親中“悪の枢軸”誕生危機…二階とバイデンを繋ぐ赤い糸

中共絡みの疑惑は揉み消され、逆に権力中枢へと近付く不可思議な現象…二階とバイデンの台頭に習近平がほくそ笑む。最凶パンダ・ハガー2人が牛耳る日米暗黒時代は到来するのか。
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「中国とは長い冬の時代もあったが、今や誰が考えても春。訪問を穏やかな雰囲気の中で実現できることを、心から願っている」

底知れぬ恐怖を覚える発言だ。中共・精華大学の名誉教授で菅政権の立役者とされる二階俊博は9月17日、石破派の政治資金パーティーで、プーの国賓来日実現に意欲を示した。
▽石破派パーティーで演説する二階9月17日(時事)
時事917日石破派の政治資金パーティーで講演する二階俊博.jpg

観測気球や反対派への牽制ではなく、これは宣言である。与党実力者の意向を受け、官邸も外務官僚も再びプー国賓来日の準備と下地作りに入る。早ければ来春の桜が咲く頃となる。

香港、南モンゴルに続き、台湾国近海で派手な砲艦外交を始める最中、誰が考えても狂気の選択だ。自民党内の護国系議員からも目立った異論が出ない現状が哀しい。
▽台湾有事を想定した中共軍の宣伝動画より
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都知事選の際にも指摘したが、二階俊博は経世会の親中派と同じ“絶対安全圏”の住人だ。NHKや全国紙に庇護された上、今では週刊誌から一目置かれ、批判に晒されない。

既存メディアが主張する権力監視が機能していれば、昨年末のIR汚職事件発覚で過去の人になっている筈だった。しかし現実は逆で、都知事&自民党総裁のWキングメーカーに登り詰めた。
▽官邸で会談する菅&小池9月23日(時事)
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IR汚職事件は、二階派の若手・秋元司の追起訴や贈賄側の公判などベタ記事レベルの続報が相次ぐ。しかし、カジノ参入を目論んだ支那企業「500.com」に関しては正体が探られないまま半年が過ぎた。

その中で深く斬り込んだのが、米シンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)が7月に発表したリポートだ。ネット賭博の胴元「500.com」は中共指導部に連なる国策企業だったのである。

【メディアが葬った中共直系企業】

「このようなチャイナ絡みの贈収賄スキャンダルは日本では殆ど報道されていない」(後掲文書17頁)

CSISのリポート『China’s Influence in Japan(日本におけるチャイナの影響力)』は、そう指摘する。軽い皮肉にも読めるが、問題の本質を抉っている。
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そして「500.com」については、前中共トップ胡錦濤に関係する党直系の組織であることを暴いた。我が国のメディアが追及せず、今も見ぬ振りを続けるアンタッチャブルな領域だ。

「Hu’s son Hu Haifeng was party secretary of the group.(胡錦濤の息子・胡海峰は同グループの党書記を務めていた)」(前掲文書16頁)

衝撃的な真実である。ただし、ダイレクトに繋がっている訳ではない。「500.com」の筆頭株主が支那の半導体大手「清華紫光集団」で、その株を持つのが「清華ホールディングス」だという。
▽「500.com」本社を訪れた秋元司ら'17年12月(時事)
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風が吹けば桶屋的な超自然のリンクとは異なる。命令系統の最上位を隠していたのだ。そして上部に君臨する「清華ホールディングス」もまた北京にある清華大学の完全子会社である。

二階俊博が名誉教授を務める清華大学は、中共がコントロールする国家重点大学の中でも最も古い名門のひとつだ。軍事研究や各種工作など潤沢な資金が党中央から注ぎ込まれる。
▽清華大学に招かれた二階俊博'17年12月(東方IC)
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CSISリポートは胡錦濤の長男・胡海峰が「清華ホールディングス」の中共党書記だったと暴いた。驚くべき真相だが、スクープではなく、調べると4年前に河添恵子氏がさらりと記していた。

「胡氏の息子で同大学出身の胡海峰氏が2008年に清華ホールディングスの共産党委書記(最高責任者)に昇格した際…」

参照:ZAKZAK’16年6月12日『【大暴走中国】「半導体」で軍事強化を狙う中国 20年までに公的資金10兆円を投下』

公立大学が持ち株会社を抱え、CEOに国家主席の息子が座る。更に、系列の子会社がネット賭博の胴元になり、海外にダミー会社を作って政治家にカネをバラ撒く…支離滅裂な構図で頭が混乱する。
▽党エリートの道を歩む胡海峰(鳳凰網file)
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胡海峰は同時期に別の会社でも社長を務め、アフリカで贈収賄事件に関連。後に“実業界”から離れ、党エリートの政治家として地方の要職に就いている模様だ。

胡海峰がIR汚職と直接の関係はないにしても、事件の周辺には掘り下げる要素が多い。そして秋元司への裏ガネ供給が始まった直後、親分の二階は精華大学に招かれ、名誉教授の称号を授与された。
▽授与式でご満悦の二階俊博’17年12月(東方IC)
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時系列の流れは怪しさ満点だが、既存メディアは触れない。中共に近付けば近づく程、スキャンダル報道から遠退く特殊スキル。それは何も我が国に限った怪奇現象ではない。

【絶体絶命危機から大統領候補に大躍進】

昨秋、バイデン前副大統領の息子ハンターに最初の疑惑が持ち上がった。ハンターが理事を務めるウクライナ企業で’14年に不正取引が発覚。バイデンは息子を守る為、検事総長更迭を働き掛けたとされる。
▽ハンターと父バイデン’09年(ロイター)
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有力な大統領候補だったバイデンは、これで一巻の終わりと思われた。だが、ウクライナ大統領に軍事支援と引き換えに調査を求めたとして逆にトランプ大統領が弾劾の危機に瀕した。

ウクライナに続き、ハンターの支那ビジネスでバイデンが便宜を図るよう求めた疑いが浮上。現職の副大統領だった’13年、バイデンはハンやーら家族を連れて北京を訪れている。
▽北京の安食堂を訪れたバイデン一家'13年(新浪網)
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北京訪問の10日後、中共当局はハンターを役員とする投資ファンドの設立を許可。トランプ大統領は、ハンターに15億ドルが流れ、これが賄賂に該当すると主張した。

「訪問直後だったのは偶然で、株主になったのはトランプ政権時代だ」

ハンターは居直るが、北京で支那の大物投資家と接触したことは事実だった。専用機エアフォース2で北京に入り、個人的なビジネスに励んだのだ。この件でバイデン出馬の目は完全に潰えたと思われた。
▽専用機で北京入りしたバイデン一家'13年(NBC)
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ハンターは統一教会系のファンドと連携するなど胡散臭いビジネスに手を染め、’14年にはコカイン使用で海軍予備役から除隊処分を下されている。不肖の息子どころか兇状持ちだ。

しかし、米主要メディアはハンターの反論を垂れ流し、スキャンダルは下火となって消えた。決定的な証拠がなく、あくまでも前副大統領の息子の疑惑という側面もある。
▽訪米中のプーを歓談するバイデン'12年(AP)
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今年6月、バイデンが創設したペンシルベニア大学参加の政策提言団体バイデン・センターに不透明な巨額資金の流入が判明。支那からの多額寄付のほか、2200万ドルの匿名寄付が見付かった。

今回は息子ではなく本人の疑惑。米大学・研究機関への中共浸透が大きな問題となっている中、バイデン絶体絶命のピンチだ。ところが続報はなく、早くも忘れ去られている。
▽中共資金が支える自称・政策提言組織(NLPC)
NLPC17年中共マネーが支える組織本部jpeg.jpeg

CNNなど民主党応援団は、中共関連の疑惑が浮上する度に結束を強め、バイデン援護弾を撃つ。「不可解な現象」では済まされない。構造は、我が国の“二階バリア”と同じだ。

【中共の望む通りに形成される新世界】

「バイデンが選挙に勝てば、チャイナが我々の国を所有してしまう」

トランプ大統領は8月末の共和党大会で、繰り返しバイデンの親中姿勢を批判した。陣営は「北京バイデン」というニックネームを好んで用い、同名のサイトも立ち上げた。
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参照:北京バイデンHP

ハンター・バイデンの疑惑解説やセネター時代の親中姿勢・発言を網羅するが、クリティカル要素は少なく、パンチ力に欠ける。似た内容のテレビCMも、効果の程度は不明だ。

「a thug」

バイデンは2月の予備選中、そう習近平を呼んだ。サッグとは、悪党や暴漢、ゴロツキ・チンピラを指す。元首級に対して使つ言葉ではないが、北京が発狂することはなかった。



「トランプはチャイナに対して最も弱腰の大統領だ」

バイデン陣営は、そう絶叫し、ウイグルや香港弾圧にも触れて規制強化を訴える。しかし、南シナ海や台湾危機は無視で、民主党は「一つの中国」を遵守すると表明している。

過激なチベット支援者だったナンシー・ペロシが、オバマ政権で急に無口になったことを忘れない。父ブッシュの六四事件対応に激怒した民主党は、クリントン政権発足で融和路線に転換した。
▽北京で李克強に尻尾を振るペロシ'15年(AFP)
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ドーベルマンが政権奪取でチワワ化するのは民主党の伝統だ。バイデン政権には1ミリも期待できない。そして11月の大統領選を前に、既に悪夢は現実のものとなっている。

ハンター疑惑は擦り傷にもならず、バイデンは指名争いを勝ち抜き、支那マネー問題も無関係に正式指名を獲得した。全米最強のパンダ・ハガーが選ばれたのだ。
▽副大統領時代のバイデンのお仕事’12年(新浪網)
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武漢ウイルス禍に伴う米国内の反中感情悪化とは何なのか…そして副大統領候補は極左のカマラ・ハリス。夫が契約する法律事務所は支那企業と密接で、元中共幹部を雇っていることも判った。

参照:大紀元9月17日『カマラ・ハリス氏の夫、中国投資を促す国際法律事務所のパートナー 保守系メディアが問題視』

カマラ・ハリスの政界進出は僅か4年前で、トランプ叩きの攻撃力で名を上げたが、手腕は未知数。知事経験もない1回生議員が副大統領候補になる異例の事態だが、米メディアは特筆しない。
▽ハリスの演説を見守るバイデン8月12日(AFP)
AFP8月12日、米デラウェア州ウィルミントンで、ハリス上院議員(左)の演説を聴くバイデン前副大統領.jpg

「中国は内心ではトランプ氏の続投を熱望している」(時事通信)

また「中共はバイデンを警戒」といった論説が内外で散見されるが、プロパガンダの匂いがする。ナンバー2のペンスとハリスを比較した時、北京がどちらを嫌がるのか明白だ。

大統領選投票の直前まで両者の支持率は拮抗し、投票箱を開けてみないと分からない。当然、トランプ退陣の可能性があることを視野に入れておく必要がある。
▽UN総会トランプ演説の映像放映9月22日(S&S)
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極東では二階俊博の追放に失敗した。飼い犬の文在寅を含め、バイデン政権誕生で日米南「親中派トライアングル」が完成。武漢ウイルスを拡散した挙句、北京が勝利に沸く日が訪れる…

習近平が望んだ通りの世界が出現するのか、否か。運命の米大統領選まであと約5週間。その答えが判明する瞬間は刻々と近付いている。



最後まで読んで頂き有り難うございます
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参照:
CSIS(戦略国際問題研究所)HP2020年7月『China’s Influence in Japan(PDF)』

参考記事:
□Japan-In-depth9月12日『安倍政権の媚中派名指しした米報告書(3)今井氏はなぜ親中なのか(古森義久)』
□JB Press7月29日『今井氏、二階氏、日本の対中融和勢力を米国が名指し(古森義久)』
□JB Press8月26日『IR汚職事件の背後にちらつく中国共産党の影 米研究機関は「中国側が仕掛けた工作」(古森義久)』
□ニューズウィーク7月30日『アメリカが遂に日本政界の媚中派を名指し批判──二階氏や今井氏など』
□ニューズウィーク1月5日『IR汚職、500ドットコムとは何者か?』
□IT media1月14日『ビジネス日本を混乱させた中国企業「500ドットコム」が、うさんくさく感じる3つの理由』
□ニッポン放送2月4日『「500ドットコム」は実態がほぼ無い会社~日本政界への工作自体が目的か』
□AFP’09年7月25日『胡主席長男の関連企業に贈賄疑惑、中国がウェブ情報を遮断』

□ZAKZAK8月26日『米大統領選、トランプ氏“逆転再選”濃厚!? バイデン氏「高齢不安」「息子の中国疑惑」浮上で勢いにかげり 中国も“再選”に備え始めた』
□日経新聞19年10月6日『トランプ氏、バイデン氏潰しに固執 「中国疑惑」主張』
□時事通信19年10月4日『バイデン親子めぐる疑惑とは?=トランプ氏が執拗に攻撃-ニュースQ&A』
□時事通信5月26日『対中政策が争点化 バイデン陣営攻勢強める―米大統領選』
□時事通信8月29日『共和党、「対中弱腰」でバイデン氏攻撃 民主反論、争点化の様相―米大統領選』
□ロイター7月29日『焦点:米中関係どん底へ、バイデン大統領なら改善するのか』
□大紀元6月5日『バイデン氏が設立した大学組織、中国寄付を「匿名」倫理団体が調査求める』
□Viewpoint9月11日『バイデン・ハリス組の「中国人脈」』

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