TBS吉崎隆が盗聴ウラ金工作…審査直前のBPOも痛打
人気スポーツ選手への盗聴未遂事件にウラ金の誘い…TBS最新不祥事の責任者は『朝ズバッ』と同じ人物だった。TBS暗黒体質の暴露は審査目前BPOをも直撃する。
TBSが鬼畜ぶりを発揮する異常不祥事を起こしていた事実が相次いで露見した。『日刊スポーツ』紙のスッパ抜きだ。「盗聴教唆、ウラ金」というズバリ犯罪の匂いがする悪徳行為である。
TBSの不祥事が起きたのは、千葉で開かれていた関東アマチュアゴルフ選手権。メディアが“ハニカミ王子”と命名した石川遼選手(15)が出場することで注目を集めていた…
『日刊スポーツ』の暴露記事によると、TBSの昼番組『ピンポン!』が、石川選手と同じ組でコースを回る選手に、小型マイクを付けてリポートするように懇願していたという。
▽6月4日の石川選手(イザ)
もちろん石川選手のプレー中の声を盗聴し、番組で放送する為だ。前例のない盗聴計画である。その黒いプロジェクトは周到だった…
『ピンポン!』のディレクターは、大会前日の6月3日、同じ組で回る広田文雄選手(43)の自宅に電話を掛けて、盗聴を持ちかけた。広田選手は、こう明かしている。
「3日午後に電話で『石川君の声をとるためにピンマイクをつけて、こちらが想定する質問をしてほしい。謝礼も払います』と伝えられました。もちろん断りました。私も競技者です。ばかにするにも程があります」(『日刊スポーツ』)
謝礼とはウラ金だ。報道によれば「謝礼」は、金銭の授受を禁じたアマ既定にも触れる行為である。また別の報道によると、断られたことからウラ金を支払うと誘ったようだ。
「いったん断ったが『協力してくれれば、それなりに費用は用意させてもらう』と懇願された」(共同通信)
▽詰め掛けたギャラリー(読売新聞)
まさに、TBSによる“悪魔の囁き”、買収工作である。しかし、それでも広田選手はTBSからのウラ金を相手にせず、逆に告発する側に回った。
断られても諦めず、更に盗聴計画を進める… TBSサイドは、こうした「盗聴+ウラ金」に対して何ら悪意を抱いていなかったようだ。
【TBSの3番組揃い踏みで異常取材】
TBS『ピンポン!』のディレクターは、選手権がスタートした6月4日、今度はキャディを通じた盗聴計画を試みる。バッグを運ぶカートに盗聴システムをセットするよう主催者側に依頼したという。
盗聴で共犯を持ちかけた相手は、大会責任者である関東ゴルフ連盟の事務局長だった。TBS側が、まったく盗聴に問題意識を抱いていなかったことが分かる。事務局長はもちろん突っぱねた。
「スタート直前に『これをカートに積んでほしい』と、マイクを手渡そうとしてきました。当然断りました」(『日刊スポーツ』)
▽携帯で写真を撮るギャラリー(イザ)
またスクープの後追い報道では、TBS側が他の2選手にも同様に盗聴を持ちかけていたことが判明している。盗聴という異常な行為は、それ程までに日常的なのか…
更に、石川選手に対する異常取材は『ピンポン!』だけに留まらず、他の報道局制作番組にも及んでいた…
大会2日目の6月5日には、TBSの夕刊ニュース番組『イブニング5』がプレー中にヘリを旋回させるという暴走取材事件を起こしていた。超低空飛行で急接近し、爆風がフェアウェイに吹き荒れた。
▽プレーする石川選手(共同通信)
連盟の事務局長は、前日にもTBSがヘリを飛ばし、抗議を行なったばかりだったと語る。また『NEWS23』も、 会見以外での取材が禁じられてる石川選手への直撃取材を行なっていた事実も判明。
TBSが総ぐるみで異常な取材活動を続けていたのは、明らかだ。だが、それでもTBS社長の井上弘らは居直って視聴者を嘲笑した。
【TBS井上弘「バカ」発言の暴言体質】
TBS社長の井上弘は、6日の定例会見で、こう述べた。
「ばっかじゃないか。非常に腹立たしいし不愉快。(石川選手には)申し訳ない」
▽6月6日会見する井上弘(日刊スポーツ)
誰がバカなのか、意味不明だ。放送局のトップとしては言葉が汚過ぎるが、恫喝で言葉狩りを行なうTBSの社風を写す言葉遣いである。
「バカ=TBS」だと信じたいが、 井上弘が、石川選手にだけ謝罪しているのがポイントだ。 企業としての不祥事、異常な局の体質には触れずじまいだ。
恐らく担当ディレクターを処断し、トカゲの尻尾切りを行なう腹積もりだろう。組織ぐるみ3番組で不祥事を連発させたことに、何ら反省を示してない。
▽石川選手に陳謝する井上弘(ANN)
一方、盗聴ウラ金工作が発覚したTBS『ピンポン!』は、さっそく6日のオンエアーで謝罪した。番組MCの福澤アナ、涙の陳謝である。
「スポーツにルールがあります。そして取材する側にも厳然たるルールがあります。これは明らかに、そのルールを逸脱しております。余りに非常識な、当番組の暴挙であります。あれ程ゴルフ場にいらっしゃるキャディー(ギャラリー)の皆さんのマナーを訴えておきながら、このザマです」
▽福澤アナ涙の謝罪(YouTubeより)
番組MCとして福澤アナが平身低頭するのは当然だが、MCは出役に過ぎない。本来は局として誤るのが常識だ。TBSは部外者である福澤アナに涙の謝罪をさせる一方で、社長の井上弘は他人事のようにコメントしている。
両者の謝罪スタイルを比較するとTBSという放送局の異常性が鮮明になるだろう。
そして、この盗聴ウラ金番組『ピンポン!』の最高責任者が、あの問題人物だった。
【自浄能力のなさが盗聴工作を生んだ】
『ピンポン!』はTBS制作局制作四部の番組だ。つまり『朝スバッ』と同じグループである。その最高責任者=チーフプロデューサーは、吉崎隆だ。
▽『ピンポン!』HPよりキャプ
参照:TBS公式HP『ピンポン!』
『朝スバッ』の不二家捏造事件で、信頼回復会議の郷原信郎議長と直談判した際、物で机を何回も叩くなどヤクザ紛いの脅しを行なって悪名を馳せた人物である。
番組不祥事での全責任は、チーフプロデューサーが被る。
今回の盗聴ウラ金工作でも主犯はあくまで吉崎隆である。『朝ズバッ』捏造事件でリーチが掛かっている人物が、問題の最中に再び異常な事件を巻き起こしたのだ。
▽吉崎恫喝テープを公開した会見(4月)
仮に『朝ズバッ』事件でTBS側が開きなっていなければ、盗聴ウラ金事件は引き起こされなかった可能性もある。これはTBSに自浄能力がなかったことに加え、ダミー機関BPOが対処しなかったのが原因だ。
6日の『ピンポン!』での福澤アナの謝罪コメントには奇妙な表現があった。
「本当に僕は今、恥ずかしくて、恥ずかしくて仕方ありません。(嗚咽)今の気持ちを一番率直に言うと、信頼していた友人に(嗚咽)裏切られた気持ちです」
番組サイドにとって、謝罪は言葉ひとつひとつが実に重要で、キャスター(MC)が文面を書くことは絶対にない。裁判に発展した場合、謝罪コメントが証拠として採用されるケースもあり、慎重にならざるを得ないのだ。
【福澤アナを裏切ったのは誰か?】
オンエアーに先立ち、吉崎隆の立ち会いのもとで、文面が調整されたのは間違いない。極言すれば問題事項に対処する為に、プロデューサーは存在している。
TBSが局として編んだ謝罪文言は、番組冒頭での木村アナの短いコメントが正式なもので、福澤アナの発言にはやや自由度があったと思われる。それでも局側の規制は入っていただろう。
▽冒頭で陳謝した『ピンポン!』MC
あくまでも想像だが『日刊スポーツ』のスッパ抜きでパニック状態に陥った『ピンポン!』制作陣は、福澤アナを含めて協議した。そこで、吉崎隆ら制作サイドと一悶着あったのではないか?
福澤アナが言う「信頼していた友人」とは担当ディレクターではなく、TBSの制作執行部だったように受け止められる。今回の工作は1人のディレクターの頭で出来る作業ではない。
テクニカルな面から指摘すれば、ピンマイクはディレクターの管理備品ではない。技術スタッフが発注を受けて用意する物で、VEが送受信のシステムを組んでセットする。個人が勝手に仕込むことは出来ないのだ。
▽ピンマイク(参考画像)
謝罪の過程で、福澤アナは番組降板も示唆したが、2クール単位で契約している出役としては、かなり“飛び出した”発言だ。放送前に相当な修羅場があったとことを暗示している。
日テレ育ちの福澤アナは、今になってTBSの異常な恫喝体質に気付いたのかも知れない。ご愁傷さまと言っておこう。
更に悪意に満ちていたのが『朝ズバッ』だ。
【日刊スポーツ隠蔽に必死な『朝ズバッ』】
そもそも盗聴工作が進められたゴルフ選手権で「石川選手をタダで見られる」と煽っていたのは、吉崎隆の『朝スバッ』だった。5日の放送では『朝スバッ』の影響でギャラリーが増えたと自画自賛…
▽『朝ズバッ』6月6日放送より
ところが6日になると『朝ズバッ』ではギャラリーの過熱ぶりを罵倒し、マナーを守るよう呼びかけていた。みのもんたの非難は痛烈だったが、妙な言い回しも見られた。
「マナー違反の方も大勢おりましてね。やたら話しかけたり、やたらビデオを回したり写真を撮ったり。これ写真とかビデオは本来持ち込み禁止ということでございますのでね。ひとつ皆さんマナーだけは守って頂きたいと思います」
「本来」という表現がポイントだ。例外もあると言いたいらしい。『朝スバッ』の新聞紹介コーナーで『日刊スポーツ』をスルーしたのは当然としても、巧妙なカメラワークで終始隠していた。
▽背後に日刊スポーツ
それでも一瞬だけ写り込んでしまったようだ。大きな文字しか解読できないが『日刊スポーツ』1面には「遼」「盗聴工作」と書かれている。
▽一瞬、日刊スポーツ1面が写る
TBSが口先で謝罪の素振りを見せながら、吉崎隆が別番組で隠蔽工作を行なっていた証拠である。
【BPO放送倫理委を直撃する不祥事】
社長・井上弘の居直り発言とは別に、TBSも謝罪コメントを発表していた。
「非常識で不適切な取材行為だった」
視聴者へではなく、関東ゴルフ連盟への陳謝である。しかし、連盟側は納得せず、8日の広報委員会でTBSへの対応を協議するとしている。
6月8日…
それはヤラセ機関BPO放送倫理委の第2回会合が開かれる日だ。その会合で、どこまでTBS不二家捏造事件に踏み込めるかが注目されるが、その矢先に同じプロデューサーによる盗聴ウラ金工作が発覚。
▽BPO放送倫理委のTBS利害関係者(中央)
今回の盗聴ウラ金工作事件は、TBSの暗黒体質を暴く一方で、BPO放送倫理委に突き付けられたものでもある。まともな第三者監視機関であれば、守りきることは不可能だろう。
何しろ問題を起こした責任者が同一人物だ。不二家問題で開き直るTBSサイドの“被疑者”が、盗聴ウラ金工作を進めていた…それは決定的な判断材料だ。
この期に及んでTBSを守る姿勢を示せば、国民から失笑を買う事態になる。
もとから期待はしないが、6月8日の会合では、どこまでBPOとTBSが腐り切った組織なのか、しっかり見届けさせてもらおう。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます♪
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参考記事:
日刊スポーツ6月6日『遼クンに盗聴工作、TBS非常識取材』
日刊スポーツ6月6日『遼くんへの非常識取材で福沢アナ涙の謝罪』
ZAKZAK6月6日『福澤アナ“降板”におわす「恥ずかしくて仕方ない」』
読売新聞6月6日『TBS、石川遼選手「盗聴」問題と取材ヘリで謝罪』
参考動画:
YouTube【TBSハニカミ王子盗撮】不祥事を伝える各局ニュースと謝罪コメント
TBSが鬼畜ぶりを発揮する異常不祥事を起こしていた事実が相次いで露見した。『日刊スポーツ』紙のスッパ抜きだ。「盗聴教唆、ウラ金」というズバリ犯罪の匂いがする悪徳行為である。
TBSの不祥事が起きたのは、千葉で開かれていた関東アマチュアゴルフ選手権。メディアが“ハニカミ王子”と命名した石川遼選手(15)が出場することで注目を集めていた…
『日刊スポーツ』の暴露記事によると、TBSの昼番組『ピンポン!』が、石川選手と同じ組でコースを回る選手に、小型マイクを付けてリポートするように懇願していたという。
▽6月4日の石川選手(イザ)
もちろん石川選手のプレー中の声を盗聴し、番組で放送する為だ。前例のない盗聴計画である。その黒いプロジェクトは周到だった…
『ピンポン!』のディレクターは、大会前日の6月3日、同じ組で回る広田文雄選手(43)の自宅に電話を掛けて、盗聴を持ちかけた。広田選手は、こう明かしている。
「3日午後に電話で『石川君の声をとるためにピンマイクをつけて、こちらが想定する質問をしてほしい。謝礼も払います』と伝えられました。もちろん断りました。私も競技者です。ばかにするにも程があります」(『日刊スポーツ』)
謝礼とはウラ金だ。報道によれば「謝礼」は、金銭の授受を禁じたアマ既定にも触れる行為である。また別の報道によると、断られたことからウラ金を支払うと誘ったようだ。
「いったん断ったが『協力してくれれば、それなりに費用は用意させてもらう』と懇願された」(共同通信)
▽詰め掛けたギャラリー(読売新聞)
まさに、TBSによる“悪魔の囁き”、買収工作である。しかし、それでも広田選手はTBSからのウラ金を相手にせず、逆に告発する側に回った。
断られても諦めず、更に盗聴計画を進める… TBSサイドは、こうした「盗聴+ウラ金」に対して何ら悪意を抱いていなかったようだ。
【TBSの3番組揃い踏みで異常取材】
TBS『ピンポン!』のディレクターは、選手権がスタートした6月4日、今度はキャディを通じた盗聴計画を試みる。バッグを運ぶカートに盗聴システムをセットするよう主催者側に依頼したという。
盗聴で共犯を持ちかけた相手は、大会責任者である関東ゴルフ連盟の事務局長だった。TBS側が、まったく盗聴に問題意識を抱いていなかったことが分かる。事務局長はもちろん突っぱねた。
「スタート直前に『これをカートに積んでほしい』と、マイクを手渡そうとしてきました。当然断りました」(『日刊スポーツ』)
▽携帯で写真を撮るギャラリー(イザ)
またスクープの後追い報道では、TBS側が他の2選手にも同様に盗聴を持ちかけていたことが判明している。盗聴という異常な行為は、それ程までに日常的なのか…
更に、石川選手に対する異常取材は『ピンポン!』だけに留まらず、他の報道局制作番組にも及んでいた…
大会2日目の6月5日には、TBSの夕刊ニュース番組『イブニング5』がプレー中にヘリを旋回させるという暴走取材事件を起こしていた。超低空飛行で急接近し、爆風がフェアウェイに吹き荒れた。
▽プレーする石川選手(共同通信)
連盟の事務局長は、前日にもTBSがヘリを飛ばし、抗議を行なったばかりだったと語る。また『NEWS23』も、 会見以外での取材が禁じられてる石川選手への直撃取材を行なっていた事実も判明。
TBSが総ぐるみで異常な取材活動を続けていたのは、明らかだ。だが、それでもTBS社長の井上弘らは居直って視聴者を嘲笑した。
【TBS井上弘「バカ」発言の暴言体質】
TBS社長の井上弘は、6日の定例会見で、こう述べた。
「ばっかじゃないか。非常に腹立たしいし不愉快。(石川選手には)申し訳ない」
▽6月6日会見する井上弘(日刊スポーツ)
誰がバカなのか、意味不明だ。放送局のトップとしては言葉が汚過ぎるが、恫喝で言葉狩りを行なうTBSの社風を写す言葉遣いである。
「バカ=TBS」だと信じたいが、 井上弘が、石川選手にだけ謝罪しているのがポイントだ。 企業としての不祥事、異常な局の体質には触れずじまいだ。
恐らく担当ディレクターを処断し、トカゲの尻尾切りを行なう腹積もりだろう。組織ぐるみ3番組で不祥事を連発させたことに、何ら反省を示してない。
▽石川選手に陳謝する井上弘(ANN)
一方、盗聴ウラ金工作が発覚したTBS『ピンポン!』は、さっそく6日のオンエアーで謝罪した。番組MCの福澤アナ、涙の陳謝である。
「スポーツにルールがあります。そして取材する側にも厳然たるルールがあります。これは明らかに、そのルールを逸脱しております。余りに非常識な、当番組の暴挙であります。あれ程ゴルフ場にいらっしゃるキャディー(ギャラリー)の皆さんのマナーを訴えておきながら、このザマです」
▽福澤アナ涙の謝罪(YouTubeより)
番組MCとして福澤アナが平身低頭するのは当然だが、MCは出役に過ぎない。本来は局として誤るのが常識だ。TBSは部外者である福澤アナに涙の謝罪をさせる一方で、社長の井上弘は他人事のようにコメントしている。
両者の謝罪スタイルを比較するとTBSという放送局の異常性が鮮明になるだろう。
そして、この盗聴ウラ金番組『ピンポン!』の最高責任者が、あの問題人物だった。
【自浄能力のなさが盗聴工作を生んだ】
『ピンポン!』はTBS制作局制作四部の番組だ。つまり『朝スバッ』と同じグループである。その最高責任者=チーフプロデューサーは、吉崎隆だ。
▽『ピンポン!』HPよりキャプ
参照:TBS公式HP『ピンポン!』
『朝スバッ』の不二家捏造事件で、信頼回復会議の郷原信郎議長と直談判した際、物で机を何回も叩くなどヤクザ紛いの脅しを行なって悪名を馳せた人物である。
番組不祥事での全責任は、チーフプロデューサーが被る。
今回の盗聴ウラ金工作でも主犯はあくまで吉崎隆である。『朝ズバッ』捏造事件でリーチが掛かっている人物が、問題の最中に再び異常な事件を巻き起こしたのだ。
▽吉崎恫喝テープを公開した会見(4月)
仮に『朝ズバッ』事件でTBS側が開きなっていなければ、盗聴ウラ金事件は引き起こされなかった可能性もある。これはTBSに自浄能力がなかったことに加え、ダミー機関BPOが対処しなかったのが原因だ。
6日の『ピンポン!』での福澤アナの謝罪コメントには奇妙な表現があった。
「本当に僕は今、恥ずかしくて、恥ずかしくて仕方ありません。(嗚咽)今の気持ちを一番率直に言うと、信頼していた友人に(嗚咽)裏切られた気持ちです」
番組サイドにとって、謝罪は言葉ひとつひとつが実に重要で、キャスター(MC)が文面を書くことは絶対にない。裁判に発展した場合、謝罪コメントが証拠として採用されるケースもあり、慎重にならざるを得ないのだ。
【福澤アナを裏切ったのは誰か?】
オンエアーに先立ち、吉崎隆の立ち会いのもとで、文面が調整されたのは間違いない。極言すれば問題事項に対処する為に、プロデューサーは存在している。
TBSが局として編んだ謝罪文言は、番組冒頭での木村アナの短いコメントが正式なもので、福澤アナの発言にはやや自由度があったと思われる。それでも局側の規制は入っていただろう。
▽冒頭で陳謝した『ピンポン!』MC
あくまでも想像だが『日刊スポーツ』のスッパ抜きでパニック状態に陥った『ピンポン!』制作陣は、福澤アナを含めて協議した。そこで、吉崎隆ら制作サイドと一悶着あったのではないか?
福澤アナが言う「信頼していた友人」とは担当ディレクターではなく、TBSの制作執行部だったように受け止められる。今回の工作は1人のディレクターの頭で出来る作業ではない。
テクニカルな面から指摘すれば、ピンマイクはディレクターの管理備品ではない。技術スタッフが発注を受けて用意する物で、VEが送受信のシステムを組んでセットする。個人が勝手に仕込むことは出来ないのだ。
▽ピンマイク(参考画像)
謝罪の過程で、福澤アナは番組降板も示唆したが、2クール単位で契約している出役としては、かなり“飛び出した”発言だ。放送前に相当な修羅場があったとことを暗示している。
日テレ育ちの福澤アナは、今になってTBSの異常な恫喝体質に気付いたのかも知れない。ご愁傷さまと言っておこう。
更に悪意に満ちていたのが『朝ズバッ』だ。
【日刊スポーツ隠蔽に必死な『朝ズバッ』】
そもそも盗聴工作が進められたゴルフ選手権で「石川選手をタダで見られる」と煽っていたのは、吉崎隆の『朝スバッ』だった。5日の放送では『朝スバッ』の影響でギャラリーが増えたと自画自賛…
▽『朝ズバッ』6月6日放送より
ところが6日になると『朝ズバッ』ではギャラリーの過熱ぶりを罵倒し、マナーを守るよう呼びかけていた。みのもんたの非難は痛烈だったが、妙な言い回しも見られた。
「マナー違反の方も大勢おりましてね。やたら話しかけたり、やたらビデオを回したり写真を撮ったり。これ写真とかビデオは本来持ち込み禁止ということでございますのでね。ひとつ皆さんマナーだけは守って頂きたいと思います」
「本来」という表現がポイントだ。例外もあると言いたいらしい。『朝スバッ』の新聞紹介コーナーで『日刊スポーツ』をスルーしたのは当然としても、巧妙なカメラワークで終始隠していた。
▽背後に日刊スポーツ
それでも一瞬だけ写り込んでしまったようだ。大きな文字しか解読できないが『日刊スポーツ』1面には「遼」「盗聴工作」と書かれている。
▽一瞬、日刊スポーツ1面が写る
TBSが口先で謝罪の素振りを見せながら、吉崎隆が別番組で隠蔽工作を行なっていた証拠である。
【BPO放送倫理委を直撃する不祥事】
社長・井上弘の居直り発言とは別に、TBSも謝罪コメントを発表していた。
「非常識で不適切な取材行為だった」
視聴者へではなく、関東ゴルフ連盟への陳謝である。しかし、連盟側は納得せず、8日の広報委員会でTBSへの対応を協議するとしている。
6月8日…
それはヤラセ機関BPO放送倫理委の第2回会合が開かれる日だ。その会合で、どこまでTBS不二家捏造事件に踏み込めるかが注目されるが、その矢先に同じプロデューサーによる盗聴ウラ金工作が発覚。
▽BPO放送倫理委のTBS利害関係者(中央)
今回の盗聴ウラ金工作事件は、TBSの暗黒体質を暴く一方で、BPO放送倫理委に突き付けられたものでもある。まともな第三者監視機関であれば、守りきることは不可能だろう。
何しろ問題を起こした責任者が同一人物だ。不二家問題で開き直るTBSサイドの“被疑者”が、盗聴ウラ金工作を進めていた…それは決定的な判断材料だ。
この期に及んでTBSを守る姿勢を示せば、国民から失笑を買う事態になる。
もとから期待はしないが、6月8日の会合では、どこまでBPOとTBSが腐り切った組織なのか、しっかり見届けさせてもらおう。
〆
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参考記事:
日刊スポーツ6月6日『遼クンに盗聴工作、TBS非常識取材』
日刊スポーツ6月6日『遼くんへの非常識取材で福沢アナ涙の謝罪』
ZAKZAK6月6日『福澤アナ“降板”におわす「恥ずかしくて仕方ない」』
読売新聞6月6日『TBS、石川遼選手「盗聴」問題と取材ヘリで謝罪』
参考動画:
YouTube【TBSハニカミ王子盗撮】不祥事を伝える各局ニュースと謝罪コメント
この記事へのコメント
総務省・政府は、公共の電波を工作機関に利用させていることが、不適切として処分が必要でしょう。
なによりゴルフと言う人気スポーツ、そのゴルフ界に彗星のように現れた期待の選手に関するものだけに注目度は高い、また、ルール無視の抜け駆け報道をしようとしたTBSを他局は許さないだろう、これを機会に数々の捏造、偏向報道も改めてあぶりだしてもらいたい。
秋葉原の実態と称して所謂「オタク系」の漫画・ゲームショップ内を手提げカバンに仕込んだと思われるカメラで盗撮していた事もありました。
普段盗撮を徹底批判しているマスコミがコレです。
TBSは論外なのは勿論ですが、その他の局も共謀罪潰しの件といい、自衛隊の情報防衛強化に文句を付ける所といい、マスコミは報道の自由を振りかざせはどんな取材方法も許されると思っているのでしょうか?
以前にも申し上げましたが、TBSにはこれからもどんどん不祥事を起こして欲しいです。さうすれば、マスゴミの実態に如何に無関心な国民でもその異常性に気付くでせうし、テレビ業界と癒着してゐる総務省も重い腰を上げざるを得ないでせうから。
非国民ならぬ反国家団体である。
外患誘致罪を適応し、代表者を死刑に処すべし!
だが廻りのスタッフ、TBS社員達はこの事態をなんとも思っていないのか、一部の権限があるDNAが行っているのか、もしくは90%以上がこのキチガイじみた行動を何も感じていないのか、TBS全社員が特アでは無いと思う、また放送業界固有の問題と片付けられない、(信頼、信義)。
私にはTBSが日本の社会の極めて悪い部分の縮図に見える、もちろんズバ抜けてわるいのはTBS,朝日だが、少しでも日本人の教育を(幼少の頃)受けているTBS社員に言いたい「内部告発をしなさい」
貴方たちが将来どうどうと胸を張って生きていける、最後の手段です。
こいつらはそれだけのことをやってきている。
しかしそれをやったら特亜と同じレベルに堕ちるのでせいぜいTBSを見ないぐらいしか出来ることが無い。いっそBPOの役員を全国投票で選べるようにしてこいつらに制裁を加えられないだろうか。すいません。とにかく怒りが治まらなくてまとまりの無い文章になりました。
もう60年以上も、保護され続けると、善悪の区別が出来なくなるようだ。
今回たまたま、盗聴を持ちかけた相手が、関東ゴルフ連盟事務局長であったから、事実が明らかになったのだ。
そうで無かったなら、堂々と、盗聴行為がなされていたと考えられる。
それは井上弘TBS社長が「ばっかじゃないか。非常に腹立たしいし不愉快」と言ったと伝えられていることからも分る。
担当者がバカだから、頼む相手を間違えただけだという、意味に取れる。
雑誌や、テレビの報道の中には、まるで、録音していたかのような話が多いので、恐らく盗聴など状態なのだと考えておくべきだろう。
今回、こういう形にせよ、表に出たことは、喜ばしい。テレビ視聴者にとっては良報であった。
もはやTBSは、この優秀な番組製作者、吉崎隆氏を降番さす以外、対処方はあるまい。
TBSの不二家・捏造報道問題を先送りにして、視聴者の関心が薄れるのを待ち、なんとか誤魔化すつもりだったのかもしれない。
だが、これは完全に裏目にでましたね。
度重なる不祥事に、彼らも今度こそは真摯に取り組まざるをえないだろう。
だがしかし、今度またお茶を濁すようなことがあれば、それこそBPOが総務省からの介入を受けないが為のダミー機関であることがバレバレになることだろう。
TBSがここまで悪の限りを尽しているのだから、最早政治の出番だ。幸い(?)TBSには罪状はいくらでもある。免許剥奪の大義名分はいかようにでもつけられる。
(追)TBありがとうございました。
今回の一件は「あ~またかよ!!相変わらずTBSは馬鹿の集団だなぁ」と呆れてしまいました。
証人をでっち上げウソの消費期限切れ食材の再利用を「報道」するは、賄賂を用意して盗聴しようとするは…こんなTV局はいらないですよ。
井上弘は社長に就任したとき「今日から私が日本の支配者になるのだ」と言った男である。
彼にとって「報道の自由」とは政敵を攻撃し視聴者を支配するための武器であり、自分の権益を守る鎧&盾なのだろう。
そしてTBSの社員、下請け製作会社の社員、そしてタレント&フリーアナウンサーは自分の私兵のつもりなのだろう。
報道機関に「報道の自由」があるのは国民が「知る権利」を行使するためである。
江戸時代にたとえるなら国民は将軍、報道機関は忍者にすぎない。忍者が自分の得た情報を捻じ曲げて将軍に伝えたことがばれたらその忍者は処刑されるだろう。
かれらには自分たちのしてきたことの罪深さを思い知ってもらいたい。
http://www24.atwiki.jp/sweatslip/pages/259.html
今年だけでもなんと14回の不祥事!
しかもただの不祥事ではなく、犯罪的暴挙の連発。
盗聴!捏造!偏向!隠蔽!恐喝!傷害!
さすがオウム事件で坂本弁護士一家と村井殺害に関わったといわれるだけのことはある。
盗聴器を仕掛けるなんてお手の物なんだろう。
■そろそろTBSの不祥事も打ち止めだろうと思ってたら、懲りずにやってくれました…しかも朝日新聞と関係深い『日刊スポーツ』のヌキだったのが珍妙です。
■なにか「反日だからTBS=悪」というより今や全面的に反社会性が感じられます。楽天とは司法対決だそうですが、その点は捏造事件などの問題には逆に作用する予感もします。係争中の案件は手が出しにくいので…
■取り敢えずBPOは8日中に何らかのリアクションを示しますが、期待しないで待ってます。
今、『スーパー競馬』の『リポーター』で人気急上昇中の杉浦美帆アナ。
TV、雑誌など各方面で若い人を中心に大きな支持率を集めている杉浦美帆さん。。。
http://ameblo.jp/bvlgari-aqva/
http://02517085.at.webry.info/
ここをご覧のみなさんならご存知の方も多いかと思いますが、某社会派ブロガーの一派が毎日新聞とサーベラス関連の情報をネットに流した件です。
私、ちょっと新聞業界にツテがあるんでそれとなく聞いてみたのですが、ここ最近毎日新聞上層部は何故だか本当にかなりテンパってるそうです。
まさか本気で毎日新聞が買収されるとは思っていませんが、何かしらの動きがあるかも知れませんね。
毎日新聞は社員の半分近くをこの5年で削減する事を決定している程に財政難なので、もう一杯一杯なんでしょうか。
筑紫も毎日も! がーん!!(大爆笑)