身元不明のマルチ改名大臣…猛追及で“撃沈”秒読み

消費者と敵対する消費者担当相の悪夢は続く…親ネズミの元秘書発覚に続き、山岡賢次が「マルチで稼げ」と命令していた疑惑も浮上。そして追及は金子賢次の「異様な改名」問題にも及んだ。
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「マルチ商法の被害が拡大しているから、警察も消費者庁も取り締まりに力を入れている訳です。そして、各自治体も力を入れているんです」

11月8日の衆院予算委。質問に立った自民党・平沢勝栄議員は、マルチ商法に関する政府の取り組みを紹介。その上で、三重・伊賀市の社会福祉協議会が作成した文書を資料として掲げた。

「マルチ商法で失う物はお金だけではありません。気が付いたときには友人を失い、借金が残るのみです」
▼伊賀市・社協の呼びかけ文書
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マルチ商法に警鐘を鳴らす内容だ。消費者庁や警察庁の認識と同じである。ところが、この文書の内容を問題視し、ネズミ講式ビジネスの団体と一緒になって抗議した国会議員がいた。山岡賢次である。

「業界全てが悪いとの印象を読者に与えかねない危惧があります。犯罪企業と善良な企業を同一視することは、問題の根本的な解決にならず、逆に犯罪組織をのさばらす結果になることは明白です」
▼脅迫文に刻印された山岡らの署名
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一般国民にマルチ商法の危険性を呼び掛けることが、犯罪を助長すると強弁しているのだ。しかも、民主党の国会議員3人が署名している。単なる抗議文ではなく、不当な政治圧力だ。

伊賀市の社協が作成した文書の冒頭部分は、消費者庁の公式見解をなぞったものだった。だからこそ今、問題なのだ。消費者庁の管轄する国民生活センターはマルチ商法を、こう定義している。

「マルチ取引とは、商品・サービスを契約して、次は自分が買い手を探し、買い手が増えるごとにマージンが入るネズミ講式の取引形態です」
参照:国民生活センターHP「各種相談の件数や傾向~マルチ取引」
▼追及する平沢議員11月8日(YouTube)
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山岡&前田雄吉コンビの異様な政治圧力は3年前に発覚したものだが、その“告発者”が消費者担当相に任命されたのだ。改めて国会で追及を受けるのは当然。だがマルチ改名大臣は、こう平然と答弁する。

「そういう文書が出たことは、全く承知しておりません」

預かり知らぬ所で勝手に名前が使われたと言うのだ。平沢議員は、それについて抗議したのか、追い討ちをかけるが、山岡は「報道すら記憶にない」と嘯く。もはや答弁にもなっていない。
▼答弁する山岡賢次11月8日(読売)
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マルチ改名男は、同じパターンで質問を交わす算段のようだったが、平沢議員の追及はまだ序の口に過ぎなかった。

【事務所経費はマルチで稼げ!】

「理事長と私はコンビを組んで数々の講演と啓蒙活動を行って参りました」

私とは山岡賢次。理事長とは、ネズミ講式業界連盟のトップだ。平成18年にマルチ業界の月刊誌に記載された発言録だという。また同年11月の業界紙には、マルチ企業の式典に出席した際の発言も残っていた。



「まあ、格好つける訳じゃないが、私は無数の会に出ていますから、直前に『これは何の会かね、誰の結婚式かね』というレベルであるわけで…」

虫酸が走る醜悪な答弁だ。徹底してシラを切るつもりのようだが、小沢一郎の直系議員だった前田雄吉と共に、山岡賢次がネズミ講式ブラックビジネスの後ろ盾であることは公然の事実だ。
▼会見する民主党・前田雄吉H20年(共同)
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平沢議員は続いて、ネット上で有名な山岡の「幕張マルチ演説」について追及。マルチ改名男は同じパターンではぐらかすが、質疑者の隠し玉は別にあった。

「大臣の事務所の関係者から直接聞いているんです。その事務所関係者の話によれば、平成16年、大臣は事務所の関係者に『事務所の経費が厳しいからマルチで稼いでくれ』と言ったと言うんです」
▼衝撃発言に場内どよめく11月8日
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この発言の前に平沢議員は、山岡の元秘書を実名で挙げていた。既に“事情聴取”が着々と進んでいる模様だ。元警察官僚ならではの“捜査”に基づく質問だ。

「私は断じてそんなことを言った覚えはありませんし、そんなつもりもありません」

マルチ改名男は明確に否定した。平沢議員が予定した通りの答弁だろう。否定の言質を取る為の追及だったのだ。間髪を入れず、平沢議員は元秘書の証人喚問を要求した。
■6'30"から山岡が火病発症


ちなみに、爆弾質問が飛び出した際、山岡は火病を発症させて「名誉毀損だ」と息巻いた。議員の国会での発言には免責特権がある。この無知な恫喝だけでもマルチ改名男は大臣失格だ。

【メディア沈黙…マルチ演説の中身】

岡田克也は無責任にも上映会の途中で逃げ出したという。11月10日、衆院予算委の与野党理事は、国会内で山岡の「幕張マルチ演説」映像を視聴した。
▼DVDかざし上映会求める平沢議員11月8日
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「マルチ商法を取り締まる立場の消費者担当相として相応しくない。党内融和のため不適切な人を任命した野田佳彦首相の責任も重大だ」

平沢議員に続き国会で山岡を追及した石破元長官は、上映会の後、記者団にそう語った。消費者担当相として万死に値する決定的な証拠映像。このDVDの獲得に奔走しないメディアも腰抜け・腑抜けだ。

「たまたま知人のグループが頑張っているんで激励をしてくれと言われた」「どんな会に行っても趣旨を聞いて頭と終わりの方で若干ヨイショするのは当然」「どこでも言っていることだ」
■マルチ大臣追及第一幕49'30"から


9月28日の参院予算委で自民党の森雅子議員が追及した際も、山岡は「たまたま」参加したと強調していた。一般論にすり替えながら胡麻化す答弁自体が詐欺商法まがいだが、講演の実態とは全く違う。

「色々と誤解されて邪魔する人が多いから、政治的な動きもしなきゃいけない」「国会の中で保護していこうというチームがネットワーク議連で、私が会長なんです」
■後半部で政治圧力をネズミ衆に約束


問題の幕張マルチ演説で、山岡賢次は議連の会長として政治的な後ろ盾になることを堂々と宣言。若干のヨイショでも、どの会合でも語っている内容でもないのだ。

しかも、講演で絶賛したネズミ講式企業には、山岡の元秘書がトップリーダーとして君臨している事実も発覚した。つまり、マルチ集金ピラミッドの2%に当たる親ネズミ格。もうズブズブの関係である。
▼拉致集会では罵声を浴びる9月4日(産経)
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この親ネズミ秘書が、山岡の政治献金集めにどう関与しているのか…事実関係を明らかにする為にも国会の証人喚問は欠かせない。一方、先の衆院予算委では、山岡の改名にまつわる疑惑も取り上げられた。

【金子と名乗っていた過去が確定】

「もともと本名は金子賢次さんでした。それから藤野賢次さんに変わり、今は山岡賢次さんになられました」

平沢勝栄議員は大臣の「改姓改名問題」と言い切った。山岡のネーム・ロンダリングはネット上で有名な逸話だが、公的資料の裏付けはなかった。
▼衆院予算委で答弁する改名男11月8日(産経)
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この日の答弁でマルチ改名男が否定しなかったことから、元の氏が「金子」だった事実は確定した。在日説が囁かれる要因のひとつだが、平沢議員が問題にしたのは、その後の改名だ。

金子賢次は歴史小説の大家だった山岡荘八の娘と結婚。婿養子となって氏が変わるのだが、山岡荘八は筆名で本名は藤野だった。そこで藤野賢次が誕生する。

「出来ないから言っているんです。普通、出来るわけないじゃないですか。そんな簡単に出来たら、どうするんですか」



委員会室に平沢議員の声が響き渡る。婿養子の藤野賢次は再び改名し、山岡賢次が出現する。改名手続きは家裁の許可が必要だが、名前と違って氏の変更は極めて難しい。

①難読文字で実生活に支障をきたす場合
②戸籍上の氏と異なる通称を例年に渡って使用してきた場合


答弁した法務省民事局長は「やむを得ない、正当な理由」で氏を変えるケースとして判例から2例を挙げた。藤野姓の場合、①は有り得ない。消去法で②となるが…
▼答弁する法務省民事局長11月8日
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「婿入りした先の義理の父のペンネームに変えることなど出来るのか?」

平沢議員によれば藤野から山岡姓に変わったのは、法務政務次官時代だという。山岡が当選1回の参院新人ながら就任したのは昭和62年だ。山岡荘八が他界してから約10年が経っていた。

「山岡賢次に投票したと思ったら、参議院に居ないじゃないかと…」
▼民譚新年会で挨拶する元金子H22年(NNN)
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マルチ改名男は、山岡のペンネームを使って立候補したことが改名の動機だったと答弁した。参院でも通称の全面使用が認められたのは平成9年からだが、それ以前でも扇千景ら芸名使用の議員は多かった。

家裁が許可する「やむを得ない、正当な理由」が当時あったとは考えられない。法務政務次官の立場を悪用して圧力をかけた疑いも濃いが、卑劣なのは狡猾に山岡荘八の実の息子に成り済ましたことだ。
▼民譚に参政権公約する改名男H22年(NNN)
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そして何よりも、日本人であれば氏を大切にする。コロコロ変えたりはしない。例え婿養子に入ったとしても家裁に申請してまで取り戻すなら、元の「金子」姓だ。なぜ大切な苗字をそこまで嫌ったのか…

「政治家はDNAが大切」

血統・血筋の影響力が大きいと断じた筑紫哲也の“遺言”である。老害サヨクらしい差別主義だが、ガラス張りの政治資金よりも重要な問題を孕んでいる。出身・原国籍が不確かな国会議員が多過ぎるのだ。
▼在日組織に訴える元金子さんH22年(NHK)
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「あなたの祖父はどこで何をしていた方ですか?」

たった一言、そう聞けばOKなのである。橋下前府知事の出自をメディアは一斉に掘り起こして攻撃したが、異様な改名を重ねた国家公安委員長の正体こそ我が国の根幹を揺るがす大スキャンダルだ。


  〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります

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参照:
三重・伊賀市社会福祉協議会HP18年10月15日『伊賀市社協だより~PDF』

参考記事:
■産経新聞11月10日『「マルチ」山岡氏の衝撃映像 衆院予算委理事が視聴し、ア然…』
■時事通信11月10日『山岡消費者相に問責案=自民、12月提出で調整』
■産経新聞11月8日『自民「問責閣僚」ロックオン まずは「マルチ」山岡氏』
■読売新聞11月8日『「名誉毀損だ」山岡消費者相、平沢氏の追及に』

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