“ウイグルの母”ラビアさん…ノーベル平和賞で無念!

現在最も危険に晒されている世界的な人権活動家ラビア・カーディルさんが再びノーベル平和賞を逃した。発表の直前まで中共は非道な妨害工作を行ってきたも判明している。ノーベル財団は圧力に屈した形が、それは今後のラビアさんの活動を損ねるものではない。
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【狙われる平和賞候補者】

無念である。

今年度ノーベル平和賞の栄冠にラビア・カーディルさんが輝くことはなかった。ラビアさんは、中共による東トルキスタン(植民地名:新疆ウイグル)での弾圧・抑圧を告発し、人権を守る活動を続けている人物だ。

詳しい経歴や、これまでの深刻な被害などについては『真Silkroad?』様を参照して頂きたい。
http://kok2.no-blog.jp/tengri/

簡潔に経歴を記す。

ラビアさんは99年に中共当局によって不当に拘束された後、国外に新聞の切り抜きを送ろうとしただけで「国家機密漏洩罪」に問われ、懲役刑を言い渡された。

中共お得意の非道な弾圧である。

その後、この不当逮捕について世界から支援の声があがり、獄中でラフト人権賞を受賞。
生還を果たすことができた。
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米国亡命で身の安全が保障された思われた矢先、中共のテロリストが大型トラックを凶器に使い、襲われる。
辛うじて一命だけは取り留めた…

それが今年の出来事だった。

これは決して事故などではない。中共は革命成立後、一貫して謀殺を企て、権力に逆らう者を抹殺してきた。
誤解を恐れずに敢えて言うが、わが国で中共にいったん取り込まれた者が、罵声を浴びても中共寄りの姿勢を崩さないのは、このような謀殺手段を容赦なく繰り出すと知っているからだ。
明白な脅迫を受けるケースもあると聞く。

安倍首相訪中などで偽りのイメージを振りまく中共の本当の姿は、人権など微塵も気にしない独裁政権である。

その中共の魔の手から逃れるためにも今年度こそ、是非、ラビアさんにノーベル平和賞の栄冠を捧げて欲しかった。

その受賞は、単に個人の評価や植民地支配の実像を暴き出すだけではなく、ラビアさんに「強固な防護服」を与える意味があったのだ。
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絶対に、中共は諦めないだろう。あらゆる手を使って「無効化」をはかって来る。注意は怠れない。

今回のノーベル平和賞発表までの中共による表向きの脅迫行為だけでも、異常だ。

【訪問団を北京で脅迫…】

以下の情報は10月3日の産經新聞2面に掲載された北京発の記事から事実を引用し、論評を加えたもの。

9月にラビアさんが候補者191人の中に選ばれたと報じられた直後から、中共は表向きの妨害活動をスタートする。

9月12日
中国外交部のスポークスマンが、ラビアさんをテロリスト呼ばわりして非難する。

これは中共の公式見解だが、どっちがテロリストなのかは明白だ。暗殺を企て、実行した中共こそ、劣悪な国家テロの首謀者である。現代でも、そんな妄言を国際社会の人々が信じると思っているのか…

9月16日
『環球時報』はこう伝えてラビアさんを非難した。

「近年、ノーベル平和賞は西側諸国の政治的な道具に利用され、大衆の批判を浴びている」

今時“西側諸国”という表現を使う辺りが、中共のレトロ感覚を物語っている。世界の大衆から非難を浴びているのは、中共政権の方だ。

9月21日
中共は遂に国家として恥も外聞もなく恫喝する。
北京を訪れたノルウェーの外交政策委員会代表団に対し、中共の張業遂外務次官はこう語ったという。

「(ラビアさんが)ノーベル平和賞を受賞すれば中国とノルウェーの外交関係にダメージが与えられる」

政府の外交当局者が使う言葉ではない。
外交問題化させると明言しているのだ。

前近代的な考えに基づくあからさまな恫喝である。対して、ノルウェー側は一蹴したという。さすがだ。ヨーロッパでは、中共の非道性は広く認識されている。
この期に及んで恫喝する中共が異常なのだ。

【知名度UPが命を救う】

今年度もラビアさんが受賞を逃したことは残念極まりないが、上記の新聞報道のように顔写真入りでラビアさんが紹介されたことは大きい。

世界的な通信社AFPも9月末にラビアさんを取り上げていた。
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日本語版の記事では「3氏が接戦」と伝えていた。フィンランドのアハティサリ前大統領を最有力に、ラビアさんとユドヨノ大統領が熾烈な競争を演じていると報じていた。

191人中の3人である。

こうした欧州の報道をもって、今年度、ラビアさんは最終候補にあがったと表現して良いだろう。

受賞には至らなかったものの、「最終候補」の栄誉は大きい。このような肩書きは、ラビアさんの今後の活動支援や、紹介にあたって存分に活用すべきだろう。

中共もノーベル平和賞の最終候補者を手にかけたとなれば、激しい非難に晒されるどころか、政権が崩壊しかねない。多少はプレッシャーになるに違いない。

【非道の反平和賞国家・中共】

89年にダライ・ラマ14世法王猊下がノーベル賞を受賞された経緯は、ラビアさんとはかなり異なった政治情勢が幸運に作用した。

第二次天安門事件の直後で、各国が経済制裁を行うなど中共はそれまでにない大逆風を受けていた。
また、その年の2~3月に起きたラサの民主化要求で、胡錦濤率いる軍隊が僧侶らに発砲する映像が世界に流れ、中共鬼畜政権への正しい認識が急速に広まっていた。

更に、法王猊下を頂くチベット亡命政府が反中共のインドに保護されていたことも大きい。この点は、表向き中共と険悪になれないアメリカに暮らすラビアさんとの違いだった。

ラビアさんと同じく、アメリカを生活基盤にする民主化運動の英雄・魏京生氏もまた、最有力候補と目されながらノーベル平和賞を逃している。
この時も中共はなり振り構わぬ妨害工作に務めたことが分かっている。

【ラビアさんを守るためには】

心強いのは、いつもヨーロッパの人権団体だ。わが国のエセ人権団体とは性質も格も異なる。今回、ラビアさんが最終候補の一角を占めたことを受けて、さらにEUでの知名度上昇が図られることが望ましい。AFPの報道を見て、そんな予感がした。
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講演や書籍などを通じ、ラビアさんの名前と活動が伝えられれば、中共の謀略は幾分か計画縮小を余儀なくされるだろう。

ただ、それだけでは充分でない。EUは昨年3月、ラビアさん釈放時に議長国声明を発表し、中共に対し釈放歓迎の意を伝えるとともに、人権弾圧体制に苦言を呈している。これはEUの指導層に中共の宗教弾圧を糾弾する勢力が根強く息づいていることを示している。

同じように、わが国の政治家の中からもラビアさんらを正面から支持する者が登場しなければならない。来日講演などを催すにあたっては、中共の暴風をはね除ける為に政治力も必要となる。

3年前の法王猊下来日に際しては「チベット問題を考える議員連盟」が前面に立って中共を牽制した。
前年に猊下がトランジットで成田に降り立った隙をついて米田建三衆院議員(当時)が“密会”するなど高度な政治テクニックが使われ、下準備が進められたのだった。

日本のマスメディアには何ら期待しないが、東トルキスタン問題でも正面から取り組む政治家が独りぐらい居てもよいだろう。国政だけで500人もいるのだから。


最後になったが、今年度のノーベル平和賞はバングラディシュで貧困層向けの銀行を設立して、各国のモデルケースとなったムハマド・ユヌスさんに贈られる。
記憶に間違いなければ、何年か前にNHKの「世界who’s who」で詳しく紹介されていた人物だ。
貧困と戦う姿勢に、感動した覚えがある。
おめでとうござます。
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ラビアさんの代わりが、変な人物や組織ではなく、大好きなベンガル人だったことに少しホッとしている。

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