“北鮮ファースト”の叛乱…メディアが加担した選挙妨害

再び首都に吹き荒れたグリーンの旋風。新たな代表は今も総連を敵視しているのか…そして選挙戦最終日、メディアが共謀した深刻な選挙妨害事件が発生、公選法違反の容疑が浮上した。
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まさに薄氷を履む勝利だった。迫合いの末に蹴落とした共産党候補者との差は約850票。6期目を決めた今回の選挙戦は序盤から終盤まで、これまでにない大苦戦を強いられた。

東京・日野市選挙区の自民党・古賀俊昭都議。個人的に都議選への関心は低かったが、この選挙区と八王子の動向には注目していた。結果は1勝1敗だ。
▽2位当選した古賀都議(選挙ドットコム)
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8年前、青山霊園にある荒れ果てた畝傍艦墓所の清掃作業を行なった際、応援に駆け付けてくれたのが、古賀都議だった。また九段下の反天連抗議で姿を見かけたこともあった。

参照:H21年9月25日エントリ『忘れられた軍人墓地を訪ねて…南洋に消えた畝傍艦の悲劇』

保守という言葉の枠に収まらない国士議員だ。護国活動に加え、地元での知名度も圧倒的だが、トップ当選の都民ファースト新人候補に2倍近い票差を付けられた。
▽序盤の選挙活動6月23日(佐藤正久議員Twitter)
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自民都連は候補者60人を擁立しながら過去最低を更新する23議席に止まった。大敗である。しかし、反日陣営が「安倍政権退潮の第一歩」と喜ぶ事態が到来した訳ではない。

今回の都議選と似ているのは、平成23年の大阪府議選だ。大阪維新の会が57議席を獲得する一方、自民は激減の13議席。平成27年の府議選でも維新の半分しか議席を得られなかった。
▽平成27年4月大阪府議・市議選(時事)
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迷走する自民府連は、続く大阪市長選で共産党と連携してまで維新に挑んだが、粉砕される。2年前の相次ぐ惨敗は、ともに安倍政権で起きた事柄だった。

永田町を闊歩する大政党が、首長率いる新興の地域政党に軽く捻られたのだ。橋下・小池人気を前提にした特異な投票行動。同様の現象が他府県で続発する可能性は低い。
▽勝利会見に臨む小池都知事7月2日(産経)
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そして、2年前の大阪W選で民主党は、20人が出馬して当選者1人の壊滅的事態を招き、党の通名変更を余儀なくされた。今回の都議選もそれに近い結果だった。

【謝蓮舫の保身にメディア悄然】

「解党的な出直しをして行かなければいけない」

民進都連の松原仁会長は7月2日深夜、敗戦の弁を述べると共に、議席が予想を上回ったことに安堵感を滲ませる。だが、自民都連の下村会長から遅れること半日、自らも辞任を表明した。

偽民進党の獲得議席は5。メディアでは「7ー5」という2議席減の数字が強調された。トリック報道ではないが、謝蓮舫就任時の都議会議席は15。3分の1に減ったのだ。
▽会見する松原都連会長7月2日(産経)
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「公認候補予定者の離党ドミノが多数起こった責めを担う」

松原会長は3日の辞任会見で、そう語った。都議会で小池都知事と全面対決に踏み切った自民都連に対し、知事側に秋波を送りながら相次ぐ離党者を出した民進都連。同じ大敗でも対照的な戦いだった。

大勢判明後の会見で松原会長は党執行部の責任にも言及したが、翌日には封印。そして丸2日も雲隠れしていた謝蓮舫は7月4日午後になって公の場に登場。「執行部無責任論」を捲し立てた。

「地方議員選挙なので、直接的には責任をどうのこうのとは考えていない」
▽会見場に現れた謝蓮舫7月4日(産経)
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都議選の自民大敗を安倍首相に政権運営に結びつけて「責任論」を絶叫していた反日陣営は、謝の発言で腰砕けになった。事実、大阪府議選と同じく、地方議員選に過ぎないのだ。

ただし、ここで謝蓮舫ら党執行部が責任を引き受けて潔く総退陣したら、首相官邸は動揺し、反日メディアも勢い付いたに違いない。結局、謝は保身を優先し、安倍政権追撃のチャンスを自ら手放した。
▽応援演説で発狂する謝7月1日(産経)
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民進党は選挙前、都議会に通名会派を新設して小池サイドとの連携を探った。だが、都民ファーストの圧勝でキャスティングボードを握る立場にはなれず、埋没することとなった。

当選を果たした都民ファーストの都議の中には、民進党の看板を慌てて捨てた政党渡り鳥も多い。それら“隠れ民進”の動向には注意が必要だが、当面は陣笠議員の域を出ないだろう。

【都民ファーストの会は反日か?】

悪夢のルーピー政権を爆誕させた平成21年秋の総選挙。その前月に行われた都議選で民主党は大勝した。物知り顔の評論家は、今回の都議選を「再来」と位置付けるが、決定的な違いがある。

8年前のいわゆる政権交代劇の背後には、メディアを中心にした反日陣営が総力戦があった。全面参加した民潭などの外国勢力。すぎやまこういち氏が指摘した通り「日本軍vs反日軍」の戦いだった。
▽圧勝に沸く民主党都連本部’09年7月(時事)
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小池都知事率いる都民ファーストは、少なくとも現段階で「反日軍」と認定することは出来ない。方向性の鍵を握るのは、都知事に代わって会の代表に就任した野田数前幹事長だ。

「日本国憲法は占領憲法で国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄すべきだ」

都議時代の平成24年には、そうした請願を出したこともある。憲法改正論とは次元が異なる憲法無効論。憲法学者が一笑に付すロジックだが、彼らが依拠する「8月革命説」こそ電波である。
▽野田幹事長と小池代表7月2日(時事)
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最近のインタビューで野田氏は、請願は「石原都知事からの依頼」と受け流す。思想信条の根幹に関わる部分で早くもブレていることは気になるが、領土問題は曖昧にできないだろう。

同じ24年の初夏、尖閣侵犯船事件の余韻が残る中、国民有志による尖閣近海の漁業活動が実行された。その時、漁船に乗り組んでいたのが野田氏だった。今も熱い思いは変わらないと信じたい。
▽魚釣島を望む野田数都議H24年(ch桜)
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また民主党政権時代は、元自民・反民主の論客として『正論』などに数々の論文を寄せ、朝鮮学校の補助金支出を糾弾したこともあった。その見解に変わりはないのか…

都議を辞職した後、野田氏はアントニオ猪木議員の政策秘書に転身する。猪木議員が頻繁に訪朝していた時期と重なる。政治家の訪朝でパイプ役になるのは、朝鮮総連だ。
▽北朝鮮入りした猪木議員’14年(KCNA)
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野田氏が北に同行した記録は未確認だが、渡航準備などの事務作業で総連と接触した可能性は排除できない。反北の急先鋒を一夜にして最大の味方に変えるケースは過去に幾度もあった。

豊洲問題の煽りモードが終息した後、朝鮮大の認可見直しに踏み込むか否か…それが都民ファーストの会の正体を探る上で重要な試金石となる。

【“北鮮ファーストの会”罷り通る】

都議選投票日の夜、勝利の美酒に酔い痴れたのは、都民ファースト系の議員ではなく、反日メディアだった。急激に酔いから覚めたようにも見えるが、翌日までの狂乱ぶりは顕著だった。

TVニュースでは選挙戦最終日の秋葉原映像がリピートされた。戦慄したのは、どの報道機関も深刻な選挙妨害を指摘せず、逆に「都民の声」という大胆な捏造を行ったことだ。
▽無限リピートされた秋葉原映像(TBS)
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妨害を主導したのは、民進党有田しばき隊の残党である。事件の直後には、しばき隊構成員の顔が割り出され、持ち込んだ巨大横断幕も連中が2年前に作成したものであることが判明した。

反社会勢力を仕切る偽民進党“闇の法相”有田芳生は「共産党とは無関係のクラウド的なもの」と強弁したが、一方で妨害行動の予告もしている。それを自然発生と説明するのは矛盾も甚だしい。
▽しばき隊構成員と籠池妻7月1日(Twitter)
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しばき隊は表の共産党員ではないが、過去の選挙では代々木系候補への支援を隠さず、また口が裂けても北朝鮮を批判しない。有田同様、金正恩マンセーの“北鮮ファーストの会”である。

ちなみに民主党政権下では都内の街頭演説の際、批判的なプラカードを所持していた国民有志が問答無用で警察に拘束される暴挙もあった。会場に接近することさえ出来なかったのだ。
▽公安10数人が殺到して拘束(YouTube)
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参照;ロケットニュース’11年12月21日『民主党街宣への抗議を強制的に隔離か / ネットの声「まるで北朝鮮」』

しかも、この拘束事件は通常の街頭演説で起きた。対して選挙期間中の街頭演説は、公選法225条で保護される。「選挙の自由妨害罪」が厳格に適用され、野次ひとつで現行犯逮捕される場合も多い。

参照:電子政府HP『公職選挙法第二百二十五条(選挙の自由妨害罪)』

今回の妨害事件で拘束者も事前排除もなかったのは、警視庁警備課の判断だ。排除に動いた瞬間、連中が「不当拘束」と大騒ぎすることは目に見えていた。警備陣の傍観は、想定外だったかも知れない。

【集団選挙妨害が解禁された日】

横断幕を広げた瞬間を報道各社のヘリが空撮し、その直後、強制排除に抵抗する形で大混乱を発生…決定的瞬間を捉えた映像を作り出し、安倍首相サイドによる「弾圧」を宣伝するシナリオだったのだ。

有田しばき隊の作戦は失敗に終わった。しかし選挙期間中、閣僚・党首クラスが登壇する街頭演説であっても反対派の組織的妨害が「黙認」されるという悪しき前例を作った。
▽日の丸踏み付ける妨害集団7月1日(Twitter)
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そして、警備陣の排除自粛で決め手となったのは、妨害集団を取り巻くメディアの存在だ。公安組織は伝統的に報道カメラの前での混乱発生を嫌う。

秋葉原駅前の妨害事件では、報道陣ブースの横にしばき隊が集結。どうやって広いスペースを確保したのか? 更に上京した籠池前理事長をTBSが現場に案内し、夫人はしばき隊と合流する。
▽タクシー箱乗りで選挙妨害に同行7月1日(TBS)
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身動きも取れない大混雑の中、なぜ両者がピンポイントで合流出来たのか…自然発生とは真逆で、事前の集合箇所打ち合わせ及び報道関係者による誘導があったことは確実だ。

これまでに同じ秋葉原駅前の演説会場では、閉幕後に撤収作業を進める報道クルーが聴衆に罵声を浴びるシーンが見られた。TBSなどは、その報復で妨害を計画した疑いも濃い。
□秋葉演説終了後恒例の風景


今回、秋葉原妨害事件を報じながら、公選法違反に言及せず、あまつさえ犯罪集団側を擁護した報道機関は、理由を開示すべきである。コンプライアンス違反は既に明らかで、上層部による釈明会見も欠かせない。

「反日メディアの暴走」では済まされない。我が国の普通選挙スタート以来、初めてメディアが加担する選挙妨害事件が起きたのだ。この組織犯罪が裁かれなければ、将来に大きな禍根を残すことになる。
▽公選法違反に触れず絶賛紹介(毎日)
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有田しばき隊が妨害事件を引き起こした7月1日。それは街頭での組織的な選挙妨害が実質解禁された暗黒の記念日だ。




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関連映像:
YouTube『チャンネル桜【緊急特番】守るぞ日本 守るぞ尖閣 Part4』

参考記事:
□デイリー新潮7月3日『都民ファースト・新代表、野田数氏とは――「国民主権放棄」「公金横領疑惑」「ハレンチ豪遊」』
□HuffingtonPost7月3日『野田数氏とは? 都民ファーストの会・新代表は「日本国憲法は無効」の請願に賛成した過去』
□時事通信7月4日『蓮舫氏が続投宣言=反執行部系に不満も-民進』

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この記事へのコメント

風来坊
2017年07月07日 08:27
アネモネ様 ご無沙汰しております。
古希を過ぎて早や3年、すっかりものぐさ病に犯されてしまいました。
貴ブログはいつも拝見させて頂いておりますが、久々にコメントさせて頂きます。

古賀俊昭氏の落選は残念でした。古賀氏と青山霊園の畝傍艦墓所清掃でお会いしてからもう8年になりましたか。
小池百合子のもとに群がった都民ファーストの面々は単なる烏合の衆。思想信条の欠片もない彼らは早晩消え失せる運命にある。
一方ブレることがないのが古賀氏。民度の低い都民はいずれ自らの過ちを悔いることになるでしょう。

ブレまくる小池百合子の腰巾着を務めるようでは野田数も信用なりません。
また反日勢力は多少勢力を増したところで尻すぼみになるのは目に見えています。
真の日本人なら、日本の舵取りは必ずや安倍氏に託するはずです。
塩まめ
2017年07月07日 12:24
古賀俊昭氏は当選しましたよ
風来坊
2017年07月07日 14:07
塩まめさま
ご指摘ありがとうございます。一位ではなかったことが残念でつい筆がすべってしまいました。
ハヤブサ
2017年07月08日 21:42
読売新聞も似たり寄ったりですね・・。
都議選で自民党が惨敗すると、社説で「安倍一強の慢心を反省せよ」と、言いたい放題でしたね・・。少し落ちついてきたので、本日7/8(土)に読売の読者センターに電話して、これまでの記事で腑に落ちない点について意見・質問をしてみた。
〇「安倍一強の慢心を反省せよ!」、「安倍一強のおごりを改めよ!」という表現が踊っていたが、これらは自民惨敗の要因とは関係のない捉え方ではないか?と聞いたところ・・・

読者センターの返答は、「記事に書いてあることが全てで、それ以下でも以上でもない。」、まさに黙って読んでいろ!という対応でした。

都議選での自民の大敗は、先の都知事選からの流れからして予測できたこと! 自民・都議連の対応が小池知事と対決するといった構図となって、有権者には小池知事が進める都政改革の「抵抗勢力」と映ってしまったためでしょう。
読売新聞は、「水に落ちた犬は叩け!」とばかりに、週刊誌並みの記事の満載でした。

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