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zoom RSS 文在寅が唇を噛んだ120秒…上海租界の“通名朝鮮人”

<<   作成日時 : 2019/04/14 20:40   >>

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120秒会談の為に国策イベントが吹き飛んだ…文在寅は今年を「建国100年」と位置付けたが、式典に「建国」の文字はなかった。そして臨時政府=国家説の嘘と矛盾が浮かび上がる。
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「今年は選手層が厚く、15人それぞれに優勝のチャンスがある。私は昨日、遅くまで見入ってしまった」

予選が始まったマスターズについて、トランプ大統領は熱く語った。心ここにあらず、オーガスタにありといった感じだ。隣に座る文在寅は、どんな思いで聞いていたのか…

マスターズに関する質問が出たのは、最後だった。軽い話題で締めることは定番でもあるが、それ以前にも、ウィキリークスのアサンジュ逮捕や米大統領選でのスパイ疑惑など様々な質問が乱れ飛ぶ。
▽記者質問はトランプ独演会と化した4月11日(AP)
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ホワイトハウスの質疑応答記録を辿ると、これらの質問は北朝鮮問題の合間に、脈絡なく挟み込まれている。文在寅が居る意味がわからない。少なくとも記者団は、朝鮮情勢に余り関心がないようだ。

参照:ホワイトハウスHP4月11日『Remarks by President Trump and President Moon Jae-in of the Republic of Korea Before Bilateral Meeting』

直接関係のない質問続出で時間が押しまくり、テタテの米南首脳会談はたった2分間で切り上げ終了になったという。会談開始前のマスターズ展望よりも短い。
▽マスターズ恒例のパー3コンテスト4月10日(ロイター)
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お別れの挨拶を20秒と推計。残り100秒の半分を通訳作業に割くと実質50秒だ。会話が成立するかどうかも怪しい。米朝問題に詳しい島田洋一教授は「ゼロに近い」として、こう指摘する。

「事実上『韓国との首脳会談を拒否した』と言っても良いぐらいの対応といえる」

高官や夫人など諸々が同席した“拡大会談”は1時間を超えた。また文在寅はトランプ大統領との対面に先立ち、ポンペオ国務長官やボルトン補佐官とも挨拶を交わした。
▽夫人同伴の異様な首脳会談4月11日(AP)
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それでも文在寅は「トップダウン方式」の重要性を説き、米朝会談を急き立ててきた。難局を打開する首脳同士の決断。文在寅こそトランプ大統領との会談で難局を一点突破する必要があった。

【“釣り餌”失った文在寅の正念場】

「金剛山観光と開城工業団地の再開に言及するつもりなら、ワシントンに来ないで頂きたい」

米国務省高官の話として、中央日報は3月末、そう伝えていた。対米関係の悪化に狼狽する朝鮮メディアの伝聞情報だ。やや信憑性は低いかったが、ほぼ額面通りだった。

「今は適切な時期ではない」
▽記者質問に答えるトランプ大統領4月11日(UPI)
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トランプ大統領は南北経済協力について、きっぱり否定した。文在寅は米朝決裂直後、対北単独支援の再開を米国に提案すると内外に宣言。しかし、会談前の記者質問の時点で粉砕されてしまった。

「近く南北首脳会談を推進する計画だ」

文在寅は金正恩と4回目の会談に臨む姿勢を示し、トランプ大統領も期待を滲ませたという。南鮮政府筋から漏れてきた首脳会談こぼれ話だが、金正恩へのラブコールに過ぎず、現実性を伴わない。
▽記者質問に答える文在寅4月11日(AFP)
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金剛山・開城の再開は、昨年4月の南北首脳会談から金正恩を誘う撒き餌になっていた。閉鎖時の補償金も含めた巨額のマネーと有事の際の人質が一挙に手に入るのだ。金正恩が喰いつくのも当然である。

しかし、金剛山・開城カードを失った今、文在寅が金正恩を誘い込む策はない。石炭や精油製品などの対北ウラ支援も暴かれ、継続は難しくなった。餌なしの釣り針に飛び付くほど金正恩が焦っていない。
▽文在寅を見送るトランプ大統領4月11日(AFP)
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これまでの南北首脳会談はプレゼント贈呈式の域を出なかった。トランプ大統領は、南から北への一方的な援助を封じた上で、文在寅政権の出方、立ち回り方を見極める意向だ。

「なぜ米国に行ったのか分からないほど意味不明の会談だった」
▽南鮮騒然となった色褪せ太極旗(青瓦台FB)
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南鮮野党の幹部が批判する通り、文在寅の訪米は惨憺たる結果に終わった。「外交成果ゼロ」だけではない。文在寅政権の肝煎りイベントをすっぽかすというマイナス点も加算された。

【歴史改変の嵐で「建国日」を喪失】

国家の誕生100周年を祝う式典は、洋の東西を問わず、盛大にして華やかだ。しかし、ソウル市内の公園で催された記念イベントに国家元首の姿はなかった。

文在寅は今年4月11日を“大韓民国設立100周年”と位置づけ、大規模な式典を主催するつもりだった。昨年8月には「建国70年」の祝賀を行わないなど本番の今年に向け、布石を打ってきた。
▽「建国」が消えた8・15式典'18年(AP通信)
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米南首脳会談の日程が、なぜ4月11日に決まったのか、真相は分からない。南鮮国内では米国が、この日を敢えて指定したと囁かれる。朝鮮史の専門家・室谷克実氏も無関係ではないと言い切る。

「トランプ政権が、会談日として11日を提示したのは意図的だ。文氏に対して『無理に来なくていい』というメッセージだったのではないか」

文在寅が国内イベントを優先した場合、米南首脳会談は流れ、次の機会はいつになるか不明…トランプ大統領が文在寅に二者択一の踏み絵を踏ませたのなら痛快だ。
▽ホワイトハウスでの記念撮影会4月11日(AP)
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首脳会談は緊急であっても、事務方が慎重に調整する。恐らく青瓦台は、米国側のスケジュールの都合上「11日しか折り合わなかった」と言い訳するだろう。確かに米大統領は多忙である。

ところがトランプ大統領は会談前日、マスターズ観戦に熱中していた。しかも、それを首脳会談前の記者質問で暴露されたのだから、目も当てられない。120秒会談の為に100年の節目が吹き飛んだ…
▽米国向け出発する文在寅ら4月10日(中央日報)
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一方、米国の「嫌がらせ」ではなく、文在寅が「100周年」から進んで逃げた可能性もある。2年前、大統領に就任した文在寅は、8月15日の反日演説で、建国年を巡る議論に自ら終止符を打った。

「2年後の2019年は大韓民国の建国と、臨時政府樹立100周年となる年です」
▽8・15反日集会で宣言した文在寅’17年(ロイター)
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□参照:コリアン・ポリティクス『[全訳] 第72周年 光復節 慶祝辞(2017年8月15日、文在寅大統領)』

金大中も盧武鉉も明言を避けた「1919年建国説」を文在寅が初めて公式採用したのだ。これに親北左派が勢い付き、1948年建国を否定する歴史改変が進み、一部教科書からは記述が削除された。

しかし、4月11日の記念式典に「建国」の文字はなく、代わり映えのしない「臨時政府樹立」だけだった。もし文在寅がスピーチしたならば、過去の建国100周年宣言とどう整合性を付けたのか。
▽「建国」が消えた100周年式典4月11日(共同)
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歪曲と捏造と魔改変の果てに、自国の建国年すら決められない途上国。それが南鮮である。ダメ押しで付け加えると、4月11日という「樹立日」も今年から始まったものだ。

【上海租界“通名朝鮮人”の来歴】

昨年の「臨時政府樹立99年」集会は、4月13日に行われた。南鮮政府は史実に沿って来年度から4月11日に変更すると発表。新しい歴史資料が発掘されたのではない。
▽“臨時政府”99周年集会’18年4月13日(ハンギョレ)
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南鮮政府が根拠にした資料とは、上海の日本総領事館警察部が作成した『朝鮮民族運動年鑑』だった。我が国の在外公安組織が大正期に朝鮮人集団を調べ上げ、文書等をまとめたものである。

内外で不逞鮮人によるテロが続発する以前から、不逞鮮人の動向を探ることは欠かせなかった。満州経由で南支を目指す朝鮮人も増え、昭和に入ると上海租界の朝鮮人は1000人以上に膨れ上がった。
▽南鮮が出展とする『朝鮮民族運動年鑑』(file)
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「その朝鮮人ダンサーは、日本名で舞台に出ていた」(武田泰淳『上海の螢』)

武田泰淳の上海紀行にさりげなく登場する一節だ。時期は昭和19年頃。上海の朝鮮人の中には通名を用い、日本人として暮らしていた者がいた。貸金業「松井洋行」オーナーの金学順も、その1人だ。

ここで疑問が湧き上がる。清の属国だった時代、朝鮮人は上海租界に居住することが出来たのか? 南京条約以降の19世紀に朝鮮人が上海に流入したという記述は見当たらない。
▽日本人が闊歩した上海共同租界’30年代(file)
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海外に雄飛する朝鮮人の出現は、我が国の日清戦争勝利により、万年属国の軛から解かれるのを待つ必要があった。独立・併合を経て漸く、朝鮮人庶民は上海に渡ることが可能になったのだ。

“臨時政府”の結成に、清からの独立が関係している事実は軽視できない。海外に暮らす朝鮮人が、祖国の併合統治に反発したという単純な図式ではなかった。いわゆる亡命政府とも定義が異なる。
▽上海の不逞鮮人アジト跡で演説するクネ’15年(共同)
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今や誰もが指摘するが“上海臨時政府”は、実効支配する領土も国民もなく、他国からの承認も得られなかった。後ろ盾の国府軍すら「国家」とは認めない国際テロ組織だった。

そして、ここで新たな矛盾が浮かび上がる。文在寅政権は“臨時政府”を国家と規定するが、その集団を全面支援した「中華民国」の取り扱いは冷血を極める。
▽中華民国に保護された鮮人テロ組織構成員
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南鮮は’92年に中共と国交を結び、台湾国と断交する。中共側の原則に応じたもので、一概には言い切れないが、中華民国を中共の「地方行政府」として扱い、国家の要件を満たさないと決め付けた。

泡沫のような“上海臨時政府”を国家扱いする一方、領土も国民も政府もある台湾を国家として認めない…南鮮の「1919年建国論者」は、歴史を歪曲する前に、この壮大な矛盾を克服しなければならない。



最後まで読んで頂き有り難うございます
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参考文献:
村松友視著『上海読本』(福武文庫)

参考記事:
□日経新聞4月12日『トランプ氏、南北経済協力「今は不適切」 米韓首脳会談』
□産経新聞4月12日『文在寅氏は仲介役に意欲も米朝は冷ややか』
□ZAKZAK4月12日『文大統領“屈辱” 米韓首脳会談たった「2分」北への制裁解除熱望も成果ゼロ』
□産経新聞4月12日『文氏、トランプ氏に「近く南北首脳会談」』

□産経新聞4月10日『“建国”祝うはずが…文在寅大統領、式典欠席し訪米 北に振り回され』
□産経新聞4月11日『ソウルで「臨時政府設立100年」記念式典 文大統領欠席の中』
□文春オンライン4月12日『韓国は“反日”をエンターテインメントにしているー現地イベント潜入ルポ』
□iRONNA4月12日『米朝に「田舎芝居」を打つ文在寅の安倍コンプレックス(重村智計)』
□デイリー新潮4月12日『米韓首脳会談で赤っ恥をかかされた韓国、文在寅の要求をトランプはことごとく拒否(鈴置高史)』
□産経新聞H30年8月15日『「建国70年」を祝えない韓国 来年を100周年とすえ、北との歴史共闘目指す文在寅氏』
□ZAKZAK’18年7月9日『文在寅大統領が韓国建国を1919年に変更する理由』
□ニューズウィーク’17年8月24日『韓国はいつ誕生した? 建国年をめぐる左右バトルの行方』
□ハンギョレ新聞’18年4月13日『臨時政府樹立記念日、来年から“4月13日→4月11日”変更』

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内 容 ニックネーム/日時
多くの方が、
気がついているでしょう。
認めざるを得ないでしょう。

最新型兵器の存在です。
大型アンテナを介した電磁波で、
標的の人体がアンテナとなり、
脳内の情報を、
読み取る最新兵器(技術)です。

北朝鮮や、国内でも民間組織にすら、
卸されている模様です。
要は、多額の購入費と維持費があれば、
購入できるというのです。

これが、
どれだけ大きな問題かお解かりでしょう。

この最新技術の対策をしなければ、
この国の人々は世界中の人々は、
いくら正論を説いても、負けてしまうでしょう。


巷では、
電磁波兵器悪用案件などと呼ばれるようです。
二度目ですが、北朝鮮も持っているのですよ。
匿名で申し訳ございません
2019/04/16 04:42

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