好だ。
▽会見で発狂する産業資源部長・成允模7月9日(共同)
記者会見する韓国の成允模・産業通商資源相=9日、ソウル(共同).jpg
FNNの報道に慌てた南鮮政府は7月10日午後、4年間で不正輸出の摘発が156件にも上る事実を認めた。透明性をアピールする狙いだというが、異常な数の「不適切な事案」自供以外の何ものでもない。

「件数も毎年公開している」

南鮮政府側は、そう説明する。今年は別としても、昨年度から’15年度の摘発事例は、いつ何処で公開したのか…野党議員は5月に公開済みの資料を議会で開示請求したのか?
▽FNNが入手した4年度分の「不適切事案」リスト
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レーダー照射事件以降、南鮮側は会見などを開く度に、下手な嘘を重ね、自らを追い詰める。恫喝を続ければ、いずれ日本側が折れて、なし崩しになると信じている。

「大半のケースは、中小企業が戦略物資だと知らずに手続きを怠ったものだ」

NHKは、南鮮政府関係者の言葉を借りて「うっかりミス」と印象操作する。だが、NSG規制に抵触するジルコニウムの中共不正輸出は、取引額が日本円で14億円を超える。
▽「不適切事案」リストの和訳版(FNN)
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原子炉の燃料棒に使う希少金属を中小企業が“うっかり”大量輸出するはずがない。そして注目は、文在寅政権の発足後に摘発件数が急増していることだ。

’15年度に年間14件だったものが、文在寅就任の’17年には48件に急増。今年に至っては3月末の時点で31件。年間ベースに直すと就任前の約10倍に膨れ上がっている。
▽鼻息荒い文在寅の就任会見’17年5月(AFP)
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摘発件数の増加を「取締りの成果」と自慢するのは大きな間違いだ。摘発は氷山の一角と考え、網に捕らえられなかった不正が背後で激増していると判断し、警戒すべきである。

麻薬の押収に例えれば解り易いだろう。摘発量が急増した時、取締り当局が撲滅作戦に成功したと誇ることはない。逆に、水際でキャッチ出来ず流通したものが相当量に上ると推定し、危機感を強める。
▽密輸が横行する南鮮・仁川港(file)
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南鮮通商部が言う通り、不正輸出摘発リストが透明性を示す資料であれば、10日まで秘匿する理由が全くない。南鮮側に不都合な内容だったのだ。更に全面開示ではなく、“黒塗り部分”も目立つ。

【湧いて出てくる“密輸業者”の怪】

「韓国企業名が公表されていない以上、知らずにこれらと取引してきた日本企業は必ずあるのではないか」(古川勝久氏)

南鮮政府は摘発した業者名を公開せず、司法で下された量刑も不明だ。ホワイト国ならずとも、WA違反の業者は即時資格停止で代表は逮捕。繰り返して不正を行うことはない。
▽インタビューに答える古川勝久氏(FNN)
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我が国では以前、朝鮮総連系業者によるキャッチオール規制違反事件が起きた。事件は報道され、社長の金学淳は有罪。経産省は不正輸出品の確保・回収まで詳細に公表している。

参照:経産省HP平成16年3月29日『【北朝鮮向け外為法違反事件】 株式会社明伸に対する行政制裁(輸出禁止)について(PDF)』

一方、南鮮では摘発が続ているにも拘らず、核関連まで含む戦略物資を取り扱う業者が雨後の筍のように現れ、密輸に励む…貿易管理に厳格な我が国など先進国から見れば、事実上の野放し状態だ。
▽1878年創設を謳う南鮮関税庁(聯合)
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「驚いたことにD社のオフィスは、韓国政府の肝いりで開発された『デジタル・タウン』の中心地という一等地に所在している」

元UN対北制裁委の古川勝久氏は、2008年に高級車の北朝鮮輸出で摘発された南鮮企業のその後を追跡。制裁違反事件のダメージもなく、経営状態が順調な様子に驚愕する。
参照:現代ビジネス2月21日『疑惑!文在寅政権が隠し続ける韓国企業の「対北朝鮮制裁違反」(古川勝久)』

今回暴かれた「不適切事案」リストは、輸出に限定したものが、南鮮では不正輸入も不適切を極める。昨年8月には北朝鮮産石炭の偽装輸入が対北制裁委の指摘で発覚、警告を受ける形で摘発に至った。
▽制裁委の指摘に狼狽する関税庁幹部’18年8月(聯合)
聯合18年8月政府大田庁舍で「北朝鮮産石炭などの偽装搬入事件」に対する捜査結果を説明.jpg
今年に入っても密輸入は止まらず、ベトナム産などと偽った北産石炭が相次いで上陸。いずれも通関過程で見逃された後、情報提供を受けて調査を始めるというお粗末な対応だった。

北産石炭の偽装輸入では検察の動きが鈍く、関税当局も密輸タンカーの出港を許可するといった不可解な対処が露見。文在寅政権が圧力を掛けた疑いも浮上した。
▽石炭偽装輸入事件のタンカー’18年(聯合)
北朝鮮産石炭を運搬したと推定される船舶が韓国・浦項の港に停泊している=7日、浦項(聯合.jpg
UN制裁品の密輸入もNBC兵器関連の密輸出も、国家ぐるみの犯罪である可能性が高い。

【南鮮が黙秘する「消えた30%」】

「フッ化水素の輸出先であるUAEは密輸の主要経由地として各国が見張っています」(古川勝久氏)

「不適切事案」リストには、UAEなど2カ国に向けたフッ化水素酸の密輸が載っていた。フッ化水素の水溶液である。南鮮側は、運ばれたものは、ごく少量生産される自国産で日本とは無関係と言い逃れる。

「いかなる証拠も見つからなかった」
▽会見で悪態をつく成允模7月9日(FNN)
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南鮮通商部の成允模は7月9日の緊急会見でブチ切れ、日本メディアのデマと決め付けたが、過剰反応し過ぎだ。北への横流し説は与党幹部が匿名で話しただけで、政府機関による見解ではない。

この匿名幹部が指摘していたのは、輸出されたフッ化水素が南鮮国内で大量に行方不明になった事例だ。小野寺元防衛相によると供給量の30%が闇に消え、南鮮側は行方に関する説明を拒んでいるという。

南鮮政府による7月10日の釈明でも「消えた30%」はノータッチだった。南鮮側は我が国が投げたボールを返すことなく、握り締めたまま逆ギレする。過去の反日問題と同じだ。
▽日本製品の不買呼びかける小売店7月7日(時事)
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「北朝鮮の友好国に向けた違法輸出が増え続けており、第三国を経由して北朝鮮に渡った可能性を排除できない」(5月17日付け朝鮮日報)

北に渡った可能性に最初に言及したのは南鮮メディアだった。第3国を介した迂回輸出で、取り分け、戦略物資の不適切輸出事案が北と関係の深い国に集中しているとの指摘は重要である。

対南輸出の見直しで日本政府が握った証拠は、今回の“不適切事案”リストとイコールではない。リストから漏れた、或いは意図的に文在寅政権が隠した闇取引だろう。
▽対北制裁違反が指摘されたベンツ’18年9月(ロイター)
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ウラン濃縮に欠かせない遠心分離機の密輸先はロシア。BC兵器開発と直結するバイオハザード対策用キャビネットはシリアに送られ、サリンの原料となるフッ化ナトリウムはイランに渡った。

やはり本丸は対イラン、対シリア向け不正輸出か。特に文在寅政権はイランと謎めいた関係強化に動いている。昨年12月、イラン産原油を物々交換で輸入する合意を結んだのだ。
▽英海軍が拿捕したイラン石油タンカー7月4日(AFP)
英領ジブラルタル沖で、欧州連合(EU)の制裁に違反してシリアへ原油を輸送していたとみられる拿捕されたイランの石油タンカー(手前)と、近くで巡回する英海軍(右奥、2019年7月4日撮影.jpeg
参照:AFP’18年12月2日『イランと韓国、原油の「物々交換」取引で合意 制裁の回避図る』

旧共産圏のような前時代的バーター取引である。米国はイラン核合意からの離脱後、金融制裁を軸に包囲網を敷いたが、物々交換ならば禁輸措置をすり抜けられるという。

南鮮が原油の見返りにイランに渡すブツの詳細は分かっていない。米当局が厳重に監視・追跡する中、戦略物資をカーゴに忍び込ませるとは誰も思わないが“外交の天災”なら、そのマサカをやりかねない。
▽財閥トップを緊急招集した文在寅7月10日(共同)
10日、財閥トップらとの会議に先立ち、SKグループの崔泰源会長(右)と握手する韓国の文在寅大統領=ソウル(聯合=共同).jpg
対北制裁破りに関してムキになる南鮮は滑稽で愚かしい。経産省の対南輸出見直しはタイミング的にもイラン情勢の緊迫化と不可分だ。



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参考記事:
□FNN7月10日『【韓国から戦略物資ダダ洩れ?優遇措置撤廃で怒る韓国の「不正輸出」リスト入手』
□FNN7月10日『兵器に転用可能…韓国「不正輸出リスト」を独自入手! サリンやVXの原材料も第三国に』
□産経新聞7月10日『韓国企業がイラン、シリアへ不正輸出 大量破壊兵器関連物資 国際管理に抵触』l
□日経新聞7月10日『韓国違法輸出、4年で156件 ウラン濃縮用機械など』
□サンスポ(共同)7月10日『韓国、違法輸出156件 摘発実績アピール「件数も毎年公開している」』
□NHK7月10日『韓国 戦略物資の違法輸出 4年間で156件摘発』
□ZAKZAK7月8日『韓国に衝撃疑惑!「軍事転用物資」を北朝鮮へ横流しか 大量発注のフッ素物品が行方不明に…関係者「韓国の存在浮上にホワイトハウスは激怒」』

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この記事へのコメント

現役保険営業マン
2019年07月14日 00:30
こんばんは。

そもそも南朝鮮を今までホワイト国に区分してきたことが極めて異常です。

普通国に分類することだって、他の国に失礼です。交流するに値しない連中なんですから…。