暴走する村山妄言談話…政治討論番組のウラ事情

マスメディアで妄言を語り続ける輩には即時引退を願いたいものだが、既得権益を握った者はそう簡単に手放したりしない。

売国派は安倍次期首相の足下に続々と“踏み絵”を差し出してくるだろう…との観測は以前のエントリで述べた。

自民党総裁選を直前にした週末の政治討論3番組には、候補者3人が顔を揃え、それぞれ踏み絵を投げつけられた。
ある程度、予想をしていた展開だったが、特に『サンプロ』田原総一郎の安倍攻撃は異常だった。

しかし、何も田原が発狂した訳ではない。そこには邪でしたたかな計算もある。

【売国派は村山妄言で一点突破】

売国メディアは、安倍次期首相に何とか“侵略戦争説”を認めさせたいのだが、ストレートな発言が得られないと見るや、「村山妄言談話」の踏襲を迫ってきた。
これは9月7日の官房長官会見の席で出された質問と同じだ。この際、安倍首相は「基本的な精神を継ぐ」と述べるに留まった。一部マスコミは「安倍氏は村山談話を踏襲すると明言」などと書いてみたものの納得がいかないようだ。

『サンプロ』で田原は村山妄言のフリップを何度も手に持ち、「これを新政権は踏襲するのか、否か」と強引に迫ったのだが、安倍次期首相の答えは7日の見解を越えるものではなかった。
画像

田原がそこまで粘着した背景には、明確な理由がある。

【スクープ取りと功名心】

3候補が揃ったスタジオには各紙の政治部記者が集結していたのだ。具体的には与党担当の記者の集まり=平河クラブの面々である。しかも、この討論は『サンプロ』としては珍しい事前収録だった。

そこにカギがある。

これまでにも「政局」になって渦中の人物が出演すると、スタジオには記者が詰めかけ、発言を記事にすることが度々あった。
そもそも政治討論番組の狙いはそこにあるし、番組にとってスクープ発言の獲得ほど名誉なことはない。

この日は3候補の討論とあって、平河クラブの面々はこぞって詰めかけていただろう。
田原はそんな記者たちの視線を受けながら進行していたハズだ。いきおい、スクープ発言の獲得に気合いも入る。

田原はどうしても『サンプロ』発で、安倍首相の「村山妄言踏襲の言質」を取りたかったのだ。しかも、そのチャンスは一回きり。

言質を取った場合、スクープとなって、発言はメディアを駆け巡る。各紙とも「収録されたテレビ朝日の番組で~」という一文付きで一斉に報じるだろう。
それが前宣伝になって17日に放映する番組の視聴率アップに繋がるという単純な仕組みだ。

「妄言踏襲の言質」を取ることが今や、左派言論人の目標であるが、田原の場合には「功名心」「視聴率アップ」という下心が透けていた。

【村山妄言談話に正当性なし】

村山談話については、西村眞吾議員が「だまし討ち」と断罪している。
談話の前提となる「歴史を教訓に平和への決意を新たにする決議案」は衆院の半数に満たない230人の可決で成立した。
その前段に謀略があった。
土井高子議長は「本日本会議なし」の通達を出して反対派議員が選挙区に帰ったのを見計らい、夜8時に会議開始のベルを押して可決成立させた…というのだ。

9月14日に櫻井よし子氏が産経のコラムで詳しく記しているが、元は西村議員の『諸君』誌上での告発だ。

さて、それ以外にも「村山妄言談話」の正当性には問題が残っている。
画像

田原は自民新政権が談話を踏襲するかどうかに的を絞って、安倍次期首相を攻撃していた。

その前提にあるのは、自民党が参加した政権(自社さ連立)で発表された談話であるから、自民総裁は踏襲すべきだ…との理屈だ。

しかし、談話を作成・発表した政党=社会党そのものが消滅しているのだ。発表のわずか5ヵ月後に政党ごとなくなっている。更に、「新党さきがけ」も解党。
改称した社民党が談話の責任を負わず、残る自民党だけが永続的に談話を踏襲する必要・義務があるという論理は正しいのか?

民主党の小沢なら、自自公連立政権下で閣議決定されたすべての事柄に現在も縛られる必要はない、と大見栄を切るだろう。何しろ、自由党を消し去ってしまったのだから…

それはいい。

しかし、政党が合従連衡を繰り返して、都合良く看板を架け替えれば、履行義務は殆どなくなってしまう。
政党政治の根幹に関わる問題だ。

村山亡国政権は恐ろしい地雷を置いて逃げた。
実に、巧妙と言っていい。

いったい、野中広務が強引にまとめあげた村山政権とは何だったのか…
野中、村山、土井の政界引退には謎が多いとも指摘される。
画像

常軌を逸したあの連立政権の正体を探ると、日本の暗部が透けて見えるような予感がする。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 5

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

万能なモグラ
2006年09月19日 02:04
確かにあの連立は異常でしたよね。なんせ冷戦終結後、傀儡とはいえ、五年近く経って社会主義者が、国のトップに立ったわけですからこれはもう日本の汚点というしかありませんね。本来、相入れない保守革新の欺瞞に満ちた馴れ合いがあそこで極まったという事でしょう。安倍さんも「あの戦争の評価は歴史家に任せる」などと悠長な事を言ってないでハッキリと事実に基づいた自説を述べてほしいです。でないと大多数の国民が未だに戦後の誤った呪縛から解き放たれません。
多馬
2006年09月19日 05:17
新しく発掘された「事実」に基づいて歴史の再構築が必要かと思います。
この(↓)事実は「十五戦争史観」を粉砕します。
--------------------------------------
宮脇淳子:それから一つだけ指摘させてください。
1919年5月4日に中国で起った五・四運動は…。
ある人は「21ヶ条要求の次の年に五・四運動が起った」と新書版で書いているですが、こういう「嘘」が平気でまかり通っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかも21ヶ条要求は、中国側の要求をわざわざ受け容れて、「要求」という言葉を使ったらしい。
それが4年後、間に1917年のロシア革命があって、コミンテルンが出来た年の5月4日に初めて北京大学を舞台にナショナリズムと反日運動が結び付いたのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(p.82下段~83上段「別冊 正論 Extra.01」)
アネモネ
2006年09月19日 17:22
>万能なモグラ様
コメント有り難うございます
▼村山政権の成立や背景を探ると、いきなり謀略論に接近してしまいます。北朝鮮やオウム=ロシアとの絡みですが…
真相が明らかになるのは、関係者が完全に物故する10年、15年先になるかも知れません。ただ、それでは遅すぎます。しっかり検証できるジャーナリストが登場することを期待していますが、どうでしょうかね~
アネモネ
2006年09月19日 17:37
>多馬さま
コメント有り難うございます。
参考になります。

対支21か条は、ハルノートのようなものではなく、殆どが希望条項だったこと、また、提出した相手が辛亥革命の成果を奪った軍閥のボス袁世凱だったことなどが、意図的に隠された論じられてきました。問題はそこにもあるようです。
五四運動は、確かにコミンテルンの結成(公然活動開始)の直後に起こっていますね。当時の支那に対しては、ソビエト&コミンテルンの二重外交が進めらていたようです。
今後、ロシアの新資料で何か発見があるのでは…と期待しています。

この記事へのトラックバック

  • louis vuitton outlet

    Excerpt: 暴走する村山妄言談話…政治討論番組のウラ事情 東アジア黙示録  /ウェブリブログ,Aquest article va ser escrit l'exacte No obstant aixo, si v.. Weblog: louis vuitton outlet racked: 2013-11-09 22:49