吉田小説の原作者が浮上…慰安婦パリ決戦で敗色濃厚
次の舞台は済州島…吉田清治小説第2弾の原作者が自供を始めた。そして今年もニコニコ現金払いの外務省に代わり、慰安婦ユネスコ登録阻止に向け真実派有志は一点突破でUNの古傷をえぐる。
「様々な要素を総合的に判断し、支払うことを決定した」
またしても年末の外交敗北だ。岸田外相は12月22日、留保していたユネスコ分担金38億円を支払ったと明らかにした。半年に渡る我慢比べで日本政府側が根を上げた格好である。
▽ユネスコ本部・パリ(産経file)
「ユネスコでは昨年、私ども政府が知らない中で、様々なことが決められていた。こうしたことが正常化されるかを見ながら対応を考えていきたい」
10月の時点で菅官房長官は、そう語っていた。ユネスコが密室審査を止め、制度改革が進むことが絶対条件のハズだった。しかし、これまでに分担金支払い1位の国が満足する結論は得られていない。
「現在、制度見直しの作業が進行していることは大きな進展だ」
▽囲み取材受ける岸田外相12月22日(NHK)
岸田外相はそう説明するが、この“制度見直し”は既に登録申請されている捏造慰安婦関連には適用されない。審査機関を仕切る捏造派のオブザーバーが既に明言している通りだ。
舞台裏で我が国に有利な動きがあった可能性も捨て切れないが、そうであれば外務省は具体的に公表すべきだ。密室性を批判しながら、支払いの経緯が不透明では国民が納得できない。
▽ボコバに要請する松野文科相8月(産経)
腰砕けの日本政府に対し、イスラエルはユネスコとの決別を断行した。ユネスコ執行委員会は10月、東エルサレムにある聖地の保存に関する決議を採択した。
聖地ハラム・アッシャリフは岩のドームやモスクがある場所で、一般的に「神殿の丘」と呼称されるが、ユネスコは決議で「神殿の丘」という名称を完全に排除。更にイスラエルを「占領者」と表現した。
▽東エルサレムの岩のドームと神殿の丘(AFP)
イスラエル政府は猛反発して「全ての専門的活動を停止する」と宣言する書簡をユネスコに叩き付けた。決して強硬な姿勢ではない。主権国家として当然の判断である。
「加盟国の友好」を掲げるユネスコが自ら宗教対立を煽り、紛争の火種を撒き散らしていることは明らかだ。まさに不必要なゴミ機関。分担金の支払いは、国際テロ組織への資金援助に等しい。
【闇に戻った“東洋のアンネ”】
日本政府によるユネスコ分担金の拠出保留は、制度改革を促し、捏造慰安婦申請を牽制するだけではなかった。昨年の“南京文書”登録に対する経済制裁の意味が濃かったのだ。
「何点が登録されたかいまだ明らかにされていない」
10月20日に開かれた参院・外交防衛委員会で岸田外相は、そう答弁した。その上で“南京文書”の中身を精査する為に専門家を支那の公文書館に派遣する方針を明らかにした。
▽答弁する岸田外相10月20日(YouTube)
分担金の振込に当たって、日本側の要望は受け入れられたのか…外務省から具体的な報告はない。そもそも、中共もユネスコも未だに“南京文書”を非公開にして隠したままなのだ。
世界が記憶に留めるべき貴重な文献と認定しながら、閲覧禁止。更に、ユネスコ分担金の一部は、この闇文書の保管費用にも使われる。日本人の税金が巡り巡って中共の反日謀略を支えているのだ。
▽資料の保管先には南京捏造記念館も
その中、ユネスコ側が“南京文書”を誰の記憶にも留めないよう努力する理由も判ってきた。昨年の登録で中共側はメーンに据えた「証言」は、いわゆる虐殺の裏付けるになる否定ではなかった。
程瑞芳という支那人女を何人の日本人が知っているだろうか…昨年の関連エントリで、そう問い掛けた。約1年が経ったが、支那人女の知名度は一向に上がった気配がない。
参照:H27年10月11日『負の世界遺産=ユネスコ…第二幕が開く南京歴史戦』
程瑞芳は南京の安全区にあった金陵女子文理学院の教員で、避難民の対応に当たったとされる人物。中共は21世紀に入ってから、この女を「東洋のアンネ・フランク」として売り出す方針を固めた。
▽程瑞芳(右2人目)と子孫
15歳で病死したアンネと子宝に恵まれて大往生した程瑞芳ではヒロイン力の差が歴然としている。程瑞芳には極東軍事裁判で供述書を出したというポイントがあるが、それが逆に信憑性を失なわせている。
「程瑞芳日記の内容を読んでみると、誠に拍子抜けするだけで、この文書のどこにも『大虐殺』など書かれていないのである。全くの噴飯物と言わざるを得ない」
拓大の藤岡信勝教授は呆れ果てる。南京研究の大家・阿羅健一氏が日記を精査したところ、強姦8件、略奪6件などと記録されているが、これが供述書より数が減っていたのだ。適当である。
▽’37年12月20日の南京実景
そして重要なのは、程瑞芳が殺人を1件も目撃していないことだ。大虐殺の貴重証言としては失格。しかも、強姦などの犯人が我が軍の兵員だという証拠もない。
暴行事件の殆どは夜間に発生したという。藤岡教授は「宿営地を脱走して敗残兵が潜むエリアに乗り込み、女性を襲う日本兵がいたのか?」と疑問を投げ、’38年1月のNYタイムス記事を紹介する。
「中国軍の大佐と6人の将校が金陵女子文理学院に隠れ、略奪したり、少女を強姦して日本兵がやったように見せかけていた」
▽南京攻略戦後の金陵女子文理学院
参照:産経新聞H27年12月14日『中国版「アンネの日記」こそが南京大虐殺がなかった証拠だ! 藤岡信勝(拓殖大客員教授)』
リポートの真偽は判らない。しかし、中共の杜撰なユネスコ“記憶封印”で、程瑞芳が再び歴史の片隅へと舞い戻ることは確実だ。
【吉田清治が凝視した済州島地図】
ユネスコ分担金の支払い停止を求めていた歴史真実派にとって外務省のATM化復帰はショッキングだったに違いない。しかも額が桁違いのUN分担金は放置されたままだ。
「多くの日本国民は政府に対し、毎年約300億円に達するUNへの分担金を減額するか停止するよう求めるようになっています」
ジュネーブに乗り込んで演説したのも藤岡教授だった。今年9月、真実派の有志は、人権理事会で演説を行う機会を得た。従来の極左勢力による裏工作とは異なる本物の対UN民間外交だ。
▽UN欧州本部の人権理事会(file)
「次にわれわれがなすべきことは、クマラスワミ報告の見直し、最終的にはこれの破棄ということになります」
先ごろ発刊されたムック『国連発 世界反日時代』のインタビュー記事でも、藤岡教授は、そう力説する。捏造慰安婦のウィークポイントがクマラスワミ報告書にあることは間違いない。
「出版社も吉田も彼の著書が小説であって全く証言と言えるものではなかったと認めました。加えて吉田の息子は、父は行ったことのない場所の地図を見ながら本を書いたと告白しています」
息子の告白とは『新潮45』9月号に掲載された大高未貴さんの衝撃スクープで明らかになったものだ。そこで吉田清治こと吉田雄兎の長男は、捏造派が目を覆いたくなるような事実を語っていた。
「父は済州島に行っていません。それは父から聞いています。それで父は、済州島の地図を見ながら、原稿用紙へ原稿を書いていました」(前掲誌70頁)
俗に言う創作秘話である。また、藤岡教授が指摘した「小説と認めた出版社」とは、デビュー小説を発行した新人物往来社のことだ。20年以上前に秦郁彦氏に対し、フィクションと明言していた。
▽デビュー小説『朝鮮人慰安婦と日本人』(S52年刊)
一方、この期に及んでも吉田清治の小説をノンフィクションと言い張る嘘吐き連中がいる。1人は、旧バウネットで朝日新聞幹部と一緒に共同代表を務めていた捏造派の拡声器・西野瑠美子だ。
そして、もう1人が小説第2作の版元である三一書房の元編集者・三角忠である。ネット上でも全く無名の人物だが、慰安婦捏造の黒いVIPである可能性が高い。
【小説第2弾の原作者が判明した】
「“日本軍による朝鮮人女性の強制連行”という戦後最大のフィクションを、とてもではありませんが父一人で書けるはずがありません。父の本を担当した編集者がなんらかの鍵を握っているはずです」(『国連発 世界反日時代』96頁)
取材に訪れた大高未貴さんに吉田雄兎の長男は、そうアドバイスした。「父の著作の謎」を解く鍵を三一書房の三角忠が持っていると言うのだ。大高さんは続いて三角の直撃にも成功する。
「あれは真実なんです。(略)吉田証言を否定することは朝鮮人慰安婦に対する冒涜だと思います」(前掲書97頁)
▽笑顔でTBS出演の吉田清治
のっけからノンフィクションだと断言する。吉田のデビュー小説には下関で慰安婦をスカウトする逸話が登場。それが何故、小説第2作では済州島での大規模慰安婦狩りに変化したのか?
「私からヒントを出した」(「新潮45』69頁)
三角は自分が勧めたことをアッサリ自供した。三角は当時、済州島蜂起を描いた在日作家・金石範の小説『火山島』に刺激され、吉田にストーリーを解説。すると吉田は、こう反応した。
「あっ、そう言えば」(前掲誌70頁)
▽吉田と朝日新聞関係者の謝罪ショー
突然、思い出したという。「20世紀最大規模の人身売買」と米議会が決め付けた“悲劇”にしては軽いノリである。現実には記憶が蘇ったのではなく、担当編集者が小説の設定を提供しただけである。
出稼ぎの朝鮮男の“強制連行”にすり替えても読者のウケは悪い。そこで三角忠は、デビュー作で地味な扱いだった慰安婦を主役級にし、舞台を済州島に変えて執筆を促した。無茶な注文だ。
▽蜂起に続く済州島大虐殺’48年4月
その為、吉田は地図と睨めっこしながら創作する羽目に陥った。実際、三角も担当作家が済州島に不案内であることを知っていた。「父は行っていない」という長男の言葉を伝えるとイキナリ開き直る。
「“彼が済州島に行ってないだろう、だからこの本はデタラメだ”ではなく、済州島に慰安婦は居たんですよ。吉田清治が慰安婦の問題を提起したことが重要なのです」(『国連発 世界反日時代』97頁)
日本叩きの一環で創作小説を戦中秘話と偽って出版したことは明らかだ。この三角忠は単なる極左出版社の元編集者ではない。よく言えば社会運動家、ストレートに表現すればテロ組織の現役活動家である。
【最重要資料2点の原作者は同一】
「『労組交流センター』代表の三角忠は公安のスパイだ」
そう大きく書かれたアジビラが都内で撒かれた。波状攻撃を実行したのは後期高齢テロ組織の革マル派で、三角忠は中核派の活動家だという。60年代の香り漂う内ゲバである。
噂や憶測ではない。三一書房退職後、三角が代表に就任した「全国労組交流センター」は、中核派の機関紙『前進』に頻繁に登場する。三角が、いわゆる公然活動家であることは確実だ。
▽路上で暴れる三角忠(前進系HP)
三一書房でも労組トップだった三角は、退職後に編プロを立ち上げた模様だが、本職は変わらず反国家活動。2年前にはJR水道橋で駅員を襲撃し、逮捕されている。
“済州島慰安婦狩り”のプロットを提示し、偽の戦記をプロデュースした人物が凶悪な活動家であっても特に驚きはしない。だが、三角が世に送ったのは、吉田清治だけではなかった。
▽安田浩一の同志・三角忠のアジ演説
「慰安婦といえば金一勉さんなんかの本も担当しました」(『国連発 世界反日時代』96頁)
昭和51年に発行された在日朝鮮人・金一勉(キム・イルメン)の『天皇の軍隊と朝鮮人慰安婦』も三角が練り上げたものだったのだ。慰安婦の90%近くが朝鮮人で推定20万人など嘘を並べた捏造本である。
金一勉の地味な捏造本は約20年後、香港在住オーストラリア人ジョージ・ヒックスの『The Comfort Women』として華々しく復活。同署の引用は大半が金一勉の著作で、正体は焼き直しだ。
▽三角忠編集の捏造本(三一書房刊)
UN人権委のラディカ・クマラスワミが筆頭に上げた“歴史資料”がヒックスの捏造本で、次が吉田雄兎の小説だった。この2点に中核派・三角忠が深く関わっていたのだ。
ちなみにヒックスの捏造本は、クマラスワミ報告に合わせて和訳版が出ている。金一勉の英訳版を更に和訳するというトリック編集で、これも出版は三一書房。担当者は恐らく三角だろう。
▽金一勉捏造本のヒックス名義“再編集英訳版”
「私たちは新たに特別報告者を日本に派遣し、クマラスワミ報告の信憑性を検証するようUNに対し、強く要求します」
藤岡教授は9月の人権理事会で、そう訴えた。性奴隷の嘘で海外在住の日系人児童が被害を受けている。旧UN人権委がデマを拡散し、現在進行形の人権侵害を引き起こしているのだ。
▽クマラスワミ報告書の参考文献上位2点
朝日新聞の吉田社葬以降も、クマラスワミは逃げ回り、UNは我が国から毎年300億円を頂戴して無視を決め込む。大戦中の歴史を断罪したのだ。20年前の報告など知らないとは言わせない。
吉田雄兎は死んだが、その長男は事実を話したがっている。そして、原作者の元編集者も健在で、公然活動中だ。アポ取りも簡単。公安調査庁に訊けば、5分前の居場所だって教えてくれるだろう。
▽南鮮メディアには対応するクマラスワミ(聯合)
重要参考人クマラスワミの再来日は欠かせない。NY-成田間の航空チケット代は、我が国が拠出した分担金の0.0001%程度を充てれば済む。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります
↓

【side story】
メディアソフトから新しい保守系総合ムックが誕生です。第1弾は、我が国が今年直面した歴史戦の網羅する内容で、執筆陣も豪華。藤岡教授のインタビューや大高さんのリポートなど本書の記事を一部引用させて頂きました。
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エントリ参考記事:
□産経新聞12月22日『日本がユネスコ分担金38億円を支払い 南京登録で保留分 拠出停止で記憶遺産の登録制度改善に支障』
□読売新聞12月22日『記憶遺産巡り留保、政府がユネスコ分担金支払い』
□時事通信10月14日『ユネスコ透明化が条件=菅官房長官、分担金拠出で』
□時事通信10月18日『聖地決議、ユダヤ名触れず=イスラエルは反発-ユネスコ』
□毎日新聞10月20日『ユネスコに資料調査要請 岸田外相』
□産経新聞9月23日『クマラスワミ報告書検証のため特別報告者派遣を要求 「慰安婦の真実国民運動」が国連人権理事会で訴え』
□ZAKZAK9月30日『藤岡信勝氏が慰安婦問題について国連で重要な発言をしたぜ』
参照:
(閲覧注意)□公安のスパイであることを暴露され、逃げまわる「労組交流センター」代表三角忠を追撃せよ
「様々な要素を総合的に判断し、支払うことを決定した」
またしても年末の外交敗北だ。岸田外相は12月22日、留保していたユネスコ分担金38億円を支払ったと明らかにした。半年に渡る我慢比べで日本政府側が根を上げた格好である。
▽ユネスコ本部・パリ(産経file)
「ユネスコでは昨年、私ども政府が知らない中で、様々なことが決められていた。こうしたことが正常化されるかを見ながら対応を考えていきたい」
10月の時点で菅官房長官は、そう語っていた。ユネスコが密室審査を止め、制度改革が進むことが絶対条件のハズだった。しかし、これまでに分担金支払い1位の国が満足する結論は得られていない。
「現在、制度見直しの作業が進行していることは大きな進展だ」
▽囲み取材受ける岸田外相12月22日(NHK)
岸田外相はそう説明するが、この“制度見直し”は既に登録申請されている捏造慰安婦関連には適用されない。審査機関を仕切る捏造派のオブザーバーが既に明言している通りだ。
舞台裏で我が国に有利な動きがあった可能性も捨て切れないが、そうであれば外務省は具体的に公表すべきだ。密室性を批判しながら、支払いの経緯が不透明では国民が納得できない。
▽ボコバに要請する松野文科相8月(産経)
腰砕けの日本政府に対し、イスラエルはユネスコとの決別を断行した。ユネスコ執行委員会は10月、東エルサレムにある聖地の保存に関する決議を採択した。
聖地ハラム・アッシャリフは岩のドームやモスクがある場所で、一般的に「神殿の丘」と呼称されるが、ユネスコは決議で「神殿の丘」という名称を完全に排除。更にイスラエルを「占領者」と表現した。
▽東エルサレムの岩のドームと神殿の丘(AFP)
イスラエル政府は猛反発して「全ての専門的活動を停止する」と宣言する書簡をユネスコに叩き付けた。決して強硬な姿勢ではない。主権国家として当然の判断である。
「加盟国の友好」を掲げるユネスコが自ら宗教対立を煽り、紛争の火種を撒き散らしていることは明らかだ。まさに不必要なゴミ機関。分担金の支払いは、国際テロ組織への資金援助に等しい。
【闇に戻った“東洋のアンネ”】
日本政府によるユネスコ分担金の拠出保留は、制度改革を促し、捏造慰安婦申請を牽制するだけではなかった。昨年の“南京文書”登録に対する経済制裁の意味が濃かったのだ。
「何点が登録されたかいまだ明らかにされていない」
10月20日に開かれた参院・外交防衛委員会で岸田外相は、そう答弁した。その上で“南京文書”の中身を精査する為に専門家を支那の公文書館に派遣する方針を明らかにした。
▽答弁する岸田外相10月20日(YouTube)
分担金の振込に当たって、日本側の要望は受け入れられたのか…外務省から具体的な報告はない。そもそも、中共もユネスコも未だに“南京文書”を非公開にして隠したままなのだ。
世界が記憶に留めるべき貴重な文献と認定しながら、閲覧禁止。更に、ユネスコ分担金の一部は、この闇文書の保管費用にも使われる。日本人の税金が巡り巡って中共の反日謀略を支えているのだ。
▽資料の保管先には南京捏造記念館も
その中、ユネスコ側が“南京文書”を誰の記憶にも留めないよう努力する理由も判ってきた。昨年の登録で中共側はメーンに据えた「証言」は、いわゆる虐殺の裏付けるになる否定ではなかった。
程瑞芳という支那人女を何人の日本人が知っているだろうか…昨年の関連エントリで、そう問い掛けた。約1年が経ったが、支那人女の知名度は一向に上がった気配がない。
参照:H27年10月11日『負の世界遺産=ユネスコ…第二幕が開く南京歴史戦』
程瑞芳は南京の安全区にあった金陵女子文理学院の教員で、避難民の対応に当たったとされる人物。中共は21世紀に入ってから、この女を「東洋のアンネ・フランク」として売り出す方針を固めた。
▽程瑞芳(右2人目)と子孫
15歳で病死したアンネと子宝に恵まれて大往生した程瑞芳ではヒロイン力の差が歴然としている。程瑞芳には極東軍事裁判で供述書を出したというポイントがあるが、それが逆に信憑性を失なわせている。
「程瑞芳日記の内容を読んでみると、誠に拍子抜けするだけで、この文書のどこにも『大虐殺』など書かれていないのである。全くの噴飯物と言わざるを得ない」
拓大の藤岡信勝教授は呆れ果てる。南京研究の大家・阿羅健一氏が日記を精査したところ、強姦8件、略奪6件などと記録されているが、これが供述書より数が減っていたのだ。適当である。
▽’37年12月20日の南京実景
そして重要なのは、程瑞芳が殺人を1件も目撃していないことだ。大虐殺の貴重証言としては失格。しかも、強姦などの犯人が我が軍の兵員だという証拠もない。
暴行事件の殆どは夜間に発生したという。藤岡教授は「宿営地を脱走して敗残兵が潜むエリアに乗り込み、女性を襲う日本兵がいたのか?」と疑問を投げ、’38年1月のNYタイムス記事を紹介する。
「中国軍の大佐と6人の将校が金陵女子文理学院に隠れ、略奪したり、少女を強姦して日本兵がやったように見せかけていた」
▽南京攻略戦後の金陵女子文理学院
参照:産経新聞H27年12月14日『中国版「アンネの日記」こそが南京大虐殺がなかった証拠だ! 藤岡信勝(拓殖大客員教授)』
リポートの真偽は判らない。しかし、中共の杜撰なユネスコ“記憶封印”で、程瑞芳が再び歴史の片隅へと舞い戻ることは確実だ。
【吉田清治が凝視した済州島地図】
ユネスコ分担金の支払い停止を求めていた歴史真実派にとって外務省のATM化復帰はショッキングだったに違いない。しかも額が桁違いのUN分担金は放置されたままだ。
「多くの日本国民は政府に対し、毎年約300億円に達するUNへの分担金を減額するか停止するよう求めるようになっています」
ジュネーブに乗り込んで演説したのも藤岡教授だった。今年9月、真実派の有志は、人権理事会で演説を行う機会を得た。従来の極左勢力による裏工作とは異なる本物の対UN民間外交だ。
▽UN欧州本部の人権理事会(file)
「次にわれわれがなすべきことは、クマラスワミ報告の見直し、最終的にはこれの破棄ということになります」
先ごろ発刊されたムック『国連発 世界反日時代』のインタビュー記事でも、藤岡教授は、そう力説する。捏造慰安婦のウィークポイントがクマラスワミ報告書にあることは間違いない。
「出版社も吉田も彼の著書が小説であって全く証言と言えるものではなかったと認めました。加えて吉田の息子は、父は行ったことのない場所の地図を見ながら本を書いたと告白しています」
息子の告白とは『新潮45』9月号に掲載された大高未貴さんの衝撃スクープで明らかになったものだ。そこで吉田清治こと吉田雄兎の長男は、捏造派が目を覆いたくなるような事実を語っていた。
「父は済州島に行っていません。それは父から聞いています。それで父は、済州島の地図を見ながら、原稿用紙へ原稿を書いていました」(前掲誌70頁)
俗に言う創作秘話である。また、藤岡教授が指摘した「小説と認めた出版社」とは、デビュー小説を発行した新人物往来社のことだ。20年以上前に秦郁彦氏に対し、フィクションと明言していた。
▽デビュー小説『朝鮮人慰安婦と日本人』(S52年刊)
一方、この期に及んでも吉田清治の小説をノンフィクションと言い張る嘘吐き連中がいる。1人は、旧バウネットで朝日新聞幹部と一緒に共同代表を務めていた捏造派の拡声器・西野瑠美子だ。
そして、もう1人が小説第2作の版元である三一書房の元編集者・三角忠である。ネット上でも全く無名の人物だが、慰安婦捏造の黒いVIPである可能性が高い。
【小説第2弾の原作者が判明した】
「“日本軍による朝鮮人女性の強制連行”という戦後最大のフィクションを、とてもではありませんが父一人で書けるはずがありません。父の本を担当した編集者がなんらかの鍵を握っているはずです」(『国連発 世界反日時代』96頁)
取材に訪れた大高未貴さんに吉田雄兎の長男は、そうアドバイスした。「父の著作の謎」を解く鍵を三一書房の三角忠が持っていると言うのだ。大高さんは続いて三角の直撃にも成功する。
「あれは真実なんです。(略)吉田証言を否定することは朝鮮人慰安婦に対する冒涜だと思います」(前掲書97頁)
▽笑顔でTBS出演の吉田清治
のっけからノンフィクションだと断言する。吉田のデビュー小説には下関で慰安婦をスカウトする逸話が登場。それが何故、小説第2作では済州島での大規模慰安婦狩りに変化したのか?
「私からヒントを出した」(「新潮45』69頁)
三角は自分が勧めたことをアッサリ自供した。三角は当時、済州島蜂起を描いた在日作家・金石範の小説『火山島』に刺激され、吉田にストーリーを解説。すると吉田は、こう反応した。
「あっ、そう言えば」(前掲誌70頁)
▽吉田と朝日新聞関係者の謝罪ショー
突然、思い出したという。「20世紀最大規模の人身売買」と米議会が決め付けた“悲劇”にしては軽いノリである。現実には記憶が蘇ったのではなく、担当編集者が小説の設定を提供しただけである。
出稼ぎの朝鮮男の“強制連行”にすり替えても読者のウケは悪い。そこで三角忠は、デビュー作で地味な扱いだった慰安婦を主役級にし、舞台を済州島に変えて執筆を促した。無茶な注文だ。
▽蜂起に続く済州島大虐殺’48年4月
その為、吉田は地図と睨めっこしながら創作する羽目に陥った。実際、三角も担当作家が済州島に不案内であることを知っていた。「父は行っていない」という長男の言葉を伝えるとイキナリ開き直る。
「“彼が済州島に行ってないだろう、だからこの本はデタラメだ”ではなく、済州島に慰安婦は居たんですよ。吉田清治が慰安婦の問題を提起したことが重要なのです」(『国連発 世界反日時代』97頁)
日本叩きの一環で創作小説を戦中秘話と偽って出版したことは明らかだ。この三角忠は単なる極左出版社の元編集者ではない。よく言えば社会運動家、ストレートに表現すればテロ組織の現役活動家である。
【最重要資料2点の原作者は同一】
「『労組交流センター』代表の三角忠は公安のスパイだ」
そう大きく書かれたアジビラが都内で撒かれた。波状攻撃を実行したのは後期高齢テロ組織の革マル派で、三角忠は中核派の活動家だという。60年代の香り漂う内ゲバである。
噂や憶測ではない。三一書房退職後、三角が代表に就任した「全国労組交流センター」は、中核派の機関紙『前進』に頻繁に登場する。三角が、いわゆる公然活動家であることは確実だ。
▽路上で暴れる三角忠(前進系HP)
三一書房でも労組トップだった三角は、退職後に編プロを立ち上げた模様だが、本職は変わらず反国家活動。2年前にはJR水道橋で駅員を襲撃し、逮捕されている。
“済州島慰安婦狩り”のプロットを提示し、偽の戦記をプロデュースした人物が凶悪な活動家であっても特に驚きはしない。だが、三角が世に送ったのは、吉田清治だけではなかった。
▽安田浩一の同志・三角忠のアジ演説
「慰安婦といえば金一勉さんなんかの本も担当しました」(『国連発 世界反日時代』96頁)
昭和51年に発行された在日朝鮮人・金一勉(キム・イルメン)の『天皇の軍隊と朝鮮人慰安婦』も三角が練り上げたものだったのだ。慰安婦の90%近くが朝鮮人で推定20万人など嘘を並べた捏造本である。
金一勉の地味な捏造本は約20年後、香港在住オーストラリア人ジョージ・ヒックスの『The Comfort Women』として華々しく復活。同署の引用は大半が金一勉の著作で、正体は焼き直しだ。
▽三角忠編集の捏造本(三一書房刊)
UN人権委のラディカ・クマラスワミが筆頭に上げた“歴史資料”がヒックスの捏造本で、次が吉田雄兎の小説だった。この2点に中核派・三角忠が深く関わっていたのだ。
ちなみにヒックスの捏造本は、クマラスワミ報告に合わせて和訳版が出ている。金一勉の英訳版を更に和訳するというトリック編集で、これも出版は三一書房。担当者は恐らく三角だろう。
▽金一勉捏造本のヒックス名義“再編集英訳版”
「私たちは新たに特別報告者を日本に派遣し、クマラスワミ報告の信憑性を検証するようUNに対し、強く要求します」
藤岡教授は9月の人権理事会で、そう訴えた。性奴隷の嘘で海外在住の日系人児童が被害を受けている。旧UN人権委がデマを拡散し、現在進行形の人権侵害を引き起こしているのだ。
▽クマラスワミ報告書の参考文献上位2点
朝日新聞の吉田社葬以降も、クマラスワミは逃げ回り、UNは我が国から毎年300億円を頂戴して無視を決め込む。大戦中の歴史を断罪したのだ。20年前の報告など知らないとは言わせない。
吉田雄兎は死んだが、その長男は事実を話したがっている。そして、原作者の元編集者も健在で、公然活動中だ。アポ取りも簡単。公安調査庁に訊けば、5分前の居場所だって教えてくれるだろう。
▽南鮮メディアには対応するクマラスワミ(聯合)
重要参考人クマラスワミの再来日は欠かせない。NY-成田間の航空チケット代は、我が国が拠出した分担金の0.0001%程度を充てれば済む。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
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【side story】
メディアソフトから新しい保守系総合ムックが誕生です。第1弾は、我が国が今年直面した歴史戦の網羅する内容で、執筆陣も豪華。藤岡教授のインタビューや大高さんのリポートなど本書の記事を一部引用させて頂きました。
『MSムック ジャパンREAL VOICE 国連発 世界反日時代』アマゾン購入ページ
エントリ参考記事:
□産経新聞12月22日『日本がユネスコ分担金38億円を支払い 南京登録で保留分 拠出停止で記憶遺産の登録制度改善に支障』
□読売新聞12月22日『記憶遺産巡り留保、政府がユネスコ分担金支払い』
□時事通信10月14日『ユネスコ透明化が条件=菅官房長官、分担金拠出で』
□時事通信10月18日『聖地決議、ユダヤ名触れず=イスラエルは反発-ユネスコ』
□毎日新聞10月20日『ユネスコに資料調査要請 岸田外相』
□産経新聞9月23日『クマラスワミ報告書検証のため特別報告者派遣を要求 「慰安婦の真実国民運動」が国連人権理事会で訴え』
□ZAKZAK9月30日『藤岡信勝氏が慰安婦問題について国連で重要な発言をしたぜ』
参照:
(閲覧注意)□公安のスパイであることを暴露され、逃げまわる「労組交流センター」代表三角忠を追撃せよ
この記事へのコメント
日本の真珠湾攻撃が西欧の支配からのアジア解放の引き金となった 〔(セナカ・ウィーララトゥナ(2016)、スリランカの弁護士〕
http://hassin.org/01/literature/3755
同論文の日本人向け編集
http://blogs.yahoo.co.jp/tatsuya11147/57760436.html