トランプが発見した新大陸…星条旗燃やす反対派の正体

トランプ快勝は既存メディア完敗の大惨事を呼び込んだ。一方、クリントン支持者の凶暴な素性を知る識者の予想は的中。米国分断の危機を叫んでいた“反差別集団”は公然と星条旗を燃やし始めた。
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「これ以上お話しすることはありません。皆さん、今日は帰って寝ましょう」

満場の支持者を前に、クリントン陣営の幹部は力なく、そう言った。日本時間の11月9日午後4時頃にことだった。既にヒラリー・クリントンは会場から去っていたという。
▽敗北に絶句する民主党支持者11月19日(ロイター)
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残る大票田のペンシルベニア州も大勢は決し、トランプ側が選挙人20人を獲得した。トランプ次期大統領誕生の瞬間だ。大方の予想に反する大差を付けての勝利。接戦ですらなかった。

「これからは米国の分裂の傷を縫い合わせる時だ。私は全ての米国民の為の大統領になる」
▽勝利演説するトランプ次期大統領11月9日(時事)
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間もなく行われたトランプの勝利演説は、やや控えめなものだった。一方、クリントンは異例の沈黙を貫いた。本当に家に帰ってフテ寝してしまったのかも知れない。

集計ミスで混乱したケースを除き、敗者は投票日中にコメントを出し、ライバル候補の勝利を讃える。そんな慣例を破って遁走するクリントンに端から大統領になる資格はなかった。
▽投票終えたクリントン夫妻11月8日(ロイター)
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同時にクリントンの非礼をスルーする米メディアにも「不適格」の烙印を捺す。トランプ叩きを続けてきたCNNなどは、開票が進むにつれ、お通夜モードに突入。MC陣も狼狽を隠せない状態に陥った。
▽トランプ激戦区制圧に狼狽するCNNキャスター
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今回の米大統領選で惨敗したのは、米国の既存メディアだった。クリントンは政界を去って隠棲すれば良いが、メディアは今後も放送を続け、紙を印刷しなければならない。哀れである。

「クリントン氏を破る大番狂わせ」

複数の米メディアはトランプ勝利をそう表現した。事前の世論調査と余りにも違う結果が出たと嘆くのだが、そもそも「報道方針」に重大な誤りがあったのだ。

【メディア完全包囲網の薄い壁】

「偏見に満ち、無知で、嘘つきで、自己中心的で、執念深く、狭量で、女性蔑視で、財政面で無頓着。民主主義を軽蔑し、米国の敵に心を奪われている」
▽戦艦アイオワ甲板での演説’15年9月(時事)
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米ワシントン・ポスト紙は社説でトランプを痛烈に批判した。悪口を思いついくままに羅列したもので、有力紙の論評とは思えない。民主党支持が鮮明なNYタイムズ紙は、こう断言する。

「トランプ氏は米国史上最悪の主要政党候補」

自称リベラルの新聞が民主党候補をマンセーするのは、いつもの光景と言える。だが、今回は米最大の全国紙USAトゥデーが初めて大統領選で旗幟を鮮明にするなど異例の事態となった。
▽クリントン支持の米主要紙10月(産経)
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米誌『THE WEEK』が集計したところ、クリントン支持を表明した新聞57紙に対し、トランプ支持は僅か2紙。しかも1社はトランプ次期大統領の友人が買収した新聞だという。

これに旧3大ネットのテレビ局が加勢する。保守系の新興FOXは、機密漏洩疑惑の捜査に関連してクリントンを追及したが、最後まで強烈なトランプ支持勢力にはなり得なかった。
▽トランプ包囲網のイメージ(Twitter)
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既存メディアによる異様な完全包囲網である。それをトランプはうち破って大統領の座を射止めたのだ。新聞57紙連合も全米ネットの放送局連合も、結果において無力だった。

既存メディアによる集団的キャンペーンが何の影響力も与えず、逆に針路と異なる方向に大衆が動く…その構図は、今年7月の東京都知事選とも似通っていた。
▽鳥越マンセー軍団の街宣7月(報知)
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都知事選では反日メディアがこぞって朝鮮系ニュースサイトの初代編集長を応援。TBSは演説を前代未聞のノーカット全編放送に踏み切るほどの力の入れようだった。

敵と見做した候補への攻撃・中傷という点で、今回の全米メディアの手口は規模も期間もメガ化していたが、読者や視聴者の感想は一緒だ。報道機関は「事実を伝えてくれ」とのシンプルな願いである。
▽討論会は各紙がクリントン圧勝と報道(共同)
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「論説」と銘打った上から目線の説教は、地道な現地取材も丹念な調査も要らない。日米の多くの報道機関は本来の仕事を怠り、より楽な方へと流れてしまった。長年の顧客が離れるのも自業自得だ。

【偽物の予言者と本物の分析者】

「今晩がトランプ氏や陣営が望むようなものになるなら、世論調査会社も投票予測会社も潰れますつよ」

CNNのアンカーマンは11月9日、トランプ優勢の開票状況を見ながら、吐き捨てるように言った。同局はクリントンが既に選挙人268人を固め、不明66人の奪い合いになると予想していた。

他の既存メディアも似たり寄ったりだ。FBIによるアベディン・ルートの捜査再開宣言後も、クリントン優勢の世論調査結果は変わらなかった。
▽補佐官確実だった側近のアベディン(AFP)
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得票率では確かに僅差だったが、大統領選は州単位の選挙人総取りというルールを加味して予想される。そこで今回は多くの名だたる予想屋が醜態を晒した。

最も悲惨なのは、“政治予言者”の異名を持つ米の統計学者ネイト・シルバーだ。大量のデータを複雑に組み合わせる独自の手法で弾き出したクリントンの当選確率は86%だった。
▽天才統計学者の予想マップw
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西海岸と東部を民主党候補が制するであろう…といった程度の大予言なら筆者にも出来そうだ。またクリントンが320人以上獲得すると予想した高名な専門家もいた。

クリントン優勢を力説した我が国のメディアも識者も、こうした予想を翻訳したに過ぎない。子飼いの識者は苦し紛れに東証の下落幅を示して「波乱」と言い訳したが、その大暴落予測も外す始末だ。
▽トランプ暴落が続くと再予測11月10日(時事)
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その中、トランプ勝利を断言していたのが、国際政治アナリストの藤井厳喜さんだった。共和党の指名争い中から、トランプ支持層の幅の広さを見抜き、少しもブレなかった。

□チャンネルAJER6月10日


「論調査のレーダー上には現れない『隠れトランプ支持者』の数を過小評価していたかも知れない」

一方、大外れしたUSAトゥデー紙は、そう言い訳する。多くのゴミ系予想屋も同じ釈明をするが、藤井厳喜さんは「隠れトランプ票」の規模を的確に捉えていたのだ。
▽緊急取材を受ける藤井さん11月11日(共同)
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そして、予想ミスを「隠れトランプ票」に擦りつけて開き直るメディアは、ナゼ「隠れ票」が存在したのか、解説を拒む。“世紀の大番狂わせ”の背景には、我が国も直面する異常な事態があった。

【反トランプ勢力の凶悪素顔】

「問題発言を繰り返すトランプ氏への支持を公言しにくいことや、大メディアへの不信感」

「隠れトランプ票」が存在した背景について捏造紙は、そう解説する。単純化する一方で重要な事実を隠している。全米メディアのクリントンごり推しで有権者が怯むことは稀だ。
▽ネバダ州を制したクリントン2月(ロイター)
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米国で投票が始まった11月8日夜、藤井厳喜さんはラジオ番組で最終予測としてトランプ勝利を断言。ゲストの西村幸祐さんは、メディアが伝えない米国内の実態を明らかにした。

「実際にトランプ支持の看板を屋外に立てると、民主党やヒラリー支持者から卵を投げつけられたり、テロまがいの事件が頻発する」
▽室内に退避したトランプ支持看板(FB)
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証拠として一枚の写真をFacebookで公表した。トランプ候補を支持する看板。それは米在住の日本人女性が、攻撃を恐れて屋外から室内に移したものだった。

参照:Mixcloud「ラジオつくば11月8日OA KG Project」

支持を言い出せない雰囲気などではない。クリントンを熱狂支持する反トランプ勢力は、批判するだけに留まらず、暴力を行使してくるのだ。これが「隠れトランプ票」の背景である。
▽星条旗踏み威嚇する反トランプ勢力3月(地元紙)
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指名争いが過熱していた3月、シカゴで開かれたトランプ陣営の集会が中止に追い込まれた。我が国では「小競り合い発生」と報じられたが、実際は反トランプ勢力が会場に乱入したのだ。

同様の非常事態は、オハイオ州やミズーリ州の会場でも発生。10月にはノースカロライナ州の共和党事務所に火炎瓶が投げ込まれる事件も起きた。
▽襲撃で炎上した共和党事務所10月16日(AP)
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こうした候補者本人を標的にした暴力事件は断片的に報道されたが、矛先はトランプ支持の一般市民にも向けられていたのだ。身の危険を察知して、支持を隠し有権者が続出のも当然だった。

トランプ支持者なら襲っても良い…そんな危険思想を支えていたのが、いわゆるポリティカル・コレクトネスだ。

【星条旗を燃して笑う新大陸】

ポリティカル・コレクトネス(PC)は「政治的に適切な表現」と翻訳・説明されるケースが多い。人種や宗教に関わる差別を排除する姿勢を示すもので、米国からインディアンが消え去った理由でもある。

80年代に形成された概念だが、先進国を中心に暴走を始め、収拾が付かない状態に陥った。PCに反する者は徹底的に糾弾しても許されるという風潮が蔓延しているのだ。
▽合言葉は反レイシズム&反ヘイト(AP)
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まず昨年の段階で、トランプ次期大統領の不法移民に対するストレートな物言いが問題視される。そして「差別主義者・レイシスト」のレッテルを貼った後は、問答無用の攻撃。暴力すらも正当化される。

似たような現象が最近の我が国でも発生している。有田しばき隊による日本人襲撃事件だ。“反差別”を言い訳に合法デモを破壊し、参加者者を尾行してリンチを行う。
▽反トランプ勢力のD.C.デモ8月(NS)
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実態は反社会勢力・準暴力団だが、厄介なのは反PCと見なされることを恐れ、殆どの報道機関が批判できなくなっていることだ。米メディアが反トランプ一色に染まった理由の一つも同じだろう。

ただし、我が国の場合は旧来の反日勢力がPCを悪用して在日特権の維持と拡大を狙い、親北・親中のメディアが加担している。米国と完全一致する点は、乱入先で中指を立てる決めポーズだ。
▽集会乱入の反トランプ中指部隊3月(AFP)
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既存メディアが暴走を黙認することで過激化した部分も似ているが、その腹黒さに国民が気付かないと思っているのか…だが、選挙機関中に隠していた部分は、誰の目にも明らかとなった。

当確が出た直後から大都市や大学構内で反トランプ勢力は集団抗議を始めた。多くの米国民は、そこで星条旗が燃やされる光景を見て、トランプが勝利した理由に納得したことだろう。
▽NYで星条旗燃やす反トランプ勢力11月9日(共同)
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トランプ大統領誕生を「国家分断の危機」と訴えていた連中が、国旗に火を放って歓声をあげる…ベトナム戦争時代に遡っても、星条旗を燃やす抗議活動などなかった。

もはや「行き過ぎたPC」といった安易な解説で片付けることも不可能。長い選挙戦を経て、トランプが辿り着いたのは、これまでの米国とは異なる未知の大陸だったのか。
▽D.C.で燃やされた星条旗11月9日(BN)
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批判されない絶対安全圏で“正義”を振りかざす集団の中に、本物の反国家勢力が潜む。それが米国だけの問題ではないことは明らかだ。



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参考記事:
□共同通信11月10日『【発言】終始優位だったトランプ氏 国際政治学者・藤井厳喜氏』
□産経新聞11月10日『ニューヨークで大規模デモ「トランプ氏を認めない!」 全米7カ所以上で抗議 一部は暴徒化』
□ J-CAST11月9日『『トランプに「敗北」した米新聞メディア 「偏ったフィルター」だったのか』
□毎日新聞11月10日『米メディア、外れた当落で「謝罪」「釈明」』
□ブルームバーグ11月9日『トランプ氏、クリントン氏に大番狂わせの勝利確実-市場かく乱も』
□AFP11月5日『「隠れ支持者」はトランプ氏の秘密兵器になるか、米大統領選』
□産経新聞10月24日『当選確率はクリントン氏86%、トランプ氏13% 「天才統計学者」ネイト・シルバー氏が予測』
□産経新聞10月14日『トランプ氏、メディアと全面対決! 「クリントン氏とメディアは結託して悪意ある攻撃をしている」 米紙に並ぶ「無知」「嘘つき」「自己中心」「執念深い」「女性蔑視」…の声』
□読売新聞11月6日『世論調査どれが正確?…「補正」手法でバラツキ』
□AFP10月17日『米共和党の事務所に放火 トランプ氏「ヒラリーらの仕業」』
□AFP3月12日『トランプ氏の選挙集会で小競り合い、集会は延期に 米シカゴ』

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