呪いの像が導く“日韓断交”…半島に親中傀儡政権が蘇る

大使らW召還に先立つ日南次官級協議の決裂。4項目措置の緊急発表を前にスリリングな外交が展開された。覚悟を決めた米国。朝鮮半島に新たな親中傀儡政権が生まれようとしている。
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「日本側が釜山総領事館前の少女像設置に超強硬対応措置を取った」(中央日報)

南鮮メディアもパニック状態だ。大使召還は一時的な外交断絶で、国際社会は関係2国が「係争中」であると認識。場合によっては、武力衝突の前段階ともなる。

「我が国の立場を明確に示した」
▽会見する菅官房長官1月6日(共同)
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菅義偉官房長官は1月6日午前の定例会見で、ソウル駐在の長嶺安政特命全権大使と釜山駐在・森本康敬総領事の一時帰国を明らかにした。事実上の大使召還。しかも大使と総領事2名の同時召還劇である。

加えて在釜山総領事館職員の行事参加見合わせ、日南スワップ協議の中断、ハイレベル経済協議の延期など計4項目の措置を発表。土俵際から南鮮政府を突き落とした格好だ。
▽呼び付けられた長嶺全権大使1月6日(聯合)
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菅官房長官によると会見で発表する前に南鮮側に事前通告したという。それでも南鮮政府は動揺を隠せない。南鮮外交部は6日午後、長嶺全権大使を呼び出し、逆ギレ説教する慌てぶりである。

即時召喚ではなく、大使がソウルに留まっていたのは、帰国措置が急遽決定した為だった。日本時間の6日未明には、ワシントンD.C.で日南の外務省次官級が開かれていた。ここで交渉が決裂したのだ。

「問題解決を確認した日韓合意の大切な基礎を、韓国側が一方的に崩すことを意味している。到底許容できない」
▽会見する杉山外務次官ら1月5日(共同)
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杉山晋輔外務次官は、そう申し入れたが、南鮮外交部の林聖男第1次官は「上に伝える」と即答を避けた。公表されていないが協議はシリアスで、決裂を受けて安倍首相が即断した可能性が高い。

この協議は、日米南3カ国次官級協議に先立って開かれたものだった。米国側も注視していた日南協議。そして6日午前10時過ぎに行われた安倍首相との電話会談で米バイデン副大統領は、こう語った。

「米政府として慰安婦問題に関する日韓合意を支持しており、着実に履行されることを強く期待する」
▽安倍・バイデン会談’16年9月(内閣広報室)
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副大統領がここで慰安婦問題を持ち出すことは唐突だ。この時点で安倍首相が4項目の措置を米側に通達したと見られる。米国は「慰安婦合意」の仕掛け人であり、隠れた当事国なのだ。

【外交トップは区役所の土木課長】

「職員らが自発的に行ったもので担当課長の責任だ。私はよく知らなかった」

新腐れ売春婦像の一時撤去について追及を受けた釜山市東区の区長は、そう見苦しく言い訳した。12月28日に“ゲリラ設置”された腐れ像は「不法設置物」として警察や区職員が撤去した。

国内法・条例に従った行政代執行だ。それを区の課長レベルに責任を擦り付けるのは、無理がある。我が国で言えば道路管理課、土木課の課長さんだ。木っ端役人が警察部隊を率いることなどない。
▽“ゲリラ設置”された腐れ像12月28日(Twitter)
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発端の「強制撤去騒ぎ」から既にヤラセの匂いがする。反日団体が設置を予告する中、トラックで腐れ像を移送し、土台ごと歩道に置いたのだ。この間、総領事館の警備義務を負う地元警察は寝ていたのか?

警備の隙をついた…では済まない問題だ。更に注目は腐れ像が無傷のまま反日団体側に返還されたことだった。新たに違法設置を図ることは明らかで、再犯を促す行為でしかない。
▽丁寧に撤去される腐れ像12月28日(朝鮮日報)
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区長は抗議が殺到したと説明するが、報道カメラが並ぶ中で強引に撤去すれば、批判が噴出するのは民度的にも当然だ。その後の謝罪&設置黙認までシナリオ通りである。

「基本的には該当の機関が、法律に従って判断する事案だ」

南鮮外交部のスポークスマンは1月3日の会見で、そうシラを切った。該当機関、即ち釜山市東区の「判断」として丸投げしたのだ。平然と責任逃れする神経が理解できない。
▽区から返還された腐れ像12月30日(聯合)
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国の外交機関は、地方都市の区長に責任を押し付け、その区長は土木課長に押し付ける…無責任のエターナル連鎖。課長がスワップ予定額500億ドルを肩代わりするなら、それでも良いだろう。

日南次官級協議で南鮮側がどう言い逃れたのか、詳細は不明だ。しかし、釜山腐れ像の除幕予定日は昨年8月15日で、それを阻んできたのが南鮮政府であり、釜山市東区だった。
▽釜山領事館前の反日集会12月30日(聯合)
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なぜ関係者の誰もが直ぐにバレる嘘を吐くのか。嘘から生まれた捏造慰安婦には、お似合いの醜い進化形態とも言える。

【ウィーン条約を隠す反日メディア】

「日韓合意の精神に反しており、極めて遺憾だ」

捏造紙によると釜山腐れ像設置について外務省は12月30日、南鮮側にそう抗議したという。事実を隠す捏造報道は今や様式美の領域だが、杉山外務次官が抗議で指摘した最重要ポイントは別の部分だ。

「領事関係のウィーン条約に規定する領事機関の安寧を妨害し、威厳を侵害するものだ」
▽杉山次官と林聖男ら1月5日(外務省)
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駐日南鮮大使と面会した際、杉山次官は「ウィーン条約」という単語を用いている。外国公館の安寧妨害や威厳の侵害防止を定めたウィーン条約22条。1月6日の官房長官会見も同様だった。

「領事関係に関するウィーン条約に規定する領事機関の威厳等を侵害するものと考えており、同条規定に照らして極めて遺憾であります」
参照:首相官邸HP1月6日『官房長官会見』

これに対し、朝日やTBSなど新華社系メディアは「ウィーン条約」の単語を抹殺し、曖昧な「精神に反する」などの表現に置き換えてきた。気持ちや精神論ではなく、国際法の遵守が問われているのだ。
▽釜山総領事館と腐れ像1月6日(聯合)
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ウィーン条約遵守は、日南妥協の共同発表に盛り込まれている。日本側の「公館の安寧・威厳の維持の観点からの懸念」を南鮮側が「認知」するという歯切れの悪さだが、合意事項のひとつである。

条約違反をICJ(国際司法裁判所)に付託するまでもない。批准国は遵守するのが当然で、拒絶は同条約破棄と見なされる。一方、ユネスコはこの条約違反を「世界の記憶」として推奨する方針だ。
▽中共のユネスコ慰安婦申請資料
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参照:H28年11月18日『米慰安婦バブル崩壊の叫喚…捏造決戦を嗤う“呪いの像”』

南鮮は法曹界もメディアも、国際法規と国内法の関係を理解していない。腐れ像だけではなく、恒例の水曜デモもウィーン条約違反だ。これまで他国は無関心だったが、状況は変化している。

米国は従来からソウル大使館前での反米デモ禁止を警備当局に要請ししている。だが昨年9月、ソウル行政裁は「不拡大なら100m以内のデモも可能」という判決を出して米政府を唖然とさせた。
▽釜山総領事館前の反日イベント1月4日(AFP)
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批准した条約や国際法、外交合意は国内法で覆すことが出来ない。そうした常識を南鮮政府が持ち合わせていない事実に、米国は今になって気付いたのではないか。

【朝鮮半島に親中傀儡政権が蘇る】

「屈辱的な慰安婦合意を破棄し、再協議するよう求める」

日南妥協から1年を迎え、南鮮最大野党の「共に民主党」は現政権に対し、改めて“合意破棄”を要求。日本側には「協議の白紙撤回」を宣言した。

ポスト朴槿恵を巡るレースは、潘基文の人気が急落し、「共に民主党」前代表の文在寅が1位に躍り出る勢いだ。合意破棄・白紙撤回の主張は、もはや野党の遠吠えではない。
▽会見で謝罪要求する文在寅12月15日(産経)
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南鮮の大統領候補について一部メディアは「反日度」を問題にするが、検証作業するまでもなく、誰もが反日である。その中で焦点となるのが、次期大統領の「反米・親中・従北」レベルだ。

「韓国がTHAAD配備を加速化しているのは理解に苦しむ」

会談で中共外交部長の王毅は、そう言ったという。北京に詣でた「共に民主党」の議員7人は1月4日、中共側から歓待を受けた。会談のテーマはTHAADに集中した模様だが、内容は明らかにされていない。
▽南鮮・野党議員歓待する王毅1月4日(朝鮮日報)
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この異例の会談が、安倍政権による駐南大使・総領事のダブル召還に結び付いたと考える。北京会談を注視したホワイトハウスと政権移行チームは、南鮮次期政権のTHAAD配備撤回を確信したのだ。

米軍と南鮮軍は昨夏、THAADの半島配備で正式合意した。クネを北京に招いて巡航ミサイルを披露した習近平にとっては、政敵から叩かれる材料となった。挽回するには南鮮のTHAAD撤回しかない。
▽配備発表会見の在南米軍参謀長ら’16年7月(聯合)
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習近平指導部は、事実上クネ政権と断交し、野党議員を招いて会談を重ねている。王毅が登場したことは「閣僚級会談」を演出したものだ。そこでは次期政権との裏取引が進んでいる可能性が高い。

どこまで安倍政権が事態を見据えているか、判らない。だが4項目の措置で、外交合意を反故にした際のペナルティの重さを南鮮に理解させようとしたことは確かだ。
▽南鮮外交部を出る長嶺大使1月6日(読売)
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南鮮野党陣営は大使召還措置に発狂中だが、THAAD撤回の先に待つ米トランプ政権との衝突に震えてるだろう。同時に我が国は、米国が予見する「南鮮の暗い未来」を深刻に受け止める必要がある。

本格的な親中反米政権の誕生だ。クネは反日親中を売りにしたが、決して反米ではなかった。また盧武鉉は反米だったが、当時、北京と平壌は互いに罵り合う関係ではなかった。
▽飼い犬だった頃のクネ’15年9月(ロイター)
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いずれも過去とは隣国関係が決定的に異なる。不透明な時代の到来だ。THAAD撤回は駐南米軍の撤退に繋がり、中共艦隊が半島南部に寄港するようになるだろう。それを嫌って、まず北朝鮮軍が動く。

金正恩政権が反旗を翻す中、半島の南部に新たな親中傀儡政権が打ち立てられる。それは驚天動地の大変化ではなく、有史の殆どを支那系帝国の属国として過ごした朝鮮にとっては先祖返りに過ぎない。
▽古き良き属国時代の朝鮮
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19世紀末に始まった近代国家への転身に失敗し、2回の独立は他国に任せて自らは傍観者。そして、成熟した民主国家にもなれなかった…

南北朝鮮が揃って外国と合意を平然と破る理由は明らかだ。世界地図にも記されず、国際社会と終始無縁だった万年属国が、宗主国以外の国との約束を守れるはずもない。



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【side story】

遅れましたが、皆さま、謹賀新年です。
4年ぶりに一般参賀に行って参りました。年明け最初の大きな声は「天皇陛下、万歳」です。体感的にはこれまでで最多の人出に思えました。
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エントリ参照:
□外務省HP1月6日『日米韓次官協議(結果)』
□外務省HP1月6日『安倍総理大臣とバイデン米国副大統領との電話会談』
□外務省HP27年12月28日『日韓両外相共同記者発表』

参考記事:
□産経新聞1月6日『日米韓、次官協議で連携を確認 対北朝鮮の核・ミサイル開発で』
□読売新聞1月6日『少女像「到底許容できない」杉山外務次官が抗議』
□時事通信1月6日『少女像設置は「非建設的」=安倍首相-米副大統領、着実な履行期待』

□産経新聞1月6日『菅義偉官房長官会見詳報 韓国・釜山の慰安婦像設置に対抗措置 菅氏「日韓関係に好ましくない影響」「国と国として約束、履行してほしい」』
□産経新聞1月6日『韓国・釜山の慰安婦像設置に政府が対抗措置 駐韓国日本大使ら一時帰国へ』
□産経新聞1月6日『韓国外務省「非常に遺憾」 日本政府の対抗措置に論評』
□時事通信1月6日『日韓関係、また冷却化へ=少女像撤去の見通し立たず』
□中央日報1月6日『釜山少女像、韓日外交戦に飛び火…日本が超強硬対応』

□産経新聞1月3日『少女像問題で韓国政府「当該機関で判断」 釜山市東区に丸投げ』
□産経新聞12月31日『日韓合意よりも国民情緒を優先するとは…約束を平然と破棄することが韓国の国際的地位を失墜させていることになぜ気付かぬのか? ソウル支局長・名村隆寛』
□ZAKZAK12月31日『慰安婦像の設置に外務次官が抗議 事実上の合意破棄に通貨スワップ協定に慎重論も』
□読売新聞12月31日『元慰安婦支援をメディア黙殺、合意理解広がらず』

この記事へのコメント

ホンドー
2017年01月07日 18:41
これまで色々なところを回りましたが、いつものように一番詳しく今回の件の緊迫性がよくわかりました。では、改めて……
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
kl
2017年01月07日 20:01
今回の措置が一次的なものではなく、より広範囲にわたる継続的な対応を期待します。戦後曖昧にしてきた対韓政策を見直し、日本本位の外交を支持します。朝日新聞、毎日新聞、京都新聞、神戸新聞は我々の先祖と子孫をないがしろにし、夜郎自大な韓国との対話と忍耐を説いています。こんなマスコミには不買を続け,日本がとるべき国民の意思を示せたらいいなと思います。もっと徹底して韓国を懲らしめるべきである。特別永住資格の廃止、韓国人教員の登用制限、帰化制限を実行せよ。
頓珍漢
2017年01月09日 16:46
今般の駐韓大使等の一時帰国に関するBBCニュースでは、相変わらず、「20万余の韓国女性を強制的に性奴隷にした」と報じていますね・・・
≻Japan recalls Korean envoy over 'comfort women' statue
≻Many of the estimated 200,000 women forced to be wartime sex slaves were Korean.
http://www.bbc.com/news/world-asia-38526914
龍王
2017年01月10日 20:36
【韓国滅亡】ビジネスマンであるトランプ大統領は、「金を払って約束を履行しない」ことを拒絶する。
https://samurai20.jp/2017/01/kolie-30/

※尖閣諸島のみでなく、日本海側の防衛強化が必要。
天下泰平
2017年01月11日 07:03
知識人の間でも「誤解」が蔓延してしまっている・・・

ウィーン条約や道交法に違反している事がまず問題なのに、APやらBBCやらCNNやら海外メディアが、「性奴隷!性奴隷!」と絶叫し、長年に渡り「違法行為」を全力で応援してしまっているのが問題だ。

貴ブログの過去記事によると、例のイ・ヨンス婆さんですら、メディアのインタビューに答えて「大使館前で抗議を繰り返して何になるのか?このまま抗議を続ければ、性格も悪くなり、体調も悪くなる・・」とぼやいた事があったようだが、日本政府の強硬姿勢に一番安堵しているのは、他でもない年老いた元慰安婦たちではないだろうか?

彼女たちは、あまりにも、「反日の駒」としてボロ雑巾の様にこき使われて来た。
本来なら、のんびりと、ゆったりと、心穏やかな老後を送りたかったに違いない。
そうさせないのが、韓国の民間団体であり、内外のメディアである。

冷静な智識人でさえ、「感情」に流されてしまい、ウィーン条約や道交法や「日韓合意」なんぞ破ってしまえという姿勢を見せる。
全世界がこの通り。

masanorinaito ‏@masanorinaito · 1月9日
国家というものは、自国であれ他国であれ、凄惨を舐めつくした人間の過去と経験を上書きして消せると思うな。
このことは、あらゆる戦争や暴力の犠牲となった人々に共通する。国同士が約束したら、国民は黙っとけと言って、それに従順にしたごうと思い込むのは国家主義者の傲岸不遜

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