予告された安倍談話の輪郭…アジア愚弄する反日歪曲史

安倍首相のジャカルタ演説は、戦後70年談話のベースとなるものだった。同時発狂する南朝鮮と捏造朝日。その反日被害者芝居は、嘘と隠蔽で近代アジア史を歪めるまでに重症化している。
画像

「アムド地方の荒廃はこの六年間の中共による弾圧で頂点に達していた」(マイケル・ダナム著『中国はいかにチベットを侵略したか』)

国共内戦を制した後、中共軍はすぐさま東トルキスタン、そしてチベト東部に侵攻した。国民党軍から鹵獲した武器と使い捨て自由の元敵兵…圧倒的な軍事力の前にアジアの小国はなす術がなかった。

「これまで五年間お前たちを文明化しようと努力してきたが何の効果もなく、動物と少しも変わらない。今から白か黒か、二つの道を選べ。温和しく武器と財産を差し出すなら白い道。拒否して戦いを挑むなら黒い道を辿ることになる」(前掲書114頁)
▽中共軍によるチベット人公開懲罰
画像

中共軍のリーダーは、チベットの高僧に向かって、そう言った。今から60年前、1955年のことだ。この年、インドネシアでバンドン会議が開催された。

ネルー首相やスカルノ大統領、周恩来らが中心となって開かれたこの会議では、反植民地主義や民族自決の大原則が高らかに謳われた。非同盟諸国、第三世界の台頭…私たちは教育課程で、そう習った。

歴史教育にもメディア報道にも重大な欠陥があるようだ。周恩来が「バンドン十原則」に署名した時、中共軍はチベット侵略を続け、破壊と虐殺・陵辱の限りを尽くしていたのである。
▽武力制圧されたラサ1959年
画像

全ての国の主権と領土保全を尊重する

侵略または侵略の脅威・武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を侵さない

同時進行していた中共の悪行を知ると、バンドン十原則に記された文言は、質の悪いブラック・ジョークとしか思えない。チベット人やウイグル人は当時、周恩来をどう眺めたのだろうか?
▽バンドン入りした周恩来1955年
画像

そして現在、何食わぬ顔で60周年記念のセレモニーに参加する習近平をどう眺めるのだろうか…チベットも東トルキスタンも半世紀以上、主権は一切尊重されず、脅威と武力によって独立を侵されている。

【捏造紙が身悶えた安倍演説】

「私たちの国々は、政治体制も経済発展レベルも、文化や社会の有り様も、多様です。しかし60年前、スカルノ大統領は、各国の代表団に、こう呼び掛けました。
 私たちが結束している限り、多様性はなんらの障害にもならないはずだ、と」


4月22日午前、安倍首相は、各国首脳に続いて演説を行った。一言一句聞き逃せない注目のスピーチだ。アクシデントが起きたのは、直前のことだった。習近平は席を立ち、会場から去った。
▽演説する安倍首相(官邸HP)
画像

中共側は事前にスピーチ内容を把握していた模様だ。座ったままであれば、習近平は演説終了後に拍手をしなければならない。その姿を映像や写真に収められることを嫌ったのである。

「この地に再び集った私たちは60年前より、遥かに多くの『リスク』を共有しています。
 強い者が、弱い者を力で振り回すことは、断じてあってはなりません。バンドンの先人たちの知恵は、法の支配が、大小に関係なく、国家の尊厳を守るということでした」


法の支配を排して力を振り回す者とは、中共のことだ。南シナ海では7つの岩礁で大規模な埋め立て作業が続く。習近平には、それが「海の侵略」であるという自覚があるのだろう。
▽要塞化が進むガベン礁1月(共同)
画像

反日陣営が待ち侘びていた「侵略」のキーワードは、演説の途中に登場した。ただし、それは「バンドン十原則」からの引用だった。安倍首相は続けて、こうスピーチする。

「バンドンで確認されたこの原則を、日本は、先の大戦の深い反省と共に、いかなる時でも守り抜く国であろう、と誓いました」
▽スピーチ映す会場モニタ(AP)
画像

微妙に過去形だ。しかも「大戦の深い反省」と時系列では後になる十原則の謳い文句が、どう関連しているのか、解釈に任せる仕様になっている。

「安倍首相のきのうの演説は、肩すかしに終わった」(朝日新聞4月23日付社説)

捏造紙が久々に火病社説を掲載した。朝日が貶すということは、我が国の名誉を守る良い演説だったのだ。そして、スピーチ内容に連中が慌てふためき発狂した背景には、割と単純な理由があった。

【輪郭を現した安倍談話】

10年前の同じ4月22日、当時の小泉首相は50周年の式典で演説した。その際、スピーチの文言には「植民地支配と侵略」「アジア諸国に多大な損害と苦痛」といった余計なキーワードが盛り込まれた。

参照:外務省HP17年4月22日「アジア・アフリカ首脳会議における小泉総理大臣スピーチ」

外務省の方針で、村山売国談話を下敷きにしたのだ。更に、この50周年式典でのスピーチが、夏の「戦後60周年談話」にコピペされる。つまり、春のバンドン会議記念演説が原型になるのである。

参照:首相官邸HP17年8月15日「内閣総理大臣談話」

今回の安倍首相によるジャカルタ演説は、8月に予定される安倍談話の骨子を示したものと言える。次は「十原則」を利用することは出来ず、ひねり技が必要だが、方向性は概ね変わらないだろう。
▽首脳会議に臨む安倍首相4月22日(AFP)
画像

捏造紙も小泉元首相のケースから、バンドン会議記念演説が、安倍談話の試金石になると捉えていたはずだ。それだけに落胆は大きかった。同じく南鮮側も半狂乱状態だ。実に分かりやすい。

「小泉元首相が明確に表明した『植民地支配と侵略に対する謝罪と反省』という核心的な表現が抜け落ちたことに、深い遺憾の意を表する」

南鮮の外交当局者は22日夜、そうコメントした。政府の火病は軽度だったものの、南鮮紙はストレートに発狂中。背景には、日支首脳会談に習近平がまさかの笑顔を見せたこともあるようだ。
▽一斉に1面で報じた23日付南鮮紙
画像

「せっかくの機会だから、中日関係の発展について安倍首相の見解を聞かせて欲しい」

習近平は、そう切り出したという。“歴史問題”では緊張が走るシーンもあったと伝えられるが、北京APECでの「憮然会談」とは様子が一変。南鮮が不安に駆られるのも無理はない。

自業自得である。そして、南鮮の根本的な誤りは、60年前のバンドン会議の意味すら理解していないことだ。

【再び皇軍兵士の眠る地へ】

「アジアとアフリカの途上国と協力を深めていく姿勢が示されて、良い演説だった」

ビルマのワナマウンルウィン外相は、安倍首相のスピーチを高く評価した。捏造紙は「お詫びの言葉」がなかったことについて演説後、各国の反応を探ったが、批判コメントはなかった。
▽ジョコ大統領の右がビルマ外相
画像

参照:朝日新聞4月23日『安倍首相の演説、韓国が遺憾表明 「おわび」なしを批判』

捏造紙は、当然のように批判が噴出するとでも予想していたのだろう。お粗末過ぎる“朝鮮脳”だ。朝日的な歴史修正の末路…60年前の国際情勢すら理解できていない。

バンドン会議に参加した約30ヵ国の多くは、英国やフランス、オランダといった宗主国から独立を果たしたのだ。大東亜戦争終結後、10年間の出来事である。
▽参加した首脳の記念撮影(官邸HP)
画像

大東亜戦争で我が軍が欧米列強を駆逐した後、彼らは当然のように旧支配地域に舞い戻ってきた。再び植民地の地位に落とし込められてしまったのだ。

バンドン会議の記念式典で、植民地支配について謝罪する国があるとすれば、それは英国などである。今回の60周年式典にキャメロン英首相やオランド仏大統領が招かれただろうか。

例え招待されても、各首脳が謝罪することはない。かつての植民地支配について、旧宗主国のトップが繰り返し「謝罪と反省」の弁を述べることなどないのだ。それが国際標準である。
▽日支首脳会談4月22日(AFP)
画像

10年前に小泉元首相が村山売国談話を踏襲して謝罪したことが、そもそも場違いだった。一部の皇軍兵士は、大東亜戦争終結後もインドネシア・ベトナムで独立戦争に参加し、かの地で散華された。

今回、インドネシア入りした安倍首相は、真っ先にジャカルタのカリバタ英雄墓地を訪れ、献花した。ここには独立戦争に参加した28人の日本人が眠っている。
▽カリバタ英雄墓地を訪問4月22日(地元紙)
画像

果たして、この英雄墓地参拝を報じた日本メディアがあっただろうか…大勢居た同行記者団が、全員ランチ休憩だったとは考えられない。独立戦争に参加した皇軍兵士がいることは不都合な事実なのだ。

【400年の沈黙と36年の悪態】

「アフリカからもアジアの各国も『よく来てくれた』『日本のおかげだ』と大歓迎を受けた」

伝説の外交官・加瀬俊一氏は、そう回想する。1955年のバンドン会議に加瀬氏は、外相参与として列席していた。政府が米国に気兼ねし、参加を躊躇する中の現地入りだったが、予想外の歓迎を受ける。
▽加瀬俊一元UN大使
画像

「日本があれだけの犠牲を払って戦わなかったら、我々は今もイギリスやフランス、オランダの植民地のままだった」

あの夏、我が国は敗れたが、アジア諸国に「独立の種」を蒔いた。それは数年を待たずして大きく育ち、実を結んだのだ。なぜ、そうした国々に向かって我が国が謝罪をしなければならないのか…
▽英雄墓地で献花する安倍首相(官邸HP)
画像

反日陣営の“修正戦後史”では、1945年以降にアジア・アフリカ諸国が相次いで独立した事実を説明しきれない。「単なる偶然の一致」で片付けるしかないのだ。
▽皇軍兵士の墓所に献水(官邸HP)
画像

南鮮にいたっては、もっと支離滅裂になる。集団的自衛権行使が政治テーマとして浮上した頃、東南アジア諸国から歓迎の意向が示された好意ことに驚きの声があがった。

「植民地化された歴史を忘れたのか」といった問い掛けが噴出。南鮮産の捏造史によると、強大な日本帝国はアジア全域を植民地にしていた模様で、タイ王国が我が国の同盟国だったことすら知らない。

失礼な話である。オランダがインドネシアの植民地化を始めたのは17世紀初頭だった。フランスのベトナム統治は1世紀、そしてスペインと米国によるフィリピン支配は実に4世紀に及んだ。
▽仏植民地時代のハノイ市街
画像

たかだか36年間で、どこまで被害者面するのか…しかも、我が国による保護下では、教育機関や医療施設も整い、人口も大幅に増加した。仏領時代の重税に苦しんだベトナム人が聞いたら、呆れ返るだろう。

南鮮人による被害者芝居は、私たち日本人を困惑させるだけでは済まない。それは、本当の植民地支配に苦しみ、独立戦争を戦い抜いたアジア・アフリカ各国の歴史を愚弄するレベルに達している。



最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります

banner1

関連エントリ:
H19年8月22日『大東亜戦争を継いだ男たち…英雄墓地に眠る皇軍兵士』

参照:
首相官邸HP4月22日『アジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議における安倍内閣総理大臣スピーチ』
首相官邸HP4月22日『アジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議出席等』

参考記事:
□LIPTUN6 4月22日『PM Shinzo Abe Berdoa di Taman Makam Pahlawan Kalibata』
□産経新聞4月23日『社説:首相バンドン演説 「未来志向」を評価したい』
□産経新聞4月23日『安倍首相演説“無視”の習氏、即座に「歴史」反論の首相…冷徹な現実、友好ムードはあくまで「演出」』
□産経新聞4月22日『韓国、首相演説に「植民地支配と侵略反省、抜け落ちた」 遺憾表明も抑制気味』


"予告された安倍談話の輪郭…アジア愚弄する反日歪曲史" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント