“反日実験室”北教組に激震…ザル法が許す政治活動

民主党・小林千代美議員陣営へのヤミ献金で北教組最高幹部が逮捕された。アカ教師の大胆不敵な政治活動を許す罰則なしのザル法。そこで獲得した政治力が狂気の反日教育を支えている。
画像

3月1日の正午前、札幌地方検察庁に1台のワンボックスカーが滑り込んだ。車に乗せられていたのは、北教組(北海道教職員組合)の現役幹部だった。

「地検だ」

午後2時過ぎ、ダークスーツに身を包んだ集団に気付いた組合員が、そう叫び、北教組本部は騒然となった。札幌地検による新たな家宅捜索。今回も、係官ら40人以上という大規模な捜査態勢だ。
▼北教組本部に迫る係官ら3月1日(NHK)
画像

一方、札幌から遠く離れた永田町では、衆院予算委での審議が続いていた。午後2時40分、質問に立った自民党の馳浩衆院議員は、開口一番、こう切り出した。

「今ほど、未確認でありますが、衝撃的な情報が入りました。札幌地検が逮捕状を請求し、北教組の最高幹部3名が出頭を求められたようです」
▼質問冒頭で情報伝える馳浩議員3月1日(NNN)
画像

大詰めの審議が続く予算委に衝撃が走った瞬間だ。馳議員の発言に室内はどよめいた。それと同時に国会担当の記者も動き始める。陣営から5人の逮捕者を出した民主党・小林千代美議員への直接取材だ。

小林千代美議員は、衆院第2議員会館3階の事務所にいた。ドア横の議員在室を示すランプが点灯している。だが、駆け付けた報道陣がノックをするが応答はなく、電話もつながらない。ろう城である。
▼籠城・雲隠れした小林千代美議員10月(産経新聞)
画像

小林千代美議員が突然、扉を開けて室外に出てきたのは、その1時間後だった。報道陣が矢継ぎ早に質問を投げ掛けるが「急いでますから」の一点張りで、逃げるように車で立ち去った。不遜な態度だ。

北教組幹部らの逮捕容疑は、小林議員に直接関わる政治資金規正法違反である。これほど有権者を舐めきった議員も珍しい。

【教育向上の為の手当で教育現場破壊】

民主党の小林千代美議員の陣営が1,600万円の裏献金を受けていた事件は、2月15日の強制捜査から2週間、新たな局面を迎えた。

札幌地検特別刑事部が3月1日、逮捕したのは、北教組の実質トップで長田秀樹容疑者と書記長の小関顕太郎容疑者、会計委員の南部貴昭容疑者。
▼北教組トップの長田秀樹容疑者2月16日(産経新聞)
画像

この北教組幹部3人に加え、小林陣営の会計責任者だった自治労北海道本部の財政局長・木村美智留容疑者も逮捕した。容疑は全て、企業・団体から個人への献金を禁じた政治資金規正法違反である。

注目は、団体としての北教組にも同容疑を適用している点だ。約6時間に及んだ3月1日の北教組本部の捜索は、この容疑で進められたものだった。
▼北教組本部の家宅捜索3月1日(産経新聞)
画像

違法献金の原資は、北教組がプールしてきた「主任手当」の一部と見られている。日教組は、この主任手当について「管理強化だ」と反発。受け取り拒否運動を全国展開して来た。

主任手当は教員個人に1日当たり200円を支給するものだが、日教組は組合員のアカ教師に拠出を厳命。北教組が昭和53年からの30年間で集めた額は、約55億円に上るという。
▼北教組書記長・小関顕太郎容疑者2月16日(NNN)
画像

アカ教師による組合への提供は違法とは言えないが、元は教育の向上を目的に拠出された公金だ。それを違法な政治活動に使うことは有権者だけではなく、生徒・児童に対する裏切り行為に他ならない。

「やばいカネだと解って、意図的に帳簿には載せなかった」
▼逮捕前に答える木村美智留容疑者2月17日(NNN)
画像

これまで自治労幹部の木村容疑者は献金の違法性を認めていたが、逮捕後は、北教組幹部の3人と共に、札幌地検の取り調べに応じず、黙秘している模様だ。そして北教組が3月1日夜に発表したコメントも検察を挑発する内容だった。

「今回の逮捕は不当な組織弾圧と言わざるを得ない。今後、嫌疑を晴らすべく組織一丸となって戦っていく」

事件の根底にあるのは、カルトに等しい北教組の反国家・反社会的な体質だ。

【国歌“斉聴”?北教組の反日暴走で証言】

「このファクシミリの送信時間は、2010年2月1日14時27分。勤務時間中に学校で機材を使い、組合活動を堂々と行っていた動かぬ証拠です」

3月1日の衆院予算委で馳浩議員は、独自入手した北教組の連絡文書を示し、違法な政治活動を糾弾。馳議員は、義家弘介参院議員らと共に2月18日、北海道で現地調査を行っていた。
▼物証のファックスを示す義家弘介議員(LDPch)
画像

北教組側は調査団とのコンタクトを拒絶したが、馳議員らは北教組を脱退した元組合員から政治活動の実態を聴取。衆院予算委では、選挙前に繰り広げられる異様な支援の一端も明かされた。

「平和闘争資金という名称のカンパがあり、選挙前は1,000円くらいが組合費に上乗せされる。大きな支部に決算報告書があるが、平和闘争資金の記載はない」

「選挙の際は、ツブシ(隠語)というペアによる戸別訪問やポスティングが多い。勤務時間外、顔がバレないよう地元以外で行う。基本的に校長も教頭も組合あがりなので心情的に応援する傾向がある」
▼予算委で証言内容を明かす馳議員(衆議院TV)
画像

違法な政治活動が学校容認で続けられているのだ。また義家議員は「日の丸・君が代に反対する当面の取り組み」と題された今年1月29日付けの北教組文書を取り上げ、異常な実態を告発している。

「歌いなさいとか、立ちなさいとか指導しない。『国歌斉唱から、国歌斉聴』…みんなで聴きなさいと指導している」

更に、北海道ではステージの国旗掲揚を避ける目的で、卒業生と在校生が対面する「フロアー方式」という卒業式が行われているとも指摘。国旗・国歌法を真っ向から否定する違法教育だ。


こうした反日教育は、北教組だけではなく、教組の影響力が強い学校は“反日実験室”と化している。そして、生徒・児童の洗脳に留まらず、アカ教師は公然と政治活動を繰り広げてきた。

半世紀に渡り、それを許してきたのは、教育公務員特例法のザル法化だった。

【送り込んだ議員が反日教育を支えた】

公立校教職員の政治活動は、教育公務員特例法の18条1項で禁止されている。しかし、続く18条2項で、罰則を否定。これが日教組の選挙支援を許してきた直接の要因だ。

参照:電子政府法令データ「教育公務員特例法」

教育公務員特例法は昭和29年の改正の際、政治活動に対する罰則規定の追加が検討された。当初案では国家公務員と同じ「3年以下の懲役、100万円以下の罰金」だった。

ところが、社会党が「日教組対策につながる」などとストレートに猛反発し、刑事罰の対象外となった。巨大野党だった社会党が支持母体を守り、それが民主党に引き継がれて50年以上続いているのだ。
▼北教組本部に向かう係官ら3月1日(産経新聞)
画像

戦後、日教組は次々に味方の政治家を永田町に送り込んできた。盤石な集票マシーンとなることで政治的な発言力も増加。それが、反日教育の暴走を許す土壌となった。実態は政治圧力団体なのである。

今回の北教組事件を受け、3月1日の衆院予算委で鳩山首相は、教員の政治活動に関する罰則強化、即ち同法18条2項の削除を示唆した。

「このようなことが続くと、教員と政治家との係わりの中で、教育の問題にも政治家にも影響が出ることになる」「川端大臣に検討させたい」
▼予算委で答弁する鳩山首相3月1日(衆議院TV)
画像

これに対して川端文科相は「削除を前提の議論ではない」と早くも反対姿勢を示している。当たり前だ。社民党から日教組を奪って主要な集票マシーンにした民主党が、今更、裏切ることは出来ない。

「常日頃、民主党に対しご支援くださっていることに心から感謝します。日教組の皆さんと共にこの国を担う覚悟だ」

昨年1月の日教組新年集会で、そう明言したのは鳩山首相だ。また今年1月の日教組教研集会に鳩山政権は高井美穂文科政務官を派遣。政務三役の同集会出席は59年ぶりで、民主党との睦まじい関係を印象付けた。
▼日教組集会で挨拶する高井政務官1月25日(産経新聞)
画像

夏の参院選でも“赤いカネ”を使った違法支援が全国展開されるのは確実だ。

【闇に埋もれた山教組事件が蘇る】

「逮捕状の内容をしっかり確認をするのが先。今後の進展を見守りたい」

北教組幹部の逮捕直後から丸1日雲隠れしていた民主党の小林千代美議員は3月2日夕、衆院本会議に姿を現したが、自らの進退については明言を避けた。昨年の選対幹部逮捕でも居座ったが、今回は自身の政治資金をめぐる事件だ。
▼国会内で質問に答える小林千代美議員(産経新聞)
画像

逮捕された会計責任者の木村容疑者は、これまで小林議員は「何も知らない」と罪を一身に被る発言を繰り返す。しかし、北教組からの裏ガネは総額で1,600万円に上る。

小林陣営は平成20年秋に家賃が30万円近い選挙事務所を設置したが、衆院解散が先送りになったことで維持費に困窮していたという。事務所の資金難を小林議員が知っていたのは明らかだ。

そこで渡された北教組の赤いカネは、実に有り難味のある「砂漠の水」だったろう。急に陣営が潤った理由が何であるか、気付かないことは有り得ない。小林議員も事件の被疑者である。
▼選挙活動中の小林議員 昨年8月(NNN)
画像

自民党は小林議員の参考人招致を求めているが、事件の悪質性と広域性を考えれば、証人喚問が妥当だ。民主党内では危機感が高まり、4月の補選を避ける目的で3月16日以降の議員辞職が取り沙汰されている。

しかしスピーディーなバッジ外しは、未だ逮捕後も居座る石川知裕被告や「秘書の責任」と開き直る小沢一郎&鳩山由紀夫コンビとの整合性が付かなくなる。今まで通り、小林議員はシラを切り通すべきだ。

北教組問題の長期化によって、参院選への影響は大きくなる。北教組事件に関連して複数のメディアが、輿石東が絡んだ山教組事件に言及。今まで産経以外は大きく報じてこなかった事件である。
▼山教組事件で起訴を免れた輿石東(産経新聞)
画像

参院選勝利を条件に、日教組のドン・輿石東には参院議長のポストが用意されているという。ご皇室会議のメンバーにも名を連ねる衆参議長2人が、日教組の息が掛かった反日議員で占められるという悪夢…

そうした“国家非常事態”を避ける為にも、日教組と民主党の異常な関係を曝け出し、夏の参院選で輿石東を叩き落とすことが重要だ。



  〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります

banner1


画像

参考記事:
■産経新聞3月2日『北教組事件で問われる民主の体質「労組ぐるみ選挙」が常態化』
■北海道新聞3月3日『北教組幹部、会計書類の一部処分か 捜査波及を危惧』
■読売新聞3月2日『北教組事件、小林千代美議員の辞職論強まる』
■イザ3月1日『北教組の不正資金提供でさらされる労組丸抱え、民主に衝撃再び』

■産経新聞2月18日『北教組事件で自民・義家議員ら現地調査「偏向教育のため議席買った」』
■イザ3月1日『北教組の不正資金提供 「本当に小林陣営だけなのか」との指摘も』
■イザ3月2日『「選挙は逮捕覚悟」 裏金の7割は幹部の飲み代 北教組元組合員』

■イザ2月21日『北教組の深い闇 学校を支配する諸悪の根源「46協定」とは』
■産経新聞3月1日『幹部逮捕で北教組がコメント「不当な組織弾圧」「一丸でたたかう」』
■イザ2月25日「これまで同様、選挙運動の強化を」北教組支部が組合員に“檄文”
■毎日新聞3月2日『小林氏陣営違法献金:小林議員、説明なく去る…北教組逮捕』
■国を憂い、われとわが身を甘やかすの記2月28日『北教組問題に関する自民党の調査団報告について』

"“反日実験室”北教組に激震…ザル法が許す政治活動" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント