「日本核武装」に中共指導部は狼狽せよ

金正日の核実験強行は東アジアの軍事バランスを一夜にして変える。その時、日本に残された数少ない対抗策が核武装だ。中共が最も恐れる「日台核保有」が現実の話として語られ始めるだろう。
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【大島大使の奮戦つづく】

現地時間の3日から非公式協議が始まった国連安保理は、大島賢三・国連大使のまとめた議長声明案の内容をめぐって日米と中ロのつば迫り合いが続いた。

議長声明案には、北朝鮮が要請を無視した場合、国連憲章に基づいた追加措置にも言及する内容が盛り込まれている。追加措置とは国連憲章第7章による制裁発動である。

今回も大島大使は素早い対応で声明案を用意したが、中ロの妨害工作にあい、5日の実務者協議では一歩後退し、日本時間の7日未明、報道声明で決着する見込みである。
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報道声明では弱過ぎる。北朝鮮の国連大使の高笑いが聞こえてきそうだ。

それでも大島大使は、7月のミサイル乱射に続き、今回も懸命に理事国の意見集約に奔走した。

国連を舞台にした日本外交の何かが変化したようだ。

【中共は日本核武装に怯えよ】

しかし、北朝鮮が核実験を強行しない限り、国連としては何ら有効な手が打てなくなったのも事実だ。国際社会は既定のルールに乗っ取って、核実験を停止させる手段を失った。

北が核兵器で恫喝してくれば、それこそ日本の安全にとって最大の危機となる。
しかし、ピンチをチャンスに変える手立てがある。

それが日本の核武装宣言だ。

8日に北京を訪れる安倍首相は、中共指導部に対して「日本核武装」を仄めかし、揺さぶりをかける絶好の機会を得た。
示唆するだけでも充分だ。
胡錦濤を始め、中共の暗黒幹部たちは周章狼狽するだろう。

これは冗談でも暴言ではない。

戦後体制(YP体制)とは、核兵器出現後の世界観で構築されている。米国が我が国に投じた卑劣な2つの原爆によって、兵器の概念は大きく変わり、戦争のあり方を根本から変えた。「核には核」が2大核大国による東西冷戦構造を支え、一方で大国間戦争の抑止力となった。

こうした歴史的な事実を中共はよく知っている。そして自らも核大国の道へ邁進した。更に、こうした核兵器の無効化が、仮想敵国の核兵器出現を待って初めて達成されることも承知している。

これを「核ドミノ」として非難する反核団体もあるが、理想論を除去したリアルな国際社会では、当然の国防手段として認められているものだ。印パ両国は国際非難を轟々と浴びる中でも国民を守る手段として核保有を選択した。

北の核実験後の世界では、日本が選ぶ道は3つしかない。

1)列島住民の安全を守るため北の恫喝に屈する。

2)日本の核武装宣言

3)米軍の武力行使による北の基地破壊

中共が最も恐れているのが日本・台湾の核武装だ。

東アジア地域の核保有国は、中ロ2カ国。中ロはこれを既得権益として、40年以上、他国を威圧し続けてきた。そのバランスが崩れ、核による恫喝手段を失うのだ。

これまで4番目の選択肢としてあった「中共による説得」が模索されていたものの、結果、わが国は裏切られた。

「6カ国協議」という言葉はお馴染みだが、そこには初めからトリックが隠されていた。この多国間協議の実体は北朝鮮から「核を取り上げる」為のマルチテーブルである。
その最終目的のみで5カ国が実に4年にもわたって討議を重ねてきたのだ。本来なら「北朝鮮核廃棄協議」とでも呼称すべきもので、そうしなければ本質も目的も見えてこない。

ホスト国を名乗り出て、北朝鮮を押さえつけられると豪語していた中共は、その失敗を今、問われなければならない。結果が、日台の核武装であっても非難できる筋合いではない。

我が国は中共の言葉を信じて4年も耐えた。その結果が、金正日の核実験警告に結びついた。
日本列島の住民を核の恐怖にさらした責任を直ちに取ってもらおう。

【北の核実験施設はここだ】

核実験が強行されるとすれば、それは北朝鮮のどの地域なのか?
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8月17日、米ABCテレビが「政府高官の話として核実験開始の兆候が見られる」と報道した。

場所は、プンゲヨク。これまでに殆ど知られていないエリアだという。韓国内の報道機関は、咸鏡北道吉州郡豊渓里ではないか、と伝えている。朝鮮半島の北東部だ。

94年の核疑惑で焦点が当てられた寧辺(ヨンビョン)やIAEAによる査察が行われた金倉里(クムチャンリ)があるのは、北朝鮮北西部であった。

似たような山岳エリアだが、これまでに東北部で大規模な核関連施設は発見されていなかった。日本海に面しているのが注目だ。

ABCの報道では、疑わしい車両の動きや巨大ケーブルリールの積み降ろしが確認されたという。ケーブルは、地下実験施設と地上の観測機器を結びつけるものだ。
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この報道に関してホワイトハウスは声明を発表して、北朝鮮の挑発行動を非難。また「機密情報についてはコメントできない」と敢えて確認を避けたが、それはABCのスクープに信憑性を与える以外のなにものでもなかった。

取りあえず核実験場所はここと断定しておこう。

そして、プンゲヨクという地名が実験強行によってTVで連呼されないことを願う…

【偵察飛行と実験確認作業】

沖縄の嘉手納基地からはWC135偵察機が発進し、上空からの監視を強めている。
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これは大気中の微量な放射性物質を採取して、データ分析する特殊専用機だ。化学的な知識はないが、日本の原発などで問題視されるクリプトン85などをキャッチするのではなかったか。

また気象庁の地震観測システムでも甚大な爆発は感知できる。当然WC135よりも早く、直後に観察できるはずだ。ただし、北の核実験が実際の核爆発を伴うものでなければならない。

核弾頭には高濃縮ウラン型とプルトニウム型があるが、補北朝鮮が狙うのは質量が小さく、弾頭部に搭載可能なプルトニウム型だ。
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実験には、コールドラボ実験とホットの二種類があり、コールドラボは核物質を除いた状態で起爆装置の精度を確認するものだ。パキスタンが87年に成功させ、核保有の第一歩を記したのもコールド実験だった。

パキスタンから技術供与を受けていた北朝鮮は90年代前半、もしくは第一次核危機後の90年代後半に実験を済ませていると見られる。なお、カーン博士が核ネットワークで名を馳せたのは、ウラン高濃縮装置の“実演販売”だった。

プルトニウム型核爆弾では、インプロージョン方式と呼ばれる爆縮装置の完成が鍵となるが、脱北技術者によれば遥か以前に整備済みだと言う。

爆縮とは、バスケットボール大の球体表面を覆う炸薬がマイクロセコンド単位で同時発火し、衝撃波を中心部に向かわせて核連鎖反応を導き出す作業だ。その際、衝撃波を内向きに作用させる高性能の爆縮レンズも必要となる。

残念なことに北朝鮮は、全ての装置を持っている。

あとは金正日がボタンONの指示を出すだけだ。

それを止められる手段はもう殆どないだろう。

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この記事へのコメント

21seiki
2007年06月10日 08:58
日本核武装論
 日本が核武装をすると宣言する必要はない。
そんな馬鹿な宣言をすればたちまち経済制裁を
受ける。しかし、絶対に核武装はしないと宣言するのも馬鹿だ。日本の政治家はこういうべきだ。「北朝鮮の核保有を世界が黙認するならば、日本の世論も核武装にかたむき、政権はそれを無視できなくなる。」と。そう言えばアメリカもロシアも中国も少しは本気で北朝鮮の核放棄に取り組むだろう。
また、核開発は宣言してやるものではない。密かにやるものだ。開発に時間のかかる起爆装置などはすぐにでもとりかかるべきだ。ウラン濃縮用の遠心分離器も万の単位で用意しておくことだ。そしていざとなればそれこそ3日で出来る体制を作り上げておくのだ。

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  • ブ-ビートラップ。イスラエルを知っているか?

    Excerpt: 朝日新聞の報道によると中共政府が穴倉の北朝鮮をこうやって引っ張り出したようだ。こうある。 北朝鮮のとるべき措置を 「核施設の稼働停止」と「査察受け入れ」 の2点に絞った案を提示した。同時に、中国案は .. Weblog: 爾今日記 racked: 2006-12-10 11:39
  • 金正日を舐めてかかるな

    Excerpt: http://news.livedoor.com/topics/detail/3090363/http://news.livedoor.com/topics/detail/3090355/世間一般の皆.. Weblog: 右派社民党公式ブログ racked: 2007-03-24 21:32