菅直人“南北献金”の死線…暴かれた親北サークル
総理の証拠秘匿で審議は大混乱に陥った。得意のペテン術で南献金の追及を逃れたのも束の間、北献金では満身創痍。半泣きの菅直人は遂に民主党の提携政党を拉致関連団体と認めた。
「領収書は手元にあるんだよ」「答弁拒否じゃないか」
場内から鋭い声が飛び続ける。どこかで聞き覚えのある声…西田昌司議員だ。7月21日の参院予算委は、菅直人が審議の“主役”となる書類を隠蔽したことから紛糾した。
▼菅の審議詐欺に抗議する西田議員
「領収書は法令に基づき、収支報告書に添付して総務省に提出します。敢えて要求するなら過去の事例と今後のこともあるので、委員会と理事会で議論頂きたい」
菅直人は領収書を隠し持ったまま、要求を突っぱねた。領収書とは、3月に発覚した外国人違法献金事件で、菅側が返金した際に受け取ったものだ。そこに記された日付が最大の焦点になっている。
「これは理事会要求です。私も事前通告しています」
▼菅を追及する山谷えり子議員7月21日(時事)
質問に立った自民党の山谷えり子議員も、菅の約束違反に呆れるばかりだ。与野党で構成される予算委理事会は、領収書の提出で決着済みだった。参院予算委員長も、菅直人に苦言を呈した。
「総理に申し上げます。理事の協議の結果を与党の筆頭理事を通じて総理に申し入れをしてあるはずです。誠実にお答え頂きたい」
理事会の要求を無視する異常事態。予算委理事会の筆頭理事・森ゆう子と菅直人が裏で合意した猿芝居なのか不明だが、野党が猛反発するのは当然だ。大紛糾の末に予算委の審議は中断を余儀なくされた。
異例の事態である。予算委が紛糾し、委員長が速記を止めるシーンは日常的にあるが、テレビ中継される審議が40分間も中断となったケースは近年なかった。民主党政権の国会崩壊を象徴する出来事だ。
なぜ菅直人は、審議を大混乱に陥らせてまで領収書を隠す必要があるのか…
【別の証言もあった3月10日返金説】
「14日に弁護士を通じて返金したと仰られましたが、実は10日に保土ヶ谷PAで返したとも言われております。日付が違うこと、あるいは何らかの理由で領収書を出せない…私達は何度もゴマかされてきた」
領収書を隠す理由について山谷議員は、日付の問題を指摘した。返金したのが3月10日だったのか、それとも3月14日なのか、虚偽答弁に繋がる重要なファクターだ。
▼紛糾する参院予算委7月21日(産経新聞)
菅直人は6月3日、西田議員の質問に対して3月11日の時点では事実関係が判明していなかったと明言。領収書の日付が10日ならばアウトだ。先月の参院予算委で、菅直人はこう答弁していた。
「その後、最終的に指摘の御本人に弁護士が直接お会いをして、そして国籍を証明する公的文書も拝見した上で外国籍であることが分かりましたので、それまで頂いていた献金は全て返還しました」
▼質問中に独り言呟く挙動不審男6月3日
返金が3月10日であれば、答弁は全てウソとなる。7日の質疑で自民党の磯崎議員が保土ヶ谷PAでの返金情報を暴露したが、既に6月の段階で「3月10日説」は浮上していた。
「週刊朝日の質問状に驚いた菅首相サイドが10日、秘密裏にK氏側と接触して、領収書と引き換えに返金しています。なんで14日に返したなんて言ってるんですかね」
週刊朝日6月17日号の記事に掲載された“永田町関係者”の証言だ。週刊朝日によると質問状を菅側に送ったのは3月9日だという。その翌日の返金であれば、菅直人は政治生命を失うことになる。
▼虚ろな表情で答弁する菅直人7月21日(時事)
公的文書による外国籍の確認もウソで、菅は以前から献金者が外国人であるという事実を知っていた可能性が極めて高くなる。これは虚偽答弁に留まらず、悪質な政治資金規正法違反。有罪は確定的だ。
それでも菅直人が領収書の提出を拒み続ける現状はミステリアスである。ハ・ソンホ側と裏取引すれば、日付を捏造することも可能だ。提出した領収書が3月14日付であっても別に驚きはしない。
▼アナーキー状態の参院予算委7月21日(時事)
恐らく菅直人は退陣するまで領収書の内容を明らかにしないだろう。しかし、退陣と同時に特捜部の捜査は一気に進む。総理のイスを追われ菅には、被告席が待ち構えている。
在日韓国人からの違法献金で追い詰められる菅直人。その“南献金”よりも深刻な背景を持つのが、拉致加害者家族への献金事件だ。民主党全体を揺るがす“北献金”である。
【元ボスの娘と同志の結婚は初耳?】
「父親の田宮さんは日本人を20人くらい拉致したとも言っています。母親は石岡亨さん松木薫さんを拉致した実行犯の森順子です。菅総理は拉致の犯人側を応援する団体に民主党として献金している」
審議中断の後、14時過ぎから再び山谷えり子議員が質問に立った。今度は、菅直人による北献金の追及だ。カネの流れを示したパネルを傍らに置き、矢継ぎ早に菅を攻め立てた。
▼北献金を追及する山谷えり子議員7月21日
「斎藤まさしさんは『新生』という機関紙を月3回出しています。菅総理も若い頃から原稿を書いたりしていますが、ここには有本恵子さんを拉致した魚本公博らも原稿を書いているんですよ」
酒井剛が主筆を務める親北新聞を手に、山谷議員は菅直人に関係を問い質した。しかし菅は、インタビュー取材は頻繁で、どの新聞に投稿したか記憶していないなどと答弁し、シラを切る。
▼機関紙のコピーを手に質問する山谷議員
問題の『新生』は一般の雑誌や新聞ではなく、公安がマークする政治組織の発行する機関紙だ。菅直人は酒井剛との親密な関係を否定し続けているが、この日は不可解な答弁も飛び出した。
「斎藤まさしという人物は、かなり以前に紹介されて知っておりますが、その方がどういう方のご主人であるか、私は存じておりません」
▼候補者調整終えた酒井剛と菅直人(国会パネル)
“2つの日本人名を使い分ける男”斎藤まさし=酒井剛は、繰り返し指摘されているように、社民連の初代トップ・田英夫の娘婿である。その事実を30年来の同志である菅が「知らない」と言い切ったのだ。
田英夫の子分だった菅直人が知らないことは常識的に考えられない。結婚時期は不明だが、菅と会った際に酒井が報告しているのは確実。周辺を取材すれば、直ぐに虚偽答弁の裏は取れる。
▼菅の答弁に無関心な閣僚の面々7月21日(時事)
この北献金問題で菅直人は、どこまでウソを吐き続けるのか…森大志の擁立についても菅は「全く関知せず」と強弁するが、それも同様のウソだ。ペテンにペテンを重ねる醜悪な態度である。
【「市民の党」を拉致関連団体に認定】
7月19日の衆院予算委で古屋圭司議員は、この問題で拉致被害者家族に謝罪するよう繰り返し求めたが、菅直人は謝罪を拒否した。この日も、不遜で傲慢な姿勢は変わらなかった。
「三鷹市議会に立候補した人物については全く承知しておりません。全く承知しないことで何か、私が謝るとか謝らないとかいう事にはならない」
▼居直り答弁を続ける菅直人7月21日(産経新聞)
ひと言でも謝罪すれば「市民の党」を拉致関係団体と認めることになる。そう菅は心得ている。頑固な謝罪拒否に野党側もヒートアップしつつあったが、予算委の空気は参考人の発言で一変した。
「私の父は9年前に『日本を信じる』と言って死んで行きました。30数年間も拉致された国民を取り戻せない日本ではなかったはずです。直ぐ私達の家族、国民の命を救出できる国を信じていたのです」
▼参考人として発言する増元さん7月21日
質疑には参考人として拉致被害者家族会の増元照明事務局長が招かれた。時間は10分にも満たなかったが、心に沁みる素晴しい発言だった。北献金問題で最も強い衝撃を受けているのが被害者家族である。
「私たちの家族を取り戻してくれる政府なのか、信じて良いのか…横田早紀江さんは、この報道を聞いて吐き気がするほど具合が悪くなったと仰っています」
増元さんの切々とした訴えにナノ単位の良心が疼いたのか、一貫して謝罪を拒否していた菅直人は、初めて陳謝の言葉を口走った。微妙なエクスキューズ付きだが、それまでとは一線を画す答弁だ。
「こういった団体が関係があったことを私は知りませんでしたが、あるとすれば…あったとすれば…そうした団体と連携したことに大変申し訳なく思っています」
▼拉致関連団体認定した菅直人7月21日(FNN)
「団体が関係」とは拉致事件との関わりを示す。菅直人が「市民の党」を拉致関連団体と認めた瞬間だ。この答弁を受けて一部報道も「拉致関連団体」という表記に踏み切った。
国会答弁で認めたのだ。もう後戻りは出来ない。そして、形ばかりの陳謝で済むレベルの問題ではない。今回の問題発覚で、菅直人を取り巻く親北組織の影がくっきり浮かび上がって来たのだ。
【暴かれた菅直人の親北サークル】
「総理は辛光洙事件で江田法相と共に嘆願書に署名したことで『迂闊だった』とお詫びされました。あの時、私たちは『過去は問わない。被害者救出の為に一生懸命やって頂ければ良い』と了承しました…」
▼発言中の増元さんから眼を背ける菅直人
増元さんの言葉には、絶望感も滲んでいた。家族会のメンバーは菅直人に裏切られたのだ。今回の北献金問題浮上で、菅直人が繰り返す署名の言い訳を額面通りに受け取ることは難しくなった。
「日本国内の在日韓国人の方が、韓国に行って民主化運動の活動で色々な弾圧を受けていた。そういう趣旨に鑑みて、弾圧を受けた人々の救済の署名集めが社会党を中心に行われました」
▼言い逃れに終始する菅直人7月21日(産経新聞)
この日の質疑でも菅直人は、辛光洙釈放署名について苦しい言い訳を繰り返したが、ウソにウソを重ねている。辛光洙は、韓国の民主化運動とは無関係の我が国に不法入国した武装工作員だ。
当時、北朝鮮は韓国の獄中にいる非転向長期囚釈放の国際キャンペーンを強化。社会党は平壌の指示を受けて動いていたのだが、今回の献金発覚で菅直人も真の目的を熟知していた可能性が高まった。
▼北のテレビ番組に出演した辛光洙容疑者
これまで社民連と朝鮮労働党の親交が問題視されたことはなかった。しかし、田英夫も菅直人も酒井剛と交流が深かったのだ。昨年6月、頑張れ日本の集会で安倍元首相は、示唆に富んだ発言をしていた。
「これは辛光洙・北朝鮮を支援するサークルの中に居なければ頼まれないんです。当たり前じゃないですか。田母神さん頼まれましたか?頼まれませんよね」
そのサークルが、酒井剛率いる親北政治組織だった。初当選の時代から菅直人を取り巻いていた影の軍団である。辛光洙の釈放要求は、対北支援の一端に過ぎない。他にも疑惑は埋もれている。
深刻なのは、親北サークルの影響力が菅直人を足掛かりに、民主党全体を覆っていることだ。3年間で民主党から酒井剛側に流れ込んだカネは判明しただけでも1億円を超す。
「市民の党・MPD・市民の会は事務担当職が同じですが、この方はいま現役の民主党の国会議員の秘書もしています。もう市民の党と民主党はズブズブの関係ということですね」
参院予算委で山谷議員は新たな事実も暴露した。かつて酒井剛は鷲尾英一郎議員の秘書を務めていたが、今でも「市民の党」は民主党にスタッフを送り込んでいるのだ。
▼訪朝記念品を貰う菅95年(山本皓一氏撮影)
民主党本体と「市民の党」の間で、激しく行き来するカネとヒト。北献金問題の全体像は大き過ぎて捉え切れない。しかし両党の最終目標は、明らかに一致している。
それは、我が国を内部から解体することである。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
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【Side Story】
那覇検察審査会が3回目の英断。ついに詹其雄の強制起訴が決定です。刑事告発し、検審に申し立てをした山際澄夫さんら有志の行動が実を結びました。
この画期的なニュースに関しては、議決要旨の解析を含め、次のエントリで詳しくお伝えします。
当エントリ参考動画:
◆YouTube版 山谷えり子議員質問~午前の部~
① 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午前 1/3 「外国人献金問題」
② 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午前 2/3 「外国人献金問題」
③ 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午前 3/3 「外国人献金問題」
◆~午後の部~
① 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 1/5 「民主党政権の深い闇」
② 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 2/5 「民主党政権の深い闇」
③ 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 3/5 「民主党政権の深い闇」
④ 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 4/5 「民主党政権の深い闇」
⑤ 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 5/5 「民主党政権の深い闇」
参考記事:
■産経新聞7月21日『首相側献金問題、一問一答「政治的なつきあいは控えたい」』
■産経新聞7月21日『不適切献金問題 菅首相、一転「申し訳ない」拉致家族の抗議受け』
■産経新聞7月21日『菅首相献金問題で紛糾、休憩に 山谷えり子氏、首相答弁に納得せず』
■産経新聞7月21日『2次補正審議再開 菅首相の外国人献金問題で一時中断』
■産経新聞7月21日『首相の不適切献金 家族会に説明し謝罪せよ』
■FNN7月21日『拉致容疑者関連団体献金問題 野党側、参院予算委で菅首相の責任を厳しく追及』
■時事通信7月21日『拉致絡みの献金で陳謝=「付き合い控える」-菅首相』
■読売新聞7月21日『首相の外国人献金、領収書巡り紛糾…参院予算委』
■ZAKZAK7月21日『崩壊寸前!菅が拒絶する“領収書問題”の深い闇』
■ZAKZAK7月20日『スクープ!“売国菅”国辱の「訪朝写真」頭下げプレゼントを…』
「領収書は手元にあるんだよ」「答弁拒否じゃないか」
場内から鋭い声が飛び続ける。どこかで聞き覚えのある声…西田昌司議員だ。7月21日の参院予算委は、菅直人が審議の“主役”となる書類を隠蔽したことから紛糾した。
▼菅の審議詐欺に抗議する西田議員
「領収書は法令に基づき、収支報告書に添付して総務省に提出します。敢えて要求するなら過去の事例と今後のこともあるので、委員会と理事会で議論頂きたい」
菅直人は領収書を隠し持ったまま、要求を突っぱねた。領収書とは、3月に発覚した外国人違法献金事件で、菅側が返金した際に受け取ったものだ。そこに記された日付が最大の焦点になっている。
「これは理事会要求です。私も事前通告しています」
▼菅を追及する山谷えり子議員7月21日(時事)
質問に立った自民党の山谷えり子議員も、菅の約束違反に呆れるばかりだ。与野党で構成される予算委理事会は、領収書の提出で決着済みだった。参院予算委員長も、菅直人に苦言を呈した。
「総理に申し上げます。理事の協議の結果を与党の筆頭理事を通じて総理に申し入れをしてあるはずです。誠実にお答え頂きたい」
理事会の要求を無視する異常事態。予算委理事会の筆頭理事・森ゆう子と菅直人が裏で合意した猿芝居なのか不明だが、野党が猛反発するのは当然だ。大紛糾の末に予算委の審議は中断を余儀なくされた。
異例の事態である。予算委が紛糾し、委員長が速記を止めるシーンは日常的にあるが、テレビ中継される審議が40分間も中断となったケースは近年なかった。民主党政権の国会崩壊を象徴する出来事だ。
なぜ菅直人は、審議を大混乱に陥らせてまで領収書を隠す必要があるのか…
【別の証言もあった3月10日返金説】
「14日に弁護士を通じて返金したと仰られましたが、実は10日に保土ヶ谷PAで返したとも言われております。日付が違うこと、あるいは何らかの理由で領収書を出せない…私達は何度もゴマかされてきた」
領収書を隠す理由について山谷議員は、日付の問題を指摘した。返金したのが3月10日だったのか、それとも3月14日なのか、虚偽答弁に繋がる重要なファクターだ。
▼紛糾する参院予算委7月21日(産経新聞)
菅直人は6月3日、西田議員の質問に対して3月11日の時点では事実関係が判明していなかったと明言。領収書の日付が10日ならばアウトだ。先月の参院予算委で、菅直人はこう答弁していた。
「その後、最終的に指摘の御本人に弁護士が直接お会いをして、そして国籍を証明する公的文書も拝見した上で外国籍であることが分かりましたので、それまで頂いていた献金は全て返還しました」
▼質問中に独り言呟く挙動不審男6月3日
返金が3月10日であれば、答弁は全てウソとなる。7日の質疑で自民党の磯崎議員が保土ヶ谷PAでの返金情報を暴露したが、既に6月の段階で「3月10日説」は浮上していた。
「週刊朝日の質問状に驚いた菅首相サイドが10日、秘密裏にK氏側と接触して、領収書と引き換えに返金しています。なんで14日に返したなんて言ってるんですかね」
週刊朝日6月17日号の記事に掲載された“永田町関係者”の証言だ。週刊朝日によると質問状を菅側に送ったのは3月9日だという。その翌日の返金であれば、菅直人は政治生命を失うことになる。
▼虚ろな表情で答弁する菅直人7月21日(時事)
公的文書による外国籍の確認もウソで、菅は以前から献金者が外国人であるという事実を知っていた可能性が極めて高くなる。これは虚偽答弁に留まらず、悪質な政治資金規正法違反。有罪は確定的だ。
それでも菅直人が領収書の提出を拒み続ける現状はミステリアスである。ハ・ソンホ側と裏取引すれば、日付を捏造することも可能だ。提出した領収書が3月14日付であっても別に驚きはしない。
▼アナーキー状態の参院予算委7月21日(時事)
恐らく菅直人は退陣するまで領収書の内容を明らかにしないだろう。しかし、退陣と同時に特捜部の捜査は一気に進む。総理のイスを追われ菅には、被告席が待ち構えている。
在日韓国人からの違法献金で追い詰められる菅直人。その“南献金”よりも深刻な背景を持つのが、拉致加害者家族への献金事件だ。民主党全体を揺るがす“北献金”である。
【元ボスの娘と同志の結婚は初耳?】
「父親の田宮さんは日本人を20人くらい拉致したとも言っています。母親は石岡亨さん松木薫さんを拉致した実行犯の森順子です。菅総理は拉致の犯人側を応援する団体に民主党として献金している」
審議中断の後、14時過ぎから再び山谷えり子議員が質問に立った。今度は、菅直人による北献金の追及だ。カネの流れを示したパネルを傍らに置き、矢継ぎ早に菅を攻め立てた。
▼北献金を追及する山谷えり子議員7月21日
「斎藤まさしさんは『新生』という機関紙を月3回出しています。菅総理も若い頃から原稿を書いたりしていますが、ここには有本恵子さんを拉致した魚本公博らも原稿を書いているんですよ」
酒井剛が主筆を務める親北新聞を手に、山谷議員は菅直人に関係を問い質した。しかし菅は、インタビュー取材は頻繁で、どの新聞に投稿したか記憶していないなどと答弁し、シラを切る。
▼機関紙のコピーを手に質問する山谷議員
問題の『新生』は一般の雑誌や新聞ではなく、公安がマークする政治組織の発行する機関紙だ。菅直人は酒井剛との親密な関係を否定し続けているが、この日は不可解な答弁も飛び出した。
「斎藤まさしという人物は、かなり以前に紹介されて知っておりますが、その方がどういう方のご主人であるか、私は存じておりません」
▼候補者調整終えた酒井剛と菅直人(国会パネル)
“2つの日本人名を使い分ける男”斎藤まさし=酒井剛は、繰り返し指摘されているように、社民連の初代トップ・田英夫の娘婿である。その事実を30年来の同志である菅が「知らない」と言い切ったのだ。
田英夫の子分だった菅直人が知らないことは常識的に考えられない。結婚時期は不明だが、菅と会った際に酒井が報告しているのは確実。周辺を取材すれば、直ぐに虚偽答弁の裏は取れる。
▼菅の答弁に無関心な閣僚の面々7月21日(時事)
この北献金問題で菅直人は、どこまでウソを吐き続けるのか…森大志の擁立についても菅は「全く関知せず」と強弁するが、それも同様のウソだ。ペテンにペテンを重ねる醜悪な態度である。
【「市民の党」を拉致関連団体に認定】
7月19日の衆院予算委で古屋圭司議員は、この問題で拉致被害者家族に謝罪するよう繰り返し求めたが、菅直人は謝罪を拒否した。この日も、不遜で傲慢な姿勢は変わらなかった。
「三鷹市議会に立候補した人物については全く承知しておりません。全く承知しないことで何か、私が謝るとか謝らないとかいう事にはならない」
▼居直り答弁を続ける菅直人7月21日(産経新聞)
ひと言でも謝罪すれば「市民の党」を拉致関係団体と認めることになる。そう菅は心得ている。頑固な謝罪拒否に野党側もヒートアップしつつあったが、予算委の空気は参考人の発言で一変した。
「私の父は9年前に『日本を信じる』と言って死んで行きました。30数年間も拉致された国民を取り戻せない日本ではなかったはずです。直ぐ私達の家族、国民の命を救出できる国を信じていたのです」
▼参考人として発言する増元さん7月21日
質疑には参考人として拉致被害者家族会の増元照明事務局長が招かれた。時間は10分にも満たなかったが、心に沁みる素晴しい発言だった。北献金問題で最も強い衝撃を受けているのが被害者家族である。
「私たちの家族を取り戻してくれる政府なのか、信じて良いのか…横田早紀江さんは、この報道を聞いて吐き気がするほど具合が悪くなったと仰っています」
増元さんの切々とした訴えにナノ単位の良心が疼いたのか、一貫して謝罪を拒否していた菅直人は、初めて陳謝の言葉を口走った。微妙なエクスキューズ付きだが、それまでとは一線を画す答弁だ。
「こういった団体が関係があったことを私は知りませんでしたが、あるとすれば…あったとすれば…そうした団体と連携したことに大変申し訳なく思っています」
▼拉致関連団体認定した菅直人7月21日(FNN)
「団体が関係」とは拉致事件との関わりを示す。菅直人が「市民の党」を拉致関連団体と認めた瞬間だ。この答弁を受けて一部報道も「拉致関連団体」という表記に踏み切った。
国会答弁で認めたのだ。もう後戻りは出来ない。そして、形ばかりの陳謝で済むレベルの問題ではない。今回の問題発覚で、菅直人を取り巻く親北組織の影がくっきり浮かび上がって来たのだ。
【暴かれた菅直人の親北サークル】
「総理は辛光洙事件で江田法相と共に嘆願書に署名したことで『迂闊だった』とお詫びされました。あの時、私たちは『過去は問わない。被害者救出の為に一生懸命やって頂ければ良い』と了承しました…」
▼発言中の増元さんから眼を背ける菅直人
増元さんの言葉には、絶望感も滲んでいた。家族会のメンバーは菅直人に裏切られたのだ。今回の北献金問題浮上で、菅直人が繰り返す署名の言い訳を額面通りに受け取ることは難しくなった。
「日本国内の在日韓国人の方が、韓国に行って民主化運動の活動で色々な弾圧を受けていた。そういう趣旨に鑑みて、弾圧を受けた人々の救済の署名集めが社会党を中心に行われました」
▼言い逃れに終始する菅直人7月21日(産経新聞)
この日の質疑でも菅直人は、辛光洙釈放署名について苦しい言い訳を繰り返したが、ウソにウソを重ねている。辛光洙は、韓国の民主化運動とは無関係の我が国に不法入国した武装工作員だ。
当時、北朝鮮は韓国の獄中にいる非転向長期囚釈放の国際キャンペーンを強化。社会党は平壌の指示を受けて動いていたのだが、今回の献金発覚で菅直人も真の目的を熟知していた可能性が高まった。
▼北のテレビ番組に出演した辛光洙容疑者
これまで社民連と朝鮮労働党の親交が問題視されたことはなかった。しかし、田英夫も菅直人も酒井剛と交流が深かったのだ。昨年6月、頑張れ日本の集会で安倍元首相は、示唆に富んだ発言をしていた。
「これは辛光洙・北朝鮮を支援するサークルの中に居なければ頼まれないんです。当たり前じゃないですか。田母神さん頼まれましたか?頼まれませんよね」
そのサークルが、酒井剛率いる親北政治組織だった。初当選の時代から菅直人を取り巻いていた影の軍団である。辛光洙の釈放要求は、対北支援の一端に過ぎない。他にも疑惑は埋もれている。
深刻なのは、親北サークルの影響力が菅直人を足掛かりに、民主党全体を覆っていることだ。3年間で民主党から酒井剛側に流れ込んだカネは判明しただけでも1億円を超す。
「市民の党・MPD・市民の会は事務担当職が同じですが、この方はいま現役の民主党の国会議員の秘書もしています。もう市民の党と民主党はズブズブの関係ということですね」
参院予算委で山谷議員は新たな事実も暴露した。かつて酒井剛は鷲尾英一郎議員の秘書を務めていたが、今でも「市民の党」は民主党にスタッフを送り込んでいるのだ。
▼訪朝記念品を貰う菅95年(山本皓一氏撮影)
民主党本体と「市民の党」の間で、激しく行き来するカネとヒト。北献金問題の全体像は大き過ぎて捉え切れない。しかし両党の最終目標は、明らかに一致している。
それは、我が国を内部から解体することである。
〆
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那覇検察審査会が3回目の英断。ついに詹其雄の強制起訴が決定です。刑事告発し、検審に申し立てをした山際澄夫さんら有志の行動が実を結びました。
この画期的なニュースに関しては、議決要旨の解析を含め、次のエントリで詳しくお伝えします。
当エントリ参考動画:
◆YouTube版 山谷えり子議員質問~午前の部~
① 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午前 1/3 「外国人献金問題」
② 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午前 2/3 「外国人献金問題」
③ 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午前 3/3 「外国人献金問題」
◆~午後の部~
① 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 1/5 「民主党政権の深い闇」
② 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 2/5 「民主党政権の深い闇」
③ 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 3/5 「民主党政権の深い闇」
④ 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 4/5 「民主党政権の深い闇」
⑤ 7.21 参議院 予算委員会 山谷えり子 午後 5/5 「民主党政権の深い闇」
参考記事:
■産経新聞7月21日『首相側献金問題、一問一答「政治的なつきあいは控えたい」』
■産経新聞7月21日『不適切献金問題 菅首相、一転「申し訳ない」拉致家族の抗議受け』
■産経新聞7月21日『菅首相献金問題で紛糾、休憩に 山谷えり子氏、首相答弁に納得せず』
■産経新聞7月21日『2次補正審議再開 菅首相の外国人献金問題で一時中断』
■産経新聞7月21日『首相の不適切献金 家族会に説明し謝罪せよ』
■FNN7月21日『拉致容疑者関連団体献金問題 野党側、参院予算委で菅首相の責任を厳しく追及』
■時事通信7月21日『拉致絡みの献金で陳謝=「付き合い控える」-菅首相』
■読売新聞7月21日『首相の外国人献金、領収書巡り紛糾…参院予算委』
■ZAKZAK7月21日『崩壊寸前!菅が拒絶する“領収書問題”の深い闇』
■ZAKZAK7月20日『スクープ!“売国菅”国辱の「訪朝写真」頭下げプレゼントを…』
この記事へのコメント
管、鳩、小沢は論外である。
管氏が首相を辞めて終わりにしてはいけない。管は議員資格剥奪。できれば国外追放にして欲しい。ノムヒョンと同じ運命がふさわしいがその覚悟もないのが管直人。
首相公邸で母親の介護もしているらしい。これを親孝行と美談にすべきか悩ましい。私邸においても同居していたのか知りたいものだ。
↓
民主党: 拉致関連団体
連日の鋭い記事、さすがです。
馬韓の嘘を重ねる悪質な態度に怒り心頭です。こんな汚らわしい狗どもは早々に処分しなくてはなりません。
毎度、深く掘り下げた記事をありがとうございます。
逃げ菅のノラリクラリ戦法は増本氏の心からなる言葉の前には全く通用しませんでした。山谷氏の質問も間違いなく菅をたじろがせました。
しかし結果論で言うわけではありませんが、ちょっとつつけば幾らでも埃が出て来る菅なのに、自民党は何故今頃になって叩いているのでしょうか?菅ごときは、辛光洙釈放署名が明るみに出た段階でしっかり叩いて、政界から追放すべきでした。また司法当局の不作為をも問題視すべきです。
どうせ既存メディアは今回もこの問題を無視し続けるのだから、自民党は既存メディアに頼ることなく、広く国民に知らしめる努力・工夫をしなければ、今回も逃げ菅の思う壺です。
古屋圭司
山谷えり子
「Cafe Sta(β)」菅総理と"市民の会" 巨額献金問題を斬る!
http://www.youtube.com/watch?v=bYAxNymIkN4&feature=player_detailpage
必見必見必見必見必見必見必見必見必見必見必見必見必見必見必見
なぜマスコミは取り上げないのか!
麻生総理のバー通いやナントカ還元水を、執拗に報道していたマスコミ。
つまるところ、
日本のマスコミは、朝鮮に不利な報道はしない、
ということなのだ。
日本はデフォルトしません。デフォルトから、たぶん世界で一番遠くにいます。
日本はデフォルトします、
これもマスコミがしきりに囃し立てていることだよなー。
NHKの報道はジャーナリズム(真実を伝えない)がないと宣言しています
拡散しましょう
【管総理】なぜ報道しないのかNHKに直談判【北朝鮮献金問題】(1)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15096978
【管総理】なぜ報道しないのかNHKに直談判【北朝鮮献金問題】(2)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15097554
あるブログでこんなコメントをみました。
「ソフトバンクは、福島及びその周辺の土地をタダ同然の値段で買いあさり始めていると聞きました。
被災者からの相談が相次いでいると、、。
被災地の土地は被災前の値段で、国が買い上げるなどしっかりしたデザインが必要だと思います。」
アネモネさん昨夜「セブン イヤ-ズ イン チベット」を見て以前書かれていたチベットの記事を思い出しました。
いつもいい記事を有難うございます。
それにしても菅だけでなく孫もペテン師ですね。私はソフトバンクの手法が嫌いで始めから信用はしていませんでした。