侵犯船制圧シーンは公開済み…仙谷由人“闇の法廷”を潰せ

尖閣義士の不当拘束は6日目の夜に終わったが、仙谷由人は政治弾圧を諦めていない。だが告発ビデオに秘密性はなく行政処分も不当。海保は事件直後に侵犯船シナ人の拘束シーンを公開していた。
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「那覇地検の判断を了とする。私の立場からは、それ以上のことを言うべきでない」

シナ人船長の無条件釈放を決めた9月24日、仙谷由人は会見で、そう発言した。官邸からの圧力を隠し、地検に全責任を負わす汚い手口だ。一方、国土・国益を守る日本人に対しては容赦なかった。

「捜査の期間中に訴訟書類を流出させて『国民に見てもらいたい』などと言うことは想像ができない」
▼なお政治犯として追及する仙谷11月16日(産経)
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逮捕の危機を免れた主任航海士に向けて、仙谷由人は16日の会見でも罵声を浴びせた。官房長官が個別の事件について発言し、犯罪性を訴える異常事態。これまでも仙谷は繰り返し、重罪を主張してきた。

「明らかに国家公務員法違反になる」11月5日
「大阪地検特捜部の証拠捏造事件にも匹敵する。広さと深さの想像がつかないような事態だ」11月10日
「刑事事犯を起こした人が1人なのか、何人なのか」11月11日
▼警察を私兵化する2人組10月29日(産経新聞)
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警察幹部は、こうした発言を受けて“流出事件”を「重大犯罪とする国策捜査方針が決まった」と語る。護国の英雄sengoku38氏との直接対決…仙谷由人の私怨による一国民の断罪・弾圧だ。

この文化大革命さながらの異常事態についてメディアは追及しなかったが、多くの国民は見抜いていた。複数の世論調査で尖閣ビデオの公開を求める声は大勢を占め、告発者支援の輪も広まった。
▼5管前の尖閣義士支援デモ活動11月14日(産経)
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そして、事実上の拘禁開始から6回目の夜を迎えた11月16日未明、主任航海士は5管本部のある庁舎を後にした。鈴なりの報道カメラの前で直立し、深々とお辞儀する姿は、本物のサムライだった。

【責任転嫁を恐れて捜査機関は迷走】

「今回私が事件を起こしたのは、政治的主張や私利私欲に基づくものではありません」

解放に伴って主任航海士はコメントを発表した。私利私欲、党利党略で暴力船長を放免し、告発者を断罪する仙谷由人とは天と地ほどの開きがある。さらに主任航海士はビデオ一般公開の動機を、こう語る。

「ただ広く一人でも多くの人に遠く離れた日本の海で起こっている出来事を見てもらい、一人ひとりが考え判断し、そして行動して欲しかっただけです」
▼解放された尖閣義士11月16日(産経新聞)
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堂々たる見解、揺るぎない意志。官邸が尖閣ビデオ抹殺を図る中、菅直人が唱える「国民の主体的外交」を独り実践したのだ。この勇気ある告発を裁くことなど絶対に許されない。

「保安官に同情的な世論に配慮したわけではない」

警察幹部はそう言い訳するが、結論ありきの捜査を国民の声が揺さぶったのは確実だ。主任航海士の拘禁後、仙谷が指揮権を持つ捜査機関は迷走を続けていた。
▼11管本部に向う警視庁捜査員ら11日(産経)
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東京地検公安部と警視庁捜査1課・沖縄県警による異例の合同捜査。そこに神戸地検・大阪地検の応援部隊が加わり、海保大ルートの浮上で捜査網は、広島県警の守備範囲にまで広がった。

現場で誰が指揮するのか、捜査本部は大混乱に陥っていたはずだ。トップ・エリートが集まった末、縄張り意識や責任の所在で激しく揉めるという『踊る大捜査線』状態である。
▼捜索が続いた巡視艇うらなみ11月13日(産経)
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官僚ランクから見ると、主導権は東京地検公安部にある。しかし、逮捕した際に会見するのは警視庁の捜査1課長。国民から国賊と名指しで罵られ、課長が非難の矢面に立つのは明白だった。

しかも重罰命令を下した仙谷由人が侵犯船事件と同じく「捜査機関の判断」と言い張って責任を逃れるのも確実。余りにも損な役割だ。捜査過程で公開ビデオに秘密性がなく、公判維持が難しいことも判った。
▼7日ぶりに庁舎出た航海士の乗る車(産経)
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菅内閣の支持率は遂に20%台まで急落。仙谷由人や岡崎トミ子が来春までに総退場する可能性も増した。連中が去った後も警視庁が弾圧の責任を負い続けることに抵抗もあっただろう。

【檄文を握り潰す報道機関の末期症状】

「神戸海保職員 逮捕へ」

11月10日付朝日新聞夕刊には「逮捕へ」の文字が1面シロ抜きで大きく踊っていた。この表現は、報道機関が逮捕確実・秒読み段階と判断しない限り、使用しない。

主任航海士が名乗り出て以降、既存メディアの殆どは捜査情報を垂れ流し、映像の“流出ルート”に注目。投稿の動機を探ることもなく、根本原因である菅政権のビデオ隠蔽事件に迫る気概もなかった。
▼家宅捜索でのメディア・スクラム11日(産経)
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とりわけ問題なのは、主任航海士から任意同行前に書き残したメモを託されながら、封印した読売テレビ報道局だった。そのメモは、主任航海士の檄文にも等しかった。

「尖閣は自国の領土というならばなぜ、何人も上陸できないのか?」

「今回の件で、我が国の国益は損なわれたのでしょうか?」

「時の為政者の意向によらず、国民が真実を知ることは大切ではないでしょうか」

▼読売テレビ記者に航海士が託したメモ(NNN)
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読売テレビは、この憂国の情溢れたメモの全文を紹介せず、都合の良い一部分だけを報道。その事態を憂慮した著名ブロガーの「くっくり」さんは、テレビ画像を独自に解析し、メモ全文を公表した。

参照:ぼやきくっくり11月13日「海上保安官メモ全文起こし」

報道局が隠蔽したメモの内容を独りのブロガーが解き明かしたのだ。あの富田メモ解析に匹敵するスクープである。そして読売テレビは、2時間に及んだという主任航海士の告白インタビュー映像も封印した。
▼任意同行される尖閣義士(NNN)
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取材時に主任航海士は海保のIDカードを提示し、本名を名乗ったという。実名による公益通報に該当するのだが、読売テレビは無慈悲にも隠蔽してしまった。

「公務員が守秘義務を破って流出させることは許されず法律と証拠に基づいて刑事責任を問われることが筋だろう」「逮捕するなら早い段階で逮捕すべきだった」

参照:読売テレビ解説員室11月10日「海上保安官」

読売テレビ報道局の幹部は、そう公言して憚らない。国民の知る権利など歯牙にもかけない言論弾圧機関である。主任航海士がYouTubeで映像を公開したのは正解だった。
▼NNN11月5日午前7時過ぎの報道
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新聞やTV局に映像を渡せば、全編公開どころか、封印の上に通報されたかも知れない。ビデオのYouTube公開は、既存メディアが信用と権威を失い、役割が終わったことを物語る象徴的な出来事だったのだ。

【映像解析が出来なかった既存メディア】

告発44分映像の一般公開後、各メディアは競ってYouTube動画を掲載・放映した。しかし、報道の主眼は“流出犯”の追跡に移り、映像の分析は中途半端だった。
▼垂れ流されたYouTube投稿動画(AP通信)
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公開直後の11月5日付けエントリで全6編の映像を検証。その中に様々な新事実、謎が含まれていることが判明した。短時間での分析だったが、異様なシーンは直ぐに発見できた。

違法操業の決定的シーン、船長らしき人物の挑発ポーズ、カメラを構える乗組員、攻撃直後に映り込んだ謎の船影、大きく左に旋回する巡視船の航跡…
▼船長らしきシナ人の挑発ポーズ
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週刊誌を含む既存メディアが注目したのは2回の激突シーンで、他の要素に関しては限定的だった。乗組員によるカメラ撮影を指摘しても背景にまでは踏み込まない。

最も不可解だったのは、侵犯船の近くを横切る謎の船影だった。1~2回映像を見ただけで気付くのだが、このミステリーについて検証したメディアは皆無だった。
■「本当の尖閣 海上保安庁」4:コピー版


問題のシーンは「本当の尖閣4」の5分25秒過ぎ、そして「本当の尖閣6」の2分6秒からだ。いずれも形状は巡視船と異なり、漁船に近い。激突された直後の「みずき」に異常接近していることも判る。
■「本当の尖閣 海上保安庁」6:コピー版


sengoku38氏が映像をテレビ局に引き渡していた場合、こうしたシーンを放映したか疑わしい。元から徹底検証する意思も能力も欠けているのだ。

侵犯船事件の発生直後、海上保安庁が報道各社に2枚の写真を提供した。しかし、どの報道機関もそこに含まれている重要な事実を分析・指摘することはなかった。

【既に公開…侵犯船シナ人の拘束シーン】

事件が起きた9月7日深夜までに海上保安庁が配布した2枚の写真。どちらも同じような角度から撮影され、1枚は単なるアップにも見えるが、海上保安官の立ち位置が違う。別々の写真だ。
▼9月7日:海保提供写真①
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この写真について報道各社は「立ち入り検査の模様」とキャプションに記していた。海面に映る船の影は短く、まだ太陽は傾いていない。攻撃の約2時間後、侵犯船を停止させてから間もなくの状況である。
▼9月7日:海保提供写真②
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この2枚目の「立ち入り検査」写真に、思わぬ人物が映り込んでいた。ヘルメットを装備した海上保安官の隣に、シナ人乗組員の姿があるのだ。アップにすると、2人いることが確認できる。
▼写真②(サイズ84KB)を補正して拡大
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白い服の人物は明らかにシナ人乗組員だ。甲板に座り込み、1人の海上保安官が押さえ付けているようにも見える。その右側の男は、肩までしか判らないが、青っぽい服装のようだ。

侵犯船が石垣島に到着した翌日、船内捜索も取り調べもなく、暢気そうに甲板にいた乗組員の姿を中共の宣伝機関が撮影していた。この中に映っている白服のシナ人ら2人である可能性は高い。
▼石垣港の侵犯船シナ人乗組員9月9日(新華社)
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この提供写真②では、右端で海上保安官が一斉に集まっている。カットされている為、何をしているのか不明だが、これは侵犯船制圧後の“拘束シーン”に他ならない。

政府・与党は、国会に未編集映像を提出しなかった理由に、停船や身柄確保など海保捜査手法の秘匿を挙げていた。しかし、シナ人乗組員を取り押えるシーンは9月7日に公開済みだったのだ。
▼報道機関は大サイズの写真を保有
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YouTubeで公開された44分映像に、侵犯船制圧関連のシーンはなかった。主任航海士は、表に出ていた情報に沿って2度の攻撃場面をメーンに一般国民へ紹介しただけである。

仙谷由人は警視庁の私兵化を断念したが、闇の法廷は閉廷せず、行政処分などの独自制裁を課す恐れが高い。だが既に制圧シーンの一端を公開していた海保に優秀な職員を裁く権利はない。直ちに職場復帰させよ。
▼石垣海上保安部前に掲げられた横断幕(産経)
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海上保安庁の本当の敵、海の守りを邪魔するビデオ隠蔽事件の主犯は首相官邸に居座っている。


  〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります

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参考記事:
■イザ11月17日『捜査終了待たずに海上保安官を懲戒処分へ』
■産経新聞11月16日『仙谷氏「捜査のやり方に言うことない」も、逮捕見送りに異議』
■スポニチ11月16日『海上保安官“解放”ドタバタ逮捕見送り』
■産経新聞11月17日『守秘義務以外立件見送り 不正アクセスや窃盗に当たらず』
■毎日新聞11月15日『尖閣映像流出:海保に安堵感なし…保安官逮捕見送り』

■共同通信11月16日『海上保安官のコメント全文』
■共同通信11月16日『映像流出「議員限定で投稿決意」当初は流出の意図なし』
■時事通信11月15日『「逮捕見送り」、職員慌ただしく=急きょ幹部会議も-海保』

■読売社説11月2日『尖閣衝突ビデオ やはり一般への公開が必要だ』
■朝日新聞11月10日『神戸海保職員を逮捕へ 尖閣映像流出させた疑い』

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