朝鮮高校が隠す金日成神殿…日本人学生との抗争劇

血で血を洗う日本人学生との抗争が続いた…80年代に青春期を過ごした在日2世が朝鮮高校生の素顔を明かした手記。そこには学校内にあった“金日成神殿”の存在も記されていた。
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辛光洙に死刑判決が下された85年のソウル刑事地方法院。そこでは、 共犯者として逮捕された金吉旭(キム・キルウク)について辛光洙が語った言葉も引用された。

「以前に朝鮮人学校の教師をしていた金吉旭先生が我々の組織の成員なので、彼にも助力してもらう計画です」

拉致実行犯・金吉旭は、平成18年4月に警視庁公安部が国際手配したが「大阪朝鮮学校の元校長」と報道されているだけで、詳しい個人データは公になっていない。

大阪府内に10校ある朝鮮学校のうち、金吉旭がどこで校長を務めていたのか不明…。これは、いかに朝鮮学校の経営実態が不透明で外部と隔絶しているか、如実に示すものだ。

一方、多少なりとも経歴が判明しているケースもある。

平成12年2月、島根・温泉津港に停泊する漁船「栄福丸」から大量250kgの覚醒剤が発見された。「栄福丸」は北朝鮮領海に入り込んで覚醒剤を受け取っていたのだ。

この事件では北朝鮮と暴力団を結んだ在日系貿易会社が浮上。その会社の代表・曹奎聖(チョ・ギュソン)は、下関朝鮮初中級学校の校長を務めていた人物だった。

事件当時、 曹奎聖は教職から離れていたが、暴力団との接点は校長時代からあったものと見られる。アンダーグラウンドの世界と係わりのある人物が最高管理者の地位に就く…それが朝鮮学校の運営形態だ。

参照: 平成18年12月5日エントリ『朝鮮学校の麻薬先生…日本列島を蝕む北の覚醒剤』

無償化問題で親北勢力は、 朝鮮学校が一般の学校と何ら変わらない、とテンプレートで繰り返す。しかし、結論から言えば、朝鮮学校は“異次元の世界”だ。

【通学路と駅は戦場と化した…】

昭和57年、仙台の東北朝鮮初中高級学校の校舎内で高校1年相当の男子生徒が犠牲になるリンチ殺人事件が発生。4人が逮捕されたが、校長は、こうコメントした。

「事件には民族差別問題が絡んでおり、単純な暴行事件ではない」(昭和57年2月2日付『河北新報』)

何か日本人による加害を示唆する発言だが、実際は違った。当時、仙台の朝鮮高校生は、日本人高校生とのケンカに明け暮れていた。毎日曜には総員出撃が決まっていたが、一部の1年生が不参加。その制裁として校内でリンチした揚句に殺害してしまったという。

この内幕を伝えているのは、元朝鮮籍の朝日新聞の金漢一記者が5年前に世に送った『朝鮮高校の青春 ボクたちが暴力的だったわけ』だ。
▼『朝鮮高校の青春』光文社刊
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昭和39年生まれの著者が高校時代を過ごしたのは、昭和50年代の半ば頃。いわゆるヤンキー全盛期にあたり、当時は日本各地で朝鮮高校vs日本人高校生の激闘が展開されていた。

その時代の全国的な死闘を知らない人も多いだろう。当時のメディアが一切報じず、ネット上にも暴露談は少ない。この著作は、それを朝鮮高校生の視点から描写した貴重な資料だ。

「東京朝高と国士舘の争いは、小学生のときから聞いていた。傘の先を研いで投げつけるわ、電車は止めるわと、まさに血で血を洗うような抗争を繰り広げ、通学路と駅は戦場と化したらしい」(前掲書21頁)
▼警察に襲いかかる在日朝鮮人H19年4月(参考画像)
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著者が暮らしていた仙台でも朝鮮高校生と日本人高校生が激突し、双方とも警察に連行されるケースが多かったようだ。しかし、生徒を引き取りに来る朝鮮学校側の態度は傲慢だった。

「先生が謝るということはまずない。それどころか、植民地時代の話を持ち出し、強制連行等の理由で日本に渡ってきた境遇を説明して、日本での差別に苦しめられたからこのようなケンカになるのだと堂々と主張するのだ。(略)結局は日本政府が悪いと主張し、どんどん話を大きくする」(前掲書36頁)

都合が悪くなると「サベツだ」などと声を張り上げる…税務署など行政に対する総連のプレッシャーと相似形である。
▼警察に襲いかかる在日朝鮮人H19年(参考画像)
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本書には朝高生の「鼻割り箸」伝説なども紹介されているが、知られざる教育内容の暴露談も豊富だ。

【朝鮮学校内の“金日成神殿”】

「朝鮮学校では『反日教育』は行われていない。少なくとも教育体系的にはないのだ」(前掲書158頁)

日本人を敵視する教育は行われていないと著者は断言する。しかし、教師が語る言葉には、反日的な悪感情を刷り込むものも多いようだ。

「『君たちは、線路にある枕木を知っていますか?あの枕木の数と日本人に殺された朝鮮人の数は一緒なのです』(略)小学校に入ったときから、こんなことや関東大震災での虐殺の話を聞かされるのだ。まあ、よい感情を持ちようがない」(前掲書159頁)
▼東京朝鮮中高級学校の歴史授業担当者(NNN)
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これを反日教育と呼ぶのだが、実際は、朝鮮学校だけではなく、日教組のアカ教師も同じようなことを言っているだろう。ただし日本の公立学校では有り得ないのが、極端な個人崇拝だ。

「金日成の肖像画のガラスを赤い布で磨くのは日直の重要な仕事だったし、火事のときに真っ先に肖像画を運び出した人の『英雄的行動』が紹介されたりもした」(前掲書144頁)
▼東京朝鮮中高級学校の教室(FNN)
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3月3日に衆院文科委員会の議員24人が視察した東京朝鮮中高級学校の教室には金親子の肖像画が掲げられていた。それだけでも異世界なのだが、朝鮮学校には秘密の部屋も存在する。

「朝鮮学校には、金日成の研究室と称した部屋があり、そこは赤じゅうたんが敷かれていて、石膏の胸像があり、『革命歴史』がパネルになって展示されていた」(前掲書144頁)
▼図解:金日成革命活動研究室(報道目的の引用)
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入口には「金日成元帥革命活動研究室」と朝鮮文字で書かれた豪華なプレートが掲げられ、教壇や机などは一般教室より立派だったという。肖像画以外に、このような特別室があることは殆ど知られていない。

手元の資料を確認した限りでは金賛汀著『朝鮮総連』(新潮新書)で簡単に触れられている程度だ。

「まず金日成思想でさらに活動家の『思想性』を高めるためと称し、学校や各総連事務所、企業所内に作られていた『金日成元帥革命歴史研究室』を豪華に、まるで神殿のように作ることや…(略)」
▼金賛汀著『朝鮮総連』
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1971年末に始まった「150日間革新運動」の一貫として華美に再建したという。この研究室が昭和40年代から存在していた事実と、その目的が思想統制にあることが判る記述だ。

【生徒は朝鮮労働党の見解を復唱】

『朝鮮高校の青春』の著者は、試験科目の筆頭は常に「革命歴史」だったと語る。これが現在もあるのか不明だ。東京朝鮮中高級学校の時間割には世界史とは別に「朝鮮史」が存在していた。

「朝鮮史などを除けばカリキュラムは高校と変わりない」

朝鮮学校側は紋切り型で、そう説明するが、 朝鮮史の近現代パートは「革命歴史」と同じだろう。一党独裁国家の北朝鮮では、労働党史以外は有り得ないからだ。
▼東京朝鮮中高級学校の時間割(NNN)
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そして「金日成元帥革命活動研究室」と名付けられた特殊教室が時代の趨勢で消えてなくなったとは考え難い。もし、その教室を倉庫や廃棄物置場に変えていたら、校長は速やかに“地上の楽園”送りである。

『朝鮮高校の青春』で描かれた朝鮮高校は、20年以上前の姿で現在とは異なる点も多いだろう。しかし、歴史認識は現在も朝鮮労働党の見解とイコールだ。
▼金正日誕生日の朝鮮総連内部2月15日(ロイター)
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田中眞紀子らが東京朝鮮中高級学校を訪れた際、北朝鮮のミサイル発射について記者から質問を受けた生徒は、笑いながら、こう答えたという。

「僕は人工衛星だと思っています」
▼視察で笑顔振りまく田中眞紀子(FNN)
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朝鮮学校的には優等生の見解だが、余りにも国際常識と掛け離れている。譲れない部分では絶対に譲らない。総連及び北朝鮮による意思統一が完成していることを示すケースだ。

またYouTubeにアップされた大阪朝鮮高級学校の運動会映像では北朝鮮式の行進が行われていることも判る。クレジットによれば撮影は2年前だ。このマーチ曲は、有名な「遊撃隊行進曲」である。


北朝鮮で遊撃隊とは、金日成の抗日遊撃隊を示す。ファンタジーに過ぎないが、抗日遊撃隊は、満州の良民を襲い、日本人駐在警官らを殺戮したゲリラ。言い換えれば「日本人虐殺マーチ」だ。

ちなみに日教組は運動会や式典での行進を「軍国教育につながる」と批判してきた。その一方で、朝鮮学校の本物と同じマーチは「素晴しい民族教育」とでも評価するのだろう。

【朝鮮学校を制御する金正日側近】

「基準はたったひとつ。高校の課程に類するかどうかだ。普遍的、客観的に評価される」

3月5日の衆院文科委で川端文科相は、朝鮮学校の対象除外について、高校に相当するカリキュラムを重視する姿勢を示した。異常な金親子崇拝などは判断材料の枠外となる模様だ。
▼委員会で答弁する川端文科相(衆議院TV)
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民主党政権が目玉政策の一つとして掲げた高校授業料無償化法案は、同じく問題だらけの子供手当創設法案と共に、今週末の衆院通過を予定。朝鮮学校の扱いに関しては文科省の省令で決めるという。

4月からの実現に向け、スピード成立を目指しているのだが、国会の場で審議を尽くすことが絶対必要だ。そして、朝鮮学校に関わる事柄は、文科省だけでの判断では済まされない。
▼集会に登場した金正日3月6日(KCNA)
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全国の朝鮮学校は総連の指導下にある。かつては朝鮮総連文化部の学生少年指導課が命令を下していたが、組織改編で現在は、総連中央の教育局傘下にある。

そして朝鮮総連中央が指導を仰ぐのは、朝鮮労働党の悪名高い対南・対日工作部署である統一戦線部。日本人拉致にも関与した機関である。現在の統一戦線部トップは、金養建(キム・ヤンゴン)。
▼統一戦線部部長・金養建07年11月(共同)
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一時話題になった鳩山政権による日朝極秘接触で名前が取り沙汰された人物である。金養建は、昨年のクリントン・金正日会談にも同席。総連を通じて朝鮮学校をコントロールすることなど簡単な作業だ。

無償化をめぐって反日親北勢力は「子供の学ぶ権利」などと論点をすり替えて絶叫しているが、これは文教問題ではなく、治安問題である。


  〆
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参考文献:
金漢一著『朝鮮高校の青春 ボクたちが暴力的だったわけ』H17年光文社刊

参考記事:
■朝日新聞3月8日『高校無償化の除外論浮上 朝鮮学校、教育方針は…』
■読売新聞3月7日『朝鮮学校どうなる?揺れる政府・与党…高校無償化』
■産経新聞3月3日『【高校無償化】無償化法案が抱える問題点、朝鮮学校関係者は適用除外の動きに反発』
■産経新聞3月4日『【高校無償化】金正日総書記が朝鮮学校運営に指示 「統廃合は敗北主義」』

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