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zoom RSS 金正日の懐刀が暗躍…魑魅魍魎の外交と日本の秘策

<<   作成日時 : 2006/11/09 18:03   >>

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金正日側近の電撃的モスクワ訪問に隠された作戦は何か? …6ヵ国協議再開を前に各国の外交戦が激化している。一歩遅れ気味の我が国には切り札がある。それが「国内の北朝鮮」問題だ。
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日テレ報道局=NNNがスクープを獲得した。

7日、北京空港に降り立った北朝鮮の姜錫柱第一外務次官の姿をカメラが捉え、直撃インタビューまで果たしたのだ。

姜錫柱は事実上の外相とも言われ、北朝鮮外交の表舞台で活躍してきた人物。
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NNN「6ヵ国協議はいつ開かれる?」

姜錫柱「それは、まだ分からない」

NNN「核問題で中国外交部と会談する?」

姜錫柱「今、やっているところだ」

この時期に姜錫柱が中共の武大偉らと直接会談したとなると一大事である。

NNNのカメラは更に姜錫柱の乗った車を追跡し、北京の北朝鮮大使館に入るのを確認。

さて、そこに誰が来るのか…

ところが、中共当局者の往来はなく、3時間滞在しただけで姜錫柱は空港に引き返した。

そしてモスクワに向かったのだ。

今回も、この男が金正日の密使として暗躍しているのは確実だ。ただ、北朝鮮が姜錫柱をフェイクにして混乱させている可能性も捨てきれない。それはNNNのスクープ情報が平壌筋からプレゼントされたとも邪推できるからだ。

映像からは北京の空港にカメラと通訳を待機させていてことが判る。質問内容も含め、確実な訪中情報を握っていたのは確かだろう。それは誰を利するものか…

また、NNNとは別に朝鮮日報は姜錫柱が中共の李肇星外相と極秘会談を行ったと伝えているが、恐らく事実ではない。

日本時間の8日未明にはモスクワ入りした姜錫柱の姿もNNNのカメラがキャッチした。
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金正日の密使ならば、ロシアのと直談判して6ヵ国協議に向けた支援を取り付けたいのは明らかだろう。

複数のロシアの通信社は姜錫柱の訪露が個人的なもので、病院で検査を受けるためだと伝えている。確かに6ヵ国協議のロシア主席代表アレクセーエフ外務次官はモスクワにいない。

なんとセレクセーエフはすれ違いで極東に飛び立っていた。9日には米露高官協議が北京で行われるのだ。

正に情勢は複雑怪奇。

ただし、最近のロシア通信社の報道はディスインフォメーションが多く、信用ならない。逆の見方をすれば、姜錫柱はモスクワで重要な人物と接触していると憶測する方が賢明だ。

金正日がロシアを懐柔して外交交渉を有利に進める戦略に出ているのは間違いない。ロシアと中共を天秤にかけながら、北朝鮮はこれまの難局を切り抜けてきた。

今回もその策を必ず使う。

金正日が本気でロシアの外交部に命乞いしたとすれば、そのことから明らかになる事実もある。

それは金正日政権が中共を完全に見限ったということだ。

北朝鮮は慌てているのか、巧妙なのか?その結果が分かるのはもう少し先になる。

そして、米国の動きも加速している。

【ハノイ会合までに金正日を包囲せよ】

外交は詰め将棋に似ていると言われる。

焦点は6ヵ国協議だが、その前に各国は事前交渉を重ね、テーブルに載せる課題を決めなければならない。

すでに熾烈な外交が始まっているのだ。米国の激しい動きがそれを証明している。

6日に麻生外相は米国のバーンズ国務次官(政治担当)とジョゼフ国務次官(安保担当)と会談した。
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この会談では北朝鮮を除く5ヵ国協議をAPEC閣僚会合で開くことも検討されたが、どうやら見送られる公算が高い。基本的には2ヵ国会合を重ねる方針だ。

2人の国務次官は直ぐに東京を離れ、6日夜にはソウルに到着。翌7日には韓国の外交部第1次官らと会談。その後、2人は北京に移動し、8日は中共の戴秉国外務次官らと話し合った。

バーンズ国務次官は会談後にこう語った。

「米中は世界平和を守るパートナーとなるべきだ」
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11月8日…
モスクワ、露朝の接触。北京、米中の接触。

この構図は近い将来の動きを予測するうえで参考になるかも知れない。銘記しておく。

また同じ8日には米のキミット財務副長官が、ソウルを訪れて韓国の高官と金融制裁に絡んだ協議も行っている。
この高官とは千英宇で、次の6ヵ国協議で韓国の主席代表を務めるキーパーソンだ。

気になる…

2両日の動きから、我が国の担当者・佐々江アジア大洋州局長の名前がまったく出てこなかったのだ。表面上は完全に遅れを取っているように見え、不安だ。

なぜ今、関係国の外交が活発化しているのか?

それは、最初のヤマ場が1週間後に迫っているからだ。

11月中旬にAPECがハノイで開催される。

スケジュールは…

15日〜16日 閣僚級会議
18日〜19日 首脳会議

安倍首相はハノイで各国首脳と相次いで会談する。日程が決定しているのは18日のブッシュとの会談だけだが、恐らくプーチン、胡錦濤の順で会談する。

安倍首相にとっては華々しいお披露目式になるハズだったが、金正日の為に、緊迫した外交舞台に変わってしまった。

APECでは15日からスタートする閣僚級会議で麻生外相がどこまで地ならし出来るかに掛かっている。

残された時間は一週間。

今週末にはワシントンで日米韓の6ヵ国協議主席代表が集結する予定だが、そこで完全に足並みを揃えるのが最低条件だ。

【北朝鮮が一歩リードしている…】
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次の6ヵ国協議に向けた我が国の戦略とは何か?

日米が目指す方向は決まっている。

1:北朝鮮を核保有国と認めない

2:IAEAの査察受け入れ&核完全放棄のロードマップ作成

前回の6カ国協議終了時点の状態に戻すだけでも相当な労力が必要だ。

関係5ヵ国は、現在、北を核保有国と認めるか否かでも調整がついていない。核放棄のプログラムを作る際に、どう表現するかでさえ混乱しているのだ。

これに作業部会の設置が決まった米朝の金融制裁問題も複雑に絡んでくる。

次回6ヵ国協議が5日間以上のマラソン交渉になっても、全面解決は困難だ…

核実験強行は北朝鮮に有利に作用している。金正日の思うツボだ。
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曽我さん母子を拉致した女工作員の手配も効果はあったが、まだ手緩い。

また、米国は偽ドル問題で北朝鮮と取引する疑いも濃厚だ。そこでも我が国は紙幣製造に関わる拉致被害者の問題で斬り込む手が残されてる。

しかし、金正日を震え上がらせるには充分ではない。

北朝鮮を除く他の4ヵ国と大きく異なる状況が我が国にはある。

【封印した公安情報を解き放て】

「日本国内の北朝鮮」という問題だ。

拉致問題と同様、米中と違って我が国には余りに特異な問題が存在している。

北朝鮮の複数の工作員が国内に潜伏しているのだ。それは韓国も同じだが、日本では朝鮮総連という金正日体制の支援組織が全国に支部や関連施設を持ち、政治機関紙まで堂々と発行している。

我が国は4ヵ国に対して国内の北朝鮮問題の異常性を強く訴え、核開発の危険性とリンクさせて提起するのだ。

しかも安全保障に関わるテーマとして喚起することが重要だ。

そして同時に、朝鮮総連の締め付け強化案をちらつかせて、金正日を恫喝すべきである。

これを「朝鮮総連カード」と名付けよう。
(後日、改めて詳しく検証する)

一気にこの「朝鮮総連カード」を切る必要はない。小出しにして揺さぶりを掛けるのだ。破防法の集団適用まで、何回も小刻みに切り続けられるカードである。有効に使おう。

その第一段階が拉致事件の国内協力者だ。

公安は封印している情報を外務省に渡し、北朝鮮追及の手立てとせよ。

そこまでやるのが“闘う外交”の姿だ。

                         〆

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内 容 ニックネーム/日時
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今後もよろしくおねがいします<(_ _*)>

大変失礼致しました・・・。
はじめまして、突然のコメント大変申し訳ご...
2006/11/30 09:25

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