照射事件の封印された始末書…南北が跋扈する“冷戦の海”

第一声は「謝罪せよ!」南鮮が公開したPVはファクトとは無関係の論評と意見だった。真相を隠し、逆ギレする文在寅政権。だが連中は、日南論戦の最強友軍を喪ったことに気付かない。
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例えば高速道路で執拗な煽り運転を受けたとしよう。ピッタリと真後ろに付けるスポーツカー。更に、激しくパッシングをしてくる…こちら側に対する何らかの合図であることは明白だ。

煽られている側は「近くのトラックにでもサインを送っているのかな?」とは決して考えない。しかし南鮮の駆逐艦は、そう思ったのだという。

「日本はこれ以上の事実歪曲を中断し、人道的救助を行っていた我が艦艇に威嚇的な低空飛行をした行為に謝らなければならない」
▽評論家モードの南鮮国防部報道官1月4日(共同)
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南鮮国防部のスポークスマンは1月4日、反論映像と称するPVを動画投稿サイトにアップすると共に、会見。論点を“威圧的低空飛行”の一本に絞った模様だが、無線連絡に絡む矛盾が拡大した

「我々の艦艇は海洋警察を呼んだと認識した」

南鮮海軍の関係筋は当初、海自P-1哨戒機からの無線について、そう話していた。冒頭の野暮な例え話でいうと海洋警察の救難艦が「近くのトラック」に該当する。
▽北侵犯船と南海洋警察救難艦12月20日(海自)
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つまり「煽り運転」は無かったのだ。もし、南鮮駆逐艦「クァンゲト・デワン」が実際に脅威を感じていれば、P-1側からの連絡を待つまでもなく、発狂して無線で抗議をしただろう。

「無線は雑音が酷く、クァンゲト・デワン艦では明確に聞こえなかった」

南鮮国防部が製作したPVには、駆逐艦が受信した無線音声もインサートされていた。ノイズだらけの酷い状態ではない。無線は雑音を含むケースが多く、通信兵は聞き分けて認識する訓練を受けている。
▽海自映像を編集・加工した南鮮製PV(時事)
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「THIS IS JAPAN NAVY, KOREAN NAVAL SHIP, HULL NUMBER 971」

クァンゲト・デワンの艦番号971を含め、驚くほど明瞭に聞き取れる。これで聞き取れないと力説する乗組員・国防部職員の耳が異常だ。因みに無線では誤認を防ぐ為、数字の9を「ナイナー」と言う。
▽南駆逐艦の艦番号を連呼(海自)
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いったい、どんな思考回路で南鮮側が動画を公開したのか…謎は深まるばりだ。

【南鮮ゴミPVに失笑と苦笑】

公開予告から数日、満を持して動画サイトに投稿された南鮮側公式映像は、新春初笑いのネタにもならなかった。全編を通して滑りまくりである。

ファーストカットに「謝罪せよ」の字幕。続いて、南鮮国防部スポークスマンの地味メガネ女が登場して愚痴を並べた末、やっと45秒過ぎに現場の映像がインサートされる。
▽南鮮製PVのファーストカット(時事翻訳版)
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「日本の哨戒機が低高度で進入」という煽りテロップが踊るが、映像の朝鮮語は、無関係の話をしている。一部報道によると、海洋警察の救難艦からのクァンゲト・デワンへの無線音声だという。

「温かい水が必要だ」

PVの別パートでは、P-1哨戒機の接近で駆逐艦が振動し、乗組員が恐怖を感じたと説明しているのだが、会話は随分と暢気だ。演出的には「何だ、あの低空飛行は!」といった絶叫が欲しいところである。
▽実際の音声は「温かい水」だったが字幕で操作
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そして期待のオリジナル映像は僅か11秒でお役御免となり、後は延々と防衛省が公開済みのP-1撮影映像が続く…著作権侵害に加え、ズームによる駆逐艦アップのシーンが多い編集に悪意を感じる。

公開を心待ちにした上、真面目に閲覧して損した。昨年末に防衛省が発表した現場映像は、事実関係を裏付ける証拠だった。ところが南鮮側映像は、性質が全く異なる。
▽南鮮製PVのタイトル画面(時事翻訳版)
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ファクトの提示ではなく、主張を並べているだけなのだ。単なるプロモーション・ビデオではなく、正真正銘のプロパガンダ・ビデオ。最初から最後まで演出たっぷりなのも首肯ける。

演出とは、観る側の心理状態を操作するものだ。物悲しいシーンではマイナー・キーの旋律、笑いを誘う場面でコミカルな調べ。南鮮PVは、BGMやSEを多用している時点でアウトである。
▽映像証拠ではなく意見のテロップ連発(時事)
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新聞各紙は何の躊躇いもなく「反論動画」と表現するが、オリジナルの現場映像と加工しまくりのPVは相対しない。南鮮PVの異様さは、メディア関係者なら一発で気付くだろう。

【海自が知る本当の異常接近】

「危険を感じたと言いつつ、ビデオ撮りさえしていない。推測だが、韓国側に緊張感・脅威感は全くなかった」

海自OBの香田洋二元海将は、そう述べる。南鮮製PV最大の失敗は、クァンゲト・デワンによる撮影映像が存在しない事実がバレてしまったことだ。
▽南鮮PVを検証した香田洋二元海将(FNN)
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撮影は常時行われるものではない。しかし、特異な状況が発生した際には、所定の隊員が複数でカメラを操る。そして当初、言い訳に使っていた光学カメラの画像すらない…

参照:聯合ニュース12月23日『日本哨戒機接近し撮影用光学カメラ稼働 ビーム放射はせず=韓国軍』

「出動した駆逐艦は遭難した北の船舶を迅速に見つけるため火器管制レーダーを含むすべてのレーダーを稼働した」(12月22日付け朝鮮日報)
▽P-1哨戒機をエイムするSTIR-180(海自)
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軍消息筋は事件翌日、南鮮メディアに対し、悪天候を理由にレーダーを使用したと説明。ところが防衛省映像で当時は凪の状態で見通しも良く、遭難船も間近に位置している事実が晒されてしまった。

万策尽きた挙句、射撃管制レーダーの照射に一切触れず、消去法的に選択したのが、P-1の“低空飛行”という難癖だった。ただし、この言い訳も当初からトーンダウンしている。
▽レーダー照射を確認するP-1(海自)
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「哨戒機が駆逐艦上空に異常接近したので、カメラで撮影しただけ」

12月24日の南鮮国防部会見だ。この「異常接近」が、いつの間にか“低空脅威飛行”にすり替わった。前者が一般的な熟語で、後者が造語であることにも注目。“強制徴用者”や“従軍慰安婦”と同じ手法である。

艦船に対する異常接近とは、どのようなものか? 具体例としては平成23年春に発生した中共機の事件が挙げられる。東日本大震災で海自が奮闘する中での暴挙だった。
▽「いそゆき」に異常接近する中共へりH23年3月(海自)
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同年3月26日、南西諸島方面で監視活動中だった護衛艦「いそゆき」に対し、中共海洋局のヘリ「Z-9」が異常接近。6日後には双発機「Y-12」が挑発してきた。

「いそゆき」への最接近距離は2機とも測ったように水平で90m、高度にして60m。高さは「いそゆき」のアンテナすれすれで、正に異常接近である。
参照:平成23年4月4日エントリ『非道国家に包囲される日本…中露韓が震災危機に乗じ蛮行』

▽P-1哨戒機は艦尾からアビームに移行(海自)
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重要なのは、この異常接近で「いそゆき」の進路が妨害されたことだ。能登半島沖事件と比較するのも愚かしい。実際に退避したのはP-1哨戒機で、南鮮駆逐艦は回避行動も抗議もせず、お湯の話に夢中だった。

【友軍壊滅を知らない南鮮本陣】

「酷い。こっちも反論し続けないとダメだ」

南鮮PVの投稿を受け、防衛省幹部は嘆き、そして対決姿勢を強める。文在寅政権側が今後も高圧的な姿勢で謝罪要求を続けた場合、防衛省はレーダー周波数データの公開に踏み切る構えだ。

しかし受信データは軍事機密で、公表はP-1哨戒機の電子戦能力を曝け出すに等しい。南鮮側は機密と承知した上で、我が国にデータ開示を要求している。
▽南鮮側は機密データの開示を要求(時事翻訳版)
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「韓国側が最初に謝罪していれば早々に幕引きしていた。韓国側が、回答できないレーダーの情報を求めるのは想定内。不可解な説明を積み重ね、引くに引けない状況なのだろう」

海自幹部は昨年末の段階で、そう語っていた。開示要求は概ね予想通りだったのだ。だが防衛省は南鮮側が、ここまで嘘に嘘を重ね、謝罪までも求めてくることを想定していたのか。

一方、完全に流れを読み違えているのが、文在寅政権だ。自らの不始末を棚に上げて逆ギレ恫喝、更に謝罪と補償を要求…それらは南鮮が80年代から我が国に対し、繰り返してきた定型パターンでもある。
▽観艦式の海自排除を主導した文在寅’18年10月(共同)
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今回も事実を捻じ曲げ、発狂して恫喝すれば日本側が折れると考えていたに違いない。南鮮メディアや全国会議員など“万犬虚に吠える”攻撃スタイル。しかし、日本側の状況は大きく変化している。

NHKは12月28日の全国ニュースで、南鮮側を援護する悪質なコラ画像を放映。一部の民放も南鮮PVを無批判に垂れ流していたが、パンチ不足は否めず、印象操作は限定的だ。
▽水平線と錯覚させる悪質コラ画像(NHK)
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慰安婦騒動の草創期、反日メディアと売国野党は結託して「日本の非」を捏造し、事実を塗り潰して糾弾した。一切の異論を認めない謝罪の要求で、日本国民は洗脳・感化されて世論も傾いた。

朝鮮勢力にとっての強力な友軍だ。南鮮側は、過去の歴史戦大勝を自力で成し得たと思っているが、実際は在日友軍の援護射撃が大きく貢献し、戦う前に趨勢は決していた…
▽反日デモを煽動する朝日新聞関係者(file)
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文在寅政権中枢を始め南鮮社会の誰もが、この友軍部隊が弱体化し、日本国民からの信用を失って久しいことに気付いていない。今の南鮮は、無傷の敵本陣に突撃を敢行している。

「内容には、我々の立場とは異なる主張がみられる。今後とも日韓防衛当局間で、必要な協議を行っていく」

防衛省は1月4日の声明で、実務者協議を重ねる意向を示したが、タイミングは最悪だ。南鮮はこれから「竹島の日」「3・1暴動記念日」を迎え、冬の反日強化月間に入る。
▽島根県竹島に上陸した文在寅’16年7月(共同)
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クァンゲト・デワン艦長が自供しても始末書を提出しても封印さ、闇に消える。例え水面下であっても文在寅政権が妥協することはない。出来ないのだ。

東シナ海に続き、日本海も“冷戦の海”に変わった。海自は第2のレーダー照射、或いは南鮮海軍艦艇による領海侵犯に備えよ。



最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります

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明けましておめでとうございます。今年も中6日の登板間隔になりそうですが、宜しくお願いします。

参考動画:
□YouTube防衛省12月28日『韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について』
□YouTube南鮮製PV1月4日(時事翻訳版)

参考記事:
□FNN1月4日『レーダー照射 韓国が“反論動画” 日韓主張真っ向対立』
□日経新聞1月5日『「安倍首相の挑発に反撃」レーダー照射で韓国紙、安保に懸念も』
□時事通信1月5日『韓国動画に反発広がる=防衛省は反論文書発表-レーダー照射』
□Yahoo!ニュース1月4日『[全訳] 韓国国防部「反論映像」全テクスト』
□時事通信12月29日『海自機、周波数証拠は「機密」 =駆逐艦撮影中にレーダー照射-防衛省』
□FNN12月24日『韓国国防省「レーダー照射せず」 日本側「証拠ある」』

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