21世紀の愚かなペストマスク…全ての道は武漢に通ず

震源地に繋がる米研究者が完全に追い詰められた。武漢ウイルスの“正体”隠しに躍起な学者も自滅。それでも問題の核心を避け、人々の恐怖心を煽るメディアは中世のペストマスクと同じだ。
雲南省の洞窟でコウモリを探す研究者エコヘルス提供.jpg

「英国は厳しい冬に直面するだろう」

ジョンソン首相は危機感を募らせた。この1週間、英では武漢ウイルスの新規感染者が日毎4万人を超すペースで急増。重症者は大幅に減少したものの、終息への期待感が幻であることが判った。
▽ロンドン市内の通勤風景10月21日(ロイター)
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「ワクチン接種によって築いた防御壁は崩れ始めている」

批判する野党側は心なしか嬉しそうだ。党派性・政治性は、武漢ウイルスのデフォルト装備である。国内の感染拡大に注視しつつ、ガーディアン紙は、我が国の状況をリポートした。

「エンペラーが大会の閉会を宣言してから2ヵ月、日本では驚くべきことが起きた」

東京五輪閉幕後のピークと10月の急激な減少を比較し、背景を探る。欧米より遅れ気味だったワクチン接種、厳格なマスクの使用…専門家はあれこれ分析するが、いずれも要領を得ない。
▽英ガーディアン紙掲載のトップ写真(日時不詳)
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本邦メディアを見渡しても同様だ。決定打となるエビデンスもなく、曖昧な感想を述べるに留まる。その一方で専門家は誰もが饒舌に、威勢よく締めの言葉を吐く。

「第6派に備えよ」

甚だしい小並感。誰でも言えるセリフで、専門家が敢えて警鐘を鳴らす必要もない。疫学者が警告すべきは、別種の新々型コロナウイルス出現の可能性だ。
▽SARS禍の香港市内2003年(AP)
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南支では’57年にアジアインフルエンザ、’68年に香港インフルエンザが発生している。武漢ウイルスは、’02年に広東省仏山市で確認されたSARSに続くもで、出現サイクルは17年と極めて短い。

参照:時事通信’20年12月10日『パンデミックへの道~中華圏の春節で増幅、イタリア・イランへ飛び火~』

来年に新々型コロナウイルスが出現する確率は、ざっくりとした計算で5%超。未知のウイルスは、変異種による第6派よりも深刻な問題を引き起こす。学者がその危険性に一切言及しないのは不可解だ。

【武漢データ解析企業の真の意図】

「武漢の“軍人五輪”が新型コロナを世界中に拡散させた最初のスーパースプレッダーだった可能性がある。当局が大会期間に『通常と異なる訓練』を行った」

亡命支那人の民主活動家・魏京生氏は9月中旬、豪テレビ局のドキュメント番組で、そう語った。「異常な訓練」のソースは、北京の高官筋だという。
▽豪Skyニュース出演の魏京生氏(NYP)
豪Skyニュース出演の魏京生氏(NYP).png

’19年10月に武漢で開幕したワールド・ミリタリー・ゲームズに関して、これまでも様々な疑惑が浮かんでは消えた。今年1月にはカナダの軍医が参加選手の一部が隔離状態で帰国した経緯を告発している。

奇妙な疫病の流行を知った魏京生氏は同年11月、トランプ政権に近い有力政治家に情報を提供した。しかし、手応えはなく、警告は受け流された。19年秋の発生説が有力となったのは今年になってからだ。
▽武漢ミリタリーゲームズ開会式’19年10月(メール)
武漢ミリタリーゲームズ開会式’19年10月(メール).png

魏京生氏がキャッチした支那SNSの「奇妙な疫病」情報の多くは、一定の地域を指し示していた。人口1000万人を超す湖北省の省都だ。全ての道は武漢に通ずといった状況である。

「パンデミックはチャイナ政府がWHOに通知する遥か以前に始まっていたと確信する」

豪セキュリティ企業・Internet 2.0は、10月上旬に発表したリポートで、そう結論付けた。武漢市がある湖北省で、最初の症例が報告される半年前にPCR検査機器の調達量が急増していた事実が判った。
▽’07~’19年の集計グラフ(Internet 2.0)
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調査手法は公開情報を精査・分析するオシントだ。入札情報を遡ると、武漢市内のCDCや大学で’19年7月過ぎからPCR機器の購買契約が激増。短期間で過去2年間の総計を上回った。

検査機器は他の病原体にも用いられる。だが、季節性の風邪が減少する夏場の発注増加は不自然で、同報告書は、大量購入がCOVID-19の蔓延に関連するものだと分析する。
▽武漢の青空PCR検査場’20年5月(AFP)
武漢の青空PCR検査場20年5月AFP.jpg

「分析されたデータに基づき、ウイルスは早ければ2019年の夏、遅くとも初秋までに、武漢で大流行した可能性が高い」

初秋といえば、武漢・天河空港で「新型コロナ対策」と銘打った軍事演習が行われた頃だ。また感染拡大の最中、武漢市で習近平を招き、ミリタリー・ゲームズの開催を強行したことになる。

競技大会には各地から共青団のボランティアが動員され、閉幕後に帰郷した。支那全土に感染者をバラ撒く愚策だが、地方波及を防ぐ為に大量のPCR機器が必要だったと仮定すると矛盾は少し解消する。
▽武漢大会の開会式に現れたプー’19年10月(新華社)
新華社10月18日、第7回世界軍人運動会の開幕式に出席する習近平氏.png

他方、この分析は実験室起源説と相性が悪い。武漢ウイルス研究所の職員3人が感染した時期は’19年11月だ。市中感染の範囲内で、ラボが震源地となった証拠にはなり得ない。

地道な解析を行なったInternet 2.0社によると、同リポートにはウイルスの起源に関する考察は含まれないという。その上で、公開して世に問い掛けた理由をこう語る。

「これらの調査結果は、パンデミックの初期に多く見られた仮定に異議を唱え、更なる調査を呼び掛けるものだ」
▽インフォデミックに使われた偽の震源地(環球時報)
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何の証拠もなしに自然由来説を喧伝し、それ以外を陰謀論として排斥した医学会の主流派、感染0号患者の追跡に興味を失ったメディア…丸2年も職務を放棄した専門家への皮肉に聞こえる。

【コウモリは冷蔵庫で眠らない】

「私達は最近、武漢ウイルス研究所とEHA(エコヘルス・アライアンス)が協力し、高度で危険な蝙蝠コロナウイルス研究を行おうとしていた証拠を入手した」

全世界のメディアが束になっても太刀打ちできない素人集団DRASTICが再びスクープを放った。3年前、助成金を得る為にDARPA(米国防高等研究計画局)に提出した計画案の暴露である。
▽計画案に添付された図解(提供:DRASTIC)
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DEFUSE計画と命名された広範囲の実証実験。そこには遺伝子操作でコロナウイルスの変種を作成し、感染させた蝙蝠を洞窟に棲まわせて観察するといったハイリスクの研究内容が含まれていた。

DARPAは国防総省参加の先端技術開発機関。そしてEHAは、武漢ウイルス研究所の穢れた守護神で、バットウーマン石正麗の盟友ピーター・ダザック率いる組織だ。
▽石正麗(左)とダザック(右)の記念写真
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表向きは計画名が示す通りの危険性排除、パンデミックの予防である。しかし、ヒトに感染するSARS系人工ウイルスの作成・培養に対し、DARPAは助成金拠出を却下した。

計画は頓挫したが、これによって武漢研の機能獲得実験が中断された証拠にはならない。ダザックは武漢研で続く危険な研究を援助する意図があったと考えられる。更に計画案で新たな嘘も暴かれた。
▽武漢研とのコウモリ共同調査(提供:EHA)
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「武漢ウイルス研究所が集めた致死性の高いコウモリコロナウイルスのキメラウイルスを、実験用マウスに注射する」

そんな研究も提案に盛り込まれていた。内容には、ダザックは昨年、石正麗が素材で使ったRaTG13について「特に何もなく冷凍庫に入れた」と証言。実際は関心大ありの貴重なサンプルだった。

参照:ニューズウィーク6月4日『武漢研究所は長年、危険なコロナウイルスの機能獲得実験を行っていた』

DRASTICは、この計画案を匿名の内部告発者から入手したと説明している。ダザックを裏切ったEHA側の関係者とも、文書を受け取ったDARPAの関係部門とも言い切れない。
▽武漢研向けに捕獲した蝙蝠(提供:EHA)
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「余りにも物語が出来過ぎている」

公開直後には信憑性を疑う声も出たという。主流メディアが無視する中、米雑誌系の『The Atlantic』は、文書の識別番号を照合し、実際に’18年にDARPAに送られた本物であると割り出した。

新興ネットメディアの『The Intercept』も逸早くリーク文書を取り上げ、長文の特集を掲載した。前段で詳しい解説を施しているのが、武漢ウイルス最大の特徴である「フリン切断部位」だった。

【恐怖煽るだけの現代版ペストマスク】

「米軍研究機関DARPAによって却下された提案は、SARS関連コウモリコロナウイルスへの特異な切断部位の挿入を説いている」

『The Intercept』がサブタイトルで強調したのが「フリン切断部位」である。高いヒト感染率の鍵となる同部位の特異性に関しては2ヶ月前の記事で触れた。

関連エントリ:8月18日『塞がれた実験室起源の鍵穴…“感染メディア”覆う無関心』

専門用語で埋め尽くされた英語の医学論文を翻訳する無謀な取り組みで、過去最大級に苦労した。その影響で感染症関連の関心事が「フリン切断部位」に偏るという厄介な現象を引き起こし、今に至る…
▽武漢ウイルスに刻まれた高感染力の鍵(file)
スクリーンショット 2021-08-17 3.33.31のコピー.png

「出来過ぎた物語」というリーク文書への懐疑論もこれに関係する。実験室起源説の支持者は、かねてから「フリン切断部位」に着目。そのものスバリがダザックの計画案に明記されいたのだ。

「全体像を見ましょう。武漢に新種のSARSウイルスが出現し、新しい切断部位があった。’18年に彼らが研究室でSARS関連ウイルスにその部位を挿入しようとした証拠が出てきたのです」
▽カナダ出身のアリナ・チャン博士(NYT)
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米ブロード研究所のアリナ・チャン博士は、そう指摘する。同博士は必ずしも実験室起源説の熱心な旗振り役ではないが、公平な議論を呼び掛けた科学者グループの1人だ。

参照:ロイター5月14日『新型コロナ起源、研究所からの漏えい排除できず=著名科学者』

武漢ウイルス研にフォカスを合わせる人々が拘泥る一方、自然由来説を盲目的に信仰する一派は「フリン切断部位」の特異性を声高に否定する。特定の科学者は8月、連名で批判文を発表した。

「ウイルスの遺伝子操作の為、フリンに関係する複雑な作業をする論理的な理由がない」
▽武漢に招かれて上機嫌のダザック2月(ロイター)
武漢で免税品買い漁ったダザック2月10日(ロイター)のコピー.png

不必要な馬鹿らしい無駄作業と切って捨てたのだが、ダザックは部位挿入の研究費用を米政府に求めていた。助成金が却下されたにせよ、「論理的な理由」はあったのだ。

「新型コロナウイルスの変異株のうちアルファ株とデルタ株は、フリン切断部位が変化している」
参照:ネイチャー7月29日『新型コロナウイルスが細胞に侵入する仕組み』

CCPから資金提供を受ける国際専門誌が同部位に関して明確に言及し始めたのは比較的最近のことだ。それでも既存メディアの取り扱いは、未だに記事検索ベースでゼロに等しい。
▽中共宣伝機関で語る医学誌ランセット編集長(人民日報)
CCTVで熱く語るホートン’20年5月(人民日報).png

素人目線では我が国の急速な感染率減少と関係しているように思うが、実際の医学的な解析はどうなのか…専門家はいたずらに警戒論を叫ぶだけで高い感染率の“正体”に触れず、存在自体に口を噤む。

武漢ウイルスが持つヒト感染最適化の特性を指摘した学者は長らく外道扱いされ、今も非主流派だ。SARSとの比較が当初から低調だった背景も両ウイルスの決定的な違いに起因していると疑う。
▽ペスト治療にあたるローマの医師(file)
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パンデミックが五大陸を完全に覆ってから既に1年半。多くの専門家が核心部分について沈黙し、メディアがこけ脅しで人々を怖がらせるだけなら、それはペスト時代の不吉な嘴マスクと何ら変わらない。



最後まで読んで頂き有り難うございます
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参照:
□DRASTIC公式サイト『The DEFUSE PROJECT Documents』
□DRASTIC公式サイト『DRASTIC Analysis of the DEFUSE Documents』
□Internet 2.0『PCR PURCHASING REPORT WUHAN CHINA(PDF)』

参考記事:
□The Atlantic9月25日『The Lab-Leak Debate Just Got Even Messier』
□The Intercept9月24日『LEAKED GRANT PROPOSAL DETAILS HIGH-RISK CORONAVIRUS RESEARCH』
□大紀元9月27日『米NPO、武漢研究所と密かにウイルス開発 最新の流出文書で明らかに』
□NYポスト9月14日『China’s most famous defector to America warned US intelligence agencies of coronavirus in 2019』
□英メール9月22日『Chinese whistleblower claims first COVID outbreak was INTENTIONAL and happened in October 2019 at Military World Games in Wuhan - two months before China notified the world about virus』
□ビジネスジャーナル9月27日『亡命の中国人、19年時点で米CIAにコロナ拡大の危険性を伝達か…問題視されず』
□共同通信10月6日『中国、PCR検査機器大量購入か コロナ感染報告前』
□ギガジン9月27日『新型コロナウイルス人工説をあざ笑っていた研究者が「コウモリ由来のコロナウイルスを作成する研究」の助成金を求めていたことが判明』
□ニューズウィーク9月24日『武漢研究所、遺伝子操作でヒトへの感染力を強める実験を計画していた』
□大紀元10月22日『米NIH、武漢ウイルス研究所への資金提供認める』
□MITテクノロジー8月12日『新型コロナ研究所流出説、研究者生命を賭けたある科学者の闘い』
□英ガーディアン10月13日『Back from the brink: how Japan became a surprise Covid success story』

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