謎の組織=チョンリョン…金正日ファン未だ壊滅せず

「詐欺被害者ではない」総連が検察のシナリオを崩す見解を示した。タイム誌でも取り上げられた「チョンリョン」…果たして総連は本当に断末魔の悲鳴をあげているのか?
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緒方重威と許宗萬、土屋公献らによる総連中央会館事件の露見から約1ヵ月。ようやく総連サイドが公の場で独自の見解を明かした。

朝鮮総連は7月11日、池袋の豊島公会堂に朝鮮人を掻き集め、反日集会を強行した。集まった不法滞留外国人は1,000人超。3月3日の反日デモ以来となる大掛かりな政治行動である。
▽11日の滞留外国人政治集会(JNN)
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総連中央会館の撤退が確定的になる中での集会だったが、「政治弾圧だ」などと使い古しのフレーズを繰り返していたようだ。日本人様から借りた600億円以上のカネを返せないと分かるや、問題をすり替えている。これまで通り、恫喝すれば解決できると考えているようだ。

浅知恵である。

集会には許宗萬も姿を見せ、見当違いの気勢をあげるなど政治煽動に躍起だった。御託を並べる前に、早く日本人に借りた膨大な借金を返すのが先だ。まったく盗人猛々しい。

この恫喝集会に先だって、総連序列3位の南昇祐(ナム・スンウ)がマスコミ向けの会見を開いた。南昇祐は2児拉致事件で警視庁公安部外事二課から出頭要請を受けている人物だ。
▽2児拉致事件で出頭要請を受けた南昇祐(毎日新聞)
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緒方らの“詐欺事件”について質問された南昇祐は簡潔に、こう答えた。

「現時点で、だまされたという認識はない」
「代理人の土屋公献弁護士に一任していた。取引は合法的だったと考えており、詐欺の被害者という認識はない」


詐欺被害者とされる側が「被害者ではない」と言い切る異常事態だ。架空売買を詐欺事件に落とし込んだ検察のシナリオが破綻しかねない宣言である。

【”金正日声明”の空虚な遠吠え】

相変わらず、マスメディアは検察リーク情報に踊らされるだけで、事件の闇に迫ろうとしていない。事件の焦点のひとつは総連サイドが用意した4億8,000万円だ。

35億円相当の出資金集めに四苦八苦する一方で、なぜ許宗萬のポケットから5億円に近いカネが簡単に出てきたのか…カネの出所がミステリアスなのだ。
▽詐欺被害を否定する南昇祐(JNN)
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それについて南昇祐は、捜査が続いていることを理由に明言を避けた。政治弾圧だと息巻く割には、捜査当局への配慮は欠かせないようである。見事なダブル・スタンダードだ。

また結果的に朝鮮中央会館を手放す流れとなったが、総連執行部の責任問題、つまり幹部の進退については、こう断言している。

「必要を感じていない」

司法判断を政治弾圧と非難し、問題をすり替えているのは、単に幹部らの保身の為だ。現在の地位を守るべく汲々とする総連幹部の浅ましさが滲み出ている。
▽裏金を5億円出した許宗萬(JNN)
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中央会館の問題については、金正日名義の異例のコメントも発表されている。朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は7月6日付け紙面で金正日が語ったとする発言を伝えていた。

「在日朝鮮公民の民族的権利に対する侵害は、わが共和国の自主権に対する侵害だ」

噴飯ものの声明だ。 総連幹部を除く在日朝鮮人には、北朝鮮公民の絶対条件である「公民証」が未だに与えられない。在日朝鮮人を公民と認めず、外国人扱いしているのが北朝鮮当局である。
▽集会で気勢を上げる外国人男性(JNN)
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無意味なコメントを出す前に、早く在日朝鮮人に公民証を配り、全員の祖国帰還に道を開くの筋だ。

そして、この金正日声明と同時に、北朝鮮はNYでもユニークな抗議を行なっていた。

【タイム誌が掲載した朝鮮総連の実態】

北朝鮮の国連大使・朴吉淵(パク・ギルヨン)が7月6日、潘基文に対して書簡を送っていたことが判明した。朝鮮中央会館の売却に関して「国家主権の侵害」と抗議する内容だった。

一連の総連捜索を“ファシストの暴君”の所業と非難。国連憲章まで引き合いに出して、人権を守れと絶叫している。

国連憲章第55章をはじめ主要な国際人権法規に違反する極悪な人権差別行為、特大型人権蹂躙行為

余り知恵の回っていないブラック・ジョークであるが、潘基文なら多少真に受ける可能性はある。こうした動きは、逆に我が国にとって歓迎すべきものだ。煽りに煽って頂きたい。
▽昨10月安保理のイスを蹴った朴吉淵(朝鮮日報)
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国連を始め、国際社会に知られていないのが「日本の中の北朝鮮」即ち朝鮮総連の問題である。北朝鮮の下部組織が日本にあることは殆ど認知されていないのだ。米国内にアルカイダの支部が点在しているような理解で良いだろう。

朴吉淵の破廉恥な行動が関係しているのか、最新号の米タイム誌が興味深いコラムを掲載した。タイトルは『How Kim Jong Il Lost Japanese Fans』(=どのようにして金正日は日本のファンを失ったのか)
参照:『TIME』誌HP該当コラム

日本の金正日ファンとは、ズバリ在日朝鮮人のことだ。コラムは朝鮮学校の呆れた実態を明かすと共に、我が国の半島人社会について論評を加えている。米国人には驚きの内容だろう。

【謎の外国人組織チョンリョン】

タイム誌の記事は、李策(Lee Chek=イ・チェク)という在日朝鮮人の変節から始まっている。刺激的な書き出しだ。

「日本で生まれ育った彼は、金正日の戦士となって日本と闘いたいと願っていた」

李策(仮名)は、朝鮮学校で北朝鮮が社会主義の楽園だと学び、総連幹部の資格で初めて平壌を訪問する。しかし…

「学校で教わったのと180度違う国だった。どれほど悲惨な生活がそこにあるか、誰も教えてくれなかった」

激しいショックを受けた李策(仮名)は、2001年に朝鮮総連からの脱退を決意したという。判り易いストーリーだ。米国市民にも朝鮮学校の異常性が手早く伝わるだろう。
▽総連50周年式典(デイリーNK)
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また総連関係者は、金正日ファンが少なくなっている現状を、こう説き明かす。

「朝鮮総連が在日朝鮮人の人たちの社会が求める問題をきちんと代弁することが出来ず、人々は離れ、北朝鮮に対する忠誠心が低下している」

そして、この記事は総連中央会館の売却問題にも触れている。朝鮮総連は過去に数千万ドルを北朝鮮に秘密送金していたが、現在は5億ドルの借金を抱え、トウキョウの本部が差し押さえられた…と事実関係を明記。基本的な知識の提供だ。
▽総連全体大会5月(ロイター)
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ついでに、このタイム誌の記事は香港の星島新聞のサイトにも転載され、中文でも読むことが出来る。漢字圏の人々にとっても朝鮮総連問題は今まで知らなかった日本の暗部だろう。
参照:星島環球網『時代周刊 金正日是如何失去日本粉○的』

朝鮮総連を英語ではChongyron(チョンリョン)と呼称する。国際社会に広めたいキーワードである。またタイム誌の記事は、所々で在日朝鮮人を「Zainichi」と表現。北朝鮮公民との区別を心掛けているようだ。
▽3・3日比谷反日集会(AFP)
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世界的な週刊誌に取り上げられた「チョンリョン」だが、果たして人心が離れると同時に、本当に物理的にも追い詰められているのか?

【各地で続く総連の不法占拠・居座り】

千代田区富士見の本部ビル売買事件が発覚した直後、複数の新聞社が各地の総連施設について現状を報じた。“抹殺策動”が続くと吠える北朝鮮や総連の主張とは裏腹に、総連潰しの動きは足踏みをしている。

■東京朝鮮会館…文京区千石4
▽都本部前で捜査員を恫喝する外国人(イザ)
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総連東京都本部が入るこのビルと土地(約500平米)は、昨年5月に競売にかけられ、都内の有限会社が6億円近い額で落札。この4月下旬に所有権移転。7月中にも撤退の見込みだ。

■宮城朝鮮会館…仙台市太白区八木山本町1丁目
▽総連宮城県本部ビル(河北新報)
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総連宮城県本部が置かれたビルで、98年に市が土地を差し押さえたが10年近くも居座ったまま。更に昨年、朝銀宮城の借金不払いに絡んで建物も差し押さえ処分になった。しかし、今も在日朝鮮人・朴広基による不法占領が続いている。

■千葉朝鮮会館…千葉市中央区都町
▽総連千葉県本部ビル(東京新聞)
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2004年12月にRCCが差し押さえ、市内に住む男性が推定3,000万円前後の激安価格で落札。その2ヵ月後に総連が買い戻している。典型的な偽装売買で、現在も総連が居座り、不法活動の温床となっている。

その他、滋賀県本部では総連系列企業による不明朗な入札。また大阪府本部も競売開始決定後に所有者が自己破産を申請、競売手続きがストップしている。明らかな強制執行妨害だが、それを追及する動きは表面化していない。
▽総連滋賀県本部ビル(産経新聞)
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総連追放の動きが具体化しているのは、東京だけと言ってよいだろう。その他の自治体では行政サイドが屈服し、地元メディアもノータッチだ。

その中、奈良朝鮮会館をめぐる“怪談”が明らかになった。

【強力な金正日ファンが残っている】

産経新聞関西版11日夕刊が1面トップでスクープを報じた。総連なら県本部などが入る「奈良朝鮮会館」が建物登記されないまま放置されていることが判明。50年以上も“幽霊ビル”扱いだったのだ。

未登記の状態は明らかに違法だ。しかし、その違法ビルに対して奈良市は、固定資産税を全額免除していた。土地は不動産会社の所有だが、市側は公共性を認めて課税対象から除外…
▽一等地を占有する奈良朝鮮会館(イザ)
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まったく納税者を舐めきっている。

この会館が誰の手から誰に渡ったのか経緯が判っていないのだ。つまり出発点は不法占領。日本人から強奪した資産である。盗んだ不動産を盾に、公共性などと主張しているのが総連だ。

現在、総連施設がある140の自治体のうち、課税しているのは僅か38の自治体しかない。大半の自治体が総務省の大号令を突っぱね、総連に便宜をはかっている。本来、地方自治体が総務省に逆らうことはあり得ない。
▽強制執行妨害が行なわれた大阪府本部
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単に、お役所の事なかれ主義ではないだろう。具体的に総連から裏ガネが流れていると考えるのが自然だ。総連は中央本部ビルの問題を取り上げて“抹殺策動”と息巻くが、実際に地方各地では尚も強大な既得権益を保っている。

タイム誌は、日本での金正日ファンが減っていると指摘した。確かに在日からの支持は激減しただろう。だが、総連施設非課税などで明らかなように、行政にはまだ支援者が残存している。
▽昨11月警官隊を襲う外国人集団
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朝鮮総連の問題とは常に「日本という国家に食い込んだ異物」としての問題だ。

在日朝鮮人の総連離れなど軽微な現象だ。根本的な解決には至らない。国会議員、メディア、文化人・言論人には未だ多くの金正日ファンが残っている。

そうした連中を一人ひとり炙り出し、欺瞞を暴くことが、総連を壊滅に導く為の欠かせない作業だ。


     〆
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参考記事:
デイリーNK7月12日「日本のファンの愛さえ忘れた金正日」
読売新聞7月12日『朝鮮総連本部競売申し立て、副議長が「弾圧行為」と非難』
TBS7月11日『朝鮮総連が会見「だまされた認識ない」』

イザ7月11日『奈良朝鮮会館、50年以上?建物登記せず』
日経新聞7月2日『北朝鮮、総連本部の売却問題「主権侵害」・国連に非難文書』
TBS7月6日金総書記、総連土地問題で日本を非難

日経新聞6月15日『大阪朝鮮会館の所有会社が自己破産──総連入居、競売入札の直前』
東京新聞6月19日『関連の法人買い戻す 千葉朝鮮会館 男性が落札、2カ月後に』
イザ6月20日『朝鮮総連、滋賀本部で不明朗入札 系列が高値落札も入金なし』

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