民主党アグラノミクスの罠…詐欺常習犯・海江田が嗤う

そんな昔のこと関係ない…海江田万里は詐欺被害者をバッサリ斬った。バラ色の未来を描いた“勧誘パンフ”が嘘とバレても居直る厚顔。海江田が掲げるアグラノミクスと民主党の詐欺の手口は同じだ。
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「安愚楽牧場 強制捜査へ」

6月18日未明、報道各社は約4,300億円の巨額負債を抱えて破産手続き中の安愚楽牧場に近く捜査のメスが入ることを速報で伝えた。警視庁記者クラブが捜査陣の動きを掴んだ結果の一斉報道だ。

警視庁捜査二課は、まず埼玉県内にある元役員の自宅に突入。ワンマンオーナーと呼ばれた三ケ尻久美子容疑者ら3人を特定商品預託法違反(不実の告知)の疑いで相次ぎ逮捕した。
▼三ケ尻久美子容疑者(朝日新聞)
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勧誘の実態を追った朝日新聞6月19日付の記事は、三ケ尻容疑者の顔写真を大きく掲載した。69歳とは思えない若々しさだ。キャプションによると撮影は平成2年…ガン首写真にしては古過ぎる。

この顔写真は三ケ尻容疑者の隣にいる人物をトリミングで隠していることが新たに判った。左端に黒っぽい上着が見切れている。少し背が高そうな男性…海江田万里であった。
▼社長就任式伝える会報の海江田
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この写真の元は、三ケ尻容疑者の社長就任パーティーのワンショットで、安愚楽牧場の会報を飾ったものだ。海江田万里は“お抱え評論家”の域を超え、安愚楽牧場と密接な関係にあった。

現在無関係の一般人ならばトリミングして隠すのは当然だが、海江田は野党の現党首であり、大臣経験者でもある。まさに公人中の公人。民主党のイメージダウンを避ける意図で隠蔽したことは確かだ。
▼家宅捜索に入る捜査員6月18日(産経)
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安愚楽牧場・海江田ルートの訴訟中であることも関係ない。この民主党代表が被害を拡大したのは既に明らかで、今は巨額の賠償責任を問えるか否かが焦点になっている。

海江田万里の容疑こそ安愚楽事件の核心だ。いい加減、事実を読者に隠す報道から、事実を伝える報道にシフトしなければ、新聞メディアは自らの集団葬儀を早めることになるだろう。

【海江田訴えた被害者の嘆き】

「人生が180度変わってしまった。頭数のゴマかしを知っていれば出資もしなかった。詐欺そのものだ」

被害者の1人は、そう訴えた。安愚楽牧場の破綻は、出資者が全国で7万3,000人を上回り、被害額も4,000億円を超える。日本史上最大の消費者被害だ。オーナーと密接だった海江田の罪は免れない。
▼経済評論家時代の海江田万里(FNN)
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「最初は信用していなかったが、経済評論家の海江田万里氏が雑誌などに紹介記事を書いていたので、安心した面もあった」

2500万円以上をつぎ込んだという川崎市在住の60代主婦は、怒りが収まらない。大々的な宣伝が結果的に傷を深めたと嘆く。5,500万円を出資した40代男性は、さらに強い口調で海江田を糾弾する。

「自宅を購入するための蓄えなどが破綻で紙くずとなってしまい、途方に暮れている。海江田氏の本に出合わなければ被害に遭わなかった」
▼安愚楽海江田訴訟の原告団2月(共同)
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実態とは真逆のウソを垂れ流し続けた民主党代表。今年2月18日には出資者30人が、海江田を相手取り、約6億1,000万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。記者会見に出席した男性は、こう追及する。

「海江田さんが投資に太鼓判を押す雑誌記事を見たのがきっかけだった。時間が経過したから責任を持たない、というのは容認できない」

出資者の一部は昨年6月、約1億5,000万円の損賠を求める民事調停を申し立てていたが、海江田はシラを切り続けた。余りにも態度が傲慢だったのだ。
▼海江田被害に遭った出資者(FNN)
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「裏付けも、やはり海江田さんだとか、まんまと安心してしまった」

原告の1人は、悩んだ末に出資を決めたのは海江田の言葉だったと断言する。

【代表選を直撃したスクープ】

「13.3%の高利回りは驚異的」「元金確実で、しかも年13.3%と考えれば、他の金融商品はまっ青!」(海江田万里著『今どうすれば一番損をしないか』)

「この利益は申し込み時に確定していて、リスクはゼロ」(『女性セブン』平成4年7月2日号)

「利益は申し込みをした時点で確定していますから、リスクもありません」(『月刊ドリブ』平成4年9月号)
▼雑誌を舞台にした海江田の勧誘
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元本保証、リスク・ゼロ…こういった表現だけでも真っ黒、有罪確定だ。参院選を前にした安愚楽牧場の一斉捜索&3人逮捕を巡り、当初は民主党側から「国策捜査」の陰謀論が浮上するとの観測もあった。

毎度おなじみの中二病的ファンタジーだが、さすがに今回ばかりは無理だった。海江田万里と安愚楽牧場の親密交際発覚は、民主党の内紛が大きく関係していたのである。
▼『アエラ』2011年8月29日号表紙
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海江田の安愚楽マンセー論評をスクープしたのは『アエラ』2011年8月29日号。実際に書店に並んだのは、1週間前にあたる8月22日だった。この日付が重要だ。

目前に迫った民主党代表選を狙ったのである。菅直人が辞任を宣言しながらズルズルと先延ばしになっていた代表選。辞める辞める詐欺に振り回され、民主党全体がダッチロールし始めた時期でもあった。
▼野田当選伝える号外23年8月29日(AFP)
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野田佳彦が決選投票で海江田を破った代表選だった。投票日は8月29日で、海江田が出馬を表明したのは、8月19日。その3日後にスクープ記事がお披露目された計算になる。

参照:共同通信H23年8月19日『海江田経産相が出馬表明 小沢、鳩山氏に支援要請』

見事に狙い澄ました海江田への個人攻撃。この代表選で海江田を支援したのが小沢一郎被告グループだった。民主党を二分した内紛の真っ只中…このスクープには最初から謀略の匂いがまとわり付いていた。

【出馬表明の日、説明会は荒れた】

「『それならひとつ会員になってみようか』と思った人は安愚楽共済牧場の預託事業センター□▼○(当時の電話番号)へ」(『サンデー毎日』1990年7月22日号)

電話番号まで記して勧誘を呼び掛ける内容は、すでに経済評論家の域を逸脱している。それを掲載した大手新聞直系の週刊誌も、共謀共同正犯だ。マルチの勧誘広告並に犯罪性が高い。

海江田が当時書きまくった誘い文句の数々は、ネット上に幅広く拡散されているが、殆どが『アエラ』からの転載だ。記事は20年以上前の雑誌を丹念に調べた労作に見える。
▼『アエラ』のスクープ記事(博士の独り言より)
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この集中探索は大手メディアであっても簡単ではない。ジャーナリストらが 古い雑誌の内容を調べる場合、基本は雑誌図書館と呼ばれる世田谷・八幡山の大宅文庫をあたる。筆者も昔よく通ったものだ。

法人会員はFAXでの大量取り寄せも可能だが、目次レベルの検索で目的の記事に辿り着くのは非常に難しい。大宅文庫に引き籠る格好でリサーチを続けたとしても、膨大な時間を要する。
▼世田谷区の大宅文庫(wiki)
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安愚楽牧場の破綻が明らかになったのは平成23年8月9日だった。そして、お盆休み明けの8月19日に安愚楽牧場側が債権者向け説明会を開催。それをメディアが一斉に大きく報じた。

「カネ返せ!」

怒号が飛び交う大荒れの説明会だった。偶然の一致だったのか…同じ日、海江田万里は上機嫌で代表選に出馬する意向を初表明した。安愚楽被害者にとっては納得がいかない「明と暗」だ。
▼安愚楽牧場の債権者説明会23年8月19日
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この大荒れ説明会&出馬表明を受けてから、海江田の関与を探り始めても3日後の発売には間に合わない。8月9日の破綻発覚から取材をスタートさせても、濃い内容のスクープ記事は完成しなかっただろう。

以前から海江田追及資料を抱えもっていた人物が、絶妙のタイミングで『アエラ』編集部にネタを丸投げしたと考えるのが妥当だ。ネタ元は、小沢一派の動きを牽制する民主党内の勢力である。
▼小沢操り人形と呼ばれた海江田23年8月
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それが野田や前原グループだったのか…具体的な証拠は何ひとつない。だが、2年前の夏、海江田追い落としを謀った安愚楽問題は、参院選を前に巨大なブーメランとなって返ってきた。

因果応報である。

【アグラノミクスで突き進む覚悟】

参院選の前哨戦だった都議選で、海江田民主党は代々木にも抜かれ、都議会第1党から第4党に転落した。民主党の各候補者は選挙中、アベノミクスを徹底批判したという。

「私たちは都議選を参院選の前哨戦ではなく、一連の政治決戦と位置づけている」
▼都議選対策本部長・海江田の挨拶(党HP)
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都議選の対策本部長に就任した海江田は、そう叫んでいた。東京を地盤にする党代表であり、都議選の最高責任者でもあったのだ。しかし23日夜、海江田は雲隠れしたまま党本部に姿を現さなかった。

海江田民主党が掲げる独自の経済・金融政策=アグラノミクスは、都民に不評だったようだ。海江田アグラノミクスと民主党の詐欺フェストは、まったく同質のものである。
▼代表選時の海江田パンフ(産経)
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子供手当などのバラマキ、リスクゼロでバラ色の未来を元本保証する部分が同じなのではない。実現できなかった際の開き直り方がまったく一緒なのだ。

「今から20年以上前のことで、議員になってからは何の関係もない」

詐欺女の逮捕を受けても、海江田はそうシラを切り、報道陣の隙をついて国会から逃走した。安愚楽被害が拡大したのは、評論家時代に限ったことではない。原告団は声明で、こう指摘している。

「中には、国会議員に転身した同氏を信頼し、出資を維持し、さらには出資額を増やした被害者すらいます」
▼海江田被害にあった男性(FNN)
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海江田が言い張るような「20年以上前」の被害では決してない。海江田が強気の姿勢を崩さなかったのは、民主党という一時は政権与党でもあった巨大政党をバックに付けていたからだ。

一般的な経済評論家であれば、被害者を二重に痛めつけて開き直るような真似はしなかった。安愚楽事件は、民主党ぐるみの巨大消費者被害と位置づけるのが適切である。
▼訴訟に居直る海江田万里(FNN)
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2月に訴訟が始まっても、党内から問題視する声は上がらなかった。民主党員は、詐欺被害の意味が分かっていない。騙される奴がマヌケと笑って終わりだ。党の顔として選ぶだけの土壌も理由もあった。

都議選の壊滅ぶりを目の当たりにしても、海江田民主党はアグラノミクス路線で突っ走るだろう。その方が票が減って我が国の為になるが、旧政権与党の居直り方は不気味だ。腹にドス黒さを湛えている。
▼詐欺師の基本スペック「ウソ泣き」
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要注意だ。次期参院選でも判断不能で民主党に投票してしまう国民は少なくないだろう。一度詐欺被害に遭った者は、繰り返しダマされる…海江田のような詐欺の常習犯は、そのことを熟知している。



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参考記事:
■産経新聞2月19日『海江田代表を損賠提訴 「安愚楽牧場」出資者30人』
■産経新聞3月25日『安愚楽訴訟で海江田氏、「因果関係不明」と争う姿勢』
■朝日新聞6月19日『破綻前年、勧誘に25億円 安愚楽牧場、営業経費の6割』(魚拓)
■ZAKZAK6月21日『海江田氏、安愚楽牧場絶賛“動かぬ証拠”民主、参院選へダメージ必至』
■ZAKZAK6月18日『安愚楽牧場元社長ら逮捕 和牛出資 事実と異なる説明で勧誘』
■毎日新聞6月18日『安愚楽牧場:海江田万里氏も「広告塔」』
■産経新聞6月19日『“広告塔”といわれた民主・海江田代表がピンチに』
■イザ6月19日『詐欺の立件、「故意の立証」が焦点 安愚楽元社長ら逮捕』
■J-CAST23年8月22日『「リスクはゼロ」「安全有利」 海江田経産相が安愚楽投資を「勧誘」』

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