日本核武装のロードマップ…60日で完成させる方法

不毛な「核武装論議」論が続いているが、現段階で考察すべきは具体的な日本核武装論だ。その際に重要な指針になるのは、これまで我が国が「核準備国」と非難されていた事実だ。その実態は…?
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【中川発言に小躍りして喜ぶ】

「(北の軍事力が)日々充実しているなら、平和と安全をどう守っていけば良いのか、核を含めナゼ議論しないのか?」

日教組不要論など憂国発言を続ける中川昭一政調会長が佐賀の講演でも核武装論議の必要性を堂々と展開した。再び、絶賛しよう。

反日メディアと反戦プロ市民は、相当カリカリしているようだ。

しかし、国士・中川昭一や麻生外相が語っているのは「核武装論議を封殺するな」といったレベルの穏やかなものに過ぎない。

そこで、サヨクが最も嫌がりそうな議論を提示してみよう。

「日本核武装へのロードマップ」である。

保有議論の是非を超越し、具体的な核武装の道を探るものだ。

【核準備国とは何なのか?】

「核準備国」または「核保有準備国」という言葉がある。

米政権はイランをnuclear ready nationなどと非難していた。同じように我が国の反核団体は「日本は核準備国だ」と批判してきたのだ。

強硬な保守派が幻想から主張してきたものではなく、サヨク陣営が好む言葉だということを念頭に置こう。

なぜ我が国が「核準備国」と詰られるのか?

答えは簡単。

プルトニウムとウランを大量保有しているからだ。ならず者国家やテロリストが欲しがる物質が豊富に蓄えられている。

まず、敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」がその鍵を握っているという。
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95年に軽微なナトリウム漏れ事故を起こした「もんじゅ」は、その後の反対運動などから稼働停止を余儀なくされている。そこで反核団体に後押しされた周辺住民はこう叫んでいる。

「もんじゅは将来、日本が核武装するための施設だ」
「もんじゅが稼働すれば核弾頭数十発分の放射性物質が確保される」

なるほど…そうなのか。面白いことを教えてくれた。

更に、プルトニウムの確保に役立つのは「もんじゅ」だけではない。

【核爆弾にうってつけの高級品質】

94年の北朝鮮核危機で問題になったのと同様、わが国の原発では使用済み核燃料の再処理によるプルトニウムが活用されている。

その殆どがプルトニウム241だが、燃料棒を取り出すタイミングによってはプルトニウム240の含有量を少なく調整できるという。

このプルトニウム240は自己核分裂を起こす性質がある為、核爆弾に詰め込む際には邪魔物となる。

そこで240含有量18%以上を原子炉級プルトニウム。

7%以下のものを兵器級プルトニウムと呼び分ける。

再処理の方法によって兵器級の確保も可能なのだ。

反核団体の報告では、高速増殖実験炉「常陽」でこの兵器級プルトニウムが抽出されていると言う。本当ならグッドニュースだ。

六ヶ所村で近くオープンする核燃料再処理施設でも大量のプルトニウム確保が期待できそうだ。

一方のウランは、同じ六ヶ所村で濃縮工場が既に稼働している。

この工場は世界最新の遠心分離式ウラン濃縮施設で、なんと100%に近い超高濃縮ウランも製造可能と言われる。

プルトニウムの再処理や、遠心分離器の確保に北朝鮮が腐心してきた現実からすれば、わが国は何も苦労せずに、破壊力の凄まじい放射性物質を用意できる。

肝心の核物質は揃っている。
それだけでも充分なのに、我が国には核弾頭に使用する様々な周辺精密機器も国内販売されている。

【カーン博士垂涎の精密機器】

核武装に関しては10/6『日本核武装に中共指導部は狼狽せよ』また核開発については10/11の『揺れる核実験の真偽…金正日の特攻作戦』である程度触れた。
(一部、重複します)

以前のエントリで“核の闇ネットワーク”を構築したパキスタンのカーン博士は科学者ではなく、武器商人に過ぎないと記述した。
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カーン博士が暗躍したのは、遠心分離器など超精密機器の密かな輸出入だった。

アムステルダムを中心にスイスの機械メーカーと商取引を重ね、信用を得てやっと商品を購入。それを闇組織の手で「ならず者」国家に運ぶには膨大な時間と労力が必要だった。

ところが、我が国では国内のメーカーに電話一本かければ、即配で届けてくれるのだ。(これは扇動的な言い方で、現実は違うが…)

日本国内に精密機器メーカーが揃っているのは確かだ。
ミツトヨ事件を思い起こせばいい。
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問題になった三次元測定機はウラン遠心分離器のローター管理に欠かせないものだった。

パーツの確保だけでも「ならず者」は苦労していたのだ。

そして、 インプロージョン(爆縮)式のプルトニウム型爆弾で不可欠なのが起爆装置である。
それに関連する精密機器も、ほぼMade in Japanで調達できる。

1)爆縮レンズ

起爆薬に燃焼速度の異なる炸薬を組み合わせ、衝撃波を内向きにコントロールする。その際に必要な精密機器。

2)クリトロン

球体上の金属プルトニウムの表面を覆う高性能爆薬を百万分の1秒単位で同時発火させる為の装置。

3)ストリークカメラ

衝撃波の画像処理などに使う超高速測光機。爆縮の過程を確認し、起爆装置の性能を実証する為の必須アイテム。
かつて浜松ホトニクス製のストリークカメラがイラクに輸出されて問題になった。

準備はOK。あとは核実験である。

【核実験はイスラエル方式で】

核実験こそ高いハードルだが、問題ない。

核物質をめぐる研究は半世紀前にほぼ終わっている。化学の特徴は対象になる物質の質量と実験方法が同じなら、同じ結果が得られるということだ。

「どこでも、いつでも反復が可能」

それが物理学、化学など科学の基本である。

つまり、今後、我が国が放射性物質に関して詳細なデータを取る必要は殆どない。

では、どうする?

核実験を行わないのだ。

核実験には放射性物質を使わずに起爆装置のテストを行うコールド・ラボと、本格的なホット・ラボの2種類がある。

コールド・ラボを繰り返して、起爆装置の性能だけ確かめれば良いのだ。

これは放射性物質に高出力レーザー照射を施すなどの臨界前核実験とも違う。環境に優しい実験である。

イスラエルはこの方式で核クラブの仲間入りした。
ネバダ砂漠や南アで核実験を行ったという説もあるが、未確認だ。

それでもアラブ諸国が震え上がったことを参考にしたい。

次は、いよいよ60日で達成する核武装だ。

【民間グループが起爆装置を造る】

1973年のある日、通産省工業技術院物質工学研究所は極秘裏にインプロージョン式起爆装置の基礎実験を行った…

ホントだったら凄い話だが、真偽は永遠に霧の中だ。

政府機関が手を下す必要はない。三セク方式でも大問題になる。あくまで、純民間の研究グループが実験に取り組むのだ。

資金は財界を脅迫してもぎ取ればいい。

明日から精密機器の収集を始めて、装置を組み上げ、テストを行うまでの所要日数は、大胆に言って、30日。

信頼性を確保するまでにもう30日。

あわせて60日で待望の起爆装置が完成し、あとは兵器級プルトニウムを収納するだけ…一丁上がりだ。

小型軽量なのでH2Aロケットに積む必要はない。トマホーク級で充分。脅す敵国はお隣である。

【核の傘など存在しない…?】

なぜ化学知識もない門外漢がこうした核武装を検討するのか?

それは米国による「核の傘」に強い疑いを抱いているからだ。

中共の日本への核攻撃を想定する。あくまでICBM決戦で、SLBM対決はまた異なったシナリオになる。

A)中共が在日米軍基地ではなく、日本の都市に核ミサイルを放つ。

B)「核の傘」理論では直ちに米軍が核ミサイルを打ち返す…

C)今度は中共が米本土を狙って核ミサイル発射。

しかし…

中共の核はロスやシアトルを標的にするが、米国はそうした都市住民の犠牲を払ってまでも、中共に核攻撃をするだろうか?

西海岸の大都市を壊滅させてまで日本を守るとは、どうしても考えられないのである。

これが「核の傘」は存在しないと疑う根拠。一方でそれは、中共と我が国が対決するケースでの自主国防を根本から問い掛けるものだ。

安全保障は常に最悪の事態をイメージしなければならない。

そこでは、米国が危急の時に核の傘を外すことも想定しておく必要があろう。

                                〆
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【side story】
初耳の専門用語ばかりでウンザリだ…

極右サイエンティストでもいれば、まともな科学知識を援用してしっかりしたデータで論じられるのだけど、そんな都合の良い学者はいないようです。

放射性物質の取り扱いには厳格な規制法がある一方、起爆装置のパーツ保持・組み立てに関しては、“歯止め”になる法律を発見できませんでした。

じゃあOKなのか?…ということで書き連ねてみましたが「コールド・ラボ」を行った瞬間に大騒ぎになるでしょう。

珍しく反核団体のサイトを巡って資料を探しましたが、学者がバックに控えているのか、化学知識は異常に豊富で、恐るべしとの印象を持ちました。

たぶん連中がこのエントリを読んだら噴飯ものの小学生レベルの談義でしょう。それでも、こうした核武装の具体的な話は気味悪がるのではないでしょうか。

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