銀狼の追及に敗れた者たち…極左集団巣食う野田政権
野田内閣と極左暴力集団の深い関係が暴かれた。綿密な調査に基づいた西田議員の追及に閣僚が震え上がる。衝撃情報が次々に飛び出す戦慄の40分間。この日の質疑で真に完敗した者とは…
「たしか日本人のお名前でご紹介があったと思いますし、また名刺交換をしたのかも知れませんが、そういう印象を強く持った」
外国人違法献金について野田佳彦はシラを切る。12月6日の参院予算委で質問に立った西田昌司議員は、切れ味抜群の追及を続けた。果たして、本当に野田は地元民譚支部の幹部の正体を知らなかったのか…
「2000年の最初の頃、声を掛けて頂き、その方が経営する駅前の飲食店に一度お訪ねしてラーメンを頂いた」
▼参院予算委で答弁する野田12月6日
野田が招かれたのは、献金者の民譚船橋支部議長が船橋駅前で営む飲食店。西田議員は、その店が一般的なラーメン屋と違う事実を暴く。店には韓国との係わりを明示する要素がふんだんにあったのだ。
「今、ラーメン屋と言ったが、事務所スタッフに行かせて写真を撮ってきた。入って目に付くのは、チョゴリを着た女性のカレンダー。メニューにはチゲ鍋とかキムチチジミ…要するに韓国料理だ」
▼献金者経営の店内(西田事務所)
誰でもピンと来る仕様だ。野田は、訪れた時期が異なると苦しい答弁をするが、最大の痕跡は店名にある。ネット探偵団の調査によるとこの“民譚直営店”の名前は「しんざん」という。
検索すると都内にある「しんざん苑」という名称の韓国料理がヒット。この「しんざん」とはソウル南部・平澤市中心部の新場洞に由来する。漢字で新場と書いて「シンザン」と読むのだ。
▼船橋駅前の「しんざん」(食べログ)
旅行サイトによれば、新場洞は多くの外国人が訪れる観光スポットだという。献金者の出身地は不明だが、外国料理店が本国の地名を店名に用いるのはシナ・朝鮮を問わず定番である。
西田議員は固有名詞の明示を避けた為、国会で追及することが出来なかったが、普通は奇妙な平仮名の店名に違和感を覚える。経営者が韓国系であることを古くから野田が認識していたことは確実だ。
▼メニューから一目瞭然(西田事務所)
曖昧な言い逃れを続ける野田に対し、西田議員は民
主党サポーターの外国人問題や在日参政権などで更に追及。質疑冒頭から無双のターン。野田のLPが相当削り取られた所で、新たな迫撃砲を打ち込んだ。
【暴かれた極左暴力集団の支援】
「次の問題に行きますが『がんばろう、日本!国民協議会』という実は政治団体がある。この団体はマルクス主義青年同盟、いわゆるマル青同から名前が変わって出来たものです」
田母神閣下が会長を務める団体と名前が似ているが、もちろん無関係。この団体名…つい最近、二階堂経由で「PRIDE OF JAPAN」さんの6年前の記事を読んで知ったばかりだ。
参照:PRIDE OF JAPAN2005年11月5日『「がんばろう、日本!国民協議会」と民主党の関係について』
「1973年頃に結成され、74年のフォード大統領来日の際には米ソ両大使館を襲撃。75年5月には岡山大の寮を武装襲撃して18歳の学生を殺害、遺体を山中に遺棄する事件を引き起こした」
▼追及する西田議員12月6日
西田議員は機関紙の変遷をパネル化し、マル青同が「民主統一同盟」と改称、現在の「国民協議会」という名称で活動して事実を解説。この継承団体が過去の凶悪犯罪を総括していない点が重要だ。
「マル青同は、過去に委員ご指摘の事件を起こし、その後『民主統一同盟』と改称。警察としては公共の安全維持の責務を果たす為、指摘団体を含め、極左暴力集団の動向には重大な関心を示している」
警察庁警備局長の答弁だ。政府として「民主統一同盟」がマル青同を継承した極左暴力集団と明言したのである。この政府答弁を受ける形で西田議員は、別のパネルを掲げる。
▼本部が入るビルのプレート
「『民主統一同盟』は公安の監視対象。それと表裏一体であることは、このパネルを見て下さい。これは私が事務所のあるビルに行って撮ってきた写真です」
千代田区内の一等地にあるビルの同じフロアに同居している。非常に判りやすい。「がんばろう、日本」はマル青同との関係を隠すこともしていないのだ。
「つまり、ハッキリ言いまして非合法団体ですよ」
西田議員は総務省への質問で、これらの組織が政治団体として登録されていない事実も認めさせた。約5分、閣僚の答弁は一切なく、野田らは雁首揃えてジッと拝聴するだけだった。
▼西田議員の説明を聞く野田ら
ここからどう展開するのか…以前の西田議員の質疑と異なり、筆者は何の情報もないまま録画映像を見ていた。もう、この辺りで期待感と興奮は最高潮。強烈に、スリリングだ。
「これらは事実上同じ団体なんです。過激派活動の総括・反省もなく、今は改革保守として偽装転向。民主党の若手議員を中心に積極的にアプローチしている」
▼徐々に核心に迫る西田議員
いよいよ明かされる民主党との関係。西田議員は「がんばろう、日本」が民主党議員をシンポジウムに招き、選挙支援も行っている事実に軽く触れ、こう断言する。
「再三、学者に東アジア共同体構想を主張させたり、マニフェストによる政権交代も訴えている。正に民主党政権の原動力、ある意味、シンクタンク・活動部隊です」
12月6日西田質問の核心部分が幕を開けた。
【菅直人が赤軍なら野田は“青”】
「野田総理は少なくとも過去3回、この団体の代表者Tさんを囲む会を始め、会合に出席していますね」
最初に追及したの現首相・党代表との関係だ。T氏とは、マル青同時代からの過激メンバーで今も同組織に君臨する戸田政康。野田は平成15年に囲む会に出席、その証拠写真も残っている。
▼囲む会in船橋に出席した野田H15年
「前身は知りませんでした。機関紙は改革保守の論調だったので、会合に呼ばれたり、集会で挨拶したこともあります。インタビューを受けたこともあったかも知れない」
野田は国民協議会がマル青同の継承組織だった事実を知らないと嘯く。だが政府は、統一同盟を極左暴力集団と認定し、協議会側も関係を隠していない。虚偽答弁の可能性は高い。
逆に、本当に野田が実態を知らなければ、インテリジェンス面の能力はゼロ。首相はおろか政治家としても失格だ。同時に、この言い訳は北献金をめぐる菅直人の答弁に似ている。
▼別名3団体の関係(作成:西田事務所)
あの「市民の会」も赤軍シンパの極左組織が名称を変えただけだった。マル青同もブントから枝分かれした組織。前政権が赤なら現政権は青だ。民主党の背後には看板を変えた過激派が蠢いている。
「前身が判った以上、これは党として充分に脇を締めて行かなければいけないと思います」
今後も個人・党として関係を続けるか否か、西田議員が問い質したのに対し、野田はそう答弁した。12月19日予定の「戸田を囲む会」には民主党の大塚耕平前厚労副大臣がゲストに招かれている。
▼パネル掲げ追及する西田議員
野田答弁がその場凌ぎの出任せでなければ、当然、前副大臣の参加はキャンセルだ。しかし、民主党がスブスブの関係を直ぐに絶つことは困難。政治資金面での繋がりは余りにも深い。
「驚くべきことにT氏からの献金なんですよ。あなたの内閣の主要閣僚が長い間お付き合いをしてT氏から献金を貰っています」
▼閣僚らの献金リスト(作成:西田事務所)
委員会もざわめく、衝撃の告発だ。首相を筆頭に経産相・厚労相・経済財政担当相、そして側近の首相補佐官。公安マークの過激派活動家から現金が渡っていたのだ。内閣が吹き飛ぶ大スキャンダルである。
【蓮舫選挙戦に極左の街宣車】
菅直人の北献金事件との違いは、組織ではなく、個人から政治資金の提供を受けていることだ。中でも原口一博へは100万円と巨額。ここで西田議員は、戸田政康の職業について野田に訊ねる。
「職業は知りません」
▼答弁する野田12月6日
職業不詳の人物を囲んだりしていたと言うのだ。戸田の職業はカテゴリー上、政治運動家である。ところが、先の政治団体未登録という総務省答弁を受け、野田は答えられなかった。
組織が公安の監視対象であることから市民団体代表と表現することも出来ない。西田議員の見事な伏線だ。そして野田に続いて針のムシロに引っ張りだされたのが人脈黒ラベルだった。
▼質問に戦々恐々の蓮舫12月6日
「蓮舫大臣、あなたは『がんばろう、日本』に選挙応援もして頂きましたね。違うんですか?」
覚醒剤マフィアや脱税麻薬男との親密交流が発覚している蓮舫は「初めて聞いたので調べる」とはぐらかす。見苦しい答弁拒否だ。この国会を舐めきった態度に西田議員の表情は険しくなる。
「調べるまでもないでしょう。あなたの初選挙ですよ。手塚補佐官のHPに書いてあるんですよ。献身的に応援してくれる団体があった。それが『がんばろう、日本』だと」
▼蓮舫の新容疑を追及する西田議員
西田議員の調査通り、手塚仁雄HPの「秘書日記」には黒ラベルが初出馬した平成16年、組織をあげて選挙応援をしていたことが明記されていた。固有名詞を掲げて絶賛しているのが痛ましい。
「その方々が車3台使って、あなたの選挙応援をしたと書いてあるんですよ。知らないハズがないじゃないですか。何を言っているんですか」
▼同団体保有の街宣車(wiki)
この期に及んでも蓮舫は答弁を拒否。新たな黒い人脈に、極左暴力集団まで浮上したのは驚きだ。ちなみに手塚は、この公安マーク組織をボランティア団体と詐称している。
どこの世界に、多額の政治献金を毎年差し出すボランティア団体の代表が居るのか。嘘で塗り固めた暗黒補佐官だ。そして西田議員は、手塚仁雄が黒幕の問題に迫った。
11月15日の予算委で追及した覚醒剤社長との致命的スキャンダルだ。
【“銀狼無双”の真の敗者】
「ねぶた祭に何度も一緒に行ったが、あなたは逮捕を知らなかったと答えた。知ったのは今年9月の取材だったと答弁したが、デタラメだ。あなたは、もっと前から知っているんじゃないですか」
▼虚偽答弁を正面から突く西田議員
西田議員は、元ダイナシティの覚醒剤社長に関して週刊誌から取材を受けていた事実を暴露した。逮捕直後の17年、週刊ポスト7月15日号に蓮舫のコメントが載っていたのだ。
「手塚氏の紹介でご一緒しました。世間話をした程度でその後はお会いしていません」
風雲児の逮捕にメディアが沸騰する中、火の粉を避ける為の弁明。決定的な証拠である。しかし、この自分の発言に対する蓮舫の答弁は、日本人の常識を遥かに越えていた。
「取材への答え方には2つある。直接、私が記者に会って答えるものと事務所が事務的にコメントするもの。指摘のケースは、正に事務所が事務的にコメントした。6年前なので覚えていなかった」
▼答弁する人脈黒ラベル12月6日
この女が忘れないのは、襟を立てることぐらいのようだ。予算委の全メンバー腰を抜かす強烈なアルツ答弁…蓮舫は虚偽答弁を否定したつもりだろうが、実は深刻なミスを犯している。
事務所スタッフが“代理コメント”した事実は鮮明に記憶しているが、誌面内容は覚えていないと言う。次に、蓮舫事務所が事件直後、逮捕事実を的確に把握していたことを自白したのだ。
事務所サイドが逮捕について議員本人に隠し通すなど不可能。それ以前に上場企業トップの覚醒剤現行犯逮捕は、世間を騒がせた大事。親密な関係にあった蓮舫が知らないことは100%有り得ない。
「もう嘘を付いてしまうと国会の討論にならない」
▼新たな虚偽答弁に失笑する西田議員
西田議員も呆れ返る下手過ぎる虚偽答弁だ。問責1名追加に値する。続いて、蓮舫や野田が覚醒剤社長の娘の結婚式に招待・出席していた事実を晒す。
「2009年の3月29日、全日空ホテルでNさんのお嬢さんの結婚式がありました。あなたは行かれましたね」
野田佳彦は素直に認めるしかなかった。ついでに結婚式の仲人が手塚仁雄だった事実もさりげなく自供。極左暴力団体から覚醒剤社長まで、側近の補佐官は幅広く真っ黒だ。この男こそ即時罷免に値する。
▼町工場を視察する手塚仁雄ら9月(産経)
質疑時間のリミットが迫る中、西田議員は覚醒剤社長との会合に招かれた蓮舫が50万・100万円単位の“お車代”を受けていた疑惑も追及。これは渡した側からの情報提供に基づくという。
「あなた方は日本を国会崩壊に導くとんでもないことをやっている。さっさと辞めるべきだ。そして、この状態を直すには解散総選挙しかない」
最後は西田議員の独壇場だった。連続攻撃のコンボ炸裂。反論するターンもなく、野田らは黙って聞くしかない。閣僚席に圧倒的な敗北感が漂うばかりだ。
▼防戦一方となった閣僚の面々
しかし、完膚なきまでに打ちのめされたのは、野田や蓮舫だけではなかった。民譚献金の現地調査に始まり、覚醒剤社長との新たな関係、そして極左暴力団体と民主党の異常な関係…
本来ならジャーナリストが生業として取材・告発すべき事柄だ。報道に携わる者は全国で軽く1万人を超える。しかし、彼らが束になっても西田議員1人に敵わなかったのだ。
■12月6日西田議員質疑:全編
取り分け、極左団体関連の新情報は、枝野と革マル派との関係よりも深刻である。それにも関わらず、西田議員の告発・追及劇を報じる既存メディアは1社もなかった。
12月6日。この日、完敗したのは野田内閣の面々ではなく、我が国の報道機関だ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります
↓

**************
【告知】
★反日勢力による在ソウル日本大使館前のビッチ像設置策動が緊迫した局面を迎えています。国内での正面対決も一週間を切りました。
平日の水曜日になりますが、都合がつく有志は決戦の場に駆け付けて下さい。
12.14韓国水曜デモ1000回アクションIN TOKYOへの 抗議行動 & 集会『 慰安婦の嘘は許しません!なでしこアクション2011』
↓
http://sakura.a.la9.jp/japan/
集合場所:外務省前
集合時間:午前11時30分
抗議開始:12時~
集会:星陵会館(永田町)午後2時30~
★『利権マスコミの真実』(オークラ出版)が発売になりました。
原発に絡んだメディアの問題を中心に特集。反CX・花王デモに関する山際澄夫さんの興味深い論文も掲載されています。
「たしか日本人のお名前でご紹介があったと思いますし、また名刺交換をしたのかも知れませんが、そういう印象を強く持った」
外国人違法献金について野田佳彦はシラを切る。12月6日の参院予算委で質問に立った西田昌司議員は、切れ味抜群の追及を続けた。果たして、本当に野田は地元民譚支部の幹部の正体を知らなかったのか…
「2000年の最初の頃、声を掛けて頂き、その方が経営する駅前の飲食店に一度お訪ねしてラーメンを頂いた」
▼参院予算委で答弁する野田12月6日
野田が招かれたのは、献金者の民譚船橋支部議長が船橋駅前で営む飲食店。西田議員は、その店が一般的なラーメン屋と違う事実を暴く。店には韓国との係わりを明示する要素がふんだんにあったのだ。
「今、ラーメン屋と言ったが、事務所スタッフに行かせて写真を撮ってきた。入って目に付くのは、チョゴリを着た女性のカレンダー。メニューにはチゲ鍋とかキムチチジミ…要するに韓国料理だ」
▼献金者経営の店内(西田事務所)
誰でもピンと来る仕様だ。野田は、訪れた時期が異なると苦しい答弁をするが、最大の痕跡は店名にある。ネット探偵団の調査によるとこの“民譚直営店”の名前は「しんざん」という。
検索すると都内にある「しんざん苑」という名称の韓国料理がヒット。この「しんざん」とはソウル南部・平澤市中心部の新場洞に由来する。漢字で新場と書いて「シンザン」と読むのだ。
▼船橋駅前の「しんざん」(食べログ)
旅行サイトによれば、新場洞は多くの外国人が訪れる観光スポットだという。献金者の出身地は不明だが、外国料理店が本国の地名を店名に用いるのはシナ・朝鮮を問わず定番である。
西田議員は固有名詞の明示を避けた為、国会で追及することが出来なかったが、普通は奇妙な平仮名の店名に違和感を覚える。経営者が韓国系であることを古くから野田が認識していたことは確実だ。
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曖昧な言い逃れを続ける野田に対し、西田議員は民
主党サポーターの外国人問題や在日参政権などで更に追及。質疑冒頭から無双のターン。野田のLPが相当削り取られた所で、新たな迫撃砲を打ち込んだ。
【暴かれた極左暴力集団の支援】
「次の問題に行きますが『がんばろう、日本!国民協議会』という実は政治団体がある。この団体はマルクス主義青年同盟、いわゆるマル青同から名前が変わって出来たものです」
田母神閣下が会長を務める団体と名前が似ているが、もちろん無関係。この団体名…つい最近、二階堂経由で「PRIDE OF JAPAN」さんの6年前の記事を読んで知ったばかりだ。
参照:PRIDE OF JAPAN2005年11月5日『「がんばろう、日本!国民協議会」と民主党の関係について』
「1973年頃に結成され、74年のフォード大統領来日の際には米ソ両大使館を襲撃。75年5月には岡山大の寮を武装襲撃して18歳の学生を殺害、遺体を山中に遺棄する事件を引き起こした」
▼追及する西田議員12月6日
西田議員は機関紙の変遷をパネル化し、マル青同が「民主統一同盟」と改称、現在の「国民協議会」という名称で活動して事実を解説。この継承団体が過去の凶悪犯罪を総括していない点が重要だ。
「マル青同は、過去に委員ご指摘の事件を起こし、その後『民主統一同盟』と改称。警察としては公共の安全維持の責務を果たす為、指摘団体を含め、極左暴力集団の動向には重大な関心を示している」
警察庁警備局長の答弁だ。政府として「民主統一同盟」がマル青同を継承した極左暴力集団と明言したのである。この政府答弁を受ける形で西田議員は、別のパネルを掲げる。
▼本部が入るビルのプレート
「『民主統一同盟』は公安の監視対象。それと表裏一体であることは、このパネルを見て下さい。これは私が事務所のあるビルに行って撮ってきた写真です」
千代田区内の一等地にあるビルの同じフロアに同居している。非常に判りやすい。「がんばろう、日本」はマル青同との関係を隠すこともしていないのだ。
「つまり、ハッキリ言いまして非合法団体ですよ」
西田議員は総務省への質問で、これらの組織が政治団体として登録されていない事実も認めさせた。約5分、閣僚の答弁は一切なく、野田らは雁首揃えてジッと拝聴するだけだった。
▼西田議員の説明を聞く野田ら
ここからどう展開するのか…以前の西田議員の質疑と異なり、筆者は何の情報もないまま録画映像を見ていた。もう、この辺りで期待感と興奮は最高潮。強烈に、スリリングだ。
「これらは事実上同じ団体なんです。過激派活動の総括・反省もなく、今は改革保守として偽装転向。民主党の若手議員を中心に積極的にアプローチしている」
▼徐々に核心に迫る西田議員
いよいよ明かされる民主党との関係。西田議員は「がんばろう、日本」が民主党議員をシンポジウムに招き、選挙支援も行っている事実に軽く触れ、こう断言する。
「再三、学者に東アジア共同体構想を主張させたり、マニフェストによる政権交代も訴えている。正に民主党政権の原動力、ある意味、シンクタンク・活動部隊です」
12月6日西田質問の核心部分が幕を開けた。
【菅直人が赤軍なら野田は“青”】
「野田総理は少なくとも過去3回、この団体の代表者Tさんを囲む会を始め、会合に出席していますね」
最初に追及したの現首相・党代表との関係だ。T氏とは、マル青同時代からの過激メンバーで今も同組織に君臨する戸田政康。野田は平成15年に囲む会に出席、その証拠写真も残っている。
▼囲む会in船橋に出席した野田H15年
「前身は知りませんでした。機関紙は改革保守の論調だったので、会合に呼ばれたり、集会で挨拶したこともあります。インタビューを受けたこともあったかも知れない」
野田は国民協議会がマル青同の継承組織だった事実を知らないと嘯く。だが政府は、統一同盟を極左暴力集団と認定し、協議会側も関係を隠していない。虚偽答弁の可能性は高い。
逆に、本当に野田が実態を知らなければ、インテリジェンス面の能力はゼロ。首相はおろか政治家としても失格だ。同時に、この言い訳は北献金をめぐる菅直人の答弁に似ている。
▼別名3団体の関係(作成:西田事務所)
あの「市民の会」も赤軍シンパの極左組織が名称を変えただけだった。マル青同もブントから枝分かれした組織。前政権が赤なら現政権は青だ。民主党の背後には看板を変えた過激派が蠢いている。
「前身が判った以上、これは党として充分に脇を締めて行かなければいけないと思います」
今後も個人・党として関係を続けるか否か、西田議員が問い質したのに対し、野田はそう答弁した。12月19日予定の「戸田を囲む会」には民主党の大塚耕平前厚労副大臣がゲストに招かれている。
▼パネル掲げ追及する西田議員
野田答弁がその場凌ぎの出任せでなければ、当然、前副大臣の参加はキャンセルだ。しかし、民主党がスブスブの関係を直ぐに絶つことは困難。政治資金面での繋がりは余りにも深い。
「驚くべきことにT氏からの献金なんですよ。あなたの内閣の主要閣僚が長い間お付き合いをしてT氏から献金を貰っています」
▼閣僚らの献金リスト(作成:西田事務所)
委員会もざわめく、衝撃の告発だ。首相を筆頭に経産相・厚労相・経済財政担当相、そして側近の首相補佐官。公安マークの過激派活動家から現金が渡っていたのだ。内閣が吹き飛ぶ大スキャンダルである。
【蓮舫選挙戦に極左の街宣車】
菅直人の北献金事件との違いは、組織ではなく、個人から政治資金の提供を受けていることだ。中でも原口一博へは100万円と巨額。ここで西田議員は、戸田政康の職業について野田に訊ねる。
「職業は知りません」
▼答弁する野田12月6日
職業不詳の人物を囲んだりしていたと言うのだ。戸田の職業はカテゴリー上、政治運動家である。ところが、先の政治団体未登録という総務省答弁を受け、野田は答えられなかった。
組織が公安の監視対象であることから市民団体代表と表現することも出来ない。西田議員の見事な伏線だ。そして野田に続いて針のムシロに引っ張りだされたのが人脈黒ラベルだった。
▼質問に戦々恐々の蓮舫12月6日
「蓮舫大臣、あなたは『がんばろう、日本』に選挙応援もして頂きましたね。違うんですか?」
覚醒剤マフィアや脱税麻薬男との親密交流が発覚している蓮舫は「初めて聞いたので調べる」とはぐらかす。見苦しい答弁拒否だ。この国会を舐めきった態度に西田議員の表情は険しくなる。
「調べるまでもないでしょう。あなたの初選挙ですよ。手塚補佐官のHPに書いてあるんですよ。献身的に応援してくれる団体があった。それが『がんばろう、日本』だと」
▼蓮舫の新容疑を追及する西田議員
西田議員の調査通り、手塚仁雄HPの「秘書日記」には黒ラベルが初出馬した平成16年、組織をあげて選挙応援をしていたことが明記されていた。固有名詞を掲げて絶賛しているのが痛ましい。
「その方々が車3台使って、あなたの選挙応援をしたと書いてあるんですよ。知らないハズがないじゃないですか。何を言っているんですか」
▼同団体保有の街宣車(wiki)
この期に及んでも蓮舫は答弁を拒否。新たな黒い人脈に、極左暴力集団まで浮上したのは驚きだ。ちなみに手塚は、この公安マーク組織をボランティア団体と詐称している。
どこの世界に、多額の政治献金を毎年差し出すボランティア団体の代表が居るのか。嘘で塗り固めた暗黒補佐官だ。そして西田議員は、手塚仁雄が黒幕の問題に迫った。
11月15日の予算委で追及した覚醒剤社長との致命的スキャンダルだ。
【“銀狼無双”の真の敗者】
「ねぶた祭に何度も一緒に行ったが、あなたは逮捕を知らなかったと答えた。知ったのは今年9月の取材だったと答弁したが、デタラメだ。あなたは、もっと前から知っているんじゃないですか」
▼虚偽答弁を正面から突く西田議員
西田議員は、元ダイナシティの覚醒剤社長に関して週刊誌から取材を受けていた事実を暴露した。逮捕直後の17年、週刊ポスト7月15日号に蓮舫のコメントが載っていたのだ。
「手塚氏の紹介でご一緒しました。世間話をした程度でその後はお会いしていません」
風雲児の逮捕にメディアが沸騰する中、火の粉を避ける為の弁明。決定的な証拠である。しかし、この自分の発言に対する蓮舫の答弁は、日本人の常識を遥かに越えていた。
「取材への答え方には2つある。直接、私が記者に会って答えるものと事務所が事務的にコメントするもの。指摘のケースは、正に事務所が事務的にコメントした。6年前なので覚えていなかった」
▼答弁する人脈黒ラベル12月6日
この女が忘れないのは、襟を立てることぐらいのようだ。予算委の全メンバー腰を抜かす強烈なアルツ答弁…蓮舫は虚偽答弁を否定したつもりだろうが、実は深刻なミスを犯している。
事務所スタッフが“代理コメント”した事実は鮮明に記憶しているが、誌面内容は覚えていないと言う。次に、蓮舫事務所が事件直後、逮捕事実を的確に把握していたことを自白したのだ。
事務所サイドが逮捕について議員本人に隠し通すなど不可能。それ以前に上場企業トップの覚醒剤現行犯逮捕は、世間を騒がせた大事。親密な関係にあった蓮舫が知らないことは100%有り得ない。
「もう嘘を付いてしまうと国会の討論にならない」
▼新たな虚偽答弁に失笑する西田議員
西田議員も呆れ返る下手過ぎる虚偽答弁だ。問責1名追加に値する。続いて、蓮舫や野田が覚醒剤社長の娘の結婚式に招待・出席していた事実を晒す。
「2009年の3月29日、全日空ホテルでNさんのお嬢さんの結婚式がありました。あなたは行かれましたね」
野田佳彦は素直に認めるしかなかった。ついでに結婚式の仲人が手塚仁雄だった事実もさりげなく自供。極左暴力団体から覚醒剤社長まで、側近の補佐官は幅広く真っ黒だ。この男こそ即時罷免に値する。
▼町工場を視察する手塚仁雄ら9月(産経)
質疑時間のリミットが迫る中、西田議員は覚醒剤社長との会合に招かれた蓮舫が50万・100万円単位の“お車代”を受けていた疑惑も追及。これは渡した側からの情報提供に基づくという。
「あなた方は日本を国会崩壊に導くとんでもないことをやっている。さっさと辞めるべきだ。そして、この状態を直すには解散総選挙しかない」
最後は西田議員の独壇場だった。連続攻撃のコンボ炸裂。反論するターンもなく、野田らは黙って聞くしかない。閣僚席に圧倒的な敗北感が漂うばかりだ。
▼防戦一方となった閣僚の面々
しかし、完膚なきまでに打ちのめされたのは、野田や蓮舫だけではなかった。民譚献金の現地調査に始まり、覚醒剤社長との新たな関係、そして極左暴力団体と民主党の異常な関係…
本来ならジャーナリストが生業として取材・告発すべき事柄だ。報道に携わる者は全国で軽く1万人を超える。しかし、彼らが束になっても西田議員1人に敵わなかったのだ。
■12月6日西田議員質疑:全編
取り分け、極左団体関連の新情報は、枝野と革マル派との関係よりも深刻である。それにも関わらず、西田議員の告発・追及劇を報じる既存メディアは1社もなかった。
12月6日。この日、完敗したのは野田内閣の面々ではなく、我が国の報道機関だ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります
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平日の水曜日になりますが、都合がつく有志は決戦の場に駆け付けて下さい。
12.14韓国水曜デモ1000回アクションIN TOKYOへの 抗議行動 & 集会『 慰安婦の嘘は許しません!なでしこアクション2011』
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http://sakura.a.la9.jp/japan/
集合場所:外務省前
集合時間:午前11時30分
抗議開始:12時~
集会:星陵会館(永田町)午後2時30~
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原発に絡んだメディアの問題を中心に特集。反CX・花王デモに関する山際澄夫さんの興味深い論文も掲載されています。
この記事へのコメント
“恥ずかしい事実”や“隠しようのない事実”が、これでもかこれでもかと明るみに出てくるのでは、いかに思考停止した民主党支持層といえども“転向”せざるを得ないでしょう。次の選挙が楽しみです。
そうなんですよね。
国会で追及の有った当日のNHK7時のニュースでは報道無し。
新聞での報道も見当たらず。(どこか小さい記事なのか不明)
おお、さすが「国会のリヒトホーヘン」ですね。単機で黒い国会議員をことごとく撃墜するとは…国会中継を見逃したのが残念です。
既存メディアが普通の報道をすることは、今後とも無いものと覚悟しています。
何年か前は、メディアが報道しないことにどうしようもない憤りを感じていましたが、最近は当たり前のこととして理解できます。
メディアが報道しなくても、ネットの報道だけで選挙の結果を左右するところまで何とか来たのではないでしょうか。
マスメディアは日本には屑の山として・・・左様に解釈しております。情けないです。
6年前の元ネタ作者として、草莽崛起ーPRIDE OF JAPANの記事を二階堂さんおよび貴ブログで取り上げて頂き有難うございます。
草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN 2005年11月05日
「がんばろう、日本!国民協議会」と民主党の関係について
(http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-177.html )
草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN 2005年11月12日
東アジア共同体と「がんばろう、日本!国民協議会」への疑問
(http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-184.html )
元々、国会の質疑に使えるよう作ったエントリーでしたが、やっと日の目を見ました。
このほか野党議員で「がんばろう~」と関わりある面々は、下記の人々です。
(自民党)平将明、柴山昌彦の各衆院議員、世耕弘成参院議員
(みんなの党)浅尾慶一郎、山内康一、水野賢一の各衆院議員
週刊誌はほぼ左。YahooやNewsCafeやニコニコニュースは朝日・毎日・時事通信のニュースなので左。産経が極右で読売が右だが、ネットでは使われない。
勉強になりました。 早く総選挙をしないと、日本は消滅しますね。