伊勢と広島を結ぶ祈り…朝鮮4万人犠牲説の計算式

安倍首相に伴われオバマは神域に入った。広島核攻撃の直前に伊勢神宮を見舞った禍事とは…そして「謝罪を求めない日本」の姿勢が際立つ中、朝鮮人犠牲者4万人説の嘘を暴く計算式が判明した。
画像

「伊勢神宮は悠久の歴史を紡いできた。日本の精神性に触れて頂くには大変良い場所だ。G7のリーダー達と伊勢神宮の荘厳で凛とした空気を共有できれば良いと思う」

昨年6月の会見で安倍首相は、そう語った。警備上の問題からサミット開催地は大都市から景勝地に移る傾向にあったが、伊勢志摩の選定は意外だった。
▽冬至の朝の伊勢神宮・宇治橋(file)
画像

「精神性」「凛とした空気」といった言葉も、俗物的な政治指導者には凡そ似つかわしくない。だが、今回のサミットは閉幕後の出来事と共に日本人が長く記憶に留めるであろう印象的なものとなった。

5月26日午前、五十鈴川に架かる宇治橋の袂に、各国首脳を迎える安倍首相の姿があった。仏・オランド大統領を皮切りに順次、首脳が到着。握手とハグで歓迎する。
▽加・トルドー首相の到着(加政府HP)
画像

予定通りだったのか、偶々だったのか…遅れて最後に到着したのはオバマ大統領だった。安倍首相は案内するように2人で橋を渡る。聖と俗を分かつ境界の橋。その先にあるのは神域だ。
▽神域入りした瞬間の両首脳5月26日(AP)
画像

G7首脳によるお伊勢さん参りはサミット公式関連行事の一環に組み込まれた。二拝二拍手一拝の作法に拘らず、「参拝」ではなく「訪問」と表現された。しかし神宮大宮司は当日の模様を、こう明かしている。

「御神前では首脳各位が御垣内に進まれ、我が国の伝統に沿った形で表敬頂いたことに対して深甚なる敬意を表します」

首脳の中に隠れ原理主義者が居て頑なに作法を拒むというアクシデントはなかったのだ。一部では「首脳が境内を歩いて回った」と報道されたが、紛うこと無き伊勢神宮内宮・御正殿での御垣内参拝である。
▽正宮前の記念撮影5月26日(代表撮影)
画像

海の果ての異国の長が御神前に集うことなど、長い歴史の中でも一度として起こりえなかった。正に快挙と言えよう。

【聖なる杜を灰に帰す“精神攻撃”】

御垣内参拝を前にG7首脳は内宮で記念植樹を行った。巨木になる神宮杉の苗木だ。200年後の未来に生きる私たちの子孫は、大きく育った「サミット神宮杉」を仰ぎ見ることになるだろう。
▽G7首脳による記念植樹5月26日(AP)
画像

「平和と静謐、美しい自然のこの地を訪れ、英国首相として伊勢神宮で敬意を払うことを大変嬉しく思います」

英国のキャメロン首相は、そう記帳した。伊勢神宮の神域に入った核首脳は一様に「精神性」や「凛とした空気」を感じ取った模様だ。オバマ大統領も、次のように印象を記した。

「It is a great honor to visit this sacred place, which has brought comfort and peace to generations(幾世にも渡り、癒しと安寧をもたらしてきた神聖なこの地を訪れることができ、非常に光栄に思います)」
▽オバマ大統領の記帳(伊勢神宮HP)
画像

季節も良かった。午前中は曇天だったものの、各首脳が神域に入った頃、境内は柔らかな日差しに包まれていた。新緑に覆われた伊勢神宮もまた神々しい。
▽参集殿を出たG7首脳5月26日(代表)
画像

官邸と外務省は宗教性の排除に腐心したが、欧州メディアの中には。神道とナショナリズムを結び付けて勘違い批評するものもあった。英BBCなどは無理解と誤解の代表だ。

「『安倍首相は伝統的な価値観の復活を望む保守派に迎合している』と言う批評家もおり、伊勢神宮訪問が議論を呼んでいる」
▽内宮を進むG7首脳5月26日(代表)
画像

日本人にとって神社参拝は、政治スタンスとは無関係だ。これは英国やドイツで、プロテスタントの国民全員を「保守派」と位置付けるかのような間違いである。一方、正しく理解している記者もいた。

「神道は日本の美しい文化の一つ。海外の首脳がバチカンを訪問するのと同じだ」
▽正宮に向かうG7首脳(伊勢神宮HP)
画像

サミットを控え、外務省はプレスツアーを行い、G7以外の国の報道機関も伊勢神宮に案内された。「素晴らしい聖地」という声が圧倒的だったが、そこには隠された歴史の1ページもあったのではないか…

大戦末期に起きた伊勢神宮空爆である。3回に渡る集中攻撃。神木と崇められた樹齢300年の太郎杉が命尽き、外宮は焼夷弾の雨に見舞われた。日本精神の中枢破壊を狙った暗黒極まりない作戦だった。
▽伊勢空襲で壊滅した市街地S20年(file)
画像

70年前の連合国軍が焼き尽くそうと試みた場所。そこに英米の首脳が参り、「神聖な地」と讃えたことは実に意義深い。だが、サミット報道で内外のメディアは唯1社も、この伊勢神宮空襲に触れなかった。

最大規模の空襲で外宮が火の海と化したのは、昭和20年7月29日。広島核攻撃の1週間前の禍事であった。

【「謝罪を求めない日本」高評価】

「我々が選びうる未来の中で広島と長崎は、核戦争の夜明けとしてではなく、我々の道義的な目覚めの始まりとして記憶されるだろう」
▽演説するオバマ大統領5月27日(ロイター)
画像

オバマ大統領は広島演説をそんな言葉で絞め括った。キーワードとされた「道義的責任」は遂に出なかった。訪日を前に、米大統領副補佐官は、こう語っていた。

「米国が『核兵器のない世界』を目指すことと核廃絶を主導する特別で道義的な責任を持っていることに改めて言及するだろう」
▽訪日前に取材受ける副補佐官5月(ANN)
画像

単なるホワイトハウス高官の予想ではない。発言したローズ補佐官は大統領のスピーチライターで、2009年のプラハ演説を執筆した当人。取材を受けた時点で広島演説の最終稿は完成していたはずだ。

演説当日までの約1週間で何があったのか…プラハ演説後、オバマは米国内で批判を浴び、ノーベル賞授賞式のオスロ演説ではトーンダウンを余儀なくされた。それと似た論議が背後にあったと推測する。
▽献花するオバマ大統領5月27日(ロイター)
画像

オバマ広島演説に対する見方や評価は人それぞれだ。素直に感銘を受けた人もいれば、肩透かしを喰ったと批判する人もいるだろう。個人的には当初、「演出過多」という印象を覚えた。

演説中、効果的なタイミングで差し込むオレンジ色の夕陽。スピーチ台本も、核兵器使用の決定権を持つ超大国のリーダーとしては、かなりポエティックだった。
▽森重昭さんとオバマ大統領(ロイター)
画像

それでもオバマ・安倍両首脳の演説終了後、参列した森重昭さんと抱擁するシーンに触れ、何かが浄化されたような感覚を得た。これを演出と断じるのは、失礼だろう。

共同通信が実施した世論調査によると、オバマ広島訪問に対して98%が「良かった」と回答した。どんな調査でも一定数の異論が出る。不健全な匂いもするが、この98%は驚異的な数字だ。
▽被爆者代表と話す両首脳(AP)
画像

設問が「広島訪問」だったこと注目する。オバマ演説の内容を評価したものではないのだ。被爆者の代表として参列した坪井直さんは大統領の手を握り締め、こう言った。

「原爆や核の問題は人類の不幸。米国を恨んでいるわけではない」
▽大統領と話す坪井直さん(代表)
画像

その時、坪井さんは笑顔だった。また、生中継カメラが演説後に談笑する被爆者代表の姿を捕らえることもあった。そうした被爆者代表の振る舞いが、多くの日本人の琴線に触れたでのないか。

対照的だ。余りにも対照的だ。

【“即死者4万人”の戦後ライフ】

オバマ大統領の到着前、広島・平和記念公園の一角は、黒装束の異様な外国人集団に占拠されていた。被爆者を自称する南鮮人だ。「謝罪&補償」のテンプレ国定コールを連呼し、毒気を振り撒く。

パク・クネのアフリカ歴訪には目もくれず、南鮮はメディア・民間一体でオバマの広島訪問を牽制。遂には自称被爆者団体が現地に乗り込む騒ぎになった。
▽公園を一部占拠する南鮮団体5月27日(聯合)
画像

「広島と長崎に投下された原爆で、約7万人の韓国人が被爆し、約4万人が死亡した」(聯合ニュース)

南鮮メディアや北海道新聞は、南鮮人犠牲者が「広島3万人・長崎1万人」と断定的に書き立てる。被爆者数ではなく、死亡者数だという。本当の被爆者を愚弄する捏造記事だ。

出稼ぎ工の家族を中心に朝鮮人犠牲者は実際に居たが、広島の犠牲者名簿に刻まれているのは2771人。そこには近年物故した者も含まれている。一体、10倍の犠牲者は、どこから湧き出てきたのか?
▽鎮魂の場で絶叫する南鮮人集団(AFP)
画像

自称被爆者団体の主張を辿ると、捏造ファンタジーのネタ元は案外、単純だった。第1の資料は、昭和19年度の朝鮮半島出身者数を示した旧内務省警保局のデータだ。

広島県=8万1863人 長崎県=5万9573人

他府県と比較しても多い。これは広島県には呉工廠、長崎県には佐世保工廠や炭鉱があったことが影響している。南鮮団体はこの内、広島で5万人、長崎で2万人が被爆したと決め付ける。
▽核攻撃直後の広島市中心部(file)
画像

爆心地の広島市中心部や長崎市内に、朝鮮人が大勢住んでいたという杜撰な初期設定。県と市の違いすら理解していない。そして、第2の“資料”は、南鮮の団体が’72年に提示した帰国者数だ。

南鮮に戻った者=2万3000人

おわかり頂けだろうか。設定被爆者7万人からザックリ南鮮帰国者を引いただけである。「帰ってこない=死亡した」という乱暴すぎる決め付けから「犠牲者4万人」が出現した…
▽報道陣へのデタラメ歴史講義5月27日(AP)
画像

南鮮側は「日本に残った者もいる」としている。それが7000人ということなのだろう。妄想に拍車をかける「日本残留組」の推定数。この引き算の回答ミスは、“強制連行”の捏造神話に起因する。

南鮮では広島・長崎両県の朝鮮人が意思に反して日本に連れて行かれた者と設定する。だから戦後になったら喜んび勇んでみんな帰国するはず…ところが、歴史の真実は違った。
▽実在の朝鮮人出稼ぎ工(file)
画像

昭和19年に両県にいた朝鮮人は出稼ぎ工とその家族である。密航などの手段で自ら望んで列島にやって来た人々だ。戦争が終わったからと言って、帰る理由も戻る故郷もない。

朝鮮人犠牲者4万人の正体は、戦後の我が国で暴れまくり、その後も居座っている在日である。その場しのぎの歴史捏造で収拾がつかなくなる見本だ。

【被害者捏造がバレた5月27日】

「亡くなった10万人を超える日本の男性、女性、子供たち、数千人の朝鮮半島出身の人々、そして捕虜になった十数人の米国人」(日経新聞訳)
▽演説するオバマ大統領5月27日(AFP)
画像

オバマ大統領は広島演説の冒頭で朝鮮人犠牲者に触れた。これは訪日を前にクネ政権から強い働き掛けがあった為と考えられる。だが、結果は裏目に出たようだ。

「thousands of Koreans」をどう訳すか、報道各社は割れた。NHKや時事通信は「数千人の」、産経や捏造紙は「何千人もの」、共同通信や読売は「多くの」と訳した。
▽言葉を交わす両首脳5月27日(AP)
画像

「数千人」という訳が必ずしも正解ではないが、南鮮側の設定数と大きく掛け離れている。公園を占拠した自称被爆者は、海外メディアに対し、こう訴えていた。

「7万人から4万人の韓国人が広島と長崎で死亡した」

参照:DailyMail(AFP)5月26日『Korea A-bomb victims angered by Obama's Hiroshima visit』

▽犠牲7万人説を唱える団体代表(朝日新聞)
画像

最大で7万人…いきなり3万人も増えている。しかも日本政府が90年代初め、半島在住被爆者に対して実施した総額40億円の医療支援を隠し、「謝罪&補償」を訴えている。

ホワイトハウスが朝鮮人被爆者数について精査したか否か、舞台裏はは判らない。だが「thousands」という表現が南鮮の「4万人説」を無視したものであることは明らかだ。
▽慰霊碑前に並んだ日米首脳(AFP)
画像

これは米国内で流布される「性奴隷20万人虐殺説」にも影響を及ぼす可能性がある。少なくともオバマ政権は、南鮮側が提示する“被害者数”に疑いを抱き、これまでのように言い値で受け入れることはない。

我が国が直面する様々な歴史戦。オバマ広島演説には、それを援護する側面があった。産経新聞の湯浅博論説委員は「対日歴史カードを打ち砕く一撃」と評した。
▽広島演説を実現させた安倍外交(AP)
画像

江沢民から続く中共の反日政策を主眼にした論説だが、南鮮との歴史戦にも有効に作用する。謝罪しなかった米国を日本国民は非難せず、好意的に受け入れたのだ。

それは「謝罪こそが友好の第一歩」と絶叫する反日陣営の主張を根底から覆すものだった。高評価98%という世論に最も震え上がったのは朝日新聞だろう。
▽公園でがなり立てる南鮮団体5月27日(朝日)
画像

多くの日本人は、広島で騒ぐ南鮮人集団を「異質な人々」と感じたに違いない。これまで同様、反日陣営が「真摯な反省」を求めても、世論は反発し、逆に憤りを露わにする。

捏造史を元に脅して強請れば、土下座してカネを差し出す…そんな“ひ弱で哀れな日本”は、過去のものになろうとしている。



最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります

banner1

参照:
□伊勢神宮HP5月26日『神宮表敬に際してのG7首脳の記帳について』
□伊勢神宮HP5月26日『伊勢志摩サミットに伴うG7神宮表敬について』
□首相官邸HP5月27日『広島訪問 日米両首脳によるステートメント』
□政府ネットTV5月27日『日米両首脳による広島訪問』

参考記事:
□産経新聞5月26日『「二拝二拍手一拝」は求めず、自由に拝礼…参加国首脳らが伊勢神宮を訪問」』
□産経新聞5月26日『神宮の自然と伝統に敬意 各国首脳らの記帳公開』
□読売新聞5月27日『「保守迎合」「美しい」…神宮訪問の海外反応」』
□読売新聞5月27日『「神宮」訪問、首相こだわり…保守層への配慮も』

□産経新聞5月30日『オバマ大統領の広島訪問は中国の対日歴史カードを打ち砕く一撃となった 特別記者・湯浅博』
□日経新聞5月27日『8月6日の記憶 消えてはならない オバマ氏の演説全文』
□産経新聞5月27日『演説を読み解く…「唯一核使った米国には行動する責任がある」と指摘したプラハ演説から7年目の回答』
□産経新聞(ヤフー)5月27日『オバマ米大統領広島訪問 歴史動いた…被爆者「後ろ向いたらいかんよ」』
□共同通信5月29日『内閣支持率上昇55%、世論調査 米大統領広島訪問98%が好評価』
□ZAKZAK5月28日『歴史的な米大統領広島訪問 在韓被爆者団体は「謝罪と賠償」強く求める』
□朝日新聞5月17日『在外被爆者、大統領訪問に思う 韓国・ブラジル・カナダ』
□聯合ニュース5月12日『韓国の被爆者支援団体 日米政府に謝罪要求』
□朝鮮日報5月28日『オバマ氏広島訪問:死者を悼むために来たけれど死者数は勘違い?』(魚拓)
□中國新聞H7年3月26日『検証 ヒロシマ 1945~95 <10> 被爆韓国・朝鮮人②』

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック