教科書の中の捏造慰安婦…河野談話に刻まれた秘密合意

米外交中枢に返り咲いた男は慰安婦合意の仲介者だった。南鮮政権の自滅が近付く中、我が国の教科書には禁断の反日プロパガンダ用語が復活。雑菌再繁殖の危殆に瀕する。
歴史教科書に載った捏造イラスト(産経).jpg

「’15年合意の精神に従い、日本が反省して真の謝罪すれば問題の99%が解決する」

何度、首を挿げ替えても反日脳の大臣が出てくるだけだ。南鮮の新外交部長・鄭義溶(チョン・ウィヨン)は3月31日の会見で、我が国に対して“真の謝罪”を求めた。

10億円財団を強引に解散させておきながら、合意の精神など言い出す。相変わらず報道で「日韓関係の障害」とされる慰安婦問題だが、二国間外交の焦点ではなく、南鮮が抱え込む国内の爆発物である。
▽会見で毒づく南鮮の新外交部長3月31日(NNN)
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しかも新外交部長の発言は約5ヵ月ぶりとなる日南外務局長級協議の前日で、当然、協議は平行線に終わった。状況は、1月の慰安婦最高裁判決で南鮮不利。文在寅政権は完全に追い詰められている。

「個別の外相会談が開ける状況ではない」

外務省幹部は、そう見通す。4月下旬にも日米南3ヵ国外相会談が予定されるが、マルチだけで日南のバイは開かれない模様だ。その直前に李容洙原告の“慰安婦判決”第2弾が出る。
▽外務省を出る南鮮外交部局長4月1日(日経)
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都内の局長級協議と並行して米メリーランド州では4月2日、3ヵ国の安保担当高官による会合が開かれた。日南の個別会合も行われたが、北朝鮮問題に限定したと見られる。

舵取りを担う米国には不安要素も多い。北朝鮮がミサイル恫喝を繰り返す中、バイデン政権が朝鮮半島対応で実を取る為に、日南の連携を模索する可能性があるのだ。オバマ政権の嫌な記憶が脳裡を過ぎる。
▽慰安婦問題で対日批判するオバマ’14年(AFP)
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対北アプローチで手詰まりに陥ったオバマは、日南の懸案解決で一点突破を図り、我が国が譲歩する格好で握手させられた。それが’15年の慰安婦合意だった。得をしたのは駄々をこねた南鮮である。

オバマ第3期とも揶揄されるバイデン政権で、悪夢の再来は有り得る。だが南鮮では、バイデン外交に対する警戒感が根強いという。キーマンは国務長官のブリンケンだ。

【影の“仲裁委員”が正体を明かす】

「2人から信頼を得ていた私は、夫婦問題のカウンセラーのように、縒りを戻す良き相談相手になった」

5年前、バイデンは米外交誌のインタビューで誇らし気に語った。2人とは安倍前首相とパク・クネ。自らが慰安婦合意の立役者だと自慢したのだが、嘘臭い。

参照:The Atlantic’16年8月27日『The Geopolitical Therapist A conversation with Vice President Joe Biden』

米新政権では、ジェイク・サリバンらオバマの懐刀が中枢に復帰した。その中、慰安婦合意に関わったのが国務副長官だったブリンケンだ。この程、あっさりと裏話が明かされた。
▽都内で開かれた日米2プラス2会合3月16日(共同)
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「ブリンケン国務長官は当時、中心となって慰安婦合意の仲介を果たしました」

米国務省スポークスマンは3月12日の会見で、そう述べた。これに先立ち、3月3日付けワシントン・ポストはブリンケンを讃える記事で、「米国の助けを借りて歴史的合意がなされた」と報じていた。

参照:ワシントン・ポスト3月3日『As Biden seeks to restore alliances, a souring Japan-South Korea relationship presents a challenge』

記事によると合意に繋がったのは、ブリンケンが提唱して始まった日米南3ヵ国外務次官協議だという。第1回は’15年4月で、2回目は慰安婦合意直後の’16年1月に開催されている。
▽3ヵ国次官級協議で訪日した副長官’16年(産経)
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「米国内を含め、全ての人々に合意を支持するよう求めており、合意の精神に従って行動することを望む」

来日時のブリンケンの言葉は、強気だった。当時の野党や挺対協の反対論を牽制する発言だが、これを受け、米西海岸では合意撤回を求める在米朝鮮人団体が国務省関連ビルに押しかける騒ぎも起きた。

「市民権を踏み躙ったブリンケンをクビにしろ」
▽LAの合意破棄要求集会’16年1月(聯合)
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異例の名指し非難である。一部では仲介者がブリンケンであると判明していたのか…詳細は不明だが、日南合意での「仲介者」は、単なる後見役とは異なる重みを持つ。

日南請求権協定は第3条2項で、紛争を外国解決できなかった場合に仲裁委員を置くと定める。これに沿う形でブリンケンは当時、仲裁委員の役割を担ったのではないか。

「慰安婦合意は手続きの問題がある密室合意だった」
▽新政権初の米南外相会談3月17日(ロイター)
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就任前の聴聞会で「密室」と罵倒した南鮮新外交部長は、立つ瀬も寄る辺もない。慰安婦合意の裏を知り、当事者にも等しいブリンケンとの初会談は、相当息苦しかったに違いない。

【「従軍慰安婦」再び教室侵入】

歴史戦の慰安婦論争は終結し、史実を巡る認識が外交の争点として再浮上することもない。南鮮国内の処理次第である。だが、我が国が“内部”に抱える捏造慰安婦問題の終わりは見えない。

この春から中学校で採用される一部の教科書に「従軍慰安婦」が復活した。手垢塗れのプロパガンダ用語を盛り込んだのは山川出版社で、昨年3月に検定をパスしたものだ。
▽反日陣営が絶賛する山川の教科書(ハンギョレ)
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「慰安婦」に関して前回の検定で27冊中11冊だったが、今年の検定では歴史総合12冊中9冊と記載比率が激増。「従軍慰安婦」も山川以外に2社が記載するなど雪崩をうった状態である。

「従軍とは軍属を指す呼称で、従軍看護婦とか従軍僧侶はいたが従軍慰安婦というものは存在していない。これは戦後の1970年代に作られた造語です」
▽参院文科委で質問する松沢議員3月16日(参院TV)
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教科書の慰安婦記述は今国会でも議題にのぼった。先頭打者は3月16日の文科委で質問にたった日本維新の会・松沢成文議員。文科省審議会の答弁は、無味乾燥な型通りのものだった。

「教科用図書検定調査審議会におきまして欠陥があると指摘されなかった」

実にイライラする。松沢議員は、生徒の「発達段階」の問題で江戸の吉原が封印される中、慰安婦が検定をパスする仕組みを追求しているのだ。一方で「従軍」を冠した根拠は明確だった。

「いわゆる従軍慰安婦は河野官房長官談話で使用されているもので、政府の基本的な立場は当該談話を継承するものである」
▽S49年公開ポルノ映画の題名も同じ(file)
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今年1月の南鮮・自称慰安婦判決でも河野談話が拠り所となった。全ての元凶。今に至る凄まじい影響力と破壊力だ。河野談話では「いわゆる従軍慰安婦」が冒頭に登場し、リピートされる。

新しい教科書をつくる会は、河野談話が閣議決定を経ていない弱さを突く。また加藤官房長官は2月の答弁で、政府として「従軍慰安婦」を使っていないことを示した。
▽つくる会は「従軍」記述の矛盾を指摘1月(産経)
産経記者会見で「従軍慰安婦」の記述問題は「絶対に譲れない最後の一線」と訴える新しい歴史教科書をつくる会の藤岡信勝副会長(中央)ら=28日、東京・霞が関.jpg

「従軍慰安婦という言葉は“強制連行”や性奴隷、あるいは20万人連行説といったものを内包している」

松沢議員の指摘は鋭い。千田夏光が考案した造語は、プロパガンダ用語として反日陣営に活用され、河野洋平も承知の上で採用したのだ。それが禍々しい呪符のように30年以上も我が国を縛り付ける。

【河野洋平が約束した「歴史教育」】

「教科書調査官は記載の的確性を審査する専門家であっても、国際化した慰安婦問題に向き合い、神経をすり減らして高度な政治判断を迫られた政府の重圧を預かり知る立場にはない」

二番バッターは自民党の有村治子議員だ。3月22日の文科委では、歴史教科書の執筆者や検定審議委員会が国会の方向性を決めるリスクについて問い質した。



用意された文書を棒読みする萩生田文科相は苦しい答弁だ。更に有村議員は、加藤談話に続けて河野談話が発出された背景を追及する。内閣参事官は端的に、こう答えた。

「加藤談話後も、韓国の世論においては慰安婦問題に対して厳しい見方が消えなかった」

南鮮世論に配慮して出した談話だったという。驚くべき事柄ではない。この理由は既に平成26年6月の河野談話検証チーム報告書に明記されている。だが、大嘘である。
▽歴史教科書で紹介される河野洋平(中央日報)
中央日報教科書で紹介される河野洋平.jpeg

改めて河野談話を出した背景には、南鮮から「強制性」を認める文言を挟みこめとの指示があった。そして、もうひとつの要求が歴史教科書への記載だった。

「われわれは歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する」

河野談話の締め部分に突如出現する異様な“決意表明”だ。前段の「軍関与」、中段の「意思に反して」と同等の重要センテンスで、南鮮側との合意に沿って盛り込んだと考える。
▽外務省前の捏造慰安婦糾弾行動H23年(file)
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僅か数日前の政府調査で“判明した事柄”を教科書に記載しろという無茶な要望である。談話の検証チームが、この部分に限って全く触れなかったことも薄気味が悪い。

「日本政府が『慰安婦』の強制性を認め、歴史教育を通じて忘れないと約束した1993年の『河野談話』を正面から無視したきわめて遺憾な措置だ」(3月30日付けハンギョレ社説)

南鮮極左紙は「従軍慰安婦」記述が少な過ぎると憤慨する。裏合意があった傍証にはならないが、南鮮外交部は駐ソウル公使を呼び付けて正式に抗議し、教育部は不満を示す声明を発表している。
▽南鮮外交部に呼び付けられた相馬公使3月30日(聯合)
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検定審議会だけの問題ではない。文科省は河野談話の教科書裏合意を知っていて、捏造系の出版社が付け込む隙を故意に広げているのだ。朝鮮と中共の国益に資する文科省“反日村”の人口密度は高い。

このままでは教科書の中の従軍慰安婦は更に増え、捏造ストーリーは以前の黒い輝きを取り戻す。「歴史教育」の部分に焦点を当てた河野談話の再検証が急務だ。



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参照:
□外務省HP平成26年6月20日『慰安婦問題を巡る日韓間のやりとりの経緯〜河野談話作成からアジア女性基金まで〜(PDF)』
□外務省HP平成29年1月6日『杉山外務事務次官とブリンケン米国国務副長官の会談』
□松沢成文参院議員HP『令和3年3月16日参議院文教科学委員会議事録(PDF)』

参考記事:
□読売新聞4月2日『韓国側、解決策示さず…「慰安婦」「元徴用工」協議は進展なし』
□JNN3月31日『韓国外相 早期の日韓外相会談の開催を希望』
□J-CAST4月1日『韓国外相「慰安婦合意の精神」理由に「謝罪要求」の矛盾 現地メディアも「事実上無効化したのは文在寅政府」』
□Wedge3月24日『国務長官慰安婦発言に見るバイデン政権の日米韓連携』
□Wowコリア2月5日『「2015年の慰安婦合意は密室合意…手続き的に問題があった」=韓国次期外相』
□デイリー新潮3月16日『元慰安婦は今度は国務長官に抱きつくのか 米国の怒りを報じない韓国メディアの歪曲報道』
□ZAKZAK3月30日『【「慰安婦」問題の現在】歴史教科書に「従軍慰安婦」復活の衝撃 「慰安施設」「いわゆる」…記述にいくつもの問題点』
□Japan In-depth3月29日『慰安婦「強制連行」なし 完全な公式明言(古森義久)』
□産経新聞3月30日『教科書検定 歴史新科目の大半に「慰安婦」「固有の領土」は全社記述』
□産経新聞3月31日『教科書から消えない「従軍慰安婦」根拠の河野談話、今も悪影響』
□産経社説3月31日『高校教科書の検定 「従軍慰安婦」削除必要だ』
□時事通信3月31日『慰安婦、「従軍」表現使わず 政府』
□産経新聞2月8日『政府「従軍慰安婦」用いず 加藤長官、中学教科書と一線』
□産経新聞1月28日『中学教科書に「従軍慰安婦」 使用是非で再び議論 河野談話が暗い影』
□ハンギョレ新聞3月31日『すべての高校生が学ぶ日本の教科書…「慰安婦強制」消した』
□ハンギョレ社説3月30日『「慰安婦強制動員」消した教科書、約束を反古にした日本』
□産経新聞H28年2月5日『米高官を「クビに」 米国の韓国系団体、合意支持の米国務省副長官の更迭求める署名運動』

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